ミッドウェー海戦経過

[ミッドウェー海戦戦闘経過](日本時間)
 (日出0152時・日没1543時)

 6月3日
 1030 針路125度(霧中変針のため、微弱電波を出す)
 1530「5日ノ攻撃法ヲ第一法トシ、捜索線ヲ7線トス
     第一、181度、赤城
      第二、158度、加賀
      第三、123度
      第四、100度
      第五、77度
      第六、54度、以上4線八戦隊
      進出距離、何レモ300浬、
      側程、何レモ左ヘ60浬
      第七、31度、進出距離150浬、側程左ヘ40浬、
      赤城ハ右ノ外、天候偵察機ヲ準備スベシ
     出発時刻ハ後令ス」           (南雲長官、5日の索敵計画を指示)
 1640「第三・第四捜索線、利根
      第五・第六捜索線、筑摩トス」     (阿部司令官、索敵線の担当を命令)

 6月4日
 0307 第一機動部隊、補給部隊(護衛の駆逐艦秋雲)を分離
 0525「明5日ノ対潜飛行警戒ニ関シ、左ノ通リ定ム
     一、飛行機発進時刻
         第一直、0130
         第二直、0430
         第三直、0730
      二、第二直派出区分ヲ、霧島1、筑摩1ニ改メ、(要スレバ、三座水偵ヲ使用)
         霧島第一任務機、筑摩第二任務機トス」(阿部司令官、対潜哨戒計画を命令)
 0615 輸送船団護衛の第二水雷戦隊、触接中のPBYを発見
 1025「明日攻撃隊発進後ノ艦隊行動予定、左ノ通リ定ム
     一、第一次発進後3時間30分、針路135度、速力24節、
         午後偏東風ノ場合ハ、針路45度、速力20節
         偏西風ノ場合ハ、針路270度、速力20節
      二、敵情ニ応ジ、行動ニ変更アルヤモ知レザルヲ以テ、制空隊ノ集合並ビニ、
         収容ニ就テハ、特ニ留意スルヲ要ス
     三、特令ナケレバ、索敵隊ハ攻撃隊ト同時ニ出発スベシ」
                           (南雲長官、5日の行動計画を命令)
 1117「5日0100以後、26節即時待機、最大戦速20分待機トナセ」
                              (南雲長官、機関予定を命令)
 1230「明5日、水上機ヲ以テスル対潜警戒ヲ、第一配備ニ改ム」
                         (南雲長官、対潜哨戒計画変更を指示)
 1330 輸送船団に対するミッドウェー基地からの空襲(B-17 9機)
 1350「明5日ノ対潜飛行警戒ニ関シ、左ノ通リ改ム
     一、派出区分
         第一直・第三直、八戦隊、各1機
         第二直・第四直、三戦隊、各1機
         第五直、筑摩・霧島、各1機
      二、発進時刻
         0130、0430.0730、1030、1330」
                   (阿部司令官、対潜哨戒計画変更を命令)
 1630 敵飛行艇発見、利根発砲
 1631 赤城戦闘機3機発進
 1640「敵飛行機260度方向ニ見失フ、約20機」(阿部司令官、不明機の報告)
 1654 赤城戦闘機収容
 2343 輸送船団に対するミッドウェー基地からの空襲(PBY4機)
 2350 敵飛行機ラシキモノ2回発見、間モナク見失フ
      
 6月5日
 0000時、南雲長官の情況判断
 (イ)敵ハ戦意ニ乏シキモ、我ガ攻略作戦進捗セバ、出動反撃ノ算アリ
(ロ)敵ノ飛行索敵ハ、西方・南方ヲ主トシ、北西方及び北方方面ニ対シテハ、
    厳重ナラザルモノト認ム
(ハ)敵ノ哨戒圏ハ、概ネ500浬ナルベシ ※
(ニ)敵ハ我ガ企図ヲ察知セズ、少ナクトモ5日早朝迄ハ、発見セラレ居ラザルモノト認ム
(ホ)敵空母ヲ基幹トスル有力部隊、附近海面ニ大挙行動中ト推定セズ
(ヘ)我ハ「ミッドウェイ」ヲ空襲シ、基地航空兵力ヲ潰滅シ、上陸作戦ニ協力シタル後、
    敵機動部隊若シ反撃セバ、之ヲ撃滅スルコト可能ナリ
(ト)敵基地航空機ノ反撃ハ、上空直衛戦闘機、並ビニ防禦砲火ヲ以テ、撃攘スルコトヲ得
※戦闘詳報の別の箇所では、
 「(ミッドウェー基地の)西反面ノ飛行警戒ハ、昼夜共ニ厳重ニシテ、進出距離600浬程度ナリ」
  との記述も有り。

 0032「偏西風トシテ行動ノ予定」(南雲長官、4日1025電の行動予定を命令)
      針路130度
 0054 速力20節
 0100 総員戦闘配置
 0130 第一次攻撃隊発艦(指揮:友永丈市大尉)零戦36・艦爆36・艦攻36(計108機)
      上空警戒機・索敵機も発進(艦攻2機は定刻発進、水偵4機は発進遅延、榛名機は資料無し)
 0135 筑摩一号機(第五索敵線)発進
 0138 筑摩四号機(第六索敵線)発進
 0142 利根一号機(第三索敵線)発進
 0142 針路135度
 0150 筑摩、対潜哨戒機発進、速力24節
 0200 利根四号機(第四索敵線)発進
 0220「敵情特ニ変化ナケレバ第二次攻撃隊ハ第四編成(指揮官加賀飛行隊長)ヲ以テ
     本日実施ノ予定」     (南雲長官・第二次攻撃隊のミッドウェー再空襲を予令)
     ※加賀飛行隊長=楠美正少佐
 0232 長良、敵飛行艇を発見し煙幕展張、速力26節
 0234 PBY(アディ大尉機)、南雲機動部隊を発見、触接開始
 0242「166度・40粁ニ、敵大艇1機ヲ認ム」(PBYの触接を確認)
 0242「タナ一、敵浮上潜水艦2隻見ユ、出発点ヨリノ方位120度・80浬
      針路120度、0220」(利根四号機、敵潜水艦を発見)
 0255「敵機15機、貴方ニ向フ」(利根四号機、敵攻撃隊を発見)
 0309 速力28節
 0331 針路140度
 0334 第一次攻撃隊、ミッドウェー島攻撃開始
 0336「攻撃隊、突撃準備隊形作レ」(友永隊長、攻撃命令)
 0340「我レ、サンド島ヲ爆撃、効果甚大」(加賀機、戦果報告)
 0345「我レ攻撃終了、帰途ニ就ク」(友永隊長から攻撃終了の報告)
 0349「タナ一、附近天候不良ノタメ、我レ引キ返ス
     地点ミッドウェーヨリノ方位11度・350浬、0335」
                    (筑摩四号機、索敵線途中で引き返す)
 0350「上空警戒第一配備B法トナセ」(南雲長官、上空警戒機の増強を指示)
 0400 「タナ一、第二次攻撃ノ要アリ」(友永隊長、再攻撃要請)
 0405 ミッドウェー島基地からの敵機第一波来襲(TBFx6機・B-26x4機)
      0415に終了、命中無し
0405「赤城150度・2万5千米・高角0.5度、敵機9ヲ認ム」(赤城、敵機発見)
     「利根左35度・高角15度・1800、敵重爆10機ヲ認ム」(利根、敵機発見)
 0415「第二次攻撃隊本日実施、待機攻撃機爆装ニ換ヘ」
                   (南雲長官・雷装から爆装への兵装転換を下令)
 0418 対空戦闘終了
 0428「タナ三、敵ラシキモノ10隻見ユ、ミッドウェーヨリノ方位10度・240浬、
      針路150度・速力20以上」※赤城受信は0440と推測
                  (利根四号機から0428時の報告・敵艦隊発見)
 0438「味方攻撃隊、帰投スルヲ認ム」(友永攻撃隊が上空に到着し始める)
 0439 針路100度
 0445「敵艦隊攻撃準備、攻撃機雷装其ノ儘(ソノママ)」(南雲長官・雷装復旧を命令)
 0447「タナ一、艦種確メ触接セヨ」(南雲長官、無線封止を解除、利根機に触接命令)
 0453 ミッドウェー基地からの敵機第二波来襲 (SBDx16機)命中無し
0454「100度方向ニ、敵機見ユ」(榛名、敵機発見)
     「敵、蒼龍ニ爆弾投下(弾数9~10)命中セズ」
      針路150度
 0458「0455 敵針路80度・速力20節」(利根機続報、敵艦隊変針)
 0500「艦種知ラセ」(南雲長官、利根機に催促)、第五戦速
 0509「敵ノ兵力ハ、巡洋艦五隻・駆逐艦五隻ナリ」(利根機・続報)
 0510 針路140度
 0520「敵ハソノ後方ニ、空母ラシキモノ一隻ヲ伴ウ」(利根機・敵空母発見)
      針路270度
 0519「利根左100度・4千米ニ爆弾投下、蒼龍・飛龍盛ンニ発砲、
      蒼龍周囲ニ、猛烈ニ爆弾投下」(B-17による爆撃)
 0521 ミッドウェー基地からの敵機第二波来襲(B-17x15機)命中無し
0527 ミッドウェー基地からの敵機第二波来襲(SB2Ux11機)命中無し
0529 速力30節
 0530「敵10機、榛名ニ急降下、命中弾ナシ、味方戦闘機、敵機ト交戦」
     (敵急降下爆撃を確認)
 0530 蒼龍二式艦偵発艦、利根四号機の報告位置に向かう
0530「直チニ発進ノ要アリト認ム」(山口少将、即時発進の意見具申)
 0530「艦爆隊二次攻撃準備、250キロ爆弾揚弾」(南雲長官、第三次攻撃隊準備を命令)
 0530「更ニ敵巡洋艦ラシキモノ2隻見ユ、ミッドウェーヨリノ方位8度・250浬、
      敵針150度、速力20節」(利根四号機、別の敵艦隊を発見)
 0534「我今ヨリ帰途ニ就ク」(利根四号機、触接離脱を通告)
 0537 第三戦速、第一次攻撃隊収容開始(0617終了)
 0545「タナ二、零式水偵ヲ発進、利根四号機ノ発見セル敵ニ触接セシメヨ」
            (第八戦隊司令官阿部少将、筑摩艦長に触接交代機の発進命令)
      針路160度
 0548 針路120度
 0554「方位測定用電波輻射セヨ」(南雲長官、利根四号機に誘導電波命令)
 0555「帰投待テ」(阿部司令官、利根四号機に触接持続を命令)
     「令達報告、敵攻撃機10機、貴方ニ向フ」
                    (利根四号機、敵空母攻撃隊の発進を報告)
     「タナ二、筑摩機来ルマデ触接セヨ、長波ヲ輻射セヨ」
      針路90度         (南雲長官、利根四号機に触接維持を命令)
 0555「タナ十二、収容終ワラバ一旦北ニ向ヒ、敵機動部隊ヲ捕捉撃滅セントス」
            (南雲長官、第二次攻撃隊をもって敵空母を攻撃することを明示)
     「0630発進ノ予定」(筑摩艦長、0545電に返信)
 0555「午前5時、敵空母1・巡洋艦5・駆逐艦5隻ヲ、
      AF(ミッドウェー島)10度・240浬ニ認メ、之ニ向フ」
                      (南雲長官、GF司令部に敵空母位置を報告)
0602 筑摩二号機?収容
 0605 針路50度
 0617 針路70度 第三戦速
 0618 攻撃隊収容終了
      敵機発見、各艦最大戦速
 0618 敵空母からの敵機来襲(ホーネット第八雷撃中隊 TBD15機)0637終了
 0618「右52度・高角2度・35粁、敵16機右ヘ進行スルヲ認ム」
                            (筑摩、敵雷撃機を発見)
 0622 針路30度
 0628 針路115度
 0629「我燃料不足、触接ヲ止メ帰途ニ就ク」(利根四号機、再度触接離脱を通告)
0630「地点ヘエア三七ニ於テ、敵潜水艦ノ雷撃ヲ受ケ、直チニ爆雷攻撃スルモ効果不明」
      (駆逐艦嵐、敵潜水艦を爆雷攻撃)
      針路320度
(0630)南雲長官、攻撃隊の準備状況を照会した結果、
       「一航戦(雷装)は0730、二航戦(雷装)は0730乃至0800発進可能」
        と回答を得る
 0635「0700マデ待テ」(阿部司令官、利根四号機に触接維持を命令)
 0637「燃料不足、触接ヲ止メ帰投ス」(利根四号機、三度触接離脱を通告)
 0638 筑摩五号機発進、利根四号機の報告位置に向かう
    「我レ出来ズ」(利根四号機、触接維持を拒否)
      針路300度
 0640 敵空母からの敵機来襲(エンタープライズ第六雷撃中隊 TBD14機)
      0700終了
     「左140度・高角1度、4万米ニ、敵雷撃機14機ヲ認ム」
                          (赤城、敵雷撃機を発見)
 0658「0630、我レ出発点ヨリノ方位137度・86浬、針路北寄リ、速力24節」
      (阿部司令官、索敵機に対し、現在位置を通知)
 0659 針路340度
 0700「タナ一、敵ヲ見ズ、我ミッドウェーヨリノ方位20度・距離290浬」
      (蒼龍二式艦偵、利根機報告位置に到達するも、敵艦隊を発見できず)
 0700「タナ三三七五、0330AF(ミッドウェー島)空襲、
      0415以後、敵陸上機多数来襲、我ニ被害ナシ
     0428敵空母1隻・巡洋艦7・駆逐艦5、地点トシリ一二四ニ発見、針路南西、速力20節
      我今ヨリ之ヲ撃滅シタル後、AFヲ反復攻撃セントス
     0700当隊ノ位置、地点ヘエア00、針路30度、速力24節」
                    (南雲長官、GF司令部にこれまでの経過を報告)
 0705 針路10度
 0710「60度方向ニ敵十数機見ユ」(筑摩、敵雷撃機を発見)
      針路90度
 0713 敵空母からの敵機来襲(ヨークタウン第三雷撃中隊 TBD12機)
 0720「赤城、敵爆撃機、左30度、加賀直上ニ認メ、面舵一杯ニテ回避」
                        (赤城、加賀上空のSBD隊を発見)
 0722 敵空母からの敵機来襲(エンタープライズ第六爆撃中隊 SBD31機)
 0722「赤城、艦戦準備出来次第発進ヲ命ズ」
                  (南雲長官、赤城甲板上の零戦に対し、発進命令)
 0723 加賀被弾
 0724 赤城被弾
 0725「加賀火災ヲ認ム、赤城艦戦発進開始(零戦1機)」
 0725 敵空母からの敵機来襲(ヨークタウン第三爆撃中隊 SBD15機)
      蒼龍被弾
 0726「赤城、敵艦爆3機、左80度・高角約2千米ヨリ急降下(投下角度約50度)
      高度5百米ニテ爆弾投下、
      第一弾、艦橋左十米、至近弾
      第二弾、中部昇降機後辺ニ命中(致命弾)
      第三弾、飛行甲板左舷後辺ニ命中
     (被害、後甲板破口数ヶ所、応急員1名爆死)」
      針路310度
 0729「赤城、格納庫内ノ魚雷・爆弾ノ誘爆始ム
     弾火薬庫、爆弾庫の注水開始」
     (後部主砲二番弾火薬庫は開弁不能、二時間半後に注水)
 0732「赤城、第三戦速、炭酸ガス消火装置発動ヲ下令ス」
 0734 針路0度
 0736 赤城、右舷後機故障、前進原速
 0742 赤城、舵故障、両舷停止
     「総員、防火配置ニ就ケ」
      防禦砲火ノ継続シ得タルモノ、機銃第一・第二群、及ビ高角砲一基ノミナリ
0743 赤城、艦橋右舷ノ零戦炎上、艦橋ニ延焼ス
     消防ポンプ全力運転ヲ、機関科指揮所ニ下令ス
0745 赤城、司令部移乗ノタメ、駆逐艦野分近接ス
0745「タナ一、更ニ敵巡洋艦5・駆逐艦5見ユ、
      基点ヨリノ方位10度・130浬、敵針275度・速力24節」
                        (筑摩五号機、敵空母部隊を発見)
 0746 赤城、長官以下司令部職員、艦橋退去、移乗開始
                       (一航艦司令部、駆逐艦野分に移乗)
 0750「敵空母ヲ攻撃セヨ」(第八戦隊司令官阿部少将、山口少将に敵空母攻撃を命令)
 0750「全機今ヨリ発進、敵空母ヲ撃滅セントス」(山口少将、返信)
 0750「タナ四○、敵陸上攻撃機及ビ艦上攻撃機ノ攻撃ヲ受ケ、加賀・蒼龍・赤城大火災ヲ生ズ、
      飛龍ヲシテ敵空母ヲ攻撃セシメ、機動部隊ハ一応北方ニ避退、兵力ヲ集結セントス
     我ガ地点トウン五五」     (阿部少将、GF司令部に三空母被弾を報告)
 0757 針路80度、原速
 0758 飛龍、第一次攻撃隊発進(指揮:小林道雄大尉)零戦6・艦爆18(計24機)
 0800 赤城、機関科との連絡途絶
 0800「敵空母ノ位置知ラセ、攻撃隊ヲ誘導セヨ」
              (阿部司令官、筑摩五号機に対し、飛龍攻撃隊の誘導を命令)
 0810「タナ四、敵ハ、味方ヨリノ方位70度・90浬ニアリ」(筑摩五号機、返信)
 0810「第二次発進機、爆撃機18・戦闘機5、
      後一時間後、艦攻9機・戦闘機3機、攻撃ニ向ハシム、
      飛龍ハ此ノ儘(このまま)敵方ヘ進撃ス」(山口少将、今後の攻撃予定を明示)
 0812 筑摩、蒼龍救援のためカッターを派出(7名+看護兵1)
 0815「附近天候晴、雲量5、雲高1000~800、風向85度、風速5米、視界30浬
                                (筑摩五号機、続報)
 0820 赤城艦長以下、艦橋より飛行甲板前部に移動
 0821 筑摩一号機(0135時に発進した第五索敵線機)収容
 0825「我レ、燃料残額50リットル」
     (利根四号機=敵艦隊発見機、利根に対し収容を要請)
 0827「貴艦通信可能ナルヤ」
     (阿部司令官より赤城宛に問い合わせるも、返信無し)
 0830 赤城搭乗員及び負傷者に対し、駆逐艦への移乗命令
 0830「各損害母艦ニハ、各駆逐艦1ヲ附シ、主力部隊ノ方向ヘ向ハシメタシ」
                  (山口少将、阿部司令官に対し、被弾空母の避退を進言)
 0830「タナ一二九、水偵ヲ以テ、敵空母ニ対スル触接持続方、取計ラハレタシ」
                  (山口少将、阿部司令官に対し、触接維持の協力を要請)
 0830「長官、長良ニ移乗セラレタリ」(第十戦隊司令官木村少将、南雲長官の移乗を通報)
 0830「タナ289、0730頃、敵ノ爆撃ヲ受ケ、赤城・加賀・蒼龍、相当ノ損害ヲ受ケ火災、
      作戦行動不能、本職、長良ニ移乗、敵ヲ攻撃シタル後、全軍ヲ率ヒ北方ヘ避退セントス、
      位置ヘイア00」         (南雲長官、GF及び2F司令部に被害報告)
 0830 赤城艦攻(0130時に発進した第一索敵線機)飛龍に収容
     (加賀艦攻、同第二索敵線機は不時着か)
 0832 筑摩四号機(0138時に発進した第六索敵線機)収容
 0832「無線誘導ヲナス」(筑摩五号機、誘導電波を輻射し、飛龍艦爆隊を誘導)
 0845 長官、長良ニ将旗ヲ移揚セラル(軽巡長良に中将旗を掲揚し、司令部移乗完了)
 0847「損害空母ニ駆逐艦×1ヲ残シ、残リノ部隊ハ進撃方向ニ進マレタシ」
     (山口少将、被弾空母3隻と護衛の駆逐艦3隻を残し、それ以外の全艦を以って
     敵艦隊への進撃を要請)
 0847 利根一号機(0132時に発進した第三索敵線機)、
      利根四号機(0200時に発進した第四索敵線機)収容
 0850 長良機密第一番電
             「0730頃、敵ノ爆撃ヲ受ケ、赤城・加賀・蒼龍、相当ノ損害を受ク、火災、戦闘行動不能
      本職、長良ニ移乗、敵ヲ攻撃シタル後、全軍ヲ率ヘ、北方ニ避退セントス、地点ヘイア○○」
           (南雲長官、GF及び攻略部隊に、被害状況、旗艦移乗、行動予定を報告)
 0859「部隊集結、敵攻撃ニ向フ、10S(第十戦隊)8S(第八戦隊)3S(第三戦隊)ノ順
      針路170度・12節」              (南雲長官、部隊集結を命令)
 0900「タナ三、攻略部隊支隊、0900ノ位置、地点ユミク00、針路50度、速力28節、
      味方機動部隊ニ向フ」(第二艦隊司令長官近藤中将、機動部隊救援に向かう旨を通達)
 0903 赤城、自然に航進を起こし、右廻りに回頭を始める
0910「タナ一、敵空母ヲ爆撃ス」(飛龍艦爆隊、空母ヨークタウンに攻撃開始、爆弾3発命中)
 0910「零式即時待機トナセ」
          (阿部司令官、筑摩に対し、触接交代用の零式水偵準備を命令)
 0915「昼戦ヲ以テ敵ヲ攻撃セントス、集レ」
          (南雲長官、敵艦隊との水上戦闘を予測し、部隊集結を命令)
 0917「対潜警戒機ハ収容セヨ」(南雲長官、阿部司令官に対し、対潜哨戒機の収容を命令)
 0917「我レ、敵飛行機ノ追撃ヲ受ケ、触接ヲ失セリ 0905」
                        (筑摩五号機より、触接を失った旨の報告)
 0920「本艦、対潜警戒機揚収終リ」(筑摩艦長、阿部司令官に対し、対潜哨戒機の収容を報告)
 0920「タナ七、基点ヨリノ方位15度?・距離130浬、敵大巡ラシキモノ2隻見ユ、
      敵空母ラシキモノ1隻、駆逐艦1隻見ユ、
      針路北方、速力20節」      (筑摩五号機、これまでの触接の総合情報を報告)
 0920 GF機密第294番電、GF電令作第155号、
     「各部隊ハ、左ニ依リ行動、AF(ミッドウェー)方面ノ敵ヲ攻撃スベシ、
      一、主隊0900ノ位置フトム15、針路120度、速力20節、
      二、AF攻略部隊ハ、一部ヲシテ輸送船団ヲ、一時北西方ニ避退セシムベシ
     三、第二機動部隊ハ、速カニ、第一機動部隊ニ合同スベシ、
         三潜戦・五潜戦ハ丙散開線ニ就ケ」
             (GF司令部、船団の避退と、アリューシャン方面部隊の合同とを命令)
              ※戦艦大和、無線封止解除
 0924「最大戦速即時待機トナセ」(榛名、最大戦速即時待機を命令)
 0925「間モナク会敵ヲ予期ス」(南雲長官より命令)
 0927 近藤長官、0900のタナ三番電を再送
 0930「展開方向北西」(南雲長官より命令)
 0930「発赤城艦長、発着甲板ノ外安全、消火ニ努力中」
     (駆逐艦野分、赤城の消火状況を報告)
 0945「タナ一、敵空母炎上中、味方飛行機視界内ニ無シ、我帰途ニ就ク」
                        (飛龍艦爆隊より戦果報告)
 1000「第四駆逐隊第140番電
      捕虜(ヨークタウン)搭乗員海軍少尉ノ言、左ノ如シ、
      一、空母ヨークタウン、エンタープライズ、ホーネットの3隻、巡洋艦6、
        駆逐艦約10隻
      二、ヨークタウン、巡洋艦2、駆逐艦3トヲ一団トシ、他ノ部隊トハ
       別働シツツアリ
     三、5月31日午前、真珠港発、6月1日、ミッドウェー附近着
        爾後、南北ニ移動哨戒ヲナシ、今日ニ及ベリ
     四、5月31日、真珠港在泊主力艦ナシ
      (本人ハ、5月31日マデ基地訓練ニ従事、
        ハワイ方面主力艦ノ状況、明ラカナラズ)」
               (第四駆逐隊司令、有賀幸作大佐より捕虜情報の報告)
 1000 速力24節
 1000「支援部隊、水偵ヲ以テ、零度ヨリ90度・150浬ヲ索敵セヨ」
                       (南雲長官、阿部司令官に索敵を命令)
 1010「タナ三、敵ノ位置、0825基点ノ353度・150浬、針路135度・速力24節、
      及ビ2度・260浬、動静同ジ」     (阿部司令官、敵艦位を報告)
 1010「0830、赤城通信不能ト認メ、当時ノ状況ヲ、GF及ビ2Fヘ通報シ、
      当時30度トナリシ為、一応北方ニ避退スト電報セリ」
        (阿部司令官、0830時のGF宛報告電について、南雲長官に報告)
 1010「GF機密第295番電、GF電令作第156号
      一、敵艦隊攻撃C法※
     二、攻略部隊ハ、一部ノ兵力ヲ以テ、今夜AF陸上基地ヲ砲撃破壊スベシ、
         AF・AO(アリューシャン)ノ攻略ヲ一時延期ス」
                (GF司令部、第二艦隊にミッドウェー島夜間砲撃を命令)
      ※敵艦隊攻撃C法とは、
      一、敵艦隊ノ大部集団、西進スル場合、全艦隊戦策所定ニ依リ、決戦ス
     二、第一・第二機動部隊ハ、第一機動部隊指揮官、之ヲ指揮シ、
        1Ss(第一潜水戦隊)・3Ss・5Ssハ、先遣部隊指揮官、之ヲ指揮ス
     三、北方方面ニ行動する第一艦隊兵力ハ、主力部隊ニ合同ス」
                    (『戦史叢書(43)ミッドウェー海戦』p107)
 1012「敵針20度・速力24節、我レ敵ヨリノ方位265度・30浬触接中1005」
                             (筑摩五号機より、触接情報)
 1015「タナ四、左ニ依リ、飛行索敵ヲ実施スベシ、
      一、索敵線
        第一線90度、第二線70度 利根
        第三線50度 筑摩
        第四線30度 榛名
        第五線10度 霧島
      二、進出距離150浬、側程左30浬
      三、発艦時刻 準備出来次第」
                (阿部司令官、1000時の指示を受け、索敵計画を発令)
 1015「当隊水偵3、1000索敵ノタメ発進、索敵範囲40度ヨリ340度迄、進出距離180浬」
            (戦艦榛名より阿部司令官に、すでに索敵機発進済みであることを報告)
 1115 近藤長官、第七戦隊に対し、ミッドウェー島砲撃を命令
 1020「敵大巡4隻ハ分離シ、278度ニ向フ、速力24節」(筑摩五号機、続報)
 1030「敵空母1・大巡2ノ位置、90度方向・120浬、針路0度、速力20節」
                (阿部司令官、南雲長官に最新の敵空母情報を報告)
 1031 飛龍、第二次攻撃隊発進(指揮:友永丈市大尉)零戦6・艦攻10(計16機)
      第一次攻撃隊収容(零戦3・艦爆5)
 1035 筑摩四号機、発艦(1015時の命令に従い、筑摩より索敵機発進)
 1038 赤城御真影を駆逐艦野分に奉遷
 1040「タナ十九、敵兵力位置、改メテ知ラセ」
        (阿部司令官、第二次攻撃隊発進に合わせて、筑摩五号機に敵空母位置を再確認)
 1045「タナ一三一、索敵機ヨリノ報告ニ依レバ、0940ノ敵ノ位置ハ、
      味方ヨリノ方位85度・距離90浬、大巡5・大型空母1(大火災)」
                           (山口司令官、南雲長官に敵情を報告)
 1045「タナ二一一、攻略部隊支隊、1020ノ地点、ユムカ一四、針路55度・速力28節」
       (近藤長官、1010時の命令に従い、第七戦隊をミッドウェー島砲撃のため派遣)
 1045「タナ四○四、赤城大火災、尚止マズ、御真影ヲ本艦ニ奉安セリ」
                       (野分艦長、赤城の状況と御真影の奉安を報告)
 1046「タナ十一、基点ヨリノ方位20度・距離160浬、針路270度・速力24節1040」
                                   (筑摩五号機、返信)
 1050「タナ十二、敵ハ針路90度変針ス1045」  (筑摩五号機、続報、以降消息不明)
 1050 赤城、行き脚が止まる
1050「支援隊ハ、今夜AF陸上基地施設ヲ砲撃破壊スベシ」
                     (近藤長官、第七戦隊にミッドウェー島砲撃を命令)
 1055「タナ二○、敵兵力知ラセ」(阿部司令官、筑摩五号機に確認)→返信無し
1055「敵ノ方位、左90度、大巡5・空母1炎上中」(1000発進の榛名水偵、敵艦隊発見)
 1100「タナ一三二、艦爆隊ノ報告ニ依レバ、敵空母ハ概ネ南北ニ約10浬ノ間隔ニテ三隻アリ」
           (山口司令官、南雲長官に、艦爆隊からの報告により敵艦隊の全貌を報告)
 1120「タナ三九一、第一機動部隊、5日1100、地点トエヲ三三、
      東方敵機動部隊ヲ撃滅シタル後、北上ノ予定、
      第二機動部隊ハ、速カニ合同セヨ」     (南雲長官、第二機動部隊に合同を命令)
 1130「我レ敵2機ト空戦中、附近ニ空母居ルモノノ如シ」  (榛名機、敵機との交戦を報告)
 1130「タナ一三三、左記、赤城ニ伝ヘラレタシ、
      貴艦ノ残機、発艦可能ノモノ有ラバ、飛龍ヘ収容シタシ」
                 (山口司令官、駆逐艦野分を通じて、赤城残存機の収容を要望)
 1130「第一機動部隊、5日1100、地点トエヲ三三、東方敵機動部隊を撃滅シタル後、
      北上ノ予定、第二機動部隊ハ速カニ合同セヨ、
      我1130ノ位置、ユユケ四四、針路285度、速力24節、
      1600占領隊ニ合同ノ予定」     (南雲長官、第二機動部隊に合同命令を再送)
 1132「突撃準備隊形作レ」     (飛龍艦攻隊の友永隊長、敵空母発見、攻撃準備を命令)
 1134「全軍突撃セヨ」                  (空母ヨークタウンを攻撃開始)
 1135「タナ一、敵潜没潜水艦見ユ、方位90度・40浬、針路180度」
               (1015時の命令により発進した利根四号機Ⅱ、敵潜水艦を発見)
 1137「味方飛行機隊ハ、敵空母ニ突撃ス、敵空母ハ3隻」
                         (榛名水偵、飛龍艦攻隊の敵空母攻撃を報告)
 1137 針路20度
 1145「タナ一、我レ敵空母ヲ雷撃ス、2本命中スルヲ確認ス」  (飛龍艦攻隊より戦果報告)
 1145「3S、8Sハ、ソレゾレ飛龍ノ北西及ビ南東ニ就ケ、
      敵ニ各艦ノ距離ヲ離セ、長良ハ飛龍ノ前方ニ就ケ」   (南雲長官、艦隊陣形を指示)
 1150 赤城、一時的に艦後部との連絡が可能となる
1200 赤城、格納庫内の誘爆により、前部格納庫床鈑を爆破、前部中甲板大火災
 1202「列ヲ解キ、飛龍ノ180度・10粁ニ就ケ」
                 (阿部司令官、1145時の命令に従い、八戦隊の配置を変更)
 1215「タナ三、敵大部隊見ユ、基点ヨリノ方位102度・120浬、敵針280度・敵速24節」
     ※基点は、おそらく出発点の誤り            (利根四号機Ⅱ、敵艦隊発見)
 1215「タナ三、我レ敵ヨークタウン型空母ヲ雷撃ス、地点エツニケ、敵針90度・速力24節」
                                (飛龍艦攻隊、戦果報告続報)
 1215「タナ一○一、攻略部隊主体午後零時十分、地点ユモエ一二、針路65度・速力26節」
                           (近藤長官、攻略部隊の現在位置を通報)
 1230「タナ四、敵ハ巡洋艦6ヲ基幹トシ、前衛駆逐艦6ヲ伴フ、
      前方20浬ニ、更ニ空母ラシキモノ一隻見ユ」        (利根四号機Ⅱ、続報)
 1231「敵大部隊ノ主ナル兵力ヲ確メヨ」   (南雲長官、阿部司令官に索敵詳細報告を要求)
 1231「タナ一三四、第一次敵空母攻撃成果、
      エンタープライズ型ニ対シ、二五番直撃5、大火災ヲ起サシム、
      攻撃時、右空母1隻及ビ大型巡洋艦5隻ヲ認メタルノミナルモ、
      十三試艦爆(二式艦偵)ノ報告ニ依レバ、約10浬離レ、空母尚2隻アリ、
      帰還機、艦爆18機ノ内6・艦戦9ノ内1
      第二次敵空母攻撃隊1020発、第三次攻撃隊(艦爆6・艦戦9)出撃準備中」
                       (山口司令官、南雲長官に敵空母攻撃戦果を報告)
 1231「タナ一三五、蒼龍十三試艦爆(二式艦偵)ニヨリ、触接ヲ確保シタル後、
      残存全兵力(艦爆5・艦攻4・艦戦10)ヲ以テ、薄暮、敵残存空母を撃滅セントス」
             (山口司令官、南雲長官に第三次攻撃隊を薄暮攻撃に変更する旨を報告)
 1235「タナ七、利根四号機ノ発見セル敵位置、1230
      我位置ノ114度・110浬」
                (阿部司令官、南雲長官に、利根四号機Ⅱ発見の敵艦位置を報告)
 1235「タナ二、敵ヲ見ズ、予定索敵線上」             (筑摩四号機より報告)
 1235「利根ハ飛龍ノ90度、筑摩ハ180度、各10粁ニ占位セヨ」
                      (阿部司令官、利根と筑摩の両艦に陣形変更を指示)
 1237「五号機ノ交代機ヲ発進セシメヨ、敵水上艦船攻撃準備ヲナセ」
      (阿部司令官、筑摩に、1050以降消息不明の筑摩五号機の触接交代機の発進を命令)
 1240「タナ四、敵情知ラセ」 (阿部司令官、消息不明の筑摩五号機に呼びかけるも応答無し)
 1245「タナ四一、敵巡洋艦ラシキモノ6隻見ユ、
      我レ出発点ヨリノ方位94度・距離117浬、敵針120度・速力24節」
             (1015時の命令により発進した利根三号機より、敵艦隊発見の報告)
 1245「1230ノ位置、1100ノ位置ノ67度・225浬」
               (阿部司令官、利根と筑摩の索敵機に対し、現在の母艦位置を連絡)
 1245 飛龍、第二次攻撃隊収容(零戦2・艦攻5)
 1250「タナ五、敵ハ空母2隻ヲ基幹トシ、駆逐艦2隻ヲ伴フ」    (利根四号機Ⅱ、続報)
 1257「上空ニテ暫ク待テ」      (索敵より帰還した筑摩四号機に対し、上空待機命令)
 1300 赤城搭乗員残員を全員駆逐艦に移乗完了
 1300「タナ一三六、第二次母艦攻撃隊戦果、
      エンタープライズ型1隻(前ニ爆撃ノモノナラズ)ヲ雷撃、魚雷2発命中確認ス」
                    (山口司令官、南雲長官に、第二次攻撃隊の戦果を報告)
 1300「タナ二七八、損傷艦ヲ護衛、極力北西ニ避退セヨ、状況知ラセ」
               (南雲長官、第四駆逐隊に被弾空母を護衛して避退するように命令)
 1300「今二号機ヲ出ス、一緒ニ行ケ」(上空待機中の筑摩四号機に対し、
                これから発進させる筑摩二号機と、再び索敵に向かうように命令)
 1305「1300敵空母ノ位置、30度25分北・177度26分西」
              (阿部司令官、南雲長官に、索敵報告に基づいた敵空母の位置を報告)
 1306「二、四号機、敵ニ向ヘリ」 (筑摩艦長、阿部司令官に、筑摩二号機が発進し、
                  上空待機中の筑摩四号機と共に触接継続に向かった旨を報告)
 1310「我レ敵機ノ追跡ヲ受ク、之ヲ離ス、我レ帰途ニ向ヒツツアリ」
                        (利根四号機Ⅱ、阿部司令官に触接離脱を報告)
 1315「タナ一九三、今迄ノ搭乗員報告ヲ総合セルニ、敵は空母3隻・大巡5隻・駆逐艦15隻
      ヨリ成ル、我ガ攻撃ニヨリ空母2隻ヲ大破セリ」
                          (山口司令官、南雲長官に総合戦果を報告)
 1320「機動部隊ノ後方ヨリ捜索報告セヨ」    (南雲長官、利根に対し
         索敵機で敵機動部隊後方を捜索させ、敵空母の全貌を明らかにするように命令)
 1320「左80度・高角1.5度、45000ニ敵大艇雲間ニ認ム」
                              (利根より、敵大艇の触接を報告)
 1330「タナ一四○、第三次空母攻撃隊、1500出発、薄暮攻撃ヲ実施ス、
      水偵ニテ敵空母触接方針、取計ラワレタシ」
                (山口司令官、第三次攻撃隊の発進延期、薄暮攻撃に変更を通報)
 1330「今夜、長良水偵ハ、極力敵主力ニ触接スベシ、3S・8Sハ、明朝黎明索敵ニ備ヘヨ」
                         (南雲長官、日没後と翌朝の索敵計画を命令)
 1330「270度左列向変換」                (南雲長官、陣形変更を命令)
 1340「タナ二五、敵ノ東方ヲ捜索セヨ」
           (阿部司令官、1320時の命令を受け、筑摩二号機と四号機に対し、
                           敵空母の全貌を明らかにするように指示)
 1340「本艦五号機、0638出発、1045以後連絡無シ」
          (筑摩艦長、1240の打電を受け、筑摩五号機が消息不明であることを報告)
 1346 筑摩、左35度に敵飛行艇らしきもの発見
 1347 利根、左45度・高角0.5度・43000米に敵大艇1機を発見
 1347「我レ発動機不具合、引キ返ス」          (筑摩四号機、帰投する旨を報告)
 1353 利根、敵大艇を見失う
1355「タナ一○、索敵報告ヲ綜合スルニ、
      敵大部隊ハ、空母2・大巡6ヲ基幹トシ、駆逐艦8隻程度ヲ伴フモノト判断ス、
      更ニ、水偵2機ヲ触接偵察ノタメニ発進セリ」
                   (阿部司令官、南雲長官にこれまでに判明した敵情を報告)
 1355「タナ四五一、磯風ト共ニ、蒼龍ノ警戒ニ任ジ、北西方ニ避退セヨ」
                (南雲長官、天津風艦長に、蒼龍を護衛して避退するように命令)
 1355「タナ五二一、AFノ攻撃ノ概要(特ニ、明日敵ガ同陸上基地使用能否)、至急報告スベシ」
         (宇垣参謀長、機動部隊と攻略部隊に対し、ミッドウェー島敵基地の状況を照会)
 1356「我レ、二次敵空母攻撃成果、エンタープライズ型1爆撃、大火災ヲ起サシメ、大巡5ヲ
     認メタルモ成功セズ、約10浬離レ、尚空母2有リ、
      我レ三次(艦爆6+艦攻10)出発準備中」
                    (山口司令官、南雲長官に飛龍艦攻隊の攻撃戦果を報告)
 1400「タナ四八一、蒼龍行動不能、如何ニスベキヤ」
            (駆逐艦磯風艦長、第四駆逐隊司令に1300時の命令に対する状況報告)
 1401「敵飛行機群ヲ認ム、飛龍発砲、敵機飛龍へ急降下」   (筑摩、飛龍上空に敵機発見)
 1403 敵空母からの敵機来襲       (エンタープライズ第六哨戒中隊 SBD24機)
 1405 敵機、飛龍を爆撃、数弾命中、火災                  (飛龍被弾)
 1405 筑摩、敵機に対し、主砲・高角砲射撃開始            (筑摩、対空戦闘)
 1407 敵機、榛名に爆弾投下              (榛名、爆撃を受けるも命中無し)
 1407「上空敵機3機、左90度、本艦ニ向首スル敵機ニ対シ、主砲・高角砲打方始ム」
                                     (長良、対空戦闘)
 1409 利根、右打チ方待ツ                    (利根、対空戦闘中止)
 1413 筑摩、主砲打チ方止ム                   (筑摩、対空戦闘中止)
 1415「タナ一、敵空母1・巡洋艦3見ユ、基点ヨリノ方位103度」
             (筑摩二号機、敵空母を発見し、1310時以降途絶えていた触接復活)
 1415「タナ四五四、御真影ハ本艦ニ奉戴シ、加賀総員退去セルヲ以テ、人員全部収容セリ」
                   (駆逐艦萩風艦長、第四駆逐隊司令に、加賀の状況報告)
 1415 攻略部隊電令作第12号
     「攻略部隊主隊ハ、2100地点トアヲ一九ニ達シ、機動部隊ニ策応、夜戦ヲ以テ
     残敵ヲ撃滅セントス、同時刻マデニ敵状ヲ得ザレバ、爾今東方ニ掃航索敵セントス」
                        (近藤長官、今後の行動予定と夜戦企図を通達)
 1415「1330ヨリ針路270度、1400ヨリ針路120度・速力24節」
                   (阿部司令官、出撃中の各水偵に対し、母艦の行動を連絡)
 1420 利根、敵急降下爆撃機3機の攻撃を受ける。取舵回避。
      艦尾100米に爆弾数個着弾
 1424 筑摩、左30度に敵機9機発見
 1425 敵空母からの敵機来襲(ホーネット第八爆撃中隊 SBD16機)
 1426「タナ二、敵速24節、敵針70度」              (筑摩二号機、続報)
 1427 筑摩、200度方向に敵機発見
 1428「タナ三、敵ハ東方ニ避退開始セリ、敵針70度・敵速20節」  (筑摩二号機、続報)
 1430 GF電令作第157号
     「一、北方部隊指揮官ハ、適宜AO攻略ヲ実施スベシ
     二、北方部隊ニ、駆逐隊二隊欠、一潜戦ヲ復帰」
                    (GF司令部、アリューシャン方面攻略作戦継続を命令)
 1430「飛龍ニ爆弾命中、火災」         (南雲長官、GF司令部に飛龍被弾を報告)
 1431「タナ四、空母敵情変化ナシ」                 (筑摩二号機、続報)
 1432「タナ三一六、特令アルマデ、蒼龍附近ニ於テ警戒セヨ、火災鎮火スルモ航行ノ見込ナキヤ」
                    (第四駆逐隊司令、磯風艦長に対し、1400電の返信)
 1432 筑摩、左70度高角30度3000米に爆撃機9機を発見、対空射撃開始
      ミッドウェー基地からの敵機来襲(B-17 8機)
 1432「タナ五、巡洋艦3隻、敵針70度・敵速20節」        (筑摩二号機、続報)
 1437「長良附近ニ集レ」                  (南雲長官、艦隊集結を命令)
 1445 筑摩上空、敵B-17型1機を認め、対空射撃開始
      爆弾投下、右艦尾50米に水柱上がる(被害無し)
 1448 利根、左170度・高角30度に敵機3機を発見
      長良、煙幕展張
 1450「タナ三一七、加賀航行不能、生存者全部収容」  (駆逐艦舞風艦長、南雲長官に報告)
 1450「タナ二四三、加賀航行不能、地点ヘエア五五、生存者ヲ駆逐艦ニ収容」
                            (南雲長官、GFに加賀の状況を報告)
 1450 2F機密第762番電、攻略部隊電令作第13号
     「今夜夜戦決行ノ場合、当部隊夜戦要領ハ左ニ依ル、
      一、月明ヲ利用シ、概ネ昼戦ノ要領ニ準ジ、結束ノママ決戦ス
     二、状況ニ依リ、5S(第五戦隊)・2Sd(第二水雷戦隊)ヲ分派スルコトアリ
     三、魚雷深度4米トス
     四、地点表示法ハ第四地点表示法、基点ハ会時ニ於ケル愛宕ノ位置
      五、春雨ハ瑞鳳附属ノママトス」           (近藤長官、夜戦計画を通達)
 1455「飛龍ニ爆弾命中、火災1430」        (南雲長官、GFに飛龍被弾を報告)
 1455 筑摩、左76度・高角5度・4千米に敵機発見、艦隊上空に向かうのを認める(被害無し)
 1500 赤城警戒駆逐艦より、敵潜附近に存在するとの情報有り
1500「令アルマデ、加賀を監視セヨ」 (第四駆逐隊司令、舞風艦長に対し、1450電の返信)
 1500「タナ三一八、加賀・蒼龍、沈没ノ虞レアルヤ否ヤ、知ラセ」
         (第四駆逐隊司令、萩風と浜風に対し、それぞれの担当空母の沈没の可能性を照会)
 1500「タナ三一九、担任母艦ノ警戒ヲ続行セヨ」  
          (第四駆逐隊司令、萩風・舞風・浜風・磯風に対し、担当空母の警戒続行を命令)
 1500 筑摩、左50度・高角15度に敵機群が接近するのを発見
 1500?「先ノ空母ハ、大破ナリ」             (筑摩二号機、1431電の続報)
 1502「タナ四八二、自力航行ノ見込無シ、残員全部収容セリ」
                (磯風[蒼龍護衛担当]、第四駆逐隊司令に対し、1500電の返信)
 1503 筑摩、左20度の敵機に対し対空戦闘開始、1505終了
 1506 利根、150度・高角5度・1900米に敵機6機を発見、対空戦闘開始
 1507 筑摩、左160度に6機編隊の敵爆撃機を発見、対空戦闘開始(機銃により1機撃墜)
 1510「タナ八、敵空母1・巡洋艦2・駆逐艦4見ユ、
      我レ、出発点ヨリノ方位95度・105浬、針路170度」    (筑摩二号機、続報)
 1510 筑摩、左艦首に接近するB-17型3機に対し、対空戦闘開始
 1514 筑摩の右100米に爆弾投下(被害無し)
 1515 ハワイからの敵機来襲(B-17 6機)
 1515 北方部隊機密第801番電、北方部隊電令作第89号
     「第二機動部隊以外ノAL作戦ハ、予定通リ実施、N日(上陸日)ハ変更セズ」
                       (北方部隊指揮官細萱長官、AL作戦の続行を命令)
 1515「1500ノ位置、1100位置ヨリ5度・275浬」
                           (阿部司令官、各索敵機に自隊位置を通報)
 1519「タナ九、更ニ空母1隻、針路170度」             (筑摩二号機、続報)
 1520 赤城の機械調査のため、人員を派遣したが、有毒ガスと熱気で作業不可能、引き返す
1520「タナ十、巡洋艦3、我レ出発点ヨリノ方位95度・105浬」   (筑摩二号機、続報)
 1520 筑摩、左70度にB-17型3機を発見、対空戦闘開始
 1528 利根、敵爆撃機の水平爆撃、後方1000米に弾着
 1530「タナ十一、触接ヲ止ム」               (筑摩二号機、触接を一時離脱)
 1530「タナ三二○、各艦ハ、今夜担任母艦附近ニ在リテ、敵潜水艦及ビ機動部隊ニ対シ、
      警戒ヲ厳ニシ、敵機動部隊来タラバ、刺シ違ヘ戦法ヲ以テ、敵ヲ撃滅セヨ」
               (第四駆逐隊司令、野分・萩風・浜風・磯風に対し、今夜の行動命令)
 1530「本艦二号機、1413傾斜火災中ノ敵空母ノ東方30浬ニ、
      敵空母4・巡洋艦6・駆逐艦15、回航スルヲ認メタリ
     其ノ後ハ、敵戦闘機ノ追摂ヲ受ケ、敵ヲ見ズ」(筑摩艦長、阿部司令官に索敵結果を報告)
 1532「タナ十二、敵空母3隻見ユ、出発点ヨリノ方位95度・105浬」
                         (筑摩二号機、これまでの触接結果を総合報告)
 1537「長良附近ニ集レ」                   (南雲長官、艦隊集結を命令)
 1538 利根、右30度に敵機1機を発見、対空戦闘開始
 1545「触接ヲ止ム」                  (筑摩二号機、再度触接離脱を報告)
 1546 飛龍の上空直衛の零戦が長良附近に不時着、搭乗員を救助
 1553「飛行機、揚収セヨ」      (阿部司令官、筑摩に対し、帰投した水偵の揚収を命令)
 1600 利根五号機、揚収
 1601「10S・8S・3S、予定針路135度」        (南雲長官、夜戦準備を命令)
 1605 筑摩四号機、揚収
 1605「10S・8S・3S順、針路315度の予定」  (南雲長官、針路反転命令、夜戦断念)
 1615 赤城機関長、自力航行が不可能になったことを報告
 1615「蒼龍沈没セリ」                  (駆逐艦浜風、蒼龍の沈没を報告)
 1615 GF機密第298番電、GF電令作第158号
     「一、敵空母ハ東方ニ避退中ニシテ、空母ハ概ネ撃破セリ
     二、当方面聯合艦隊ハ、敵ヲ急追撃滅スルト共ニ、AFヲ攻略セントス
     三、主隊ハ6日0000、フメリ三二ニ達ス、針路90度、速力20節
      四、機動部隊、攻略部隊(7S欠)及ビ先遣部隊ハ、速ニ敵ヲ補足撃滅スベシ」
                                (GF司令部、夜戦要領を命令)
 1615「26節即時待機、最大戦速20分待機トナセ」  (阿部司令官、八戦隊に即時待機命令)
 1620 赤城艦長、総員退去を決意、
      一航艦司令部に、其の旨を打電、自沈確認のため、駆逐艦の魚雷発射を要請
 1625 赤城、総員退去に関し、艦長訓示
 1626 加賀沈没
 1635「1600ノ位置、1100ノ位置ヨリ、351度・36浬、針路351度、
      無線帰投ヲナセ」            (阿部司令官、筑摩四号機に対し、帰投命令)
 1642「敵大巡6隻及ビ空母2隻ヲ基幹トスル部隊ハ、
      1510ミッドウェー島ノ20度・180浬ヲ南東方避退中
      1600敵ハ、我ノ100度・200浬ト判断ス」
                           (阿部司令官、南雲長官に索敵結果を報告)
 1642 筑摩、帰投する索敵機のために探照灯を照射
 1650 筑摩の右80度に、二号機帰投を確認
 1700 赤城、駆逐艦嵐及び野分に、総員移乗開始
 1700 筑摩二号機、揚収
 1710 315度方向、微速
 1710「利根九五水偵1機、筑摩零式水偵1機、帰還セザル外、8S3S全機帰還ス、
      右帰還セザル飛行機2機ハ、空戦ノ結果、自爆セルモノト認ム」
                      (阿部司令官、南雲長官に、索敵機の全機収容を報告)
 1720「針路320度・原速トナセ」               (阿部司令官、麾下に指示)
 1729 利根の左50度に敵らしき艦影を発見、魚雷戦用意、方位左50度
 1730 GF電令作第159号
     「伊168潜水艦ハ、2300迄AF(イースタン島)ノ航空基地ノ砲撃破壊ニ任ズベシ、
      2300以後は7S(第七戦隊)トス」
                     (GF司令部、伊168潜にミッドウェー島砲撃を命令)
 1730「明朝、8S・3S水偵ハ、90度ヨリ180度ニ至ル、ナルベク遠距離索敵ヲ実施スベシ
     細目8S司令官所定」        (南雲長官、阿部司令官に翌朝の索敵計画を指示)
 1730「敵空母4隻ノ艦型・速力知ラセ」    (南雲長官、1530電の敵空母の詳細を確認)
 1737 筑摩、灯火管制、夜戦準備
 1738「索敵様子ヲ知ラセ」        (阿部司令官、1730電を受け、筑摩艦長に照会)
 1745 利根が発見した艦影は、雲の誤認と判明
 1748「使用可能機数ヲ知ラセ」        (阿部司令官、筑摩艦長に使用可能機数を確認)
 1755「使用可能機4」                         (筑摩艦長、返信)
 1757 艦内哨戒第一配備(戦闘配置の解除)
 1800「飛龍、28節ヲ出ス」              (巻雲駆逐艦長、飛龍の現状を報告)
 1830 機動部隊機密第560番電
     「敵兵力、空母総計5隻・巡洋艦6隻・駆逐艦15隻西航中、地点トスワ一五附近
      1530我飛龍ヲ掩護、北西方ニ避退中、速力18節、1830フンレ五五」
                           (南雲長官、GF司令部に敵情総合を報告)
 1830「夕雲ニ消火蛇管ヲ渡ス準備ヲナシ居ケ、準備セバ知ラセ」
               (阿部司令官、筑摩艦長を通して、夕雲に対する飛龍救援準備を命令)
 1846 飛龍の周囲に駆逐艦4隻を配置し、救助活動
 1900「タナ三二五、赤城乗員全部収容、嵐約500名、野分200名」
                   (第四駆逐隊司令、南雲長官に、赤城の乗員収容完了を報告)
 1900「ヨークタウン、ホーネット、速力24節、其ノ他艦型速力不詳」
                          (筑摩艦長、阿部少将に、1738電の返信)
 1925「魚雷ニヨル処分待テ、トノ命アリ」      (GFより赤城に、魚雷処分保留の命令)
 1925「漂泊セヨ」   (阿部少将から、筑摩に停止命令)筑摩は後進12節で1927に停止 
 1950 GF電令作第158号関連
     「敵空母(特設空母含ムヤモ知レズ)ハ尚4隻アリ、巡洋艦6隻・駆逐艦15隻西航中、
      当部隊、母艦全部戦闘不能、明朝水偵ヲ以テ敵ヲ捕捉セントス」
              (南雲長官、1615時の命令に関して、GF司令部に夜戦中止を示唆)
 1955 GF電令作第160号
     「2F長官ハ機動部隊(飛龍・赤城及ビ同護衛兵力ヲ除ク)ヲ指揮スベシ」
                      (GF司令部、南雲長官より機動部隊の指揮権を剥奪)
 2020「タナ五三四、第八戦隊、第三戦隊ニ小隊ノ行動ヲ知ラセ」
                            (GF司令部から、直接夜戦行動の指示)
 2020「タナ十、聯合艦隊電令作第158号中、攻略部隊電令作第13号ノ次第モアリ、
      支援隊トシテハ、攻略部隊ト合同、又ハ単独ニ夜戦、或ハ翌朝戦ニ加入スル如ク行動スルヲ
     適当ト思考ス、卑見御参考迄」
                 (霧島艦長、阿部司令官に対し、GFの夜戦命令についての具申)
 2020 筑摩、第一カッターを卸し、夕雲に蛇管を渡す(飛龍消火のため)
                                  (筑摩、1830電を実行)
 2030 機動部隊機密第562番電、機動部隊機密第561番電関連
     「敵空母(ホーネット型)2隻ハ、速力24節、其ノ北方2隻ノ艦型・速力不明」
                              (南雲長官、GF司令部に敵情報告)
 2040 攻略部隊機密第761番電
     「一、攻略部隊主隊、6日0000、トエワ一二ニ達シ、爾後東方ニ索敵、
        機動部隊機密第560番電(1830時)ニ依ル敵ニ対シテ、夜戦ヲ決行ス
     二、KdB(飛龍・赤城及ビ、護衛兵力ヲ除ク)ハ、直チニ反転、
        攻略部隊ノ夜戦ニ参加スベシ」   (近藤長官、機動部隊に対し、夜戦参加を命令)
 2100 2F機密第756番電
     「一、2200以後、会敵ヲ予期ス
     二、索敵配備、右ヨリ2Sd・5S・4S・4Sd、間隔6粁、
        3Sハ4Sノ後方概ネ10粁、針路65度、速力24節
      三、KdBハ、北方ヨリ夜戦ニ参加セヨ」        (近藤長官、夜戦要領を命令)
 2110「明朝ノ飛行索敵ニ関シ、左ノ通リ定ム、
      一、索敵線及ビ受持
        第一(90度)筑摩
        第二(102度)筑摩
        第三(115度)利根
        第四(127度)榛名
        第五(140度)榛名
        第六(165度)霧島
        第七(173度)霧島
      二、進出距離
        第一、第二、第三ハ300浬
        其ノ他180浬
        側程、右ヘ30浬
      三、発進 0120ノ予定
      四、基点 0120ノ位置」          (阿部司令官、翌朝の索敵計画を命令)
 2115 GF機密第303番電
     「一、攻略部隊(待機中ノ占領部隊ヲ除キ、7Sヲ含ム)、
        KdB(赤城・飛龍及ビ、掩護兵力ヲ除ク)ハ、主隊ニ合同セヨ
     二、主隊明日0600、地点フルリ三一、針路90度、速力20節」
                              (GF司令部、夜戦中止、集結命令)
 2120 GF機密第304番電
     「AF砲撃ヲ止メ、明朝0600、主力部隊ノ位置(フルリ三一)ニ向ヘ」
                   (GF司令部、第七戦隊にミッドウェー島砲撃の中止を命令)
 2130「当隊明日0200、地点フラリ五五ニ達シ、爾後、敵機動部隊ニ向フ予定」
                       (南雲長官、機動部隊各艦に翌朝の行動予定を通達) 
 2130 機動部隊機密第564番電
     「2100、地点フワリ五五附近ニ在リテ、飛龍掩護中、
      明朝黎明フラリ五五附近ニ達シ、他部隊ト策応、敵ヲ攻撃セントス」
                        (南雲長官、GF司令部に今後の行動予定を報告)
 2130「航行序列、10S・3Sノ順、8Sハ長良左右12粁」  (南雲長官、航行序列を指示)
 2130「当隊明日0200、地点フラリ五五、ニ至リ、爾後敵ニ向フ予定」
                           (南雲長官、麾下に今後の行動予定を通達)
 2145 第七戦隊、砲撃中止命令を受け避退開始
 2207「長良ノ左右12粁ニ占位セヨ」         (南雲長官、八戦隊に航行序列を指示)
      筑摩、針路35度
 2212「反転セヨ、我反転ス」              (南雲長官、阿部司令官に変針命令)
 2220「一、攻略部隊主隊2200ノ位置、トアラ二三、針路305度、速力24節
        夜戦ニ備ヘツツ、主力部隊ニ合同スル如ク行動ス
     二、2Sdハ、主隊ノ後尾ニ続航セヨ
     三、KdBハ、同部隊指揮官所定ニ依リ、主力部隊ニ合同セヨ」
                              (近藤長官、麾下に行動予定を命令)
 2224 伊168潜、ミッドウェー島を砲撃
 2227「利根ハ長良ノ南、筑摩ハ北ニ占位セヨ」 (2207電を受け、阿部司令官、麾下に命令)
 2250 筑摩、針路300度
      現在位置、北緯31度59分・東経179度12分
 2318 避退中の第七戦隊、最上と三隈が衝突
 2330 一航艦機密第566番電
     「機動部隊戦闘詳報(略)」      (南雲長官、GF司令部に本日の戦闘詳細を報告)
 2355 GF機密第303番電、GF電令作第161号
     「一、AF攻略ヲ中止ス
     二、主隊ハ、攻略部隊・第一機動部隊(欠飛龍及ビ警戒感)ヲ集結、
        6月7日午前、地点33N・170Eニ至リ補給
      三、警戒部隊、飛龍及ビ警戒艦、日進ハ、右地点ニ回航セヨ
     四、占領部隊ハ西進、AF飛行圏外ニ出ヅベシ」  (GF司令部、作戦中止、撤退命令)
      ※GF機密第303番電は、2115時にも発令されている。
       2115時は事実上の作戦中止命令で、2355時が正式命令
 2400「タナ三三一、尚燃ヘツツアリ、沈没ノ虞レアリ」  (第四駆逐隊司令、飛龍の状況報告)

 6月6日
 0000 針路280度、速力20節
 0141 筑摩、索敵機発進(一号機90度120浬、四号機102度200浬)
 0150 GF長官、赤城に対し雷撃処分命令
 0210 駆逐艦巻雲、飛龍を雷撃処分
 0220 赤城沈没(北緯30度30分・西経178度40分)
 0225 筑摩、玄洋丸と合同、補給開始
 0240「敵大艇等近接スル場合、九五水偵ハ、艦長所定ニ依リ攻撃ニ使用ス」
                    (阿部司令官、補給中に敵機が出現した場合の対応を指示)
 0320「進出距離、零式200浬、九五式150浬ニ改ム」 (阿部司令官、索敵中の水偵に命令)
 0330 九六艦攻(空母鳳翔機)が漂流中の飛龍を発見
      南雲長官、駆逐艦谷風を飛龍処分のため派遣
      飛龍沈没(時間不明)
 0330 栗田司令官、第八駆逐隊(朝潮・荒潮)に最上と三隈の救援を命令
 0340 筑摩一号機揚収(敵を見ず)
 0352「敵ヨークタウン型空母見ユ、左ニ傾キ漂流、
      我出発点ヨリノ方位111度240浬、附近ニ駆逐艦1隻アリ」
                (筑摩四号機(0141時発進)が、漂流中のヨークタウンを発見)
 0430「タナ七二一、GF機密第310番電、
      飛龍ハ沈没シタルヤ、状況及ビ位置知ラセ」
                       (GF参謀長、第四駆逐隊司令に飛龍の状況を照会)
 0450「筑摩四号機、タナ一知ラサレ度」    (南雲長官、筑摩艦長に索敵報告について照会)
 0500「四号タナ一、
      ヨークタウン型敵空母見ユ、右ニ傾キ漂流ス、
      我、出発点ヨリノ方位111度・240浬、附近ニ駆逐艦1隻見ユ」 (筑摩艦長、返信)
 0500 ミッドウェー島基地からの敵機、最上と三隈を空襲
                          (SBD、SB2U12機、B-17 8機)
 0515「我位置、北緯33度10分・東経177度35分、針路310度・速力14節」
                        (GF司令部、機動部隊に主隊の現在位置を通知)
 0545 筑摩四号機揚収
 0605 筑摩、針路310度
 0608「6月5日、筑摩二号機偵察報
      一、1413、北緯30度15分・西経176度50分ニ、傾斜セル
       エンタープライズ型空母1隻火災、着甲板損傷ナシ
       其ノ周囲ニ、巡洋艦3・駆逐艦5隻ヲ認ム
       1420頃、空母現場ニ残シ、他ハ針路80度・速力20節ニテ東航中
      二、1510、北緯30度23分・西経176度5分ニ敵空母2隻、
        ヨークタウン又ハホーネット型、巡洋艦2隻・駆逐艦4ナル直衛ヲ配シ、
        両隊ノ間隔3浬、針路270度・速力12節
      三、1516、更ニ其ノ南方4浬ニ、巡洋艦5・駆逐艦6ヲ伴フ空母2隻
       (艦型不明)、単縦陣、針路270度・速力12節
      四、二号機ハ、1500頃ヨリ、針路180度ニテ南下中、順次ニ発見セル
       モノニシテ、同一部隊重複セザルコト、確実ナリ
       尚、一・二・三ノ空母ハ、雲高下際300米ヨリ確認セリ」
                       (筑摩艦長、南雲長官に前日の索敵結果を総合報告)
 0630「昨日敵空襲状況知ラサレ度」     (阿部司令官、筑摩艦長に昨日の空襲状況を照会)
 0730「九五式水偵1機、即時待機、其ノ他、第二待機トナセ
     但シ即時待機中ノ搭乗員ハ、便宜附近ニテ休養差支エナキ」
                              (阿部司令官、麾下に索敵準備命令)
 0800「タナ三、5日被空襲状況
      1432、敵艦爆4機、急降下爆撃、艦首100米ニ弾着
      1445、B-17 1機、水平爆撃、右艦尾30米ニ弾着
      1447、B-17 1機、水平爆撃、左正横100米ニ弾着
      1510、B-17 3機、水平爆撃、左正横200米ニ弾着、
      最大戦速回避運動ニ依リ、被害無シ
     使用弾数、主砲74、高角砲512、機銃8972」  (筑摩艦長、0630電に返信)
 0820「昨日ノ被害等、


      一、零式1機(五号機)、敵ニ触接中、戦闘機ノ攻撃ヲ受ケ未帰還、戦死3
      二、カッター1、蒼龍乗員救助ノタメ派遣、未揚収
              艇長外7名(内看護兵1)ハ、浜風ニアルモノト認ム」     (同)
 0905 筑摩、主隊及び攻略部隊を方位310度・37キロに発見
 0942「九五式水偵1機、第一待機、残リ第二待機ニ改ム」  (阿部司令官、0730電を変更)
 0959「第二機動部隊ヲ、北方部隊ニ復帰ス」(GF司令部、第二機動部隊の北方部隊復帰を命令)
 1000 第一機動部隊、主力部隊と合同、第四警戒航行序列Bニ占位
      北緯33度0分・東経176度55分
 1005 筑摩、針路290度
 1025「タナ三、昨日当隊被爆撃ノ状況、左ノ通リニシテ、何レモ被害ナシ
     一、利根、急降下2回9弾10米内至近弾6、水平3回
      二、筑摩、急降下1回4弾、水平3回30米至近弾1」
                       (阿部司令官、南雲長官に昨日の被空襲状況を報告)
 1034 筑摩、針路270度
 1335 ミッドウェー島基地からの敵機、谷風を空襲(B-17 7機)
 1110「敵空母、飛行機ヲ発進セリ」(GF司令部、通信諜報により、米空母の攻撃隊発進を探知)
 1135「敵ハ我ガ上空、高高度ニアルモノノ如シ」             (通信諜報の続報)
 1143「最大戦速即時待機トナセ」                (阿部司令官、麾下に命令)
 1200 筑摩、2F機密第790番電により、北方部隊(第五艦隊)に編入される
1400 筑摩、(0225開始の)補給完了、補給量1,230トン
1410 3Sと合同のため針路355度、順番号単縦陣
                           (北緯26度31分・東経163度21分)
 1425「敵重爆撃機20、針路290度」        (南雲長官、敵機来襲を通知)誤報?
 1430「貴艦派遣ノカッターハ、止ムナク放棄セリ、艇員8名ハ磯風ニ収容シアリ」
                       (駆逐艦浜風、筑摩に対し0820電に対する補足)
 1505「夜間ノ警戒航行序列ハ、特令ナケレバ、戦策附録13頁第4項ニ依ル」
                          (GF司令部、今晩の航行序列について予令)
 1507 空母エンタープライズ、ホーネットからの敵機、谷風を空襲(SBD 58機)
 1530 筑摩、針路310度
 1545 ミッドウェー島基地からの敵機、谷風を空襲(B-17 5機)
 1615 筑摩、針路270度・速力16節
 1617「魚雷、第一戦備乙トナセ」            (阿部司令官、麾下に魚雷準備命令)
 1725 筑摩、駆逐艦磯風よりカッター艇員を収容

 6月7日
 0130 伊168潜、曳航中の空母ヨークタウンを発見
 0200 第八駆逐隊、最上と三隈に合同
 0345 空母エンタープライズのSBD、避退中の最上と三隈を発見
 0650 空母ホーネットからの敵機、最上と三隈を空襲(SBD26機)
 0911 空母エンタープライズの敵機、三隈を空襲(SBD31機)
 1020 三隈航行不能、総員退去
 1035 伊168潜水艦、空母ヨークタウンを雷撃
      駆逐艦ハンマン沈没
 1145 空母ホーネットからの敵機、最上を空襲(SBD24機)
      三隈沈没

 6月8日
 0201 空母ヨークタウン沈没
 0400 最上と第八駆逐隊、攻略部隊と合同

 6月14日
 柱島に帰投
 

アジア歴史資料センター
http://www.jacar.go.jp/
第一航空艦隊戦闘詳報 ミッドウェー作戦(2)
【 レファレンスコード 】C08030023900
第一航空艦隊戦闘詳報 ミッドウェー作戦(3)
【 レファレンスコード 】C08030024000

 

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