たったひとつのさえたやりかた

憧「阿知賀が共学化!?」まとめ内検索 / 「たったひとつのさえたやりかた」で検索した結果

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  • たったひとつのさえたやりかた
    82 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/10/21(月) 00 50 46.58 ID yM0prqTco 京太郎「はふぅ……」グデーン 京太郎「コタツ、いい……」 京太郎「真冬に一仕事終えた後のコタツ、たまらん……」 京太郎「部室でコタツってのもオツなもんだよなぁ……」 京太郎「なんかこう、なにやってんだオレェみたいな、そういうささやかな背徳感っつーか……」 京太郎「あー。ダメだ、頭働かねぇ」 京太郎「まだ朝早いし、体動かしたばっかだし」 京太郎「……コタツだし……」グッデーン 京太郎「まだ誰も来ないかな?」 京太郎「って、わざわざ鉢合わせしないように早起きしたんだから当然だよな」 京太郎「フフフ、みんなの驚く顔が目に浮かぶぜ」 京太郎「それまではゆっくりのんびり、...
  • 番外編
    ...ュあわー ・たったひとつのさえたやりかた ・年下の彼氏に死ぬほど愛されて眠れないきょうこのごろ ・江口セーラはシンデレラに憧れる ・きよしこの夜 ・チャンピオンは衰退しました  1 2 3 4 5 ・さよならメガネソノタ ・前髪ダサくても恋がしたい!
  • 特別変 京太郎大集合
    ...「……」 『たったひとつのさえたやりかた』の京太郎「……」 京憧太郎「……」 京照太郎「……」 京淡太郎「……」 京塞太郎「……」 「「「「むさくるしい!!!!!」」」」 京憧太郎「なんだこれ! なんだこれ!!」 京照太郎「世の中には自分と同じ顔が三人いるらしい(震え声)」 京淡太郎「そういうレベルじゃねえからこれ!」 京塞太郎「やだ……俺マジうるさい……」 45 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2013/11/03(日) 21 45 46.42 ID z+6VoE0Ro 京憧太郎「え、つーか何? 三人はどういう集まりなの?」 京照太郎「どうもこうも……本棚を整理してたら本が崩れて、生き埋めになったと思ったら次の瞬間には……」 京淡太郎「俺は通学...
  • 特別変 第二次京太郎大集合
    ...「……」 『たったひとつのさえたやりかた』の京太郎「……」 『年下の彼氏に死ぬほど愛されて眠れないきょうこのごろ』の京太郎「……」 『江口セーラはシンデレラに憧れる』の京太郎「……」 『きよしこの夜』の京太郎「……」 京憧太郎「……」 京照太郎「……」 京淡太郎「……」 京塞太郎「……」 京恭太郎「……」 京セラ太郎「……」 京良太郎「……」 「「「「またかよ!!!!!」」」」   「「なにこれ!!!!!」」 京セラ太郎「嘘? マジ!? 俺じゃん!」ワーワー 京良太郎「なにやだノーウェイ!」ギャーギャー 京照太郎「おおぅ……冷静になるとキモいなこの絵面……」 京塞太郎「ああ、ちょっと慣れちゃうとキツいよな……」 405 名前: ◆...
  • 部員めぐり・穏乃
    607 名前:4月9日(火)[saga] 投稿日:2013/06/25(火) 05 25 11.76 ID gJOGb28Do 俺は―― 考えた。 考え抜いた。 布団にくるまり。 鈍いまどろみの中で。 これまでの俺自身のこと。 次にこれからの俺自身のこと。 遥々奈良まで来て何がしたいのか。 麻雀部に入って何をするつもりなのか。 そのへんのなんやかんやをあれこれ考えて。 ショート寸前の思考回路が導き出すひとつの解。 ――諦めるか、攻略。 624 名前:4月9日(火)[saga] 投稿日:2013/06/26(水) 01 27 54.89 ID wpCub4ejo …… ………… ……………… 教室の喧騒の中で、昨夜のことを思い出す。 あれはまさしく苦渋の...
  • あやたんイェイ~
    747 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2014/01/30(木) 12 44 50.44 ID FB2229n5o ギバ子「あ゛や゛だ゛ん゛イ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛イ゛!!」 ひな「おめでとー」 凛「おめでと、綾」 綾「えへへ、みんなありがとー」 ギバ子「早速プレゼントターイム!」 綾「ほんとに速いね!?」 ひな「今年は三人でひとつのプレゼントを贈る所存ー」 綾「そうなの?」 凛「そうだよ。用意するの大変だったんだから」 綾「へぇ……なんだろ」ワクワク ひな「ふすまの向こうに準備してるよー」グッ ギバ子「ごが゛い゛ぢ゛ょ゛オ゛オ゛ォ゛イ゛!!」グッ ガラッ 京太郎「」ドサッ 凛「須賀先輩」 綾「」 755 ...
  • チャンピオンは衰退しました4
    765 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/04/29(火) 14 39 47.17 ID Sf4vN21Ro 照「へっ、さけんでもだれもきやしねえよ」 京太郎「急に三下っぽい口調に!?」 照「ぐへへ」 京太郎「ぐへへとか言わないでくださいよ……折角の美人が台無しじゃないですか」 照「っ……不意打ちはずるい」 京太郎「え? なんですか?(難聴)」 照「……なんでもない。それより泊まらないの?」 京太郎「泊まりませんよ! っていうか泊まれません!」 照「家に帰れないのに?」 京太郎「ぐっ」 照「お金も持ってないし、私以外に知り合いもいないのに?」 京太郎「うぐぐ……」 照「うちならご飯も食べさせてあげられるし、お風呂もベッドもある」 京太郎「でっ……でも、俺は――...
  • 憧ちゃんに媚びよう!
    512 名前:4月8日(月)[saga] 投稿日:2013/06/24(月) 01 14 49.98 ID Tq8zWVlTo  月曜日がやって来た。  阿知賀に入学して4日目、初めての月曜日でもある。  また、通常の授業が始まるのも今日からだ。  と、いうのに、 京太郎「教科書忘れた」  よ。 京太郎「……」  オーケー落ち着け京太郎。まだ慌てるような時間じゃない。  逆に考えるんだ、忘れちゃってもいいさと。  何故なら、  教科書忘れた→隣の人=新子さんに見せてもらおう→縮まる距離(物理)→俺「いやー新子さんは頼りになるなぁ!」→新子さん「もう、須賀くんったら放っとけないんだから……」→縮まる距離(心の)  的な作戦が成り立つからだ!  敢えて無様を晒し、相手に頼られる優越感を味わわ...
  • 憧れ
    70 名前:6月23日(日)[saga] 投稿日:2014/03/18(火) 22 11 33.87 ID puRMNJLZo  雨が降っている――ような。  根拠はぱたぱたと顔を叩く雫の感触のみ。  しかし、6月の雨にしても生暖かい。  雨ではないのか。  だとしたら何だろう。  知りたくて、目を開いた―― 京太郎「――――――、……あれ……」 穏乃「……っ」 玄「あ……」 京太郎「し、ずの? くろさん……なんで泣いて……」 穏乃「ぎょうだろお゛お゛お゛っ!」ズビーッ 玄「生ぎででよがっだぁー!」ズバーッ 京太郎「鼻水ゥー!?」ギャー 78 名前:6月23日(日)[saga] 投稿日:2014/03/18(火) 22 42 04.69 ID puRMNJLZo...
  • 勉強会(死球)
    761 名前:5月14日(火)[saga] 投稿日:2013/10/17(木) 00 41 33.94 ID vi4Lpd/1o  部屋の掃除をしていた。  と言っても、そもそも俺の部屋にはあまり物がない。  金銭的にも時間的にも余裕がないからな。  漫画やゲームといった娯楽品は長野から厳選して持ってきた少数のみ。  お茶やコーヒーといった嗜好品を集める趣味はなく、専用の道具もなし。  せいぜいカップ麺や弁当の容器を片付けて掃除機を掛ければ十分だろう。  ……忘れちゃいけないのが、ノートPCにパスワードを設定しておくことだ。  その上で押入れの奥に仕舞い込んでおく。万が一、億が一もないように。 京太郎「ふぃー……」  ここまで念入りに掃除をしたのには訳がある。  その『訳』が、もうすぐやって来る。 ...
  • 憧ちゃんに媚びよう!R
    832 名前:5月27日(月)[saga] 投稿日:2013/12/01(日) 21 35 09.43 ID IEQK+np0o  月曜日がやって来た。  波乱の――いや別にトラブルとかなかったけど――デートから一夜明けた、新しい週の始まり。  カレンダーがなんと言おうが、学生にとって週のスタートは月曜日だ。  と、いうのに、 京太郎「教科書忘れた」  よ。 京太郎「……」  オーケー落ち着け京太郎。まだ慌てるような時間じゃない。  第一、うろたえる必要なんてどこにもないじゃないか。  だって憧がいる。  教科書忘れた→憧に見せてもらう  という、極めてシンプルな構図が成り立つのだ。  憧と友達になり、デートまで経験し、俺達の絆パワーはより強固なものとなった。  そんな二人の間に...
  • 登場人物
    須賀 京太郎(15)     __,、,-z.  〃   〉 ス  ノ ((从从ル. "ヾ(l ゚ -゚ノ"   /i  l:=ト、  (_ノ_,人_,ゞ.)    |_l,ハ_l| 本作の主人公。 モテたい一心で阿知賀に入学フロム長野。 ゲス。 称号:見せかけヤンキー→長野から来た男→阿知賀学院麻雀部全員と友達になる男(願望)→阿知賀学院麻雀部“憧係”→グッドスメル須賀→童貞→阿知賀学院麻雀部マネージャー→あらゆる意味で一生分の運を使い果たした男→接触上等の男子高校生→麻雀部一の問題児♂→金髪ドスケベクソゲス野郎→ミスターメシウマ(ただしナポリタンに限る)→駆逐艦マニア(?)→ゲス時々イケメン→地雷ランナー→ジュウコンカッコカリ→七転び八起き系マネージャー→欲求不満?→憧断ちぬ→依然“憧係”→この男、マネージャー 憧への印象:かわいい→かわ...
  • Hatsuse Panic Requiem
    537 名前:5月29日(水)[saga] 投稿日:2013/12/11(水) 21 27 30.33 ID sDJID7fqo ウィーン 穏乃「うぁー今日もつかれたーっ!」フラフラ 憧「流石に腕あがんないわもー」ヘロヘロ  と、泣き言を口にしながらコンビニを出る穏乃と憧。と俺。  近くに車を出す用があるレジェンドにくっついて駅前まで下りてきたのだ。  それぞれ買ったのはパンとかガムとか、スーパーとは一味違う品揃えのもの。  ちなみに俺はナタデココ杏仁グミというのを買った。  このキワモノ感が堪らない。 京太郎「監督はまだ来てない、か」 穏乃「ぽいね」キョロキョロ 憧「ま、だべってたらその内来るでしょ」 京太郎「だな」  そんな風に話していると、 ???「うわあ...
  • きよしこの夜
    XXX 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/12/24(火) xx xx xx.xx ID kakiorosi  雪の降る聖夜だった。  街は白く塗り潰され、その上を賑やかな声が跳ね回る。  大切な家族。気の置けない友達。愛を誓い合った恋人。  誰も彼もがそれぞれに幸福を覚え、また分かち合う。  そんな聖夜だった。  そんな喧騒の只中を避けるように、一棟の高層マンションは聳え立っていた。  そして一人の少年が、マンションの一室の前に立っていた。 「……」  少年はポケットから携帯電話を取り出す。  もう何度目かも分からない確認。  結果は何度目とも同じだった。  「少し遅れる」という謝罪の旨のメールに対する了解の返信。  それが届いたのが一時間前だった。 「……...
  • Mに手を出したら/掃除の達人
    460 名前:5月23日(木)[saga] 投稿日:2013/11/08(金) 21 29 30.53 ID uHVZTaloo ガチャッ 玄「んー……んっ……」モミモミ バタム 464 名前:5月23日(木)[saga] 投稿日:2013/11/08(金) 21 45 09.24 ID uHVZTaloo 京太郎「……」  なんだ今の。  なんだ今の。  見間違いかな?  他に誰もいない部室で玄さんが自分の胸を揉みしだいていたような……  見間違いだな。 ガチャッ 玄「んん……あ、京太郎くん。こんにちはー」モミモミ バタム 京太郎「………………」  見間違いじゃなかった……  自分の胸を揉みしだいて...
  • 部員めぐり
    穏乃 玄 宥 灼 穏乃 607 名前:4月9日(火)[saga] 投稿日:2013/06/25(火) 05 25 11.76 ID gJOGb28Do  俺は――  考えた。  考え抜いた。  布団にくるまり。  鈍いまどろみの中で。  これまでの俺自身のこと。  次にこれからの俺自身のこと。  遥々奈良まで来て何がしたいのか。  麻雀部に入って何をするつもりなのか。  そのへんのなんやかんやをあれこれ考えて。  ショート寸前の思考回路が導き出すひとつの解。  ――諦めるか、攻略。 624 名前:4月9日(火)[saga] 投稿日:2013/06/26(水) 01 27 54.89 ID wpCub4ejo …… ………… ………………  教室の...
  • 終魔負誤妬
    39 名前:6月18日(火)[saga] 投稿日:2014/02/11(火) 15 39 07.84 ID us1FKdoDo ガラッ 京太郎「ま、間に合った……!!」ゼーハー  なんとか予鈴の前に教室に入ることが出来た。  やはり朝からトレーニングと家事の両立は難しい。  もっと早く起きて、有効に使える時間を増やさないとな。  額に浮かんだ汗を拭いながら、そんなことを考える。 憧「おはよー京太郎」 京太郎「おう、おはよ」 憧「今日は遅かったわね」 京太郎「弁当作るのに夢中でさ、気付いたら遅刻ギリギリだった」 憧「偉いんだか偉くないんだか……」 京太郎「おかげで朝から全力疾走だよ」フィー 憧「ああ、だからネクタイが曲がってるのね」 京太郎「マジか」  阿知賀の制服は男...
  • 雨宿り(後編)
    366 名前:4月26日(金)[saga] 投稿日:2013/07/30(火) 00 24 07.10 ID M3ziMJFKo _人人 人人人人人人_> これまでのあらすじ < ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄  部室で新子さんに麻雀を教わっていた俺  ↓  そこにレジェンドから部活中止の報せが舞い込む  ↓  帰宅中、酔っ払いに絡まれている新子さんの知り合いを発見!  ↓  ハンサムの京太郎は颯爽とトラブルを解決する  ↓  我が家へランナウェイ。そこで突如キレる俺。気まずいこと山の如し  ↓  雨が降り出したので帰る新子さん  ↓  雨が降り過ぎなので戻る新子さん  ↓  濡れたブレザーを乾かそうと脱いだらシャツまで透けていたことに気付く新子さん ←NEW...
  • 奈良県吉野郡吉野町の巫女さんの手料理
    138 名前:5月28日(火)[saga] 投稿日:2013/12/05(木) 22 13 48.81 ID bbbcASBTo 玄「それじゃあお先に失礼するね。おつかれさまー」 宥「お、おつかれさま~」 京太郎「お疲れーっす」フリフリ 憧「おつー」ヒラヒラ 穏乃「また明日ー!」ブンブン  家の用事とかで早々に帰らなければならないらしい松実姉妹を三人で見送る。  校門の前には俺と憧と穏乃が残った。  ちなみに鷺森部長はいつものようにレジェンドを待って居残りである。 憧「さて、あたしらも帰りますか」 京太郎「だな」 穏乃「はーおなかすいたー。今日のごはんはなんだろな――っと?」 ♪アノブタイヲコロゲマワッテー カナデチャッテヨマイセーレナーデー 穏乃「メールだ」ピッ ...
  • 前髪ダサくても恋がしたい!
    820 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2015/05/17(日) 21 31 30.57 ID d/1Ck0HBo ワイワイ   ワイワイ  ガヤガヤ  ガヤガヤ 京太郎「……ん?」キョロキョロ 京太郎「今朝はやけに静かだと思ったら……アイツがまだ来てないのか」 京太郎「珍しいな。この時間には大体いるのに」 京太郎「あのバカに限って風邪なんてひかねーだろうし、寝坊か?」 キーンコーン カーンコーン   キーンコーン カーンコーン 京太郎「あーあ予鈴が……こりゃ遅刻決定かな」          コソコソ... 京太郎「ん?」クルッ サッ 京太郎「……気のせいか」     コソコソ... 京太郎「んん?」クルッ ササッ 京太郎「……まだ寝ボケてんのかな俺」   コソ...
  • 河水浴に行こう!
    255 名前:5月18日(土)[saga] 投稿日:2013/10/23(水) 00 47 46.02 ID mi0imJI5o キーンコーン カーンコーン   キーンコーン カーンコーン  チャイムが鳴る。  それ自体は普段と同じで、なんの変哲もない。  しかし今日のこのチャイムは、俺達にとって特別な意味を孕んでいた。 「きりーつ、礼ー」 アリガトウゴザイマシター 担任「はい、皆さん気を付けて帰ってくださいねー」 ワイワイ ガヤガヤ  号令が終わり、にわかに喧騒が広がる。  そんな中で俺は、 京太郎「っ~~~~~~~~~~テスト終わったぁーーー!!!」  叫んだ。 憧「うるさい」 京太郎「ウィッス」  怒られた。 256 名前:5月18日(土...
  • 爪痕
    908 名前:6月4日(火)[saga] 投稿日:2013/12/28(土) 22 04 41.36 ID cekZRUO+o  一睡も出来なかった。  俺は自室の窓から白み始めた外の景色を見ていた。  朝が来る。  きっと多くの人にとっては昨日と代わり映えのしない朝。  しかし俺にとっては、何もかもが違う朝。  緊張と、動揺と、一片の興奮。  それらが綯い交ぜになって心を掻き乱す。  原因は自明だ。  憧とキスしてしまった。 京太郎「………………」  言葉もない。  言葉もないまま、記憶が蘇る。  昨夜、あの後の記憶が―― 909 名前:6月4日(火)[saga] 投稿日:2013/12/28(土) 22 29 02.52 ID cekZRUO+o ………………...
  • 彼女こそ月の女王様
    896 名前:6月8日(土)[saga] 投稿日:2014/01/10(金) 00 15 44.88 ID 7pJVkxrCo  高速を下りて手頃なビジネスホテルで一泊。  旅の疲れを癒して迎えた朝、レジェン号は長野の一般道を走っていた。  窓の外には山。山アンド山。  これぞ見慣れた我が故郷の景色だ。  ……地元からは離れてるけど。  奈良と似たり寄ったりだけど。  それでも穏乃なんかは物珍しげにハシャいでいた。  どんだけ山が好きなんだ。 レジェンド「おっ、見えてきたよ!」 京太郎「!」  身を乗り出す。  進行方向に、大きな建物が姿を覗かせていた。  あれが今回の目的地―― 京太郎「龍門渕高校……!」 905 名前:6月8日(土)[saga] 投稿日:2014/01...
  • フタリノ夜
    287 名前:7月19日(金)[saga] 投稿日:2014/06/18(水) 22 07 50.01 ID P9jGEkUXo  一学期が終わった。  週が明けたら遂に夏休みだ。  俺が奈良に来て、阿知賀に来て初めての夏。  憧。穏乃。玄さん。宥さん。鷺森部長。レジェンド。  皆と過ごす、きっと最初で最後の夏。  その始まりだ。 京太郎「はぁ……暑ぃ」テクテク  今日の部活は早々にお開きとなった。  レジェンド曰く、週末の遠征と『その次』の準備で忙しいらしい。  ので、一度帰宅してから再度外出。夕飯の買い出しなんぞ済ませて帰路なう。  8月も間近の太陽が照りつける道を歩く。  と、 ♪デンワダヨ、チャントデトケヨー  ケータイが鳴った。 288 名前:7月19日(...
  • デート三昧な二人の一日 Bパート
    305 名前:5月26日(日)[saga] 投稿日:2013/11/22(金) 22 55 48.47 ID Ui4kQtBso ◆  握った憧の手は、びっくりする程ユートピ……熱かった。  もしかして風邪でもひいてんのか。  顔も赤いし、なんか頭から湯気出てるし。  さっきまでの百面相は影を潜め、一転して大人しくなっていた。  まあ天下の往来でぎゃあぎゃあ騒がれるよりマシだけど。 京太郎「じゃ、改めてぶらついてみるか」 憧「」コクコク  喋らんのかい。  このまま迷子みたいに俺に引かれて歩くつもりじゃないだろうな。  そうならないことを祈りつつ、動き出す。 京太郎「しかし、流石に吉野とは密度がちげーな……」  視界を埋め尽くす人工物。  駅前でも全然天然な我が第二の故郷とは、物...
  • 憧は鎹
    41 名前:6月27日(木)[saga] 投稿日:2014/04/04(金) 22 50 21.09 ID VKpq6cDpo 憧「やっはろー」ガチャッ 穏乃「京太郎なんて――大っ嫌い!!」 京太郎「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ      あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ      あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ      あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ      あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ      あああ...
  • 先生を探そう!
    540 名前:4月19日(金)[saga] 投稿日:2013/07/13(土) 00 39 46.20 ID lIIsfHRno レジェンド「須賀くーん、ちょっとー」  部活中……というか牌磨き中、レジェンドに呼ばれた。  なんだなんだ。 京太郎「どうかしました?」 レジェンド「いやー、須賀くんもそろそろ牌を磨くのに飽きてきたんじゃないかと思ってさ。そこで――」 京太郎「え、別に飽きてませんよ? 小さな牌のひとつひとつをピカピカにしていく作業はえも言われぬ達成感が」 レジェンド「――飽・き・た・よ・ね?」ゴッ 京太郎「飽っきましたぁー!」ヒャッホーイ  そういうことにしておきたいらしかった。 レジェンド「オホン。そこでだ、今日から須賀くんにも本格的に麻雀を覚えてもらおうと思う!」 京太郎「マジすか!」...
  • やんでれのなく夜に
    172 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2013/12/17(火) 22 50 48.97 ID NbymolMZo 恭子「はあ……」 洋榎「おっ。どないしたんや恭子、溜め息なんてついて」 恭子「ああ主将ですか……別に、なんでもないですよ」 洋榎「なんでもないことあらへんやろ? 悩みなら聞いたるでー」 恭子「……ほんまですか?」 洋榎「当たり前や! うちが嘘ついたことが一度でもあるか?」 恭子「ないとは言えませんけど……ほんなら、お願いします」 洋榎「任せとき!」 恭子「……その、京太郎くんのことなんですけど……」 洋榎「なんやノロケかいな」ペッ 恭子「聞いてくれるって言うたのに!?」 洋榎「あーはいはい聞きます聞きますー。張り切ってどうぞー」 恭子「むっちゃ投げや...
  • 部員めぐり・玄
    691 名前:4月10日(水)[saga] 投稿日:2013/06/28(金) 00 43 46.73 ID Ny+tLUH6o …… ………… ………………  キーンコーン カーンコーン    キーンコーン カーンコーン 今日も休み時間がやってきた。 チャイムが鳴り止むと同時に、隣の新子さんへ声をかける。 京太郎「なあなあ、玄先輩って何組か知ってる?」 憧「玄? 知ってるけど……もしかして、今日も行く気なの?」 京太郎「ロンオブモチ。目指すは部員コンプリートだ!」キリッ 憧「呆れた……」ガタッ 京太郎「……」ジー 憧「……なに?」 京太郎「あ、いや、新子さんこそ今日もついてきてくれるんだな」 憧「文句ある?」ギロッ 京太郎「アリマセンッ! で、でも流石に今日は大丈夫だって。...
  • この狭いナントカの中で
    504 名前:6月24日(月)[saga] 投稿日:2014/03/29(土) 23 02 27.34 ID s2eDFP4bo  ロッカー。  それは聖なる箱。  ロッカー。  それは未知への冒険。  ロッカー。  それは勇気の証。  ロッカー。  それは熱き収納戦士達の戦い。  ロッカー。  それは人生の縮図、男のロマン。  ロッカー。  そしてそれは、 京太郎「――」 憧「……っ」  俺達の現在地である。 519 名前:6月24日(月)[saga] 投稿日:2014/03/29(土) 23 36 43.93 ID s2eDFP4bo  「どうしてこうなった」。  その事情は極めて複雑であり、筆舌に尽くしがたい。  まさに運...
  • 雨宿り
    73 名前:4月26日(金)[saga] 投稿日:2013/07/24(水) 00 46 48.62 ID 6D4+coj9o 憧「――で、そこでリーチする場合は何を切ればいいと思う?」 京太郎「えーっと……これか?」カチッ \リーチ/ 憧「ちょ、どうしてそうなるのよ!」 京太郎「ダメェ?」 憧「切る前に訊いて欲しいんだけど……ちょっと貸して」スッ ギチギチ...カチャカチャ...カチッ カチカチッ 憧「ほら、こっちを切った方が待ちが広くなるでしょ?」カチッ \リーチ/ 京太郎「……」 憧「須賀くん?」 京太郎「お、ぉお? お、おう……おう」 憧「……分かってないなら分かってないって素直に言って」 京太郎「スミマセン」 76 名前:4月26日(金)[saga] 投稿日:201...
  • 温泉旅館に泊まろう! 螺巌篇
    263 名前:5月4日(土)[saga] 投稿日:2013/09/10(火) 00 31 15.29 ID MeZK6mGEo  時計の針がてっぺんで重なった。  その瞬間を境に今日が昨日へ、明日は今日へと変わる。 レジェンド「はーい、それじゃ電気消すよー」  我ら阿知賀学院麻雀部の合宿は、夜練も終わり就寝フェーズを迎えていた。 穏乃「おっ泊まり♪ おっ泊まり♪」  布団からはみ出した足をパタパタさせている穏乃。 憧「こらしず、まったく寝る気ないでしょ」  その隣で穏乃を窘める憧。 玄「でもなんかワクワクして眠れないねー」  反対側から笑い掛ける玄さん。 宥「おふとん……あったか……ふわふわぁ……」   幸せそうな声を漏らす宥さん。 灼「いっそ私の分の枕はいらないかな……」  レ...
  • Mに手を出したら/おねーちゃんといっしょ
    663 名前:5月10日(金)[saga] 投稿日:2013/09/29(日) 00 21 47.59 ID ZDKFMn+Qo  今日は朝から快晴だった。  東の低い位置から差す陽の光が心地良い。  こんな天気を『五月晴れ』と呼びたいが、ここで言われる『五月』とは旧暦――つまり6月のことである。  ちなみに読みは『さつきばれ』で、『ごがつばれ』と読む場合は新暦の5月を指す。とかなんとか。  閑話休題。  うららかな日和に欠伸を一つ、通学中の俺。  そういえば通学路で麻雀部のみんなと会ったことってないな。  入学式の日に憧を見かけたきりだ。  時間帯がズレてるんだろうけど、一度くらい女子と肩を並べて登校してみたい。  そんなことを考えながら歩いていると、  前方に不審者を発見した。 ...
  • 接触る
    97 名前:5月5日(日)[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 01 08 44.23 ID 1hurCT6ro  合宿明けの日曜日でも部活はある。  むしろ合宿という名の乱痴気騒ぎで浮ついた気持ちを引き締める為にも、今日の部活は重要な意味を持つ。  そして、それだけではなく。  俺と憧にとっても、今日は大事な―― レジェンド「さあ、それじゃ二人とも覚悟はいい?」 「「はい!」」  声を揃えて返す。  部活の休憩時間、俺達は並んでレジェンドの前に立っていた。 レジェンド「お? 須賀くんだけじゃなく憧までやる気とは……」 憧「ま、こっちの方も頑張るって言っちゃったしね。いつまでも逃げ腰じゃいられないわよ」 穏乃「おー! いいぞ憧ー!」 玄「憧ちゃんファイト!」 宥「が、頑張って...
  • 執事エクスペリエンス
    301 名前:6月11日(火)[saga] 投稿日:2014/01/25(土) 20 55 00.74 ID nPCkYBtNo ◇ テクテクテク... 穏乃「ごめんね憧、付き合わせちゃって」 憧「別にいいわよ」 穏乃「まさか提出物を忘れてたとは……高鴨穏乃、一生の不覚」ヌゥ 憧「ただのど忘れが大袈裟」コツン 穏乃「ぁたっ」 憧「ったく……」 穏乃「えへへ。でも、学校で憧と二人ってなんか新鮮ー」 憧「ん、確かにそうかも」 穏乃「京太郎は先に部室に行ってるんだっけ」 憧「そーね、牌譜の整理とかしたいんだって」 穏乃「頑張ってるよね、京太郎」 憧「……まあ、まあまあね。うん。それなりに」 302 名前:6月11日(火)[saga] 投稿日:2014/01/25(土) 21 1...
  • 星の綺麗な夜
    37 名前:7月21日(日)[saga] 投稿日:2014/07/22(火) 23 05 46.04 ID 6RkXncRKo ◇  恋には特別な憧れがあった。  それも少女漫画みたいに鮮烈で劇的な恋に。  けれど、不幸にも歴代の親友達は色恋沙汰に疎かった。  しずは無関心。初瀬は無頓着。  唯一まともに話せそうだった和とも、とうとう機会を逸したまま進路が別れてしまった。  話したくても、妙な気恥ずかしさとプライドがそれを許してくれなかったんだ。  結局、あたしはいつも一人で思いを馳せていた。  誰とも答え合わせ出来ずに。そもそも、答えがあるのかどうかも分からずに。  貴重なヒントとして、和の言葉があった。  何気ない雑談の中で聞いた、彼女の将来の夢。  指折り挙げていく可能性のひとつに...
  • UTAGE
    236 名前:6月3日(月)[saga] 投稿日:2013/12/18(水) 22 06 25.23 ID nhE6ELvCo 憧「ふぅ……」  コトリと音を立て、ティーカップがソーサーに戻された。  憧は視線を飴色の波紋から虚空へと移す。 憧「……なんか、とりあえずやれたのかなぁ」 玄「うん。大変だったけど」  返す玄さんの声も穏やかだ。  インターハイ県予選。  あの死闘から一夜明け、俺達は束の間の平和を享受していた。  午後の陽射しが差し込む部室でのささやかなティータイム。  こんなに贅沢で静謐な時間が、いつまでも続けばいいと―― バタンッ! 穏乃「新聞!! 見た!?」 京太郎「……」  ――続けばいいと思いました(小学生並の感想)。 237 名前:6月3日(月)...
  • 須賀、部活やめるってよ
    440 名前:5月1日(水)[saga] 投稿日:2013/08/19(月) 23 35 17.24 ID 0GM8XW9Po 京太郎「――ってな訳でして」  と。  昨日考えたことを、そっくりそのままレジェンドに伝えた。 レジェンド「……」  レジェンドは難しい顔をしていた。  かける言葉を決めあぐねているような、迷いの表情。  それでも視線は俺に向いていた。  俺の心の奥の奥を探ろうというような、鋭い眼光。 レジェンド「……考え直す気はないの?」 京太郎「もう決めたことですから」  返事に躊躇はなかった。  それで観念したのか、一度ぎゅっと目をつぶるレジェンド。  また開いて、 レジェンド「そっか」  小さく笑った。 441 名前:5月1日(水)[saga] ...
  • 歯・車・始・動
    820 名前:7月1日(月)[saga] 投稿日:2014/04/15(火) 22 01 01.30 ID hAOW58k+o  事件は、月曜の朝に起きた。  その日は偶然にも麻雀部全員が登校中に顔を合わせた日だった。  折角だからと、通学路では色々なことを話した。  穏乃が今朝起きたら全裸になっていたことだとか。  宥さんが今朝起きたら胸に玄さんが噛みついていたことだとか。  ある朝、俺ゴール・ザムザが気がかりな夢から目ざめたとき、自分がベッドの上で一匹の巨大な毒虫に変ってしまっているのに気づいたことだとか。  そんな取り留めのない雑談を楽しんだ。  そして昇降口で一旦別れて、また揃うのを待った。  校舎に入ったら後はそれぞれの教室に向かうだけなのだが、まあなんとなくだ。 宥「おまたせ~……あれ、玄ちゃんと灼...
  • 合宿編・一日目
    24 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2015/06/22(月) 03 15 05.77 ID UK88y/jco           【7月22日(月):合宿1日目】 25 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2015/06/22(月) 03 16 41.97 ID UK88y/jco 《何かが違う朝》 チュンチュン...  チュンチュン... 京太郎「ふぁあ~……ねむ」  寝不足だ。それはもう。  そもそも床に入った時間からして遅かったし、変な夢も見た。  なんだプリンセス・アコって。  夢の中でまでパンツ丸見えだったのはもう流石と言う他なかった。  まあ俺の夢だが。  欲求不満か(自問)。それはもう(自答)。  いか...
  • 温泉旅館に泊まろう! 紅蓮篇
    246 名前:5月3日(金)[saga] 投稿日:2013/09/01(日) 00 54 01.84 ID I/5kRpkmo  集合は正午過ぎ、昼飯を食べてからだった。  おかげ様で入学以来最ものんびりした朝を過ごすことが出来た。  ……溜まっていた家事とか、やれたら良かったんだけどな。  ゴロゴロするばかりで何も捗らなかった。現実は非常である。  だがしかし。  敢えて言おう。  「知るかバカ! そんなことより合宿だ!」  と。  そう、合宿だ。  温泉旅館に一泊二日で。  躍るわ、心が(倒置法)。 京太郎「う~~ベンチベンチ」  そんな訳で待ち合わせ場所である川沿いのベンチを目指しているのだ。 248 名前:5月3日(金)[saga] 投稿日:2013/09/01(日) 0...
  • 風邪-Kaze- 京太郎編 episode of side-K
    158 名前:4月30日(火)[saga] 投稿日:2013/08/13(火) 01 06 17.92 ID vA5lYwq2o ◇  結局、連休の前半はずっと家で養生する羽目になってしまった。  ヘマしちゃったなぁ、あたしのバカ。  県予選まで一ヶ月を切った大事な時期に風邪なんて。  ……やっぱあの日、帰ってすぐシャワーを浴びなかったのが良くなかったよね。  うん。分かってる。自業自得。  風邪っぴき初日はしず達がお見舞いに来てくれたけど、それ以降はあたしの方から遠慮した。  そんなことしてる場合じゃないからね。  あたし達が目指す場所は、よそ見なんてしてたら辿り着けない。  一分一秒でも長く。一局でも、一打でも多く練習しなきゃ。  その為にも、まず完璧に風邪を治すことが先決。  そう自分を...
  • ドリルとメル友と自慢の拳
    611 名前:7月15日(月)[saga] 投稿日:2014/06/05(木) 23 02 16.95 ID pWNw6HmAo  海の日が7月の20日から第三月曜日になってしまって何年が経っただろう。  気になって昨夜PCで調べてしまった。  すると驚いたことに、今では7月20日だった期間より第三月曜日だった期間の方が長いのだ。  いやマジで驚いた。時の流れを感じた。俺まだ15だけど。  しかし、いつだか語ったと思うが、俺はハッピーマンデーより週の中程にポツンと一日休める方が嬉しい。  まあ土日祝日関係なく部活なんだけど。 テクテクテク... 京太郎「はぁ……」 憧「朝から辛気臭いわねー、どうしたの?」 京太郎「今日の部活が憂鬱でな……」 憧「部活? 祝日に部活するのがそんなに嫌なわけ?」 京...
  • 入学式
    34 名前:4月5日(金)[saga] 投稿日:2013/05/30(木) 00 46 01.61 ID R/834AKjo  ~通学路~ テクテクテク... 京太郎「んー、いい天気だ。入学式日和ってヤツだな」 京太郎「それに……」チラッ        ザワ...  オハヨー  オッハヨー!   キャッキャウフフ         オハヨーゴザイマース   ザワザワ...   アサダヨ?     ザワ...ザワ...   ゴキゲンヨー  グッドイブニングデスー  ザワ...      オハヨー  ウフフ キャッキャ   オハヨーオハヨー   ザワ...       キャッキャ  オハヨウノドッチ!   ザワワ... マムシーマムシー  キャッキャ          ザワ.....
  • 江口セーラはシンデレラに憧れる
    24 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/12/15(日) 22 14 44.33 ID zvIQTYheo ~遊園地・ゲート前~ ワイワイ ガヤガヤ 京太郎「……」ソワソワ 京太郎「(須賀京太郎です。俺は今、遊園地に来ています)」 京太郎「(もちろん一人じゃない。そして二人でもない)」 京太郎「(なんと、千里山のレギュラー五人と待ち合わせている最中なのだ!)」 京太郎「(インハイで頑張ったご褒美にマネージャーの俺まで同行させてもらっているのだ)」 京太郎「(ありがとうございます監督。新学期から雑用二倍でも嬉しいです)」 京太郎「(そんなこんなで、竜華先輩達を待っているわけだが……)」 京太郎「(おせぇ)」 京太郎「……」チラッ 京太郎「(待ち合わせ時間はもう過ぎてる)」 ...
  • チャンピオンは衰退しました
    904 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/02/10(月) 21 20 20.38 ID Pxhw7IwEo ブロロロロ... 京太郎「ん……」 京太郎「(なんだ、この音……)」 京太郎「(車のエンジン音……?)」 京太郎「(……どうして……)」 京太郎「(俺は自分の部屋で寝てた筈なのに……)」 京太郎「う……っ!?」モゾッ 京太郎「(身動きが取れない……!)」 京太郎「(視界も塞がってるし……)」 京太郎「(金縛り……じゃないよな)」 京太郎「(どちらかと言えば……そう……まるで、拉致)」ゾクッ シュルッ 京太郎「!」 京太郎「(拘束が緩められた!?)」 シュルッ 京太郎「(目隠しも……一体、誰が……?)」 908 名前:某月某...
  • プロローグ
    1 名前:プロローグ[saga] 投稿日:2013/05/26(日) 00 00 54.33 ID 31bSCGEDo  風の噂で、奈良の山奥にある知る人ぞ知るお嬢様学校が来年度から共学化するらしい――と聞いた。  ので、  勉強した。  勉強した。  勉強した。  吐血した。  が、  勉強した。  で、  受験した。  ら、  合格した。  ので、  須賀京太郎15歳。  この春から阿知賀学院の生徒になります。  ヒャッッッッッホホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウ。 2 名前:プロローグ[saga] 投稿日:2013/05/2...
  • あなた断ち
    849 名前:7月17日(水)[saga] 投稿日:2014/06/11(水) 21 36 16.45 ID PmKrt7+Uo 京太郎「なあなあ」 憧「んー?」 京太郎「お前ってコンビニのおにぎり温める派? 温めない派?」 憧「いきなり変なこと訊くわね……常温ならそのままかしら。海苔がふやけちゃうし」 京太郎「だっよなぁ!? あのパリパリがいいのになぁ!」 憧「おにぎりはやっぱセブンよねー。ハズレがないわ」 京太郎「でもこの前いかめしおこわおむすび食ったらスゲー固かった……」 憧「失敗談の流れだったの!?」 京太郎「味は良かったんだよ……ただただおこわが固かったんだ……」 憧「それは……まあ、ご愁傷様」 京太郎「でも卵かけご飯風おにぎりは美味かったぞ!」 憧「何それ!? 卵かけご飯でおにぎり!...
  • 勉強会(直球)
    361 名前:5月13日(月)[saga] 投稿日:2013/10/11(金) 01 21 43.47 ID 7DOisu05o  鉛のような時間が続いていた。  一秒が一分にも、永遠にも感じる鈍重な時間。  息苦しい。  激しい運動をした訳でもないのに、呼吸が乱れる。  心が軋みを上げているのだ。  碌な身動きも認められず、手足を伸ばすことも叶わない。  そんな状態で強制される行為に、俺は精神を蝕まれていた。  悲鳴を上げたい。  しかし許されない。  この空間の主が決して許しはしない。 「……もう、やだ」  隣で、声。  俺の友人にして、同じ囚人である、高鴨穏乃のものだ。  穏乃は、平素からは考えられないほどに衰弱していた。  感情の消え失せた瞳で、命じられたままを行...
  • 風邪-Kaze- 憧編 episode of side-A
    719 名前:4月27日(土)[saga] 投稿日:2013/08/06(火) 01 02 24.99 ID D2siNZFOo 穏乃「やっぱり伊藤さんのお尻の方が引き締まってるよ! ゼロノスとか最高じゃん!」 京太郎「いーや、俺はなんと言っても富永さんを推すね! だって俺クウガだし!」 穏乃「京太郎はクウガじゃないでしょ!?」 京太郎「シュッ」シュッ 穏乃「誤魔化されないよ!?」 玄「二人ともなんの話してるの? おもちの話だったら私も混ぜてほしいなー」トテトテ 「「違いますよ」」 玄「そっかぁ……(´・ω・`)」トボトボ  あからさまにガッカリして引き返す玄さん。  そのまま宥さんに抱き付いて慰めてもらっていた。羨ましい。  鷺森部長はボウリングの球を磨いている。  土曜の朝、部活前の平...
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