避けがたく降りかかってくる悲運

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ドラゴン=メモリアルにおいて、ポリス城に保管されてあった本のタイトル。
内容は小説のようになっており、以下の通りに書かれている。
雪がゆらゆら降っている中、俺は独りで歩く、歩く。
僕の世界のほぼ中心に位置する僕の村が魔王に滅ぼされた。
この時世、そこまで珍しい事でもない。
そして復讐を誓い旅をするという生き残りもそう珍しい話では
ない。
しかし一つだけ珍しいことがあるとすれば、
僕がまだ生き残っていると言う事だ。
僕に才能があったとかそういう訳じゃない。
単に運が良かっただけだ。
僕はまず東の国で飢餓に苦しむ村を救い、
次に西の国で騎士たちの反乱を抑え、
そして南の国の魔物を滅ぼした。
でも、もうこの快進撃も終わりだろう。
魔王の城へ一人で行くのだから。
最初は大勢居た僕の仲間も既に居なくなってしまった。
此処までの道のりは犠牲だらけだった。
僕の村で母さんと父さん、そして幼馴染が死に、
寂れた国で仲間が2人餓死し、傾国では1人が騎士に処刑され、
魔物の支配を受けていた国では4人の仲間が殺された。
仲間が倒れる度に僕の歩みは早くなった。
それは復讐心から来るものだったのか?
それともまた別の感情か?
唯言えることは僕の心が酷く荒んでいると言う事だ。
仲間が全員倒れ、たった一人で敵の大将の所へ行こうとして
いるというのに笑みが止まらないのだ。
笑いながら処刑階段を上る囚人がいるだろうか?
僕は知らない。
ああ、明日の天気は晴れだろうか?
太陽が眩しい、城が見えてきた……。
村や仲間を、全て奪われてきた青年の、
魔王に対する悲しき復讐劇のお話である。
ここから先の事は書かれていないのだが、
恐らく下巻が発売されているのか、或いはまだ未完成の作品であると考察できる。
どちらにせよ、悲惨な最期になるらしい事は間違いなさそうである。
最終更新:2012年08月21日 15:51