ミミをかけ!

憧「阿知賀が共学化!?」まとめ内検索 / 「ミミをかけ!」で検索した結果

検索 :
  • ミミをかけ!
    839 名前:7月6日(土)[saga] 投稿日:2014/04/30(水) 21 49 33.08 ID NZgd4IQfo 京太郎「穏乃ー」チョイチョイ 穏乃「んー?」トテトテ 京太郎「ん」チョイ 穏乃「ん」ポスッ ナデナデ 穏乃「んー……えへへ」 憧「…………………………なにやってんの」 京太郎「え? 見れば分かるだろ、穏乃撫でてんだよ」 穏乃「京太郎に撫でられてる!」 憧「なんで」 京太郎「撫でたいから」 穏乃「撫でられたいから!」 憧「これから遠征なのよ!? 真面目にやんなさいっ!」ガーッ 841 名前:7月6日(土)[saga] 投稿日:2014/04/30(水) 22 20 10.14 ID NZgd4IQfo 玄「ま、まあまあ憧ちゃん」 宥...
  • 本編
    ...) ・51.ミミをかけ!7月6日(土) ※遠征⑤ ※男性恐怖症克服指令その9 ・52.真・松実京太郎サスペンス・序章7月8日(月) ・53.ふきゅっと鳴くアコチャー7月9日(火)~7月10日(水) ・54.メーる7月12日(金) ※遠征⑥ ・55.ドリルとメル友と自慢の拳7月15日(月) ・56.あなた断ち7月17日(水) ※男性恐怖症克服指令その10 ・57.フタリノ夜7月19日(金) ・58.星の綺麗な夜7月21日(日) ・interlude 合宿編 ・一日目7月22日(月)
  • やんでれのなく夜に
    172 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2013/12/17(火) 22 50 48.97 ID NbymolMZo 恭子「はあ……」 洋榎「おっ。どないしたんや恭子、溜め息なんてついて」 恭子「ああ主将ですか……別に、なんでもないですよ」 洋榎「なんでもないことあらへんやろ? 悩みなら聞いたるでー」 恭子「……ほんまですか?」 洋榎「当たり前や! うちが嘘ついたことが一度でもあるか?」 恭子「ないとは言えませんけど……ほんなら、お願いします」 洋榎「任せとき!」 恭子「……その、京太郎くんのことなんですけど……」 洋榎「なんやノロケかいな」ペッ 恭子「聞いてくれるって言うたのに!?」 洋榎「あーはいはい聞きます聞きますー。張り切ってどうぞー」 恭子「むっちゃ投げや...
  • きよしこの夜
    XXX 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/12/24(火) xx xx xx.xx ID kakiorosi  雪の降る聖夜だった。  街は白く塗り潰され、その上を賑やかな声が跳ね回る。  大切な家族。気の置けない友達。愛を誓い合った恋人。  誰も彼もがそれぞれに幸福を覚え、また分かち合う。  そんな聖夜だった。  そんな喧騒の只中を避けるように、一棟の高層マンションは聳え立っていた。  そして一人の少年が、マンションの一室の前に立っていた。 「……」  少年はポケットから携帯電話を取り出す。  もう何度目かも分からない確認。  結果は何度目とも同じだった。  「少し遅れる」という謝罪の旨のメールに対する了解の返信。  それが届いたのが一時間前だった。 「……...
  • 入学式
    34 名前:4月5日(金)[saga] 投稿日:2013/05/30(木) 00 46 01.61 ID R/834AKjo  ~通学路~ テクテクテク... 京太郎「んー、いい天気だ。入学式日和ってヤツだな」 京太郎「それに……」チラッ        ザワ...  オハヨー  オッハヨー!   キャッキャウフフ         オハヨーゴザイマース   ザワザワ...   アサダヨ?     ザワ...ザワ...   ゴキゲンヨー  グッドイブニングデスー  ザワ...      オハヨー  ウフフ キャッキャ   オハヨーオハヨー   ザワ...       キャッキャ  オハヨウノドッチ!   ザワワ... マムシーマムシー  キャッキャ          ザワ.....
  • 夜戦
    32 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2014/05/03(土) 21 23 07.35 ID +AqCCRS5o 京太郎「ちなみに俺の悪いところを10コ挙げろって言われたら?」 憧「誰にでも優しいところヤンキーみたいな見た目デカすぎて首が痛くなる駆逐艦マニア周りに気を遣いすぎ女心が分かってないエッチ馬鹿スケベ変態」ペラペラ 京太郎「テメェ半分以上良いところと被ってんじゃねえかよやぁ!!」ガバァッ 憧「きゃっ!? な、なによほんとのことじゃない!」ポカスカ 京太郎「どこがだ! お前の節穴には俺がどう見えてるんだ!」ユサユサ 憧「それはこっちのセリフよ! アンタこそあたしのことちゃんと見てるわけ!?」ゲシゲシ 京太郎「見てますー! お前が男絡みでSOS出すのを見逃さないよう注意してますー!」グイグイ...
  • てるてる日和5
    174 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/09/09(月) 00 21 08.96 ID adfS8ROFo 照「あ、起きてた」 京太郎「どうかしました? もう寝る時間なのに」ムクリ 照「京ちゃんに用があって」 京太郎「オレェ?」 照「うん。だから抜け出してきた」 京太郎「抜け出……いいんですか? 咲のやつ一人にして」 照「問題ない。もう寝てた」 京太郎「なるほど、だったら安心……か……?」ウゴゴゴ 照「それに」 京太郎「それに?」 照「寂しくないように、お父さんの部屋にあったビニールの人形を代わりに置いてきたから」 京太郎「泣きますよ!!? 咲も、親父さんも!!」 178 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/09/09(月) 00 31 56...
  • 温泉旅館に泊まろう! 螺巌篇
    263 名前:5月4日(土)[saga] 投稿日:2013/09/10(火) 00 31 15.29 ID MeZK6mGEo  時計の針がてっぺんで重なった。  その瞬間を境に今日が昨日へ、明日は今日へと変わる。 レジェンド「はーい、それじゃ電気消すよー」  我ら阿知賀学院麻雀部の合宿は、夜練も終わり就寝フェーズを迎えていた。 穏乃「おっ泊まり♪ おっ泊まり♪」  布団からはみ出した足をパタパタさせている穏乃。 憧「こらしず、まったく寝る気ないでしょ」  その隣で穏乃を窘める憧。 玄「でもなんかワクワクして眠れないねー」  反対側から笑い掛ける玄さん。 宥「おふとん……あったか……ふわふわぁ……」   幸せそうな声を漏らす宥さん。 灼「いっそ私の分の枕はいらないかな……」  レ...
  • 須賀京太郎は友達が少ない
    516 名前:5月7日(火)[saga] 投稿日:2013/09/25(水) 00 13 36.99 ID Q/0D/8pMo ガラッ 京太郎「……」  朝の俺は静かだ。  教室に入る時も言葉はない。  何故かと言えば、クラスに友達が少ないからだ。  少ないっていうか憧しかいない。  泣きたい。  入学から一ヶ月が過ぎて、未だに同性の友達がいない。  結構きつい。  そりゃあ女子にモテたいが為に遥々奈良まで来た俺だけど、だけども。  同性特有の気安さが恋しくなる時だってあるのだ。  とは言え現状、憧の存在は非常に大きい。  クラスで唯一の友達なのだから、性別への不満なんて贅沢だろう。  そんなことを考えながら、窓側――憧の隣に位置する自分の席を目指す。 517 名前:5...
  • てるてる日和1
    930 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/07/03(水) 00 24 23.87 ID MKZOWtyjo 秋・清澄高校―― ~教室~ ガラッ! モブA「きょ、京太郎! 京太郎はいるか!?」 京太郎「あいよー。血相変えてどうした?」 モブA「大変なんだよ!」 京太郎「だから何が?」 モブA「……校門で見慣れない制服の美少女がお前のことを探してる」 京太郎「大変だああああああああああああああああああああああああああああああ!!?」 モブA「お、俺は夢を見てるんだよな……? 女子が京太郎を訪ねてくるなんてありえないもんな……?」 京太郎「くっ、失礼過ぎるけど確かに俺自身まったく心当たりがねえ!」 モブA「じゃあやっぱり夢なのか!?」 京太郎「いや現実だけどな。とりあえ...
  • ラッシュあわー
    907 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/10/02(水) 00 21 38.64 ID bA88Z7kto タッタッタッタッ... 京太郎「う~バス停バス停」 京太郎「(今、バス停を目指して全力疾走している俺は、白糸台高校に通うごく一般的な男の子)」 京太郎「(強いて違うところをあげるとすれば、おもちに興味があるってとこかナ――名前は須賀京太郎)」 京太郎「そのバス待ったあああああ!!」 ドタドタ ダァシェリエス プシュー バタン 京太郎「ぎ、ギリギリセーフ……」ゼーゼー 京太郎「(これに乗れなかったら遅刻確定だからな……)」 京太郎「(他の客も同じような学生ばかり……座席は埋まってるし、ちと息苦しい)」 京太郎「(ま、贅沢言わずに吊り革で我慢するか)」 ...
  • 部員めぐり・玄
    691 名前:4月10日(水)[saga] 投稿日:2013/06/28(金) 00 43 46.73 ID Ny+tLUH6o …… ………… ………………  キーンコーン カーンコーン    キーンコーン カーンコーン 今日も休み時間がやってきた。 チャイムが鳴り止むと同時に、隣の新子さんへ声をかける。 京太郎「なあなあ、玄先輩って何組か知ってる?」 憧「玄? 知ってるけど……もしかして、今日も行く気なの?」 京太郎「ロンオブモチ。目指すは部員コンプリートだ!」キリッ 憧「呆れた……」ガタッ 京太郎「……」ジー 憧「……なに?」 京太郎「あ、いや、新子さんこそ今日もついてきてくれるんだな」 憧「文句ある?」ギロッ 京太郎「アリマセンッ! で、でも流石に今日は大丈夫だって。...
  • 奈良県吉野郡吉野町の巫女さんの手料理
    138 名前:5月28日(火)[saga] 投稿日:2013/12/05(木) 22 13 48.81 ID bbbcASBTo 玄「それじゃあお先に失礼するね。おつかれさまー」 宥「お、おつかれさま~」 京太郎「お疲れーっす」フリフリ 憧「おつー」ヒラヒラ 穏乃「また明日ー!」ブンブン  家の用事とかで早々に帰らなければならないらしい松実姉妹を三人で見送る。  校門の前には俺と憧と穏乃が残った。  ちなみに鷺森部長はいつものようにレジェンドを待って居残りである。 憧「さて、あたしらも帰りますか」 京太郎「だな」 穏乃「はーおなかすいたー。今日のごはんはなんだろな――っと?」 ♪アノブタイヲコロゲマワッテー カナデチャッテヨマイセーレナーデー 穏乃「メールだ」ピッ ...
  • 登場人物
    須賀 京太郎(15)     __,、,-z.  〃   〉 ス  ノ ((从从ル. "ヾ(l ゚ -゚ノ"   /i  l:=ト、  (_ノ_,人_,ゞ.)    |_l,ハ_l| 本作の主人公。 モテたい一心で阿知賀に入学フロム長野。 ゲス。 称号:見せかけヤンキー→長野から来た男→阿知賀学院麻雀部全員と友達になる男(願望)→阿知賀学院麻雀部“憧係”→グッドスメル須賀→童貞→阿知賀学院麻雀部マネージャー→あらゆる意味で一生分の運を使い果たした男→接触上等の男子高校生→麻雀部一の問題児♂→金髪ドスケベクソゲス野郎→ミスターメシウマ(ただしナポリタンに限る)→駆逐艦マニア(?)→ゲス時々イケメン→地雷ランナー→ジュウコンカッコカリ→七転び八起き系マネージャー→欲求不満?→憧断ちぬ→依然“憧係”→この男、マネージャー 憧への印象:かわいい→かわ...
  • さよならメガネソノタ
    855 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/05/20(火) 22 12 54.19 ID cParPDjpo サッサッサッ 京太郎「ふう、境内の掃き掃除って大変だよなー」 京太郎「こんなにだだっ広い敷地を毎日隅々まで綺麗にしろとか……」 京太郎「掃いても掃いても終わらなくて……まったく興奮しちまうぜ!!」 京太郎「(なんて思えるようになった辺り、俺もすっかり馴染んだよな)」 京太郎「(長野の親父、お袋、そしてカピ。お元気ですか)」 京太郎「(なんやかんやで鹿児島に来て早数ヶ月が経つけど、僕は元気です)」 京太郎「(永水の皆が優しく接してくれるので、ホームシックにもならずに済んでいる)」 京太郎「(お姫様、春、そして霞さん……)」 京太郎「(身の回りには―(痴女もいるけど)―おもちもちばかりで...
  • UTAGE
    236 名前:6月3日(月)[saga] 投稿日:2013/12/18(水) 22 06 25.23 ID nhE6ELvCo 憧「ふぅ……」  コトリと音を立て、ティーカップがソーサーに戻された。  憧は視線を飴色の波紋から虚空へと移す。 憧「……なんか、とりあえずやれたのかなぁ」 玄「うん。大変だったけど」  返す玄さんの声も穏やかだ。  インターハイ県予選。  あの死闘から一夜明け、俺達は束の間の平和を享受していた。  午後の陽射しが差し込む部室でのささやかなティータイム。  こんなに贅沢で静謐な時間が、いつまでも続けばいいと―― バタンッ! 穏乃「新聞!! 見た!?」 京太郎「……」  ――続けばいいと思いました(小学生並の感想)。 237 名前:6月3日(月)...
  • チャンピオンは衰退しました4
    765 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/04/29(火) 14 39 47.17 ID Sf4vN21Ro 照「へっ、さけんでもだれもきやしねえよ」 京太郎「急に三下っぽい口調に!?」 照「ぐへへ」 京太郎「ぐへへとか言わないでくださいよ……折角の美人が台無しじゃないですか」 照「っ……不意打ちはずるい」 京太郎「え? なんですか?(難聴)」 照「……なんでもない。それより泊まらないの?」 京太郎「泊まりませんよ! っていうか泊まれません!」 照「家に帰れないのに?」 京太郎「ぐっ」 照「お金も持ってないし、私以外に知り合いもいないのに?」 京太郎「うぐぐ……」 照「うちならご飯も食べさせてあげられるし、お風呂もベッドもある」 京太郎「でっ……でも、俺は――...
  • 須賀、部活やめるってよ
    440 名前:5月1日(水)[saga] 投稿日:2013/08/19(月) 23 35 17.24 ID 0GM8XW9Po 京太郎「――ってな訳でして」  と。  昨日考えたことを、そっくりそのままレジェンドに伝えた。 レジェンド「……」  レジェンドは難しい顔をしていた。  かける言葉を決めあぐねているような、迷いの表情。  それでも視線は俺に向いていた。  俺の心の奥の奥を探ろうというような、鋭い眼光。 レジェンド「……考え直す気はないの?」 京太郎「もう決めたことですから」  返事に躊躇はなかった。  それで観念したのか、一度ぎゅっと目をつぶるレジェンド。  また開いて、 レジェンド「そっか」  小さく笑った。 441 名前:5月1日(水)[saga] ...
  • メイド・イン・長野
    634 名前:6月9日(日)[saga] 投稿日:2014/01/16(木) 21 32 19.55 ID FHah61uNo 京太郎「ハッ!?」ガバッ  飛び起きる。  広い部屋の中だった。  大きなベッドの上だった。  見覚えも、身に覚えもなかった。 ガチャッ ハギヨシ「おや、お目覚めですか京太郎くん」 京太郎「ハギヨシさん?」  ますます分からない。  俺は風呂場にいた筈なのに。  窓からは日光さえ差し込んでいる。  と、いうことは―― 京太郎「………………夢オチっすね!?」 ハギヨシ「京太郎くんが透華お嬢様の裸を目撃する寸前に新子様と国広様に袋叩きにされたことなら、紛れもなく現実ですよ」ニッコリ  あ、はい。 639 名前:6月9日(日)[saga]...
  • あなた断ち
    849 名前:7月17日(水)[saga] 投稿日:2014/06/11(水) 21 36 16.45 ID PmKrt7+Uo 京太郎「なあなあ」 憧「んー?」 京太郎「お前ってコンビニのおにぎり温める派? 温めない派?」 憧「いきなり変なこと訊くわね……常温ならそのままかしら。海苔がふやけちゃうし」 京太郎「だっよなぁ!? あのパリパリがいいのになぁ!」 憧「おにぎりはやっぱセブンよねー。ハズレがないわ」 京太郎「でもこの前いかめしおこわおむすび食ったらスゲー固かった……」 憧「失敗談の流れだったの!?」 京太郎「味は良かったんだよ……ただただおこわが固かったんだ……」 憧「それは……まあ、ご愁傷様」 京太郎「でも卵かけご飯風おにぎりは美味かったぞ!」 憧「何それ!? 卵かけご飯でおにぎり!...
  • Mに手を出したら/おねーちゃんといっしょ
    663 名前:5月10日(金)[saga] 投稿日:2013/09/29(日) 00 21 47.59 ID ZDKFMn+Qo  今日は朝から快晴だった。  東の低い位置から差す陽の光が心地良い。  こんな天気を『五月晴れ』と呼びたいが、ここで言われる『五月』とは旧暦――つまり6月のことである。  ちなみに読みは『さつきばれ』で、『ごがつばれ』と読む場合は新暦の5月を指す。とかなんとか。  閑話休題。  うららかな日和に欠伸を一つ、通学中の俺。  そういえば通学路で麻雀部のみんなと会ったことってないな。  入学式の日に憧を見かけたきりだ。  時間帯がズレてるんだろうけど、一度くらい女子と肩を並べて登校してみたい。  そんなことを考えながら歩いていると、  前方に不審者を発見した。 ...
  • 仲直りの握手
    27 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/04(木) 00 52 51.95 ID oNHaeokEo  第二土曜日。  授業がないこの日は、学校の内外で様々な部活が猛練習に明け暮れる。  俺達、阿知賀学院麻雀部も例外ではない。  打って、打って、打ちまくって。  水分、糖分、リラックス。  打って、打って、また打って。  水分、糖分、リラックス。  朝から延々その繰り返しだ。  過剰な練習には価値がなく、無為な休息には意味がない。  大事なのは飴と鞭の使い分け。  我らが名将が漫画から得た知識は、意外と言えば意外なほど効果的に機能しているようだった。 レジェンド「はーい、全員注もーく」パンパン  そんな昼下がり。  昨日の「嫌な予感」なんてす...
  • 年下の彼氏に死ぬほど愛されて眠れないきょうこのごろ
    920 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/12/02(月) 22 37 53.79 ID V1ey86lvo  彼女は、間違いなく彼を好きだった。  愛している――そう表現しても過言ではなかった。  彼とは、桜の舞う季節に出会った。  親の都合で引っ越してきたという、新入生の少年だった。  最初は、同じ部活の先輩と後輩の関係から始まった。  「麻雀は下手だ。けれど大好きだ」、そんな姿勢に好感を持った。  次第に、関わり合いは学校生活全体に波及した。  昼食、勉強、登下校。気が付けば四六時中行動を共にしていた。  やがて、お互いを意識するようになった。  それは自然な流れのようにも思えたし、夢想のように突飛にも思えた。  ただ人を好きになるということの難しさを痛感した。  少年...
  • 爪痕
    908 名前:6月4日(火)[saga] 投稿日:2013/12/28(土) 22 04 41.36 ID cekZRUO+o  一睡も出来なかった。  俺は自室の窓から白み始めた外の景色を見ていた。  朝が来る。  きっと多くの人にとっては昨日と代わり映えのしない朝。  しかし俺にとっては、何もかもが違う朝。  緊張と、動揺と、一片の興奮。  それらが綯い交ぜになって心を掻き乱す。  原因は自明だ。  憧とキスしてしまった。 京太郎「………………」  言葉もない。  言葉もないまま、記憶が蘇る。  昨夜、あの後の記憶が―― 909 名前:6月4日(火)[saga] 投稿日:2013/12/28(土) 22 29 02.52 ID cekZRUO+o ………………...
  • てるてる日和
    930 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/07/03(水) 00 24 23.87 ID MKZOWtyjo 秋・清澄高校―― ~教室~ ガラッ! モブA「きょ、京太郎! 京太郎はいるか!?」 京太郎「あいよー。血相変えてどうした?」 モブA「大変なんだよ!」 京太郎「だから何が?」 モブA「……校門で見慣れない制服の美少女がお前のことを探してる」 京太郎「大変だああああああああああああああああああああああああああああああ!!?」 モブA「お、俺は夢を見てるんだよな……? 女子が京太郎を訪ねてくるなんてありえないもんな……?」 京太郎「くっ、失礼過ぎるけど確かに俺自身まったく心当たりがねえ!」 モブA「じゃあやっぱり夢なのか!?」 京太郎「いや現実だけどな。とりあえ...
  • 憩い
    566 名前:6月22日(土)[saga] 投稿日:2014/03/13(木) 20 50 25.46 ID WO++2te6o  重い。  頭が、瞼が、目が、肩が、腕が、足が。  重い。  体中に鉛を括りつけられたような気だるさだ。  そんな加減で迎えた三度目の遠征だった。 京太郎「はよーす……」 玄「あ、おはよう京太郎くん!」 宥「今日も冷えるねぇ……」 穏乃「じめじめ蒸し暑いよ!?」 レジェンド「こりゃ今日も一雨来るかなー」 灼「昨日てるてるこけし吊るしてたのにね」 憧「なにそれ……」  皆はいつも通りだ。 571 名前:6月22日(土)[saga] 投稿日:2014/03/13(木) 21 18 07.25 ID WO++2te6o 憧「ていうか珍しく時間ギリじゃ...
  • たたえあい宇宙
    441 名前:6月15日(土)[saga] 投稿日:2014/02/06(木) 21 40 01.93 ID uUdlzu8Ro  土曜日。  マッサージやらダイエットやら、横文字マシマシでお送りした一週間も大詰めである。  そして今日は、二回目となる県外遠征の日でもある。  目的地は京都、泉水女子。  お利口さんに午前の授業を受け、午後からの出発だ。 穏乃「京太郎っ、これおねがーい」 京太郎「あいよ」  先週に引き続き、荷物の積み込みは俺の仕事だった。  穏乃の、明らかにダンベル的なサムシングが入っているであろう重さのリュックサックを受け取る。  そしてそれをレジェン号の最後部座席へ。  以下繰り返し。 憧「こっちもお願いね」スッ 京太郎「へいへい」サッ 灼「頼んだ……」スッ ...
  • 部員めぐり
    穏乃 玄 宥 灼 穏乃 607 名前:4月9日(火)[saga] 投稿日:2013/06/25(火) 05 25 11.76 ID gJOGb28Do  俺は――  考えた。  考え抜いた。  布団にくるまり。  鈍いまどろみの中で。  これまでの俺自身のこと。  次にこれからの俺自身のこと。  遥々奈良まで来て何がしたいのか。  麻雀部に入って何をするつもりなのか。  そのへんのなんやかんやをあれこれ考えて。  ショート寸前の思考回路が導き出すひとつの解。  ――諦めるか、攻略。 624 名前:4月9日(火)[saga] 投稿日:2013/06/26(水) 01 27 54.89 ID wpCub4ejo …… ………… ………………  教室の...
  • 歯・車・始・動
    820 名前:7月1日(月)[saga] 投稿日:2014/04/15(火) 22 01 01.30 ID hAOW58k+o  事件は、月曜の朝に起きた。  その日は偶然にも麻雀部全員が登校中に顔を合わせた日だった。  折角だからと、通学路では色々なことを話した。  穏乃が今朝起きたら全裸になっていたことだとか。  宥さんが今朝起きたら胸に玄さんが噛みついていたことだとか。  ある朝、俺ゴール・ザムザが気がかりな夢から目ざめたとき、自分がベッドの上で一匹の巨大な毒虫に変ってしまっているのに気づいたことだとか。  そんな取り留めのない雑談を楽しんだ。  そして昇降口で一旦別れて、また揃うのを待った。  校舎に入ったら後はそれぞれの教室に向かうだけなのだが、まあなんとなくだ。 宥「おまたせ~……あれ、玄ちゃんと灼...
  • はじめてのぶかつどう
    303 名前:4月6日(土)[saga] 投稿日:2013/06/16(日) 04 42 17.08 ID lSw6Rm0do  奈良で迎える二度目の朝。  俺は今日も桜吹雪の中を歩いていた。  激動の入学式(欠席)が終わり、訪れた新しい朝。  阿知賀学院麻雀部員としての第一歩。  否が応でも気合いが入る。  京太郎「うっし!」  俺は俺の青春の舞台である学校へ向け、力強く走り出した。 …… ………… ………………  そして放課後。  俺は―― 304 名前:4月6日(土)[saga] 投稿日:2013/06/16(日) 04 43 06.82 ID lSw6Rm0do 京太郎「待てええええええええええ!!」 憧「いーーーーーやーーーーー!!」  また走っていた! ...
  • チャンピオンは衰退しました5
    788 自分:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/05/19(月) 22 15 28.24 ID 9J72Tao5o 照「話……?」 京太郎「はい」 照「急にどうしたの?」 京太郎「まあ、ちょっと色々ありまして」 照「……?」 京太郎「それより照さん、こっちに来てくれませんか?」 照「?」スッ 京太郎「もっと」 照「???」スススッ 京太郎「もう少し」 照「……京ちゃん、これ以上は……」 京太郎「じゃあ俺から傍に行きますね」ギュッ 照「っ!?」 790 自分:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/05/19(月) 22 42 55.08 ID 9J72Tao5o 京太郎「……」ギュ... 照「きょ、京ちゃん……!? やだ、離して…...
  • Mに手を出したら/掃除の達人
    460 名前:5月23日(木)[saga] 投稿日:2013/11/08(金) 21 29 30.53 ID uHVZTaloo ガチャッ 玄「んー……んっ……」モミモミ バタム 464 名前:5月23日(木)[saga] 投稿日:2013/11/08(金) 21 45 09.24 ID uHVZTaloo 京太郎「……」  なんだ今の。  なんだ今の。  見間違いかな?  他に誰もいない部室で玄さんが自分の胸を揉みしだいていたような……  見間違いだな。 ガチャッ 玄「んん……あ、京太郎くん。こんにちはー」モミモミ バタム 京太郎「………………」  見間違いじゃなかった……  自分の胸を揉みしだいて...
  • 終魔負誤妬
    39 名前:6月18日(火)[saga] 投稿日:2014/02/11(火) 15 39 07.84 ID us1FKdoDo ガラッ 京太郎「ま、間に合った……!!」ゼーハー  なんとか予鈴の前に教室に入ることが出来た。  やはり朝からトレーニングと家事の両立は難しい。  もっと早く起きて、有効に使える時間を増やさないとな。  額に浮かんだ汗を拭いながら、そんなことを考える。 憧「おはよー京太郎」 京太郎「おう、おはよ」 憧「今日は遅かったわね」 京太郎「弁当作るのに夢中でさ、気付いたら遅刻ギリギリだった」 憧「偉いんだか偉くないんだか……」 京太郎「おかげで朝から全力疾走だよ」フィー 憧「ああ、だからネクタイが曲がってるのね」 京太郎「マジか」  阿知賀の制服は男...
  • チャンピオンは衰退しました
    904 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/02/10(月) 21 20 20.38 ID Pxhw7IwEo ブロロロロ... 京太郎「ん……」 京太郎「(なんだ、この音……)」 京太郎「(車のエンジン音……?)」 京太郎「(……どうして……)」 京太郎「(俺は自分の部屋で寝てた筈なのに……)」 京太郎「う……っ!?」モゾッ 京太郎「(身動きが取れない……!)」 京太郎「(視界も塞がってるし……)」 京太郎「(金縛り……じゃないよな)」 京太郎「(どちらかと言えば……そう……まるで、拉致)」ゾクッ シュルッ 京太郎「!」 京太郎「(拘束が緩められた!?)」 シュルッ 京太郎「(目隠しも……一体、誰が……?)」 908 名前:某月某...
  • この狭いナントカの中で
    504 名前:6月24日(月)[saga] 投稿日:2014/03/29(土) 23 02 27.34 ID s2eDFP4bo  ロッカー。  それは聖なる箱。  ロッカー。  それは未知への冒険。  ロッカー。  それは勇気の証。  ロッカー。  それは熱き収納戦士達の戦い。  ロッカー。  それは人生の縮図、男のロマン。  ロッカー。  そしてそれは、 京太郎「――」 憧「……っ」  俺達の現在地である。 519 名前:6月24日(月)[saga] 投稿日:2014/03/29(土) 23 36 43.93 ID s2eDFP4bo  「どうしてこうなった」。  その事情は極めて複雑であり、筆舌に尽くしがたい。  まさに運...
  • 先生を探そう!
    540 名前:4月19日(金)[saga] 投稿日:2013/07/13(土) 00 39 46.20 ID lIIsfHRno レジェンド「須賀くーん、ちょっとー」  部活中……というか牌磨き中、レジェンドに呼ばれた。  なんだなんだ。 京太郎「どうかしました?」 レジェンド「いやー、須賀くんもそろそろ牌を磨くのに飽きてきたんじゃないかと思ってさ。そこで――」 京太郎「え、別に飽きてませんよ? 小さな牌のひとつひとつをピカピカにしていく作業はえも言われぬ達成感が」 レジェンド「――飽・き・た・よ・ね?」ゴッ 京太郎「飽っきましたぁー!」ヒャッホーイ  そういうことにしておきたいらしかった。 レジェンド「オホン。そこでだ、今日から須賀くんにも本格的に麻雀を覚えてもらおうと思う!」 京太郎「マジすか!」...
  • かましに行こう!
    774 名前:6月19日(水)[saga] 投稿日:2014/02/17(月) 23 00 36.81 ID YOKwAYPho  世の中には創立記念日というものがある。  読んで字の如く、会社や学校が創立された記念すべき日だ。  阿知賀学院では今日がその日だった。  喜ばしいことに、阿知賀の創立記念日は部活動も含め完全な休日となる。  学校によっては誰得な行事として知らない人の面白くない話を聞かされたりするからな。  重ねて喜ばしいのは今日が水曜日であるということだ。  週の真ん中が休みになるのは物凄く嬉しい。  まさに一休みって感じで、下手な三連休よりのびのびと過ごせる。  ハッピーマンデー制度が制定されて久しいが、俺は断然こっちの方が好きだ。  苦手なんだよな、ハッピーマンデー。  押し付けがまし...
  • 江口セーラはシンデレラに憧れる
    24 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2013/12/15(日) 22 14 44.33 ID zvIQTYheo ~遊園地・ゲート前~ ワイワイ ガヤガヤ 京太郎「……」ソワソワ 京太郎「(須賀京太郎です。俺は今、遊園地に来ています)」 京太郎「(もちろん一人じゃない。そして二人でもない)」 京太郎「(なんと、千里山のレギュラー五人と待ち合わせている最中なのだ!)」 京太郎「(インハイで頑張ったご褒美にマネージャーの俺まで同行させてもらっているのだ)」 京太郎「(ありがとうございます監督。新学期から雑用二倍でも嬉しいです)」 京太郎「(そんなこんなで、竜華先輩達を待っているわけだが……)」 京太郎「(おせぇ)」 京太郎「……」チラッ 京太郎「(待ち合わせ時間はもう過ぎてる)」 ...
  • 合宿編・一日目
    24 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2015/06/22(月) 03 15 05.77 ID UK88y/jco           【7月22日(月):合宿1日目】 25 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2015/06/22(月) 03 16 41.97 ID UK88y/jco 《何かが違う朝》 チュンチュン...  チュンチュン... 京太郎「ふぁあ~……ねむ」  寝不足だ。それはもう。  そもそも床に入った時間からして遅かったし、変な夢も見た。  なんだプリンセス・アコって。  夢の中でまでパンツ丸見えだったのはもう流石と言う他なかった。  まあ俺の夢だが。  欲求不満か(自問)。それはもう(自答)。  いか...
  • 河水浴に行こう!
    255 名前:5月18日(土)[saga] 投稿日:2013/10/23(水) 00 47 46.02 ID mi0imJI5o キーンコーン カーンコーン   キーンコーン カーンコーン  チャイムが鳴る。  それ自体は普段と同じで、なんの変哲もない。  しかし今日のこのチャイムは、俺達にとって特別な意味を孕んでいた。 「きりーつ、礼ー」 アリガトウゴザイマシター 担任「はい、皆さん気を付けて帰ってくださいねー」 ワイワイ ガヤガヤ  号令が終わり、にわかに喧騒が広がる。  そんな中で俺は、 京太郎「っ~~~~~~~~~~テスト終わったぁーーー!!!」  叫んだ。 憧「うるさい」 京太郎「ウィッス」  怒られた。 256 名前:5月18日(土...
  • 星の綺麗な夜
    37 名前:7月21日(日)[saga] 投稿日:2014/07/22(火) 23 05 46.04 ID 6RkXncRKo ◇  恋には特別な憧れがあった。  それも少女漫画みたいに鮮烈で劇的な恋に。  けれど、不幸にも歴代の親友達は色恋沙汰に疎かった。  しずは無関心。初瀬は無頓着。  唯一まともに話せそうだった和とも、とうとう機会を逸したまま進路が別れてしまった。  話したくても、妙な気恥ずかしさとプライドがそれを許してくれなかったんだ。  結局、あたしはいつも一人で思いを馳せていた。  誰とも答え合わせ出来ずに。そもそも、答えがあるのかどうかも分からずに。  貴重なヒントとして、和の言葉があった。  何気ない雑談の中で聞いた、彼女の将来の夢。  指折り挙げていく可能性のひとつに...
  • プロローグ
    1 名前:プロローグ[saga] 投稿日:2013/05/26(日) 00 00 54.33 ID 31bSCGEDo  風の噂で、奈良の山奥にある知る人ぞ知るお嬢様学校が来年度から共学化するらしい――と聞いた。  ので、  勉強した。  勉強した。  勉強した。  吐血した。  が、  勉強した。  で、  受験した。  ら、  合格した。  ので、  須賀京太郎15歳。  この春から阿知賀学院の生徒になります。  ヒャッッッッッホホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウ。 2 名前:プロローグ[saga] 投稿日:2013/05/2...
  • 特別編 ヒロイン大集合
    116 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2013/11/04(月) 20 18 09.79 ID xPu09oJSo 憧「……」 照「……」 淡「……」 塞「……」 憧「(……何これ、気まずっ)」 塞「えーっと……これはどういう集まりなのかな?」 照「分からない」 淡「まったくもって!」 憧「ていうか、お互いが誰なのかも知らない……ですよね?」 淡「テルは知ってるよ(テルだけに)! でも、なーんか変な感じ?」 照「淡も、私の知ってる淡とは雰囲気が違ってる(照だけに)」 塞「なにそれこわい」 122 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2013/11/04(月) 20 47 55.22 ID xPu09oJSo 憧「(落ち着け……落ち着く...
  • デート三昧な二人の一日 Aパート
    829 名前:5月26日(日)[saga] 投稿日:2013/11/14(木) 21 39 08.51 ID qXsNZqdjo ◇  ついてない――と思った。  部屋が暗かったから。  確かに開いた筈の目には常夜灯のオレンジぐらいしか映らない。  カーテンの隙間から覗く空も、まだ夜の色をしていた。 憧「はあ……」  調子が狂う。  普段なら、目覚ましが鳴るまで眠っていられるのに。  せめて、爽やかな朝日で重苦しい気分を紛らわせたかったのに。  時間が知りたくて枕元を漁る。  ケータイを探し当てて、待受画面を見ると、 憧「ぅげ」  あまり上品ではない声が漏れてしまう。  液晶に並んだ数字は、寝るにも起きるにも不向きな、夜明けの直前を示していた。 憧「……ほんと、ついてない...
  • 接触る
    97 名前:5月5日(日)[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 01 08 44.23 ID 1hurCT6ro  合宿明けの日曜日でも部活はある。  むしろ合宿という名の乱痴気騒ぎで浮ついた気持ちを引き締める為にも、今日の部活は重要な意味を持つ。  そして、それだけではなく。  俺と憧にとっても、今日は大事な―― レジェンド「さあ、それじゃ二人とも覚悟はいい?」 「「はい!」」  声を揃えて返す。  部活の休憩時間、俺達は並んでレジェンドの前に立っていた。 レジェンド「お? 須賀くんだけじゃなく憧までやる気とは……」 憧「ま、こっちの方も頑張るって言っちゃったしね。いつまでも逃げ腰じゃいられないわよ」 穏乃「おー! いいぞ憧ー!」 玄「憧ちゃんファイト!」 宥「が、頑張って...
  • 勉強会(直球)
    361 名前:5月13日(月)[saga] 投稿日:2013/10/11(金) 01 21 43.47 ID 7DOisu05o  鉛のような時間が続いていた。  一秒が一分にも、永遠にも感じる鈍重な時間。  息苦しい。  激しい運動をした訳でもないのに、呼吸が乱れる。  心が軋みを上げているのだ。  碌な身動きも認められず、手足を伸ばすことも叶わない。  そんな状態で強制される行為に、俺は精神を蝕まれていた。  悲鳴を上げたい。  しかし許されない。  この空間の主が決して許しはしない。 「……もう、やだ」  隣で、声。  俺の友人にして、同じ囚人である、高鴨穏乃のものだ。  穏乃は、平素からは考えられないほどに衰弱していた。  感情の消え失せた瞳で、命じられたままを行...
  • チャンピオンは衰退しました1
    904 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/02/10(月) 21 20 20.38 ID Pxhw7IwEo ブロロロロ... 京太郎「ん……」 京太郎「(なんだ、この音……)」 京太郎「(車のエンジン音……?)」 京太郎「(……どうして……)」 京太郎「(俺は自分の部屋で寝てた筈なのに……)」 京太郎「う……っ!?」モゾッ 京太郎「(身動きが取れない……!)」 京太郎「(視界も塞がってるし……)」 京太郎「(金縛り……じゃないよな)」 京太郎「(どちらかと言えば……そう……まるで、拉致)」ゾクッ シュルッ 京太郎「!」 京太郎「(拘束が緩められた!?)」 シュルッ 京太郎「(目隠しも……一体、誰が……?)」 908 名前:某月某...
  • 温泉旅館に泊まろう! 紅蓮篇
    246 名前:5月3日(金)[saga] 投稿日:2013/09/01(日) 00 54 01.84 ID I/5kRpkmo  集合は正午過ぎ、昼飯を食べてからだった。  おかげ様で入学以来最ものんびりした朝を過ごすことが出来た。  ……溜まっていた家事とか、やれたら良かったんだけどな。  ゴロゴロするばかりで何も捗らなかった。現実は非常である。  だがしかし。  敢えて言おう。  「知るかバカ! そんなことより合宿だ!」  と。  そう、合宿だ。  温泉旅館に一泊二日で。  躍るわ、心が(倒置法)。 京太郎「う~~ベンチベンチ」  そんな訳で待ち合わせ場所である川沿いのベンチを目指しているのだ。 248 名前:5月3日(金)[saga] 投稿日:2013/09/01(日) 0...
  • 憧は鎹
    41 名前:6月27日(木)[saga] 投稿日:2014/04/04(金) 22 50 21.09 ID VKpq6cDpo 憧「やっはろー」ガチャッ 穏乃「京太郎なんて――大っ嫌い!!」 京太郎「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ      あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ      あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ      あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ      あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ      あああ...
  • 哀・ダイエット戦士
    146 名前:6月12日(水)[saga] 投稿日:2014/02/02(日) 22 02 17.71 ID UW3Hz1tco ◇ 憧「はー、さっぱりした♪」ガラッ 憧「やっぱり学校帰りのシャワーは格別よねぇ……」ゴシゴシ 憧「それにしてもおなかすいたぁ。今日のご飯はなんだろ――っと」 ...ズモモ 憧「ぅげ」 ズモモモモ... 憧「……」 ズモモモモモモモモノウチ 憧「……そーいや最近、乗ってなかったっけなぁ……」 憧「ど、どーせいつもと変わらないとは思うけどね!」 憧「ちゃんと毎日意識してるし、増える理由なんてないしね! うんうん」 憧「………………」 憧「ま、一応……ね」 ソローッ... ギシッ 159 名前:6月1...
  • @wiki全体から「ミミをかけ!」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索