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これまでのあらすじ
パラボロス・ポータルの先は、レギレイによって爆弾化された一万人のクローンアルカが襲いかかってくる地獄だった。
アルカ(オリジナル)とリグの助けにより事なきを得たが、それも時間稼ぎに過ぎない…


アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ
第36話「終わりを見た船②」


「…やあ、待っていたよ」
少し進むと…紫髪の少女"レギ"が待ち構えていた。
「だっがっあっ貴方は…!」
かつての自分を操っていた者と再会してしまったレーリレイが恐怖する!
「レーリレイ…もうぼくにレギュレーターの権限は無い、安心していいよ」


「…レギ!少し前にレレラが襲ってきた…何かしたのぜ!?」
安堵するレーリレイをよそに、レーラビはレギを持ち上げ揺らす!
「…ぼくはレレラには何もしていないよ、ただ、"人間を生き返らせる手段"が存在する事を教えただけ…」
首を揺らされながら淡々と語る少女!


「ええい面倒な言い回しを…お前の知って居る事を全て話すのだぜ!」
更に強く揺らす!レギの身体からガチャガチャと金属的な音!
「わかった、わかったから揺らさないで…」
レーラビはレギを揺らすのを止め、そっと床に置いた…


「この情報を提示したらチャートが滅茶苦茶になっちゃうんだけど…まあ、ぼくもう責任者じゃないしいいか」
何か不穏な言葉を呟くが…皆聞かなかった事にした。
「先ず、ファクトリーについて話すよ…みんな、ついて来て」
レギが向いた先、白い壁の一部が開き…一つの通路が出現する。


「惑星ヘブンのリズ大陸の地下深く…アザーフォビアの1施設、ファクトリーに存在するポータルの先に広がるこの空間」
先程までとは異なる雰囲気の金属質な通路に取り付けられら窓からは、星一つ無い夜空。
「ここはネクストエイジから更に先の時代、ヘブンが崩壊した後の世界」


「れ…レギ、一体それはどういう…」
困惑するレーラビをよそに、レギの話は更に続く。
「そして、この施設はヘブンの崩壊を見届けた宇宙船"ファクトリー"の居住エリアを改装したものだ」
通路を抜け大部屋…中央の大きなモニターには、太陽のように燃え続ける星が一つ。


「ぼくは…レギュレーターは本来、この船のコントロールユニットだった」
レギが部屋の中央の机に手を置くと同時に、モニターが切り替わる。
「これは…」
宇宙空間で青く輝く惑星ヘブンが、どす黒い赤に変色し…その直後、光に包まれ燃え上がる映像が映し出された。


「これを見た船員達は皆絶望し…自らを…」
部屋の隅には、複数の電源の切れたコールドスリープ装置が並べられている。
「それでもレギュレーターは、開発当初のプログラム通り"人類を守る"べく様々な方法を模索した」


「そして、発見したんだ。崩壊前のヘブンに繋がる、偶然この船と同じ名前の施設へと繋がるポータルを」
レギは歩き出し、次の部屋へと向かっていく。
「レギュレーターは直ぐに行動に移った…パラボロスでポータルを固定し、歴史への干渉を開始したんだ」


次の部屋は、ファントムの骨格を製造する為の"工場"だった。
「だが、歴史干渉を行なうのはファクトリーだけではなかった。特異点、周回加速者、教団、神格、そして…代替」
粒子プリンタで形成された骨格がベルトコンベアで流され、次の部屋へ向かってゆく。


そして、次の部屋で骨格達は赤いプールに浸される。
「…それらに対抗しうる戦力、歴史改変の尖兵、それこそが君達"人造英雄"なんだ」
プールから引き上げられた物体は、人間のそれに酷似していた。
「レーラビくん…!」「…アルカ、君は目を閉じているのだぜ」


「最初は順調だった、シリーズRR、シリーズRRR…選別の結果、死の運命を克服した尖兵が完成した。
…でも、次第にイレギュラーが発生し始めたんだ」


次回、第37話「終わりを見た船③」へ続く。