658 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/07(火) 21:31:39.57 ID:NDtpE1amo レジェンド「よーし、みんな揃ったね!」 放課後。 俺達麻雀部御一行は阿知賀学院の駐車場に集合していた。 レジェンド「須賀くん、荷物は後ろにお願い」 京太郎「りょーかいでっす」 銘々が家から持ち寄ったリュックやボストンバッグを、車の最後部座席に詰め込んでいく。 このレジェンドの自家用ワンボックスカーで俺達は長野を目指す。 積み込みが終わると、部員の列に加わってレジェンドの言葉に耳を傾けた。 レジェンド「えー、私達はこれから最初の県外遠征に出発するわけだが……」チラッ 灼「」ササッ 京太郎「?」 鷺森部長が動いた。 風呂敷を手に、レジェンドの隣へ。 レジェンド「その前に大事なことを決めなきゃいけない」 穏乃「大事なこと?」 憧「なんかあったっけ?」 レジェンド「あるともさ。それは――」 言葉が途切れたタイミングで鷺森部長が包みを解くと、そこには―― #size(15){#aa{{{ __________ / ___ /| / / `l / | / ヽ.____/ ./ | /________/ .| | r‐- | | i l ヽ `\ ̄``ヽ | | | /川 `\ .\ `l .| | | /∥イl从_仆、 \ l.| | | l∥;.l r升 孑、 \l | / | │l | `゙ _ '⌒y\.ト| / | l l ヽ. ‐- /_川 .| / | ヽ 仆- イ ク |/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ }}}} レジェンド「席決めだああああああああああっ!!!」 「「箱キモっ!!!」」 憧とハモった。 665 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/07(火) 21:52:45.21 ID:NDtpE1amo 灼「え……我ながらよく描けてると思……」プルプル 「「ですよね~!!」」 またハモる。慌ててハモらせる。 よもや鷺森画伯の作品だったとは。 口は災いの元。ンッン~名言だな。 憧「っていうか、この箱いつも指令入れてるやつじゃない?」 レジェンド「そうだけど?」 京太郎「いつの間に魔改ぞ……グレードアップを」 レジェンド「暇ならいくらでもあるよ、最近ご無沙汰だったからね……」フフッ そこでいじけ気味に笑わないで欲しい。 確かにデートだ祝勝会だとイベントフルな今日この頃だったけど。 玄「それで、クジで席決めするんですか?」 レジェンド「うん。その方が楽しいっしょ」 穏乃「たしかに楽しそう!」 宥「あったかい席だといいなぁ」 灼「ハルちゃんの隣は譲れな……」ズモモ 鷺森部長から禍々しいオーラが! 673 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/07(火) 22:02:04.82 ID:NDtpE1amo レジェンド「よっし、それじゃテキパキ始めようか」 「「「「「「はーい!」」」」」」 わらわら、ごそごそ。 適当に並び、次々とクジを引いていく。 二つ折りの紙片はすぐに全員に行き渡った。 穏乃「京太郎、京太郎」ツンツン 京太郎「ん?」 穏乃「席、隣だといいねっ!」ニパ 京太郎「おう、穏乃が隣なら退屈しなさそうだな」 穏乃「まっかせて! 今夜は寝かせないよ~」 夜通しかよ。 玄「きょ、京太郎くん!」 京太郎「はい?」 玄「もし隣同士になれたら、合宿の時に出来なかったオールナイトおもち談議を……!」ギラギラ 京太郎「お、お手柔らかにお願いします」 あなたもオールナイト前提ですか。 679 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/07(火) 22:18:35.57 ID:NDtpE1amo 宥「京太郎くん……」 京太郎「どうしました?」 宥「京太郎くんの隣、あったかい……?」 京太郎「さ、さあ……お気に召しますかどうか」 宥「はぅ……」 宥さんの隣とか、攻守ともにヤバそうだ。 憧「……京太郎」 京太郎「なんだよ?」 憧「く、くじ引きね」 京太郎「くじ引きだな」 憧「………………」 京太郎「憧?」 憧「な、なんでもないっ!」プイッ なんだそりゃ。 灼「ハルちゃんの隣は譲れな……」ズモモモモ オーラが! レジェンド「はい静かに~」 パンパンと手を打ち鳴らすレジェンド。 レジェンド「一斉に開くよ、いい?」 全員が頷く。 緊張の静寂。 そして、 レジェンド「いっ、せー、の――!」 783 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/08(水) 21:59:26.01 ID:9c92hM4Po ◆ で、 □ □ □ 灼穏憧 京玄 レ 宥 という具合に決まった。 宥「じょ、助手席……みんなと遠いぃ……」プルプル 玄「やったぁ! やったよ京太郎くんっ!」ピョンピョン 灼「ありえな……ありえな……」ガタガタ 穏乃「ちぇー、京太郎と違う列だね憧」ブー 憧「………………別にいいけどね! たくさんおしゃべりしようね、しず!!」 京太郎「うわあ」 なんだか凄いことになっちゃったぞ。 良くも悪くも賑やかな道行きになりそうだ。 788 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/08(水) 22:33:31.01 ID:9c92hM4Po 早速、割り振られた順番に乗り込む。 まず宥さんが助手席に。 続く俺は、後部座席の前列右端だ。 その次は、 玄「……」モジモジ 灼「玄? 早く乗ってほし……」 玄「わ、ごめんっ!」 そのまた次の鷺森部長にせっつかされて、慌てて乗り込む玄さん。 玄「お、おじゃましまーす……///」チョコン 京太郎「はい。長旅ですけど、よろしくお願いします」 玄「ぁ……うんっ! 旅のお供はおまかせあれ!」 灼「仰々し……」 穏乃「憧ー? 早く乗りなよー」 憧「……今行くぅ」 レジェンド「んじゃ、出発進行ー!」 掛け声と共に、レジェン号が唸りを上げた。 791 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/08(水) 23:01:38.83 ID:9c92hM4Po …… ………… ……………… 走り始めて早数時間。 レジェン号は高速道路を突き進んでいた。 陽は既にとっぷりと暮れ、ヘッドライトが光の川を作る。 歌にトークに賑々しかった車内も、今は静かなものだ。 玄「でねでね! やっぱり今まで見てきた中でも和ちゃんのおもちは別格なのです!」ムフーッ 一人を除いて。 玄さんは疲れる素振りなど微塵も見せず、ノンストップで語り続けていた。 おもちの話を。 乳の話を。 話題の中心は、行き先が行き先であるが故か、旧友の原村和嬢だ。 彼女の輝かしいおもちエピソードを、情感たっぷりに語る玄さんだった。 花の女子高生、松実玄さん16歳だった。 796 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/08(水) 23:36:12.41 ID:9c92hM4Po 玄「初めて会った時はビックリしたなぁ……小学生で当時のおねーちゃんに勝るとも劣らないおもちをお持ちな子がいたんだもん」 京太郎「ハァ、ソッスネ」 いやさ。 俺も好きだよ? おっぱい。 大好きですよ? おっぱい。 おっぱいは正義。おっぱいは絶対。おっぱいは全てに優先する。 おっぱいがあれば何でも出来る。おっぱいは恒久平和の第一歩。 おっぱいの前では老若男女も等しく清らかでいられる。おっぱい。 そう思っていた時期が、俺にもありました。 しかし、違う。 隔たりがあった。 精神的にも物理的にも、男と女では乳に対する距離が違う。 より正確に言えば、モテない男と全ての女性では、だ。 だって、 玄「でもね! おねーちゃんも負けてないよ! ほら!」ワシッ 宥「ふわぁ!?」ビクンッ モテない俺は女性の胸を気安く鷲掴みになんて出来ないから。 799 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/09(木) 00:02:34.64 ID:4K3XXGlMo 玄「和ちゃんとの第一種接近遭遇以来、毎日欠かさず丹精込めて育ててるからね~」モッチモッチ 宥「やっ、くろちゃ、そうゆうのはおうちでだけって……んぅっ///」ビビクンッ 毎日っすか。 家っすか。 ソッスカ。 京太郎「………………」 これだよ。 玄さんのおもちトークには、俺にはない視点がある。 つまり、生の体験が。 生で見、生で触った体験。 その有無が俺と玄さんの違いで、溝なんだ。 俺が語っているのは夢に過ぎず、玄さんが語っているものこそが乳なのだ。 だから、軽い雑談程度ならまだしも、長時間に亘って聞かされると……堪える。 どんどんどんどん、惨めになる。 極めて身勝手な理由で玄さんには申し訳ない。 玄「おもち、おもち……えへへへへへへへ」モチィモチィ 宥「ぃゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ///」プルプル 前言撤回。 804 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/09(木) 00:39:38.08 ID:4K3XXGlMo 憧「いーかげんにしなさいっ!」 #aa{{{ |\_ \ /´ __r― r‐ r‐、.ト .. < /_ /乂 f i | ! i ∨::.::.::ミ:.、 |/\| 二 ミ 、 ..:..:\ 八} { } } }::.:.:.:.:.:.::.::\ , ..:..:..:.:.:\ ' __,.. -- ':.:.:.:.:.:.:.:.:.::.::.:\ / ..:..:..:.:.:.:.:.:.:.:.` ¨¨´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽ:.:.::.::.::ヽ / :..:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: i ..:..:.. ヽ:.:.:.:..:.. ‘,:.::.::.ハ / / .:/ :.:.:.:./ ..:.:.:.:.:.:.:.:| ..:.:.:.:.:.:..i:.:.:. :. . i ’ .′′...... / / ..} ..:.′ :.:.:.:.:.:. |:.....‘. ..:.|....:.::.::.::..| i..:.i ..:.:.:/ ..:.:.:′.:.:.:./:.′/| .:.:.:.:.:.:.:.:.:}i:.:.:.:.|:.::.}:..:.::.::.:i::.} ..:.::. ..:.:.:′ ..:.:.i.:\,.ィ:./}.:./ }.:.i..:.:.:.:.:.:}:ハ:. イ::;′.::.::.::}::′ | ..| ..:.::i :.:.:i:/ /`/>ー}:/:.:.:.::/斗イ}:/ }:/,!::.::.}::.// ノノ| ..:/′..:.:.:.::| ノ' /' }:.:.:/ノ}ノ ノ' ノ /}::. /イノ′ //´ }.:/ |r‐ 、 .::|z==ミ、 /イ ノ,斗==ミ /:ノイヽ{ 「ぁたっ」 . / .:/ ,o'>{ ハ::.: ! xxx ` ^´ xxx {::.:.:./⌒ヽ / . .:././:r‐{ |__ノr‐込 ' 厂/ | |\ .. .:.//r‐ミ! 廴ノ 人 \ r . n , イ::厶イ)、_.厂}:ヽ . .:.:/{ {∧ }ー′ /` ノ { ≧=r`〒 ≦爪 / / {_.ノヽ:’. ..:.:.{ |爪 / }.八__ イ厂ト . __} / } { ∧:ハ .:.::ノ ィ 7~入 ノ く ./ ./| 》 /{ `{ ノ:.ト} }}} と。 はるばる後列の座席から立ち上がった憧のゲンコツ(弱)が玄さんを裁いた。 憧「ったく、宥姉が困ってるでしょ」 玄「はぁい……おねーちゃん、ごめんなさいですのだ」ペッコリン 宥「ん……うぅん、へいき……///」 憧「宥姉も、甘やかしたら玄の為にならないからね」ジロッ 宥「ゎゎ」ブルッ 京太郎「まあまあ憧、後は当人同士の問題だし程々に……」 憧「一番甘いのはアンタよ京太郎!」ビシッ 京太郎「オレェ!?」 憧「当たり前でしょ! アンタが玄を止めなくてどうすんのよ! と・な・り! なんだからっ!」クワッ 京太郎「ひぇぇ……」 808 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/09(木) 01:11:17.79 ID:4K3XXGlMo 憧「あたしらにとって身近な男なんて京太郎だけなんだから、アンタが許したら誰でも許してくれるって勘違いしちゃうでしょ!」プンスコ 京太郎「えぇー……憧、お前なんか怒ってない?」 憧「怒ってない! お前って言うな!」ガーッ 京太郎「やっぱり怒ってる!」ヒェー レジェンド「ハイそこまでー。憧、危ないから座っときなさい」 憧「でもハルエ――」 レジェンド「急カーブだから」グイッ 京太郎「おおぅ!?」 忠告の直後、揺れる車内。 つーか、遅いだろ言うの。 憧「わわ……っきゃあ!?」ヨロッ 対応の遅れた憧が体勢を崩した。 京太郎「憧!」 俺は慌てて手を伸ばして―― ――むにっ。 813 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/09(木) 01:24:02.51 ID:4K3XXGlMo 京太郎「あっ」 玄「あっ///」ピクンッ 京太郎「あっ!?」 玄さんの胸を鷲掴みにしていた。 何故か。 驚異の気安さで。 京太郎「す、すんません玄さん! わざとじゃ、わざとじゃないんです!」ペコペコ 玄「う、ううん大丈夫! 私こそよろけちゃってごめん!……でも、」 京太郎「でも?」 玄「でもね、そのぅ……手がね? まだ、胸に……///」 京太郎「すんませんっしたーーーーー!!」バッ やっちまった。 こんな方法で玄さんを黙らせちまった。 玄さんに真っ赤な顔で下を向かせちまった。 おっぱいやわらかかった(本音)。 憧「……」 穏乃「憧~重い~」ウググ 憧「重くないっ!」 灼「ぶっちゃけ重……」ウググ 憧「おーもーくーなーいー!!」 853 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/09(木) 22:05:04.55 ID:4K3XXGlMo ◆ レジェン号は夜の高速道路をひた走る。 薄暗い車内に会話は少なく、背後からは寝息のようなものも聞こえてくる。 穏乃かな。起きてたら喋ってるだろうし。 なんて考えるのは、逃避以外の何物でもなかった。 玄「………………」 未だに沈黙を続ける、玄さんからの逃避でしかなかった。 京太郎「……」 気まずいよ。 揉んじゃったんだもん、そりゃ気まずいよ。 尚も無慈悲な隣同士のままなのが居た堪れない。 京太郎「……玄さん」 それでも、声を掛ける。 そろそろ改めて謝罪を聞き入れてもらえるタイミングだろうと思って。 玄「……」 京太郎「あのー、なんつーか……」 京太郎「本当に申し訳ないと思ってます」 京太郎「謝って済むことじゃないってのも、分かってます」 京太郎「俺に償えることならなんでもします」 京太郎「ですから、どうか気を落とさずに――」 玄「………………るぃ」 京太郎「え?」 玄「ぎ、ぎぼぢわるぃ……」ウプッ 京太郎「監督ゥー! 玄さんエマージェンシー!!!」 863 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/09(木) 22:29:50.04 ID:4K3XXGlMo レジェンド「え!? 参ったなぁ、今サービスエリア通り過ぎちゃったんだけど……」 京太郎「引き返しましょう!」 レジェンド「たまに無茶言うよねキミ」 言いたくもなる。 このままでは玄さんがクロチャーからゲロチャーになってしまう。 そんなの誰にとっても不幸でしかない。 主に玄さん。次に俺。 京太郎「だ、大丈夫ですか?」 玄「だめかも……ずっと下向いてたから……」プルプル うわぁ顔色悪っ。 まるで圧倒的な実力差の対戦相手がカンをして増えたドラが全部手元にあった時みたいだ。 切れる牌が切れなくなり、切ってはいけない牌を切らざるをえない。 そんな『詰み』の体現だった。 やべーす。 869 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/09(木) 22:58:18.02 ID:4K3XXGlMo 京太郎「と、とりあえずこれを」ササッ 玄「なにこれ……?」ゥプ 京太郎「エチケット袋にございます」 玄「~~~~~!?」 何か言いたかったのだろう。 が、こみ上げる吐き気に邪魔されたのだろう。 体裁を取り繕う余裕もなく袋に顔を寄せる玄さん。 そして手段を選べないのは俺とて同じ。 せめて優しく、努めて優しく、玄さんを送ってやろう。 サスッ 玄「!?」ビクッ 丸まった背中に手を置いて、下から上へさする。 玄「ちょ、きょ、京太郎くんっ」ワタワタ 京太郎「安心してください。大丈夫ですよ、大丈夫……」サスサス 玄「ちがっ、そっ、手、やっ、這わせないでぇ……っ///」プルプル 乙女として精一杯の抵抗をする玄さんだが、俺は手を止めない。 無理をして取り返しのつかない最悪に陥るよりは、取り返しのつく最低の方がマシだ。 だから俺は、玄さんの背中をゆっくり優しく、下から上へ―― ――ぷちっ。 #size(15){#aa{{{ /:..:..:..:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ |:.:.:.ハ:.:.:.:j:.:.:.:.} ゚。:|\ :.:.:.:.:.|:..:。:..:..:..:.\ /:..:..:..:/:.:.:.:.:.:.:.:/|__;.ム斗:./ |:.:.:.し:.:.;\_}:.:|__ ゚。.:.:.:.|:.:..゚。:..:..:\:.゚。 /:..:..:..:/ :.i:.:.:.:i:.:/│:./ |:.′ |:.:.:.:.:.:./ Ⅵ :。:.:.:|:.:.:..:。:..:..:..:}ⅵ /.......:.:.,:.:.:.:|:.:.:.:レ彡|:./三ミ:{、 | :.:.:.:./ 彡=リ三ミト、 :.:.|:.:.:.:.:゚:..:..:..:| リ /:..:..:.:.: ′:.:.|:.:./〃 リ リヾ:、 :.:.:.:./.〃 ヾ:、リ .:.:.:.:i:..:..:..| /:..:..:.:. イ:.:.:.:.:.| /il{ }li }:.:./ il{ }li | .:.:.:.:|:..:..:∧ /:..:..:./ :|.:.:.:.:.:リ il{ }li l/ il{ }li | :.:.:.:.|:.:.:..:.∧ 「!!!!!」 /:..:./..:.:.:.|.:.:.:.:.:.| ミト、 ィj/ ミト、 ィj/ | :.:.:.:.|:.:.:.:..:.∧ j:./ .:..:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:| ゞ=====彡 ゞ=====彡 │ :.:.:.|:.:.:.:.:..: ∧ イO/:.:..:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:|////////////////{ :.:.:.:.|:.:.:.:.:.:..:..∧ /:..// .:..:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:|、 r――――― 、 ι ノ :.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.. ∧ /:..:..//:..:..:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:|:.\ ι | | イ:|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.゚:,:.:.:..:..∧ /:..:..:..// .:..:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:|:.:.:个:. . ノ ---―‐ ____} . .:个:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:゚。:.:..:..:∧ 〃:..:/|〃 .:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.ハ:.:.:.≧==- __ -==≦:.ハ.:.:j:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:|i:..:.:.:.:.∧ /:../ l/ :..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:|:.:.:/ }:.:.:.:.:/ { } \:.:.:.:/ }.:.:.:.:. |:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:}ト :.:..:..:..∧ }}}} 880 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/09(木) 23:19:05.91 ID:4K3XXGlMo 玄「ほわあぁあっ!?///」ガバッ 京太郎「うおっ!?」ビクッ ポヨンッ 玄「はわわ!?///」ババッ 京太郎「く、玄さん……?」 何事か。 突如として背筋をピンと伸ばした玄さんが、次の瞬間には慌てて胸元を抑えた。 ついさっきまで真っ青だった顔が、急速に急激に紅潮している。 玄「あ、赤土さん! 停めっ、今すぐ停めてくだひゃい!!///」 レジェンド「そんなにヤバいの!?」 玄「いえ吐き気は引っ込んだんですけど……別の出ちゃいけないものが出ちゃいそうで……」ゴニョゴニョ レジェンド「よく分かんないけど、次のサービスエリアまで我慢してもらうしかないよ?」 玄「う、ぅうううううううううう!///」 京太郎「……?」 すっかり元気になった玄さんの唸り声が車内に響き渡った。 レジェン号は夜の高速道路をひた走る。 【TO BE CONTINUED...】