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【1】戦闘開始!」を以下のとおり復元します。
ゲームの基本的な設定が終われば、いよいよ行動を開始しましょう。とりあえずシングル・ミッションのケースで説明します。
シナリオ開始時の設定はプレイヤー側が"manual"、AI側が"Computer with FOW"の前提で話を進めます。
(その他のオプション・ルールは任意で)

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** 行動の目的と状況確認


行動の目的はほとんどの場合、敵軍の"Object Point"(マップ上にある陣営マークと数値が書かれた長方形のあるヘックス)を奪取するか、
または、自軍の"Object Point"を敵に奪われないようにすることです。

#ref(flags.jpg)


"Object Point"を奪取すると、書かれている数値が自軍のポイントに加算されます。奪われると、敵のポイントになります。


 また、数値が「0」の"Object Point"は「突破ポイント」で、
 大抵はマップの端にあります。
 自軍カラーの「突破ポイント」ヘックス上に自軍ユニットがある時、
 下段の『"Remove from Map"(戦場から取り除く)』アイコンを押すとユニットはマップから除去されますが、
 「敵陣を突破した」と見なされ、ユニット毎のポイントが加算されます。


"I"キーを押すと、ブリーフィング画面が表示され、ミッション選択時と同じ文章が表示されますが、さらに『天候』と『視界距離』の項目が追加されているので、必ずこの画面で確認してください。


とりあえずは、これから指揮する自軍ユニットをじっくりと眺めて確認しましょう。
(ユニットを選択した状態で、"F2"を押すと情報スクリーンが表示されます)

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** 索敵


では、いよいよ行動を開始します!
しかしFOWがオンの場合、敵はほとんど見えていないはずです。
索敵し、敵の状況を把握するのがまず先決です。
むやみに突っ込んでも損害を出すだけです。「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」であります。

プレイヤーが攻撃側の場合、敵はほとんどの場合、"Object Point"の周辺にいると思われます。

敵が居そうなヘックスをとりあえず左クリックしてみます。
そして"V"キーを押してください。そのヘックスからの可視ヘックスが明るく表示されます。

#ref(visible.jpg)


その状態のまま、周囲のヘックスをいくつか左クリックしてみましょう。
これらの可視ヘックスにユニットを持っていけば、敵を発見できる(同時に敵からも自軍が見える)わけです。

敵を偵察できそうな(そしてできるだけ敵から直接の攻撃を受けないような)ヘックスの見当を付けたら、偵察ユニット(もしくは偵察に割り当てたユニット)を前進させましょう。


ユニットを左クリックして選択します。

"H"キーを押します。"V"の時と同じように明るく表示されるヘックスがあるはずです。
これはそのユニットが移動できるヘックスを示します。(可視ヘックスと似てるので間違えないように…私は何回も間違えました)

移動先のヘックスを右クリックします。
ユニットはヘックス毎にAP(ActionPoint)を消費しながら移動します。
ユニットの種類及びヘックスの地形により(道路はAP消費が少なく、岩場はAPを多く消費するなど)消費APは変化します。

 ユニットから離れた移動可能なヘックスを右クリックすると、
 自動的に最もAPの消費の少ないルートを選んで通るようですが
 通って欲しくないヘックスを経由する時もあるので
 1ヘックスずつ動かした方が良いケースがあります。
 ただ、その場合、余計にAPを消費して
 最初に"H"で表示したヘックスまでたどり着けない可能性があるので注意。

 下段のアイコンから"Double Time"を選ぶと、ユニットは駆け足で移動します。
 移動力が増し、より遠くのヘックスまでいける可能性があります。
 ただし、"Double Time"をオンにした直後から次のターン終了まで「疲労」状態になります。
 「疲労(Fatigue)」状態では、ダメージを受け易くなります。
 また、徒歩で移動するユニットのみに可能で、車両ユニットには関係ありません。

 オプションルールの"Armor Facing rule"がオンの場合、
 装甲ユニットの場合のみ、ユニットの向きが重要になります。
 向きを変更するには、"delete"キー(左回り)"PageDown"キー(右回り)で回転させます。
 敵にお尻を向けないようにしておきます。(側面も防御力は落ちる。後方は最も防御力が低い)
 また、"Home"キーでヘックス内において前方に出て、
 "End"キーでヘックス内の後方に下がります。

 複数のユニットを同時選択して、同時に行動させることができます。
 しかし、複数選択した状態で"H"を押した場合、表示される範囲は正確でない場合が多々あります。
 この場合、一番APを消費しやすいユニットを(例えば平地で、車両と歩兵なら歩兵を)単独で選択してから"H"で確認し、
 再び複数選択して行動した方が良さそうです。
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** LOSと潜伏


偵察ユニットを目的のヘックスまで進ませたら、そのユニット自体をクリックするか、そのユニットのいるヘックスをクリックして、"V"でもう一度確認してみましょう。

敵はまだ見えてないかもしれません。

とりあえず、下段の時計型のアイコンでターンを終了してみます。
敵のターンになって、敵ユニットが初めて見えるかもしれません。


ここでLOS(Line of Sight)の説明をします。

あるユニットから直接見ることが可能なヘックスの事ですが、ヘックスの最大範囲は"I"で表示される天候などの条件によって決定されます。(視界はヘックス毎に決まっています。ユニットの種類などでは変化しません)

それに加え、障害物や地形の高低によって、視線が遮られます。『背の高い草地』ヘックスでも遮られたりするので、LOSについては慣れが必要かもしれません。
こまめに"V"で確認することが大事です。

 LOSは攻撃時にも大きく関わってきます。

索敵において、もう一つ重要なのが『潜伏』です。


ユニットは地形に隠れることができます。

『隠れ易さ』はヘックスによって変わります。
平地や砂浜などのヘックスは隠れにくく、森や町などのヘックスは隠れやすくなります。

つまり、LOS内に何も見えないからといって、敵が居ないとは限らないのです。

不用意に潜伏している敵に近づいて、いきなり攻撃を受ける事もあるので、潜伏できそうな地形には十分注意を!
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** 直接攻撃(direct fire)


戦闘部隊を前進させ、敵に接近します。

『直接攻撃(direct fire)』を行うには、
・LOSが通っていること
・敵のユニットタイプに対応した攻撃範囲に入っていること
・攻撃に必要なAPを持ってること

の3つの条件を満たす必要があります。


攻撃を行うユニットを左クリックして、下段のアイコンから"Range"をオンにします。

赤で示される範囲は『対装甲ユニット(戦車、装甲車など)』の攻撃範囲、
青で示される範囲は『対非装甲ユニット(歩兵、トラック、砲など)』の攻撃範囲です。

"Ctrl"キーを押しながら攻撃したい敵ユニットの上にカーソルを持っていくと、敵のユニット名と数値が表示されます。
数値が攻撃力となります。(それぞれのユニットは対装甲・非装甲の2つの攻撃値を持っています)

 基本的に敵に近いほど攻撃の威力が上がります。

#ref(direct-fire.jpg)


"Ctrl"キー+右クリックで攻撃します。
左下のウィンドウに結果が表示されます。("medium detail"を設定しないと表示されません)


攻撃結果は以下のいずれか、またはその組み合わせです。

・No Effect (戦果なし)

・Reduced by X (XのダメージをSPに与えた)

・Disrupt (混乱した)

・Retreat (1ヘックス退却した)

・Eliminate(マップ上から除去〈全滅〉)

・Disable(故障させた?)
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→[[【2】基本戦術]] へ続く

復元してよろしいですか?

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