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DM雑記 - (2010/01/29 (金) 01:24:47) のソース

 エクストラロード用に今のうちから書いておくの巻。読んでおくと話が分かりやすくなるかも。
 一部エセSF? 見てると夢が広がりんぐ。


#region(エントロピー)
 物事の「乱雑さ」を表すパラメータ。
 例:ゴミが部屋に散乱している状態を『エントロピーが高い』、掃除をしてゴミ箱に纏められた状態を『エントロピーが低い』と呼ぶ。
 エントロピー零とは、すなわち「無」そのものである。

・熱力学第2法則
 簡潔に言うと『質の高いエネルギーから質の低いエネルギーへと変換した場合、それは不可逆変化である』というもの。なおここで言う「質」とは、エネルギーの取り出しやすさ、扱いさすさ、すなわち「利用効率」である。現行の定義において、最も質の低いエネルギーは熱エネルギーである。
 例:電気Eによって温水を作り出した場合、質の高いEである電気Eから質の低いEである熱Eへと変換されたため、この変化は不可逆変化である、というもの。
 あるいは電気を伝達する際に、その一部を空気中に熱として放出してしまう現象を引き合いに出してもよい。

 この熱力学第2法則に従い、あるいは密接に関係することにより、「エントロピー増大法則」が存在する。すなわち、「電気」という秩序的エネルギーから「熱」という『乱雑な』エネルギーへと変換し、それが不可逆変化である以上、閉鎖系総体としてのエントロピーは必ず増大の一途をたどる、ということである。
 これにより十分時間が経過した後には、宇宙に存在する全てのエネルギー及びそれと等価である物質は熱エネルギーへと変換される、と想定されうる。これが「熱死宇宙」という結末である。

・生物系
 生命は呼吸などの生体活動により、エントロピーを自然すなわち外部の系へと放出し、「負のエントロピー」であるネゲントロピーを吸収することにより、一定の秩序状態つまり定常状態を保つことで生存している『開放定常系である』。
 エントロピーの増大はすなわち生命という状態そのものが「乱雑な」状態へと変化してゆくことであり、例えば極端な話、体が破裂してしまったら生命の維持が不可能なのは明白である。よって生命が生命であるためにはエントロピーの減少が必要不可欠である。しかし閉鎖した系では熱力学第2法則によってエントロピーは増加するのみであるため、自然という外部の系へとエントロピーを放出している。
 平たく言えば、エントロピーが増大するとそれだけ死に近づくということ。無論、単純に増大といってもその形態は様々であり、循環系の不調や脳の機能不全から細胞の結合分解まで、全てがエントロピーの増大である。エントロピーとは、あくまでも大局的な状態図に過ぎないことに留意しなければならない。
 なおエントロピーの放出により低エントロピーを保つ作用を「負のエントロピー」ネゲントロピーと呼ぶ。
 また、「進化」の行程においてエントロピーは増大するとされる。これは進化という概念が、必ずしも「優れた生物(高質エネルギー)」への変化とは限らないからである。むしろ進化は多様性、すなわち乱雑化である。
 なおこのことより、進化がエントロピー増大であるならば、必要な酸素を取り入れ不必要な二酸化炭素を排出するように、進化の行き詰った生物種が絶滅するのは、ネゲントロピーの吸収という概念から見ても非常に正当な結末である。
 もし仮に高度で調和が取れた「優良な生命」へと、絶対的に変化する進化が存在するならば、その系においてはエントロピーは減少していることとなる。これは下で述べるように時間の逆転を意味し、熱力学の第2法則に完全に反する現象である。そのため宇宙の法則が法則であり続ける限り、優れた進化は存在しないこととなる。

 閉鎖系において、時間と共にエントロピーは増大の一途をたどる。そのため閉鎖系でエントロピーを減少させるためには時間の逆転が必要である。これは「逆行」ではなく「逆転」、すなわち変化前への完全なる復元という意味であり、時間旅行とは異なる概念である。
 そのため、時間の逆転を経ずに、閉鎖系でエントロピーの減少を起こしたければ、現行の宇宙法則とは異質の法則を用意するしかないのである。

 D&Dにおいては善悪が人の観念、秩序混沌が世界の法則を表わしていてなかなか優れた区分だと、思っていた時期が俺にもありました。さすがに約束を守る守らないは関係がないというか話が違……。
#endregion


#region(量子コンピュータ……の次世代機)
 理論上ってレベルじゃないモノ。まだ実現できてない量子コンピの次世代とかいう。
 量子コンピュータの上、ということで「一つのビットが無限の状態を持つ」よりも優れている。
 それがどのようなものかというと「ビットという単位が無くなる。すなわち個と個の境界がなく、一つの機構が個でもあり全体でもあるというもの。そしてそれが無限の情報を内蔵する」というもの。
 旧劇場版エヴァの補完世界のようなものか。あるいはハガレンの「一は全、全は一」かな。アレの真理の扉向こうみたいな感じになってるはず。それとも賢者の石かな? エネルギーと演算を併せ持つという意味では多分そっちの方。

 エンジンでもありコンピュータでもある。無限のエネルギーを生み出すと同時に無限の演算を行う。

-その上
 PC<越えられない壁<量子コンピ<越えられない壁<量子コンピの次世代<越えられない壁<その上
 先述の仕組みに、さらに「時間」を組み合わせたもの。無限にして全であり一であるものが過去現在未来の時間軸上全てにおいて均一に同一であると。人知をブッちぎりで(ry超えた代物。
 世の果てから果てまでの始まりから終わりに至るまでの事柄が演算される。ハガレンの眞理の扉の向こうがこんなカンジかなあと。
 時間軸上において並列接続、っていうのはまだまだ人類が手にしていないもんだからね。宇宙のモーメントとかエントロピー増大の単位とか言われてる時間を操るって言うのはまだまだ人に扱えるものじゃないね。
 タイムパラドクスとかが解決してないし。アレが解けないうちは、時間は人にとって不可侵のモノです。
#endregion


#region(円形時間の矛盾)
 クローズド・サークル・パラドクス。
 歴史の矛盾。タイムパラドクスの一種で、学術用語。タイムマシーンに乗って過去に戻り自分自身を殺す、のような『時間的に「始点のない」事象』のこと。現代において発見されているタイムパラドクスの中でも最も大きな命題の一つ。
 この矛盾はひとえに人間が「一次元」でしか時間を観測でないことに起因する、見かけ上の矛盾である。未来において学問が発展し多次元的視点から時間を観測できるようになれば、この矛盾は解決することとなるとされている。またこのことについては、その他多くのタイムパラドクスにも言えることでもある。
#endregion


○谷のアルカナ
 =ムーミ○


○力が……勝手に……


- D&Dの善悪秩序混沌の第三者視点区分は、かなり実験的要素が強いからね。あやふやな部分が目につくのも仕方が無いのではなかろうか。我々の世界の善悪区分でさえ様々な試みが為されているけど、未だに絶対的な価値基準は出てないしね。だからD&D世界も、矛盾があっても当然と言えるのではないかなあ。まあ、善悪区分に対する別の方面からの考察としては、かなり面白いとは思うのだが  -- IDM+  (2010-01-29 00:43:50)
- SFの敷居は大して高くない。ぶっちゃけ、SFとファンタジーは隣近所みたいなものだ。ただ、ファンタジーはただそこにある要素(魔力など)をただ受け入れて社会を描いているに対して、SFはその要素があるのは何故なのかという説明が必要になる。”必要は発明の母”というように、SFにはその要素が発生した理由、その要素の目的を説明しなければいけない。  -- IDM+  (2010-01-29 01:15:18)
- ”量子コンピューターの次世代機”は無限の計算能力を誇るが、これが何故必要になったのかをいくつか考えてみよう。例えば、無限の空間の深遠を探る必要があった。例えば、全知全能の神を設計する必要があった。例えば、あらゆる物事に共通する絶対的価値を設定する必要があったetcetc…。これらから考えるに、”量子コンピューターの次世代機”は人知を超えたもののように思えるけども、そうではない。これは神でも何でもなく、ただの道具である事に気づくだろう。  -- IDM+  (2010-01-29 01:24:47)
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