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*お便り  作詞/無楽 今宵限りの 色鮮やかは 文をたずさえて 戸を叩く 扉の前の沈丁花 開けたら落ちる首から落ちる 進みたい背を引き戻す 香り高きに引かれるは 白が混ざった後ろ髪 心からのお便りは 明けて暮れての空の色 使う切り絵に押し花の文 お元気ですかと声上げる あぜ道を行く夕凪に 涙したのは風もないのに 飛べる幾千トンボの赤を 写真に収めこれだけを 思い出とするその訳に 心からのお便りは 明けて暮れての空の色 使う切り絵に押し花の文 お元気ですかと声上げる 休みたいよ春の世に あせず朽ちない御手紙に 元気なんだと書きつづるため 嘯くためにと押し花を 探し切り落とす 業の華

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