あなた断ち

憧「阿知賀が共学化!?」まとめ内検索 / 「あなた断ち」で検索した結果

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  • あなた断ち
    849 名前:7月17日(水)[saga] 投稿日:2014/06/11(水) 21 36 16.45 ID PmKrt7+Uo 京太郎「なあなあ」 憧「んー?」 京太郎「お前ってコンビニのおにぎり温める派? 温めない派?」 憧「いきなり変なこと訊くわね……常温ならそのままかしら。海苔がふやけちゃうし」 京太郎「だっよなぁ!? あのパリパリがいいのになぁ!」 憧「おにぎりはやっぱセブンよねー。ハズレがないわ」 京太郎「でもこの前いかめしおこわおむすび食ったらスゲー固かった……」 憧「失敗談の流れだったの!?」 京太郎「味は良かったんだよ……ただただおこわが固かったんだ……」 憧「それは……まあ、ご愁傷様」 京太郎「でも卵かけご飯風おにぎりは美味かったぞ!」 憧「何それ!? 卵かけご飯でおにぎり!...
  • 本編
    ...) ・56.あなた断ち7月17日(水) ※男性恐怖症克服指令その10 ・57.フタリノ夜7月19日(金) ・58.星の綺麗な夜7月21日(日) ・interlude 合宿編 ・一日目7月22日(月)
  • テレフォンショッキングピンク
    518 名前:6月5日(水)[saga] 投稿日:2014/01/05(日) 22 06 48.37 ID /PSVfCEYo  風呂上がり。  タオルで髪をガシガシと拭きながら、壁に背を預けて座る。  片方の手には携帯電話。  これから、憧に電話を掛けようと思っていた。  登録から一ヶ月、初めての電話だ。  ピ、ポ、パ、と手早く操作。耳に当てればコール音。 prrrr...prrrr...  待つ。 prrrr...prrrr...  じっと待つ。やや緊張。 prrrr...prrrr...  まだまだ待つ。退屈してきた。一言目どうボケよう。 prrrr...prr『もしもーし』 京太郎「グヘヘお嬢ちゃん今日のパンツ何色ォ~?」 望『穿いてないわよ? 巫女だから...
  • 年下の彼氏に死ぬほど愛されて眠れないきょうこのごろ
    920 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/12/02(月) 22 37 53.79 ID V1ey86lvo  彼女は、間違いなく彼を好きだった。  愛している――そう表現しても過言ではなかった。  彼とは、桜の舞う季節に出会った。  親の都合で引っ越してきたという、新入生の少年だった。  最初は、同じ部活の先輩と後輩の関係から始まった。  「麻雀は下手だ。けれど大好きだ」、そんな姿勢に好感を持った。  次第に、関わり合いは学校生活全体に波及した。  昼食、勉強、登下校。気が付けば四六時中行動を共にしていた。  やがて、お互いを意識するようになった。  それは自然な流れのようにも思えたし、夢想のように突飛にも思えた。  ただ人を好きになるということの難しさを痛感した。  少年...
  • チャンピオンは衰退しました1
    904 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/02/10(月) 21 20 20.38 ID Pxhw7IwEo ブロロロロ... 京太郎「ん……」 京太郎「(なんだ、この音……)」 京太郎「(車のエンジン音……?)」 京太郎「(……どうして……)」 京太郎「(俺は自分の部屋で寝てた筈なのに……)」 京太郎「う……っ!?」モゾッ 京太郎「(身動きが取れない……!)」 京太郎「(視界も塞がってるし……)」 京太郎「(金縛り……じゃないよな)」 京太郎「(どちらかと言えば……そう……まるで、拉致)」ゾクッ シュルッ 京太郎「!」 京太郎「(拘束が緩められた!?)」 シュルッ 京太郎「(目隠しも……一体、誰が……?)」 908 名前:某月某...
  • 特別編 ヒロイン大集合
    116 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2013/11/04(月) 20 18 09.79 ID xPu09oJSo 憧「……」 照「……」 淡「……」 塞「……」 憧「(……何これ、気まずっ)」 塞「えーっと……これはどういう集まりなのかな?」 照「分からない」 淡「まったくもって!」 憧「ていうか、お互いが誰なのかも知らない……ですよね?」 淡「テルは知ってるよ(テルだけに)! でも、なーんか変な感じ?」 照「淡も、私の知ってる淡とは雰囲気が違ってる(照だけに)」 塞「なにそれこわい」 122 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2013/11/04(月) 20 47 55.22 ID xPu09oJSo 憧「(落ち着け……落ち着く...
  • そんな夜もある
    241 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2014/01/23(木) 23 06 57.42 ID rudyCClao 良子「……」トボトボ ピタッ 良子「……はぁ」 ガチャガチャ...カチャッ 良子「? 鍵が……」キィ パタパタパタ 京太郎「良子さん! おかえりなさい」ニコッ 良子「きょ、京太郎!? ホワイ、どうしてここに……」 京太郎「ごめんなさい。来る時は事前に連絡するって約束を破ってしまって」 良子「いえ、そんなことより、」 京太郎「でも」 良子「?」 京太郎「お説教は夕食の後……じゃ、ダメですか?」 良子「……ノーウェイ」 242 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2014/01/23(木) 23 44 06....
  • 登場人物
    須賀 京太郎(15)     __,、,-z.  〃   〉 ス  ノ ((从从ル. "ヾ(l ゚ -゚ノ"   /i  l:=ト、  (_ノ_,人_,ゞ.)    |_l,ハ_l| 本作の主人公。 モテたい一心で阿知賀に入学フロム長野。 ゲス。 称号:見せかけヤンキー→長野から来た男→阿知賀学院麻雀部全員と友達になる男(願望)→阿知賀学院麻雀部“憧係”→グッドスメル須賀→童貞→阿知賀学院麻雀部マネージャー→あらゆる意味で一生分の運を使い果たした男→接触上等の男子高校生→麻雀部一の問題児♂→金髪ドスケベクソゲス野郎→ミスターメシウマ(ただしナポリタンに限る)→駆逐艦マニア(?)→ゲス時々イケメン→地雷ランナー→ジュウコンカッコカリ→七転び八起き系マネージャー→欲求不満?→憧断ちぬ→依然“憧係”→この男、マネージャー 憧への印象:かわいい→かわ...
  • 特別編 第二次ヒロイン大集合
    317 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2014/01/02(木) 21 36 50.77 ID SQGSb3qoo 憧「……」 照「……」 淡「……」 塞「……」 恭子「……」 セーラ「……」 良子「……」 憧「(……増えてる!)」ガビーン 塞「え、と……まァとりあえず、そっちの三人は久しぶりって感じで」 照「しばらく」 淡「まったくもってー!」 恭子「な、なんなんこれ……? なんでインハイチャンプがおるん……?」カタカタ セーラ「つーか俺らもなんでここにおんねん」 良子「インコンプリヘンション。すっげー不思議ですね」 憧「ぅーゎー、もう滅茶苦茶じゃない……」 320 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2014/...
  • てるてる日和1
    930 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/07/03(水) 00 24 23.87 ID MKZOWtyjo 秋・清澄高校―― ~教室~ ガラッ! モブA「きょ、京太郎! 京太郎はいるか!?」 京太郎「あいよー。血相変えてどうした?」 モブA「大変なんだよ!」 京太郎「だから何が?」 モブA「……校門で見慣れない制服の美少女がお前のことを探してる」 京太郎「大変だああああああああああああああああああああああああああああああ!!?」 モブA「お、俺は夢を見てるんだよな……? 女子が京太郎を訪ねてくるなんてありえないもんな……?」 京太郎「くっ、失礼過ぎるけど確かに俺自身まったく心当たりがねえ!」 モブA「じゃあやっぱり夢なのか!?」 京太郎「いや現実だけどな。とりあえ...
  • ランチタイム
    362 名前:4月15日(月)[saga] 投稿日:2013/07/10(水) 00 43 31.33 ID zTTzBOcMo  キーンコーン カーンコーン    キーンコーン カーンコーン 京太郎「新子さーん、一緒にメシ食べ」 憧「ない」 京太郎「よな」  轟沈。  ちくしょう、今日も購買のパンで一人メシか……  そろそろクラスに男子の友達が欲しいなぁ……  麻雀部に入ってなかったら即死だったぞ。孤独で。  とにかく今は腹が減った。  人気のパンが売り切れる前に購買へ急がねば。  そう思って立ち上がった――その時である。 ガラッ 穏乃「憧ー京太郎ーいるー?」 368 名前:4月15日(月)[saga] 投稿日:2013/07/10(水) 00 55 17.14 ID zT...
  • Hatsuse Panic Requiem
    537 名前:5月29日(水)[saga] 投稿日:2013/12/11(水) 21 27 30.33 ID sDJID7fqo ウィーン 穏乃「うぁー今日もつかれたーっ!」フラフラ 憧「流石に腕あがんないわもー」ヘロヘロ  と、泣き言を口にしながらコンビニを出る穏乃と憧。と俺。  近くに車を出す用があるレジェンドにくっついて駅前まで下りてきたのだ。  それぞれ買ったのはパンとかガムとか、スーパーとは一味違う品揃えのもの。  ちなみに俺はナタデココ杏仁グミというのを買った。  このキワモノ感が堪らない。 京太郎「監督はまだ来てない、か」 穏乃「ぽいね」キョロキョロ 憧「ま、だべってたらその内来るでしょ」 京太郎「だな」  そんな風に話していると、 ???「うわあ...
  • 奈良県吉野郡吉野町の巫女さんの手料理
    138 名前:5月28日(火)[saga] 投稿日:2013/12/05(木) 22 13 48.81 ID bbbcASBTo 玄「それじゃあお先に失礼するね。おつかれさまー」 宥「お、おつかれさま~」 京太郎「お疲れーっす」フリフリ 憧「おつー」ヒラヒラ 穏乃「また明日ー!」ブンブン  家の用事とかで早々に帰らなければならないらしい松実姉妹を三人で見送る。  校門の前には俺と憧と穏乃が残った。  ちなみに鷺森部長はいつものようにレジェンドを待って居残りである。 憧「さて、あたしらも帰りますか」 京太郎「だな」 穏乃「はーおなかすいたー。今日のごはんはなんだろな――っと?」 ♪アノブタイヲコロゲマワッテー カナデチャッテヨマイセーレナーデー 穏乃「メールだ」ピッ ...
  • てるてる日和3
    72 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/08/11(日) 00 35 44.81 ID vLgzWMUJo 咲「な」 和「ん」 優希「じぇええええええええええっ!!?」 照「片岡さん、声が大きい」ジロッ 優希「ぴぎッ」 京太郎「て、照さん……? あの、今なんと」 照「うちに泊まりに来て」 京太郎「聞き間違いじゃなかった……!」 照「だめ?」 京太郎「流石にマズいんじゃないですかね……親御さんの許可は?」 照「それなら大丈夫」 京太郎「え、貰ってるんですか?」 照「今日はお父さん帰ってこないから」 京太郎「大丈夫じゃねええええええええええ!!!」 74 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/08/11(日) 00 45 59.79 ID...
  • フタリノ夜
    287 名前:7月19日(金)[saga] 投稿日:2014/06/18(水) 22 07 50.01 ID P9jGEkUXo  一学期が終わった。  週が明けたら遂に夏休みだ。  俺が奈良に来て、阿知賀に来て初めての夏。  憧。穏乃。玄さん。宥さん。鷺森部長。レジェンド。  皆と過ごす、きっと最初で最後の夏。  その始まりだ。 京太郎「はぁ……暑ぃ」テクテク  今日の部活は早々にお開きとなった。  レジェンド曰く、週末の遠征と『その次』の準備で忙しいらしい。  ので、一度帰宅してから再度外出。夕飯の買い出しなんぞ済ませて帰路なう。  8月も間近の太陽が照りつける道を歩く。  と、 ♪デンワダヨ、チャントデトケヨー  ケータイが鳴った。 288 名前:7月19日(...
  • Mに手を出したら/掃除の達人
    460 名前:5月23日(木)[saga] 投稿日:2013/11/08(金) 21 29 30.53 ID uHVZTaloo ガチャッ 玄「んー……んっ……」モミモミ バタム 464 名前:5月23日(木)[saga] 投稿日:2013/11/08(金) 21 45 09.24 ID uHVZTaloo 京太郎「……」  なんだ今の。  なんだ今の。  見間違いかな?  他に誰もいない部室で玄さんが自分の胸を揉みしだいていたような……  見間違いだな。 ガチャッ 玄「んん……あ、京太郎くん。こんにちはー」モミモミ バタム 京太郎「………………」  見間違いじゃなかった……  自分の胸を揉みしだいて...
  • きよしこの夜
    XXX 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/12/24(火) xx xx xx.xx ID kakiorosi  雪の降る聖夜だった。  街は白く塗り潰され、その上を賑やかな声が跳ね回る。  大切な家族。気の置けない友達。愛を誓い合った恋人。  誰も彼もがそれぞれに幸福を覚え、また分かち合う。  そんな聖夜だった。  そんな喧騒の只中を避けるように、一棟の高層マンションは聳え立っていた。  そして一人の少年が、マンションの一室の前に立っていた。 「……」  少年はポケットから携帯電話を取り出す。  もう何度目かも分からない確認。  結果は何度目とも同じだった。  「少し遅れる」という謝罪の旨のメールに対する了解の返信。  それが届いたのが一時間前だった。 「……...
  • 白々しくも蛇行
    658 名前:6月7日(金)[saga] 投稿日:2014/01/07(火) 21 31 39.57 ID NDtpE1amo レジェンド「よーし、みんな揃ったね!」  放課後。  俺達麻雀部御一行は阿知賀学院の駐車場に集合していた。 レジェンド「須賀くん、荷物は後ろにお願い」 京太郎「りょーかいでっす」  銘々が家から持ち寄ったリュックやボストンバッグを、車の最後部座席に詰め込んでいく。  このレジェンドの自家用ワンボックスカーで俺達は長野を目指す。  積み込みが終わると、部員の列に加わってレジェンドの言葉に耳を傾けた。 レジェンド「えー、私達はこれから最初の県外遠征に出発するわけだが……」チラッ 灼「」ササッ 京太郎「?」  鷺森部長が動いた。  風呂敷を手に、レジェンドの隣へ。 ...
  • チャンピオンは衰退しました
    904 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/02/10(月) 21 20 20.38 ID Pxhw7IwEo ブロロロロ... 京太郎「ん……」 京太郎「(なんだ、この音……)」 京太郎「(車のエンジン音……?)」 京太郎「(……どうして……)」 京太郎「(俺は自分の部屋で寝てた筈なのに……)」 京太郎「う……っ!?」モゾッ 京太郎「(身動きが取れない……!)」 京太郎「(視界も塞がってるし……)」 京太郎「(金縛り……じゃないよな)」 京太郎「(どちらかと言えば……そう……まるで、拉致)」ゾクッ シュルッ 京太郎「!」 京太郎「(拘束が緩められた!?)」 シュルッ 京太郎「(目隠しも……一体、誰が……?)」 908 名前:某月某...
  • UTAGE
    236 名前:6月3日(月)[saga] 投稿日:2013/12/18(水) 22 06 25.23 ID nhE6ELvCo 憧「ふぅ……」  コトリと音を立て、ティーカップがソーサーに戻された。  憧は視線を飴色の波紋から虚空へと移す。 憧「……なんか、とりあえずやれたのかなぁ」 玄「うん。大変だったけど」  返す玄さんの声も穏やかだ。  インターハイ県予選。  あの死闘から一夜明け、俺達は束の間の平和を享受していた。  午後の陽射しが差し込む部室でのささやかなティータイム。  こんなに贅沢で静謐な時間が、いつまでも続けばいいと―― バタンッ! 穏乃「新聞!! 見た!?」 京太郎「……」  ――続けばいいと思いました(小学生並の感想)。 237 名前:6月3日(月)...
  • Mに手を出したら/おねーちゃんといっしょ
    663 名前:5月10日(金)[saga] 投稿日:2013/09/29(日) 00 21 47.59 ID ZDKFMn+Qo  今日は朝から快晴だった。  東の低い位置から差す陽の光が心地良い。  こんな天気を『五月晴れ』と呼びたいが、ここで言われる『五月』とは旧暦――つまり6月のことである。  ちなみに読みは『さつきばれ』で、『ごがつばれ』と読む場合は新暦の5月を指す。とかなんとか。  閑話休題。  うららかな日和に欠伸を一つ、通学中の俺。  そういえば通学路で麻雀部のみんなと会ったことってないな。  入学式の日に憧を見かけたきりだ。  時間帯がズレてるんだろうけど、一度くらい女子と肩を並べて登校してみたい。  そんなことを考えながら歩いていると、  前方に不審者を発見した。 ...
  • 江口セーラはシンデレラに憧れる
    24 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/12/15(日) 22 14 44.33 ID zvIQTYheo ~遊園地・ゲート前~ ワイワイ ガヤガヤ 京太郎「……」ソワソワ 京太郎「(須賀京太郎です。俺は今、遊園地に来ています)」 京太郎「(もちろん一人じゃない。そして二人でもない)」 京太郎「(なんと、千里山のレギュラー五人と待ち合わせている最中なのだ!)」 京太郎「(インハイで頑張ったご褒美にマネージャーの俺まで同行させてもらっているのだ)」 京太郎「(ありがとうございます監督。新学期から雑用二倍でも嬉しいです)」 京太郎「(そんなこんなで、竜華先輩達を待っているわけだが……)」 京太郎「(おせぇ)」 京太郎「……」チラッ 京太郎「(待ち合わせ時間はもう過ぎてる)」 ...
  • てるてる日和
    930 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/07/03(水) 00 24 23.87 ID MKZOWtyjo 秋・清澄高校―― ~教室~ ガラッ! モブA「きょ、京太郎! 京太郎はいるか!?」 京太郎「あいよー。血相変えてどうした?」 モブA「大変なんだよ!」 京太郎「だから何が?」 モブA「……校門で見慣れない制服の美少女がお前のことを探してる」 京太郎「大変だああああああああああああああああああああああああああああああ!!?」 モブA「お、俺は夢を見てるんだよな……? 女子が京太郎を訪ねてくるなんてありえないもんな……?」 京太郎「くっ、失礼過ぎるけど確かに俺自身まったく心当たりがねえ!」 モブA「じゃあやっぱり夢なのか!?」 京太郎「いや現実だけどな。とりあえ...
  • 憩い
    566 名前:6月22日(土)[saga] 投稿日:2014/03/13(木) 20 50 25.46 ID WO++2te6o  重い。  頭が、瞼が、目が、肩が、腕が、足が。  重い。  体中に鉛を括りつけられたような気だるさだ。  そんな加減で迎えた三度目の遠征だった。 京太郎「はよーす……」 玄「あ、おはよう京太郎くん!」 宥「今日も冷えるねぇ……」 穏乃「じめじめ蒸し暑いよ!?」 レジェンド「こりゃ今日も一雨来るかなー」 灼「昨日てるてるこけし吊るしてたのにね」 憧「なにそれ……」  皆はいつも通りだ。 571 名前:6月22日(土)[saga] 投稿日:2014/03/13(木) 21 18 07.25 ID WO++2te6o 憧「ていうか珍しく時間ギリじゃ...
  • 部員めぐり・玄
    691 名前:4月10日(水)[saga] 投稿日:2013/06/28(金) 00 43 46.73 ID Ny+tLUH6o …… ………… ………………  キーンコーン カーンコーン    キーンコーン カーンコーン 今日も休み時間がやってきた。 チャイムが鳴り止むと同時に、隣の新子さんへ声をかける。 京太郎「なあなあ、玄先輩って何組か知ってる?」 憧「玄? 知ってるけど……もしかして、今日も行く気なの?」 京太郎「ロンオブモチ。目指すは部員コンプリートだ!」キリッ 憧「呆れた……」ガタッ 京太郎「……」ジー 憧「……なに?」 京太郎「あ、いや、新子さんこそ今日もついてきてくれるんだな」 憧「文句ある?」ギロッ 京太郎「アリマセンッ! で、でも流石に今日は大丈夫だって。...
  • 須賀、部活やめるってよ
    440 名前:5月1日(水)[saga] 投稿日:2013/08/19(月) 23 35 17.24 ID 0GM8XW9Po 京太郎「――ってな訳でして」  と。  昨日考えたことを、そっくりそのままレジェンドに伝えた。 レジェンド「……」  レジェンドは難しい顔をしていた。  かける言葉を決めあぐねているような、迷いの表情。  それでも視線は俺に向いていた。  俺の心の奥の奥を探ろうというような、鋭い眼光。 レジェンド「……考え直す気はないの?」 京太郎「もう決めたことですから」  返事に躊躇はなかった。  それで観念したのか、一度ぎゅっと目をつぶるレジェンド。  また開いて、 レジェンド「そっか」  小さく笑った。 441 名前:5月1日(水)[saga] ...
  • 勉強会(直球)
    361 名前:5月13日(月)[saga] 投稿日:2013/10/11(金) 01 21 43.47 ID 7DOisu05o  鉛のような時間が続いていた。  一秒が一分にも、永遠にも感じる鈍重な時間。  息苦しい。  激しい運動をした訳でもないのに、呼吸が乱れる。  心が軋みを上げているのだ。  碌な身動きも認められず、手足を伸ばすことも叶わない。  そんな状態で強制される行為に、俺は精神を蝕まれていた。  悲鳴を上げたい。  しかし許されない。  この空間の主が決して許しはしない。 「……もう、やだ」  隣で、声。  俺の友人にして、同じ囚人である、高鴨穏乃のものだ。  穏乃は、平素からは考えられないほどに衰弱していた。  感情の消え失せた瞳で、命じられたままを行...
  • はじめてのぶかつどう
    303 名前:4月6日(土)[saga] 投稿日:2013/06/16(日) 04 42 17.08 ID lSw6Rm0do  奈良で迎える二度目の朝。  俺は今日も桜吹雪の中を歩いていた。  激動の入学式(欠席)が終わり、訪れた新しい朝。  阿知賀学院麻雀部員としての第一歩。  否が応でも気合いが入る。  京太郎「うっし!」  俺は俺の青春の舞台である学校へ向け、力強く走り出した。 …… ………… ………………  そして放課後。  俺は―― 304 名前:4月6日(土)[saga] 投稿日:2013/06/16(日) 04 43 06.82 ID lSw6Rm0do 京太郎「待てええええええええええ!!」 憧「いーーーーーやーーーーー!!」  また走っていた! ...
  • ドリルとメル友と自慢の拳
    611 名前:7月15日(月)[saga] 投稿日:2014/06/05(木) 23 02 16.95 ID pWNw6HmAo  海の日が7月の20日から第三月曜日になってしまって何年が経っただろう。  気になって昨夜PCで調べてしまった。  すると驚いたことに、今では7月20日だった期間より第三月曜日だった期間の方が長いのだ。  いやマジで驚いた。時の流れを感じた。俺まだ15だけど。  しかし、いつだか語ったと思うが、俺はハッピーマンデーより週の中程にポツンと一日休める方が嬉しい。  まあ土日祝日関係なく部活なんだけど。 テクテクテク... 京太郎「はぁ……」 憧「朝から辛気臭いわねー、どうしたの?」 京太郎「今日の部活が憂鬱でな……」 憧「部活? 祝日に部活するのがそんなに嫌なわけ?」 京...
  • 温泉旅館に泊まろう! 紅蓮篇
    246 名前:5月3日(金)[saga] 投稿日:2013/09/01(日) 00 54 01.84 ID I/5kRpkmo  集合は正午過ぎ、昼飯を食べてからだった。  おかげ様で入学以来最ものんびりした朝を過ごすことが出来た。  ……溜まっていた家事とか、やれたら良かったんだけどな。  ゴロゴロするばかりで何も捗らなかった。現実は非常である。  だがしかし。  敢えて言おう。  「知るかバカ! そんなことより合宿だ!」  と。  そう、合宿だ。  温泉旅館に一泊二日で。  躍るわ、心が(倒置法)。 京太郎「う~~ベンチベンチ」  そんな訳で待ち合わせ場所である川沿いのベンチを目指しているのだ。 248 名前:5月3日(金)[saga] 投稿日:2013/09/01(日) 0...
  • 歯・車・始・動
    820 名前:7月1日(月)[saga] 投稿日:2014/04/15(火) 22 01 01.30 ID hAOW58k+o  事件は、月曜の朝に起きた。  その日は偶然にも麻雀部全員が登校中に顔を合わせた日だった。  折角だからと、通学路では色々なことを話した。  穏乃が今朝起きたら全裸になっていたことだとか。  宥さんが今朝起きたら胸に玄さんが噛みついていたことだとか。  ある朝、俺ゴール・ザムザが気がかりな夢から目ざめたとき、自分がベッドの上で一匹の巨大な毒虫に変ってしまっているのに気づいたことだとか。  そんな取り留めのない雑談を楽しんだ。  そして昇降口で一旦別れて、また揃うのを待った。  校舎に入ったら後はそれぞれの教室に向かうだけなのだが、まあなんとなくだ。 宥「おまたせ~……あれ、玄ちゃんと灼...
  • 究極VS至高
    753 名前:5月19日(日)[saga] 投稿日:2013/11/01(金) 00 37 09.04 ID SHa+B8XVo  熱したフライパンにバターを溶かし、具材を投入。  具はソーセージ、ピーマン、玉ねぎ。  こういうのはシンプルな程いい。  ソーセージは輪切りに、ピーマンと玉ねぎは千切りに。  大きさに多少のバラつきが出るのは愛嬌ってことで。  強火で炒める。  うーむ、バターの香りが胃袋を唆す。  しかし我慢だ我慢。無心で炒める。  いくらか火が通ったら塩とコショウ、それから―― 京太郎「……ふぅ」  それにしても、だ。  まさか俺が日曜の朝っぱらから料理だなんてな。  こんな面倒なことを毎日やっているのだから、改めてお袋には頭が下がる。  たまにやる分には楽しいん...
  • 風邪-Kaze- 京太郎編 episode of side-K
    158 名前:4月30日(火)[saga] 投稿日:2013/08/13(火) 01 06 17.92 ID vA5lYwq2o ◇  結局、連休の前半はずっと家で養生する羽目になってしまった。  ヘマしちゃったなぁ、あたしのバカ。  県予選まで一ヶ月を切った大事な時期に風邪なんて。  ……やっぱあの日、帰ってすぐシャワーを浴びなかったのが良くなかったよね。  うん。分かってる。自業自得。  風邪っぴき初日はしず達がお見舞いに来てくれたけど、それ以降はあたしの方から遠慮した。  そんなことしてる場合じゃないからね。  あたし達が目指す場所は、よそ見なんてしてたら辿り着けない。  一分一秒でも長く。一局でも、一打でも多く練習しなきゃ。  その為にも、まず完璧に風邪を治すことが先決。  そう自分を...
  • 憧ちゃんに媚びよう!R
    832 名前:5月27日(月)[saga] 投稿日:2013/12/01(日) 21 35 09.43 ID IEQK+np0o  月曜日がやって来た。  波乱の――いや別にトラブルとかなかったけど――デートから一夜明けた、新しい週の始まり。  カレンダーがなんと言おうが、学生にとって週のスタートは月曜日だ。  と、いうのに、 京太郎「教科書忘れた」  よ。 京太郎「……」  オーケー落ち着け京太郎。まだ慌てるような時間じゃない。  第一、うろたえる必要なんてどこにもないじゃないか。  だって憧がいる。  教科書忘れた→憧に見せてもらう  という、極めてシンプルな構図が成り立つのだ。  憧と友達になり、デートまで経験し、俺達の絆パワーはより強固なものとなった。  そんな二人の間に...
  • チャンピオンは衰退しました4
    765 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/04/29(火) 14 39 47.17 ID Sf4vN21Ro 照「へっ、さけんでもだれもきやしねえよ」 京太郎「急に三下っぽい口調に!?」 照「ぐへへ」 京太郎「ぐへへとか言わないでくださいよ……折角の美人が台無しじゃないですか」 照「っ……不意打ちはずるい」 京太郎「え? なんですか?(難聴)」 照「……なんでもない。それより泊まらないの?」 京太郎「泊まりませんよ! っていうか泊まれません!」 照「家に帰れないのに?」 京太郎「ぐっ」 照「お金も持ってないし、私以外に知り合いもいないのに?」 京太郎「うぐぐ……」 照「うちならご飯も食べさせてあげられるし、お風呂もベッドもある」 京太郎「でっ……でも、俺は――...
  • 終魔負誤妬
    39 名前:6月18日(火)[saga] 投稿日:2014/02/11(火) 15 39 07.84 ID us1FKdoDo ガラッ 京太郎「ま、間に合った……!!」ゼーハー  なんとか予鈴の前に教室に入ることが出来た。  やはり朝からトレーニングと家事の両立は難しい。  もっと早く起きて、有効に使える時間を増やさないとな。  額に浮かんだ汗を拭いながら、そんなことを考える。 憧「おはよー京太郎」 京太郎「おう、おはよ」 憧「今日は遅かったわね」 京太郎「弁当作るのに夢中でさ、気付いたら遅刻ギリギリだった」 憧「偉いんだか偉くないんだか……」 京太郎「おかげで朝から全力疾走だよ」フィー 憧「ああ、だからネクタイが曲がってるのね」 京太郎「マジか」  阿知賀の制服は男...
  • デート三昧な二人の一日 Aパート
    829 名前:5月26日(日)[saga] 投稿日:2013/11/14(木) 21 39 08.51 ID qXsNZqdjo ◇  ついてない――と思った。  部屋が暗かったから。  確かに開いた筈の目には常夜灯のオレンジぐらいしか映らない。  カーテンの隙間から覗く空も、まだ夜の色をしていた。 憧「はあ……」  調子が狂う。  普段なら、目覚ましが鳴るまで眠っていられるのに。  せめて、爽やかな朝日で重苦しい気分を紛らわせたかったのに。  時間が知りたくて枕元を漁る。  ケータイを探し当てて、待受画面を見ると、 憧「ぅげ」  あまり上品ではない声が漏れてしまう。  液晶に並んだ数字は、寝るにも起きるにも不向きな、夜明けの直前を示していた。 憧「……ほんと、ついてない...
  • 真・松実京太郎サスペンス・序章
    355 名前:7月8日(月)[saga] 投稿日:2014/05/10(土) 21 58 01.65 ID ev0dTFkMo 京太郎「今日天気悪いなー」  部室の方が空には近かったが、校舎を出ると改めてそう思った。  圧迫感のある、厚ぼったい雲を皆で見上げながら話す。 憧「結局降りそうで降らなかったわね」 玄「でもこれから降るかも」 宥「雨が降ったらあったかくない……」 穏乃「じゃあ急いで帰ろう! ダッシュで!!」 灼「そこまで焦る必要な……」  とは言え立ち止まっている余裕がある訳でもなさそうだ。  夕空には見る見る内に暗雲が立ち込め、折り重なり、本来あるべき茜色を遮っている。  心なしか空気も重苦しい。  今日も今日とてハードなマネージャー業だったが、息切れを起こす程ではないのに。 ...
  • 部員めぐり
    穏乃 玄 宥 灼 穏乃 607 名前:4月9日(火)[saga] 投稿日:2013/06/25(火) 05 25 11.76 ID gJOGb28Do  俺は――  考えた。  考え抜いた。  布団にくるまり。  鈍いまどろみの中で。  これまでの俺自身のこと。  次にこれからの俺自身のこと。  遥々奈良まで来て何がしたいのか。  麻雀部に入って何をするつもりなのか。  そのへんのなんやかんやをあれこれ考えて。  ショート寸前の思考回路が導き出すひとつの解。  ――諦めるか、攻略。 624 名前:4月9日(火)[saga] 投稿日:2013/06/26(水) 01 27 54.89 ID wpCub4ejo …… ………… ………………  教室の...
  • 執事エクスペリエンス
    301 名前:6月11日(火)[saga] 投稿日:2014/01/25(土) 20 55 00.74 ID nPCkYBtNo ◇ テクテクテク... 穏乃「ごめんね憧、付き合わせちゃって」 憧「別にいいわよ」 穏乃「まさか提出物を忘れてたとは……高鴨穏乃、一生の不覚」ヌゥ 憧「ただのど忘れが大袈裟」コツン 穏乃「ぁたっ」 憧「ったく……」 穏乃「えへへ。でも、学校で憧と二人ってなんか新鮮ー」 憧「ん、確かにそうかも」 穏乃「京太郎は先に部室に行ってるんだっけ」 憧「そーね、牌譜の整理とかしたいんだって」 穏乃「頑張ってるよね、京太郎」 憧「……まあ、まあまあね。うん。それなりに」 302 名前:6月11日(火)[saga] 投稿日:2014/01/25(土) 21 1...
  • 風邪-Kaze- 憧編 episode of side-A
    719 名前:4月27日(土)[saga] 投稿日:2013/08/06(火) 01 02 24.99 ID D2siNZFOo 穏乃「やっぱり伊藤さんのお尻の方が引き締まってるよ! ゼロノスとか最高じゃん!」 京太郎「いーや、俺はなんと言っても富永さんを推すね! だって俺クウガだし!」 穏乃「京太郎はクウガじゃないでしょ!?」 京太郎「シュッ」シュッ 穏乃「誤魔化されないよ!?」 玄「二人ともなんの話してるの? おもちの話だったら私も混ぜてほしいなー」トテトテ 「「違いますよ」」 玄「そっかぁ……(´・ω・`)」トボトボ  あからさまにガッカリして引き返す玄さん。  そのまま宥さんに抱き付いて慰めてもらっていた。羨ましい。  鷺森部長はボウリングの球を磨いている。  土曜の朝、部活前の平...
  • 温泉旅館に泊まろう! 螺巌篇
    263 名前:5月4日(土)[saga] 投稿日:2013/09/10(火) 00 31 15.29 ID MeZK6mGEo  時計の針がてっぺんで重なった。  その瞬間を境に今日が昨日へ、明日は今日へと変わる。 レジェンド「はーい、それじゃ電気消すよー」  我ら阿知賀学院麻雀部の合宿は、夜練も終わり就寝フェーズを迎えていた。 穏乃「おっ泊まり♪ おっ泊まり♪」  布団からはみ出した足をパタパタさせている穏乃。 憧「こらしず、まったく寝る気ないでしょ」  その隣で穏乃を窘める憧。 玄「でもなんかワクワクして眠れないねー」  反対側から笑い掛ける玄さん。 宥「おふとん……あったか……ふわふわぁ……」   幸せそうな声を漏らす宥さん。 灼「いっそ私の分の枕はいらないかな……」  レ...
  • 雨宿り(後編)
    366 名前:4月26日(金)[saga] 投稿日:2013/07/30(火) 00 24 07.10 ID M3ziMJFKo _人人 人人人人人人_> これまでのあらすじ < ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄  部室で新子さんに麻雀を教わっていた俺  ↓  そこにレジェンドから部活中止の報せが舞い込む  ↓  帰宅中、酔っ払いに絡まれている新子さんの知り合いを発見!  ↓  ハンサムの京太郎は颯爽とトラブルを解決する  ↓  我が家へランナウェイ。そこで突如キレる俺。気まずいこと山の如し  ↓  雨が降り出したので帰る新子さん  ↓  雨が降り過ぎなので戻る新子さん  ↓  濡れたブレザーを乾かそうと脱いだらシャツまで透けていたことに気付く新子さん ←NEW...
  • 哀・ダイエット戦士
    146 名前:6月12日(水)[saga] 投稿日:2014/02/02(日) 22 02 17.71 ID UW3Hz1tco ◇ 憧「はー、さっぱりした♪」ガラッ 憧「やっぱり学校帰りのシャワーは格別よねぇ……」ゴシゴシ 憧「それにしてもおなかすいたぁ。今日のご飯はなんだろ――っと」 ...ズモモ 憧「ぅげ」 ズモモモモ... 憧「……」 ズモモモモモモモモノウチ 憧「……そーいや最近、乗ってなかったっけなぁ……」 憧「ど、どーせいつもと変わらないとは思うけどね!」 憧「ちゃんと毎日意識してるし、増える理由なんてないしね! うんうん」 憧「………………」 憧「ま、一応……ね」 ソローッ... ギシッ 159 名前:6月1...
  • エセコイ
    142 名前:6月21日(金)[saga] 投稿日:2014/03/08(土) 22 06 27.60 ID 6VKLhXtIo ♪ピンポンパンポーン 『1年B組須賀京太郎くん、至急職員室まで来てください。繰り返します。1年B組須賀京太郎くん、至急職員室まで来てください』 ♪ピンポンパンポーン 京太郎「……オレェ?」 玄「そうだね、京太郎くんが呼ばれてたよ」 憧「今の声ってうちらの先生でしょ? アンタ何しでかしたのよ」 京太郎「なんもしでかしてねえよ!……多分」 穏乃「多分なんだ」 宥「悪い子はあったかくないよ……?」 灼「ともかく急いだ方がいいと思……」 京太郎「それもそっすね。監督、ちょっと抜けます」 レジェンド「あいよー行っといでー」 京太郎「行ってきまーす...
  • 仲直りの握手
    27 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/04(木) 00 52 51.95 ID oNHaeokEo  第二土曜日。  授業がないこの日は、学校の内外で様々な部活が猛練習に明け暮れる。  俺達、阿知賀学院麻雀部も例外ではない。  打って、打って、打ちまくって。  水分、糖分、リラックス。  打って、打って、また打って。  水分、糖分、リラックス。  朝から延々その繰り返しだ。  過剰な練習には価値がなく、無為な休息には意味がない。  大事なのは飴と鞭の使い分け。  我らが名将が漫画から得た知識は、意外と言えば意外なほど効果的に機能しているようだった。 レジェンド「はーい、全員注もーく」パンパン  そんな昼下がり。  昨日の「嫌な予感」なんてす...
  • 接触る
    97 名前:5月5日(日)[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 01 08 44.23 ID 1hurCT6ro  合宿明けの日曜日でも部活はある。  むしろ合宿という名の乱痴気騒ぎで浮ついた気持ちを引き締める為にも、今日の部活は重要な意味を持つ。  そして、それだけではなく。  俺と憧にとっても、今日は大事な―― レジェンド「さあ、それじゃ二人とも覚悟はいい?」 「「はい!」」  声を揃えて返す。  部活の休憩時間、俺達は並んでレジェンドの前に立っていた。 レジェンド「お? 須賀くんだけじゃなく憧までやる気とは……」 憧「ま、こっちの方も頑張るって言っちゃったしね。いつまでも逃げ腰じゃいられないわよ」 穏乃「おー! いいぞ憧ー!」 玄「憧ちゃんファイト!」 宥「が、頑張って...
  • メイド・イン・長野
    634 名前:6月9日(日)[saga] 投稿日:2014/01/16(木) 21 32 19.55 ID FHah61uNo 京太郎「ハッ!?」ガバッ  飛び起きる。  広い部屋の中だった。  大きなベッドの上だった。  見覚えも、身に覚えもなかった。 ガチャッ ハギヨシ「おや、お目覚めですか京太郎くん」 京太郎「ハギヨシさん?」  ますます分からない。  俺は風呂場にいた筈なのに。  窓からは日光さえ差し込んでいる。  と、いうことは―― 京太郎「………………夢オチっすね!?」 ハギヨシ「京太郎くんが透華お嬢様の裸を目撃する寸前に新子様と国広様に袋叩きにされたことなら、紛れもなく現実ですよ」ニッコリ  あ、はい。 639 名前:6月9日(日)[saga]...
  • 爪痕
    908 名前:6月4日(火)[saga] 投稿日:2013/12/28(土) 22 04 41.36 ID cekZRUO+o  一睡も出来なかった。  俺は自室の窓から白み始めた外の景色を見ていた。  朝が来る。  きっと多くの人にとっては昨日と代わり映えのしない朝。  しかし俺にとっては、何もかもが違う朝。  緊張と、動揺と、一片の興奮。  それらが綯い交ぜになって心を掻き乱す。  原因は自明だ。  憧とキスしてしまった。 京太郎「………………」  言葉もない。  言葉もないまま、記憶が蘇る。  昨夜、あの後の記憶が―― 909 名前:6月4日(火)[saga] 投稿日:2013/12/28(土) 22 29 02.52 ID cekZRUO+o ………………...
  • 入学式
    34 名前:4月5日(金)[saga] 投稿日:2013/05/30(木) 00 46 01.61 ID R/834AKjo  ~通学路~ テクテクテク... 京太郎「んー、いい天気だ。入学式日和ってヤツだな」 京太郎「それに……」チラッ        ザワ...  オハヨー  オッハヨー!   キャッキャウフフ         オハヨーゴザイマース   ザワザワ...   アサダヨ?     ザワ...ザワ...   ゴキゲンヨー  グッドイブニングデスー  ザワ...      オハヨー  ウフフ キャッキャ   オハヨーオハヨー   ザワ...       キャッキャ  オハヨウノドッチ!   ザワワ... マムシーマムシー  キャッキャ          ザワ.....
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