『丸太町ルヴォワール』読書会まとめ前半

(ネタバレ開放・リプ関係まとめ版)



リプライの行き先が何処だか分かりにくいので、出来る限り元コメントの近くに置いておきました。
よって、時系列が多少バラバラになっております。ご了承ください。
ネタバレ展開してますが間違ってるコピペミスあるかも知れないので、あったらご報告ください。(@youmoutei)



+ ネタバレです

2011/03/05 15:00ぼちぼち開始
air_doku それでは、予定の時刻になりましたので、これからエアミス研第6回読書会(課題本;円居挽『丸太町ルヴォワール』)を始めます。参加者の皆様は、実施要領( http://bit.ly/cfC8H9 )に気をつけて、遠慮なく積極的な発言をお願いします。
youmoutei もしかして:昼の部は参加者がいない?
AzisaiS 僕は手に入らなかったので参加できないのです……。
youmoutei それは残念。しかし困りましたね(苦笑)。 RT @AzisaiS は手に入らなかったので参加できないのです……。
vanmadoy youmoutei AzisaiS なんか申し訳ないです。
youmoutei vanmadoy いえいえ、そんな恐れ多い。おいおい参加者も出てきてくれると思いますので。それにしても、楽しく読ませていただきました。次作も楽しみにしております。
AzisaiS vanmadoy なんかこちらこそすみません……。
oowa_rai 買えたので参加します。しかし人いないですね
no73m 遅れました。って、僕と羊毛亭さんだけ?
s_a_m_666 さきほど、一通り読了しましたが、一寸ネタ振れる所が少なくて・・・。
youmoutei と、作者に返信している間に参加者が。読書会用アカウントとエア読書会でもやろうかと思ってたところでしたw
恒例の感想がいきなりディープに
youmoutei 講談社BOXは正直ノーマークだったので、刊行されてだいぶ経ってから読みましたが(これもツイッターがきっかけだったかな?)、面白かったです。
youmoutei no73m oowa_rai s_a_m_666 皆さんもぜひ、感想など述べてくださいよ。
youmoutei まず第一章、ほんとにあの場面だけであれだけ持たせるとは思いませんでしたが、しょっぱなから濃密でお腹いっぱいにw
no73m youmoutei 第一章、濃密でしたね。じつは一度あそこで挫折しかけたりw
youmoutei no73m 実をいうと、私は第二章冒頭でちょっと調子が狂ってしまいましたw
s_a_m_666 読書会のネタに上げられる作品なので、正直いろんな意味で警戒して読んでましたが、思いのほか直球で、直球故の技巧を楽しませてもらいました。
youmoutei s_a_m_666 直球……といえば確かに直球かもしれませんね。何というか、表現が難しいですが。
s_a_m_666 ただ一読状態なので、まだ読みは浅いかなという気も、してならないんですよね。是非皆さんの意見なども、お聞きしたい所です。
no73m とりあえず感想。なによりも「双龍会」という場の設定にシビレました。 多重解決もの でもあり、 後期クイーン問題 への回答 とも読めるかなあ、と
youmoutei あと、そのあたり(特に後者)はそうですね。 RT no73m とりあえず感想。なによりも「双龍会」という場の設定にシビレました。 多重解決もの でもあり、 後期クイーン問題 への回答 とも読めるかなあ、と
youmoutei 「双龍会」の設定――伝統芸能的なところも秀逸で、「盛り上げてなんぼ」というか。
no73m youmoutei 盛り上げた者勝ち という設定にはただただ上手いな、と。
no73m 銀叡電 なんてコネタも存分に堪能させていただきました♪
youmoutei ああ、そのネタは爆笑しましたw RT no73m 銀叡電 なんてコネタも存分に堪能させていただきました♪
no73m さらに ”元田中”芳樹 なんて被せてくるというw RT youmoutei: ああ、そのネタは爆笑しましたw RT no73m 銀叡電 なんてコネタも存分に堪能させていただきました♪
youmoutei www RT no73m さらに ”元田中”芳樹 なんて被せてくるというw
Sotobato_Nihu 麻雀がしてみたくなりますね
youmoutei Sotobato_Nihu いらっしゃいませ。麻雀は確かにやりたくなりましたね(へぼですが)。しかし、それ絡みの小道具の扱いも面白かったです。
no73m Sotobato_Nihu 麻雀、やりたくなりましたねw
youmoutei 例によってちまちまとまとめてます。→ http://togetter.com/li/108278
no73m youmoutei まとめ、ありがとうございます。
no73m コンゲーム小説 っぽいところも本書の魅力の一つかなと思います。次はどんな手で来るのかとワクワクさせられました
youmoutei 思いきり コンゲーム小説 ですよね。普通の法廷ものとは一味違った攻防が楽しかったです。 RT no73m コンゲーム小説 っぽいところも本書の魅力の一つかなと思います。//
s_a_m_666 ノリはもろ、逆転裁判 ですよね。ただし、事件自体はどうでもよくて主客が反転しているというか。表向き祭りとして形骸化したといいつつ、実の部分でも贄を捧げ「祭る」事になってるのが面白いといえば面白い。実は形骸化してないなら当然か。
youmoutei ああ、なるほど。 RT s_a_m_666 //表向き祭りとして形骸化したといいつつ、実の部分でも贄を捧げ「祭る」事になってるのが面白いといえば面白い。実は形骸化してないなら当然か。
youmoutei 黄龍師、青龍師、御贖、そして火帝といった枠組みは現実の裁判を模していますが、 終盤になるとその枠組み自体をどんどん崩してくる ところにやられました。
s_a_m_666 実は一番驚いたのは、流が女性と言う叙述 の部分でした、一章で間接的に、筒改めさせて置いてるのが、実に旨い。その系統のトリック全般にもいえますが。
youmoutei そこは確かに「え?」とw RT s_a_m_666 実は一番驚いたのは、流が女性と言う叙述 の部分でした、一章で間接的に、筒改めさせて置いてるのが、実に旨い。その系統のトリック全般にもいえますが。
Sotobato_Nihu 逆転劇は確か、ゲームの押し引きも参考にされたとか
oowa_rai 遅くなりましたが感想を。双龍会のシーンには引き込まれました。キャラクタも魅力的で、とても楽しく読めました。あとやっぱり 流が女性と言う叙述 は驚きました。
youmoutei そこはやっぱり驚きますよねw RT oowa_rai 遅くなりましたが感想を。双龍会のシーンには引き込まれました。キャラクタも魅力的で、とても楽しく読めました。あとやっぱり 流が女性と言う叙述 は驚きました。
no73m 流が女性と言う叙述 があったからより 大和 の件が活きてきたようにも思います。無意識に 二度はない と思ってたのでw
youmoutei それは私も同感ですw RT no73m 流が女性と言う叙述 があったからより 大和 の件が活きてきたようにも思います。無意識に 二度はない と思ってたのでw
no73m サプライズであると同時に巧妙なミスディレクションにもなってますよね RT youmoutei: それは私も同感ですw RT no73m 流が女性と言う叙述 があったからより 大和 の件が活きてきた
youmoutei あと、 袖で隠して証拠品をすりかえる などは伝統芸能ならではといった感じで、うまいと思いました。
no73m あの 衣装 がこんな形で使われるとは、と驚きました RT youmoutei: あと、 袖で隠して証拠品をすりかえる などは伝統芸能ならではといった感じで、うまいと思いました。
youmoutei そういえば先日の氷川透さんのツイートで、「詭弁家」タイプの名探偵というのがありました(注: http://bit.ly/fwYS0u から http://bit.ly/dJt7mQ のあたり)が、この作品はそれを地で行くような感じでしたね。
no73m youmoutei なるほど、まさしく「詭弁家」ですね
youmoutei そして「ミステリは説得の文学である」(恩田陸?)という認識を改めて。
Sotobato_Nihu 前に読んだときの感想です http://j.mp/fS8og1 http://j.mp/gTrafM
youmoutei Sotobato_Nihu なるほど、『レトリックのためのロジック』というのは言いえて妙ですね。
no73m Sotobato_Nihu 『レトリックのためのロジック』!!、なるほどなるほどです
youmoutei 私は「解明の論理」でも「解釈の論理」でもない「説得の論理」、というのを思ったんですが。
s_a_m_666 ロジックのベクトルは、確かに特異ですね。聴衆と、裁判長納得させれば、それが「真実」になるという。が、「聴衆と、裁判長」を、「物語を閲覧する人」に置き換えれば、あら不思議・・・どこかで、見た構図に。特に、テレビドラマとかで見ますが。
youmoutei 「説得」が前面に出されてるのは、カー(ディクスン)『ユダの窓』もそうでしたが、法廷ものらしいといえるかもしれません。
Sotobato_Nihu ユダの窓の説得よりも、こちらの『説得の論理』はよりストーリーに重く関与している気がします。そういえば共通点と言えるかわかりませんが、確かどちらの作品でも http://j.mp/fq2chP (←『ユダの窓』のネタバレ(?)でもあるのでご注意)ということがありましたね
youmoutei それは確かにそうですね。完全に「説得」がメインですから。 RT Sotobato_Nihu ユダの窓の説得よりも、こちらの『説得の論理』はよりストーリーに重く関与している気がします。//
ギャラリー?
1106eviz 何とか再読を夜までに終わらせたい。
_1026 読書会は後でまとめは眺めましょうかね。冷やかに元ネタが拾われてて円居先生涙目ってやつですね。
uedashun 読書会、夜には参加したいのう。
MysYmi ちょっと早いけどブックマークしときますよっと。.@youmoutei さんの「エアミス研読書会第6回(円居挽『丸太町ルヴォワール』)」をお気に入りにしました。 http://togetter.com/li/108278
inaba113 ルヴォワール現在1章。7時までに読み終わらない気が。
_1026 ルヴォワールは2段組みだから案外長いよ。
amuchan01 予定が狂ってしっちゃかめっちゃか。読書会は夜参加したいと思います。うう。
utsuken 丸太町ルウ゛ォワールやっとこ読了。バスの中。読書会参加したいけどまだ消化しきれてない。。
utsuken 最後のタクシーのシーンはカタルシスあったなぁ。見事に騙され続けすぎて、ひがみ節が沸々と。。全編フェアプレーなんだろうか?
伏線がすごい
s_a_m_666 落ち着いて考えると、基本構造は、割とフェア(後出しも、結構多いですが)なのに、物語としては意図的なアンフェア、・・・たしかに、読書会に値する作品かもしれません。
youmoutei 実をいうとあまりフェアとかアンフェアとか考えないんですが、言われてみればそんな感じですね。 RT s_a_m_666 //基本構造は、割とフェア(後出しも、結構多いですが)なのに、物語としては意図的なアンフェア//
s_a_m_666 youmoutei 私も読んでる時は、気にしません。後出し情報だろうと、探偵役のみが知ってる情報だろうと、話が面白くてロジックに大きな破綻が無ければ、無問題。フェアかどうかの判断には、何処までが一般知識かという、厄介で不定形なモノが入ってきますしね。閑話休題。
youmoutei 自分のサイトに書いた感想を読み返して色々思い出してきましたが、 大和と撫子という名前 のネタでは某作品を連想しました。
youmoutei あと、 〈ルージュ〉自身は“騙し絵のような出っ張り”などないことを知っていたはず なのが意味深ですね。
no73m そう、そこそこ!!。 落花に伝えなかった 事実がなにを示すのかが意味深ですね
youmoutei no73m そこはやっぱり 微妙な心理 が……と深読みしていくと面白いですね。
no73m youmoutei 同感です
no73m あと、 出っ張り に関してはそれが 嘘 であることを示す伏線の張り方も非常に巧妙だったかと思います
youmoutei no73m 終盤まで正体を隠してある ので考えもしなかったことが、最後になって浮かび上がるのがうまいですね。
youmoutei あそこは絶妙だな、と思いました。 RT no73m あと、 出っ張り に関してはそれが 嘘 であることを示す伏線の張り方も非常に巧妙だったかと思います
s_a_m_666 回想だと思ったら、書類だった というのは、ある意味新しいかも。しかも、 一部嘘 だし。体裁として、またこのパターンかという、認知バイアスを利用してるというかw
youmoutei 伏線といえば、 第一章の「芳野さん」という表記 もお見事でした。
youmoutei s_a_m_666 そう、そしてそのあたりを 第一章の「芳野さん」という表記 だけでシンプルに示唆しているのが巧妙です。
s_a_m_666 youmoutei シンプルに示唆>確かに。ほんとこの系統の、良い意味での教科書というか、新世代のスタンダードを感じますね。若干やりすぎてる感もありますが、それも含めて。
youmoutei s_a_m_666 これがスタンダードになるとハードル高すぎる気もしますがw、そうあってほしいですね。
Pukasan さて、では読書会へ参戦しますかの。
Pukasan 残り時間1時間か。おもいのほか、参加人数少ないですね。皆さん夜の部から参加する予定なのかしら。
youmoutei Pukasan いらっしゃいませ。夜の部から参加したいという方は何人かいらっしゃるようですが……。
Pukasan ようやくまとめ読み終わり追いついた。ルヴォワールは、一読目は「えっ」と驚くのを楽しんで、二読目に随所にちりばめられた心配りに「ほほう」と感心しながら楽しむという、二度おいしい作品ですよね。…といいながら、自分は二読目出来ていないのですが。
no73m Pukasan s_a_m_666 youmoutei そうなんですよね。伏線の上手さを堪能できるミステリでもありますね
youmoutei Pukasan 作者の手際に脱帽しました。
小ネタ探しこの時点ではまさかあんなことになるとは……
Pukasan あーあと、小ネタでセイヤーズネタが入っていたのは嬉しかったなぁ。
noda_u 丸太町の小ネタ。偏と旁によるネーミングの揃えかたは鮎哲的で良いですね。達也というネーミングも鮎哲の短編から取ったかと想像してます。笑ったとか笑顔が結構強調されますしね。
no73m noda_u それは気づかなかったです!!>達也というネーミング、笑顔が強調
youmoutei いらっしゃいませ。「達也」と言う名前は私も連想しましたが、笑顔が強調されているというのは、なるほどw RT noda_u //達也というネーミングも鮎哲の短編から取ったかと想像してます。笑ったとか笑顔が結構強調されますしね。
youmoutei 識者(?)によれば、小ネタは他にも色々あるらしいんですが、私はちょっとよくわかりませんw
noda_u ミステリネタのくすぐりは私も麻耶セイヤーズが印象深いですかね。あとどうでもいい話をすると、冒頭の中三でムーンライダーズ聞いてるのには早熟だなーと思いました。
no73m わかりやすいところだと 河原町祇園 、 貴族探偵 なんてコネタもありましたねw
youmoutei 小ネタといえば、「暗剣殺」は『忍びの卍』?
noda_u 達也に「敵にしろ味方にしろ意味の無い手を指すやつほどタチの悪い存在はないからな。少なくとも俺にはそれが一番の天敵だ」というセリフがあるんですが。 将棋の羽生名人にも「相手が悪手を指すと嫌な顔をする」という伝説があるんですね。
noda_u 羽生さん本人も悪手なしで将棋の指し手が続くのを「テニスのラリーをずっと続けていたいような感覚」というような表現をしている。でまあつまり、そういう境地がこの台詞に、そして双龍会での論理のぶつけあいに感じられるかなあという将棋ファン的な妄言。
youmoutei noda_u なるほど。「テニスのラリーをずっと続けていたいような感覚」というのはわかる感じがします。
noda_u youmoutei 「もう真相はどうでもいいからずっと推理合戦しつづけてくれ!」みたいなw
youmoutei noda_u 「どこまでもどんでん返し続けてくれ!」みたいなw?
前半終了
youmoutei おっと、いつの間にか6時ですね。一旦お開きにしますか。
no73m noda_u ふむふむ、興味深いです
s_a_m_666 お疲れ様でした。・・・ラスト一寸外出てましたが。夜の部も拝見します。
air_doku それではこの辺で、第6回エアミス研読書会(円居挽『丸太町ルヴォワール』)を一旦お開きに。参加者の皆様、お疲れ様でした。21:00頃より夜の部を始めますので、参加される方はよろしくお願いします。
no73m 皆様お疲れ様でした?♪
noda_u おつかれさまでした。駆け込みで並べたてるようになってしまって申し訳ないです。
幕間というか舞台裏というか
vanmadoy youmoutei お疲れ様でした。ちなみに暗剣殺は忍びの卍、落花戻しは風来忍法帖ですよ。
youmoutei vanmadoy ありがとうございます。「落花戻し」は『風来』でしたか。すっかり忘れてるので確認しないと……と思ったものの、職場に置きっぱなしでした(涙)。
_1026 著者注入った///
vanmadoy _1026 むしろ作者が注入れないと解らんレベル。
longfish801 あああああああ! 丸太町ルヴォワール読書会、今日だった!(死亡)
oowa_rai 昼の部ではほとんど何も言えなかったから午後の部ではちょっと頑張ろう
longfish801 【円居挽『丸太町ルヴォワール』早引表】 http://bit.ly/gtQCvg 読書会参加の皆様、よろしくお願いします。某原稿用にこっそり作っていたメモを整形したものです。なお「なんで双龍会のとこ、こんなノリノリなんですか?」という質問は受けつけません。
vanmadoy longfish801 なんという……恥ずかしくてシラフで読めません!
longfish801 @vanmadoy ありがとうございます。飲んでください~。






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最終更新:2011年03月19日 22:16