第1話OP2

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OP2「焼かれる故郷」

シーンプレイヤー:ミヤザワ=カノン

 記憶も無い、故郷すら定かではない謎の少女を、この村の人々は暖かく迎え入れてくれた。
何も思い出せないはずのキミだったが、不思議とこの村での暮らしは心が安らいだ。
争い事とは無縁の暮らし。のどかな農村の光景。
それが、昨日も、今日も、明日も続いていく。

 ――その筈だった。

だが。その日、目に入ったのは‥‥
ガイコツの部隊章をつけた何体もの動力甲冑が村を焼き払う光景!

カノン:「これはいったい‥‥ なんで軍隊が村を?!」
カノン:世界の常識についていけてません。
カノン:「村長‥‥ みんなは?!」 虐殺の中必死に生存者や顔見知りを探す。

 どこか生物的な印象の、あまりに奇妙で異様な鎧を着た軍人が指示をする度に。
炎は燃え上がり、人々の悲鳴が響く。
村人たち:「うわあああああ!」「おた、たす、たすけぇー」
軍人:「ハッハッハッ、イイ、イイね! 新兵器はすこぶる良好だ!」
軍人:「だが足りない! もっと、もっとだ!」

GM:ここで【知覚】か【理知】で目標値10の判定をどうぞ。
カノン:【理知】で判定します。2d6+5(ダイスを振る)出目「4・4」で達成値13。成功です。
GM:おk。なら、ローゼのシーンででた情報と大体同じことが分かるね。

GM:キミは「先日、ウィンカスターに駐屯中の帝国西部方面軍に、銀十字軍の機甲部隊が合流した」というニュースを思い出す。
GM:そして、その部隊の指揮官の名が【バッフェ・ゲルツ】だったという事も。
バッフェ:「もっと、もーっと新兵器の成果を見たいなあああ?」 飢えた目で周囲を見回す。
子供たち:「うあぁぁぁん! だれかたすけてえぇぇぇ?!」
カノン:いたいけな子供とか、ほんとに出すなんて!
バッフェ:「おい、あの子供を撃て」
帝国兵「はっ? ‥‥わ、わかりました」
GM:動力甲冑が照準を向ける。子供たちが危ない!
カノン:「だ、ダメーっ!!」
カノン:お約束で庇うように射線に割り込みます

GM:では、キミは身体を撃ちぬかれ、本来ならば致命傷を負ったはずだった。
GM:しかし、シャードの輝きが、キミの魂を肉体につなぎとめる!
カノン:左腕のバングルが銀色に輝いて格子状のグリッド線が足元に広がります。
カノン:無意識のうちに《マジックシールド》を使ってたってことでw
カノン:ここでフラッシュバックしますね?
GM:おk。
カノン:失われた遠い記憶。奈落に侵食され、滅びゆく家族と故郷の姿が‥‥
カノン:あの路地、あのランドマーク‥‥ 今いる光景と違和感なく重なる!
カノン:「父さん! 母さん!」

GM:今にも舌なめずりをしそうな形相で。バッフェは自らキミのほうに近づこうと‥‥
バッフェ:「あの光。そして、このマナスカウターの反応。クエスターか!」
バッフェ:「ハッハッハ。非常に興味深いなぁ」
通信機:『PPPP! PPPP!』
バッフェ:「む、緊急報告か。良いところで」

バッフェ:通信機ごしに何か会話を交わしている。とりあえず、注意は逸れたようだ
バッフェ:「なに? 見つかったのか?」
バッフェ:「そうとわかれば、こんなところで遊んでいる暇は無いな。撤収だ!」
カノン:その声に正気に戻り、慌てて背後の子供たちの様子を確認します。
GM:うん、子供たちは無事だね。

バッフェ:「残念だったね、僕の兵器試験の実験台になれなくて」
バッフェ:「機会があれば是非、また逢おうじゃあないか、ハッハッハッハッハ」
カノン:まだ半分意識が飛んだ状態ですが、バッフェを睨んでます。
カノン:バッフェのことなんて気にしてませんが。これだけは言わないと。
カノン:「あなたを‥‥ 決して許さない!」 吐き出すように

 ドクロの記章の部隊は、まるで何事も無かったかのように村から引き上げていく。
あとに残されたのは、壊滅した村だけだった。
カノン:「‥‥ひどい」
カノン:よろよろと。ふらつくように子供たちに歩み寄りながら。
子供たち:「う、ううう、かのん、ねえちゃああん」
カノン:「みんな‥‥ 何も悪いことしてないのに」
カノン:「‥‥こんなあたしを助けてくれた、優しいひとたちだったのに!」
カノン:子供たちを抱きかかえて。

GM:さて、シーンは変わらないが、時間と場面は移るぞ。
カノン:どぞ。

 ** ** **

 カノンが救った子供たちや、隠れていて難を逃れた人々。
生き残った僅かな住民は、ウィンカスターへ辿り着いた。

 村を離れ、生活手段もなしにウィンカスターに向かう事に、当然、反対する声もあった。
家族を亡くした者には、ゆっくりとした別れの時間も必要だっただろう。

 しかし、あまりにも急速に奈落の気配が増していた。
クエスターとして目覚めたキミは、それを感じ取っていた。
例え、結界で一時凌ぎをしたとしても、村の周囲が丸ごと奈落に落ちれば、
脱出の手段がなくなってしまっただろう。

 助かったとはいえ、皆の顔には疲労と絶望の色が濃い。
これも全ては、あの部隊の指揮官――バッフェとか言う男のせいだ。

カノン:「あたしには、みんなを保護するなんてできない」
カノン:「でも、みんなを放ってなんて‥‥」 村の生き残りを見て。
カノン:無意識に遠い記憶の歌を口ずさむ。おそらく、幼い頃に母に教わっただろう歌。
カノン:意味はありませんが《芸術》を使用。ノスタルジックな静かな歌を。
GM:ほい。さすがに絶望は即座に回復しませんが、心の疲労は僅かなりとも和らいだようです。
カノン:歌い終わってから、自分が歌っていたことに気づきますw

GM:そうやっていると、キミが助けた子供が声をかけてきた。
子供:「かのん姉ちゃん! 助けてくれてありがとう。お礼、まだだったよね」
カノン:膝を曲げて目線を合わせます。
カノン:「あたしは何もしてない。‥‥何も、できなかった」

GM:その子供は、ぽつり、ぽつりと襲撃当時の状況を話しはじめました。
子供:「‥‥あいつら(銀十字)、最初は“人探しに来た”って言ってたんだ」
カノン:「人探し?」
子供:「えっと」 ごそごそ 「この絵を見せて、家捜しもしてたよ」
子供:「みんなはそんな子、見たことも無かったんだけど」
子供:アルフと思われる特徴のある少女の顔写真を取り出し、カノンに手渡す。
カノン:「いったい誰かしら?」 自分じゃなくてホッとしたのは内緒w

子供:「大人たちは“居ないとわかれば出て行くだろう。好きに探させよう”って言ってた」
子供:「でも、あの、変な鎧の男(バッフェ)が」
子供:「『無駄足を踏むくらいなら、新兵器の性能を試そう』って言い出して‥‥」
子供:「おとうさんも。隣のお姐さんも‥‥」 恐怖を思い出し。涙声に。
カノン:「なんてひどい‥‥」

GM:では【クエスト:故郷の仇をとる】をどうぞ。
GM:シーンを切る前に、何かありますか?
カノン:もらいます。

カノン:「争い事は嫌い‥‥」
カノン:「けど。あの人は許せそうにないわ」
カノン:どこからか小さなリスが現れて、カノンの肩に乗ります。

シーンEND


最終更新:2013年03月07日 14:23