これまでのあらすじ
レイル・レーラビはレゾナンスギアの真の能力「Xドライブ」の力で、ハリッコ・ハリヤーマンの生前の記憶を復元…敵を倒す事なくレレラとの戦いに決着を付けた。
だが、その代償はオリジナルの人格との融合…レイル・レーラビという存在の喪失だった。
第42話「救世計画リターン・デイズ」
「ハリッコ…ずっと貴女に謝りたかったのですわ」
「…私ハリッコだけど良いのよ、ちょっとゾンビになっただけでなんの不自由も無いし」
「いえ、わたくし自分が許せませんの…」
「私はレレラちゃんを助けようとした、レレラちゃんは私を元に戻そうとしてくれた…これでおあいこよ」
「ハリッコ…」
レレラの目に涙…ハリッコはそれを受け止め、優しく微笑む。
「…これで、良かったのぜ」
「レーラビくん…」
そこへ艦内放送がかかる…レギレイの声だ。
『見ていましたよ、シリーズRRRR…レゾナンスギアの完全覚醒、まずはおめでとう』
「ぜぜ、レギレイ!」
『それに貴方は、廃棄劣化残骸エラー失敗作のレギュレーター02…まだ愚かにも残留していましたか』
「レギュレーター04、君の計画は一体…」
『それに答える義務はありません、完成したレゾナンスギアとオブシギア…回収させていただきます』
その言葉と共に、無数の銀色ファントム兵を率いた力士と紫男が出現する!
『二人共…解っていますね?次失敗すれば…』
不穏なアナウンス…
「ヒ…ヒヒーッ!全力で行くぞゼロノヤマ!」
「ゴゴゴゴッツァンデス…」
震え上がる二体のファントム!
「ぜぜ、レレラ…」
「ええ…わたくしも戦いますわ」
「…まさか我等が協力して戦う事になるとは、夢にも思わなかったのだが」
三人はそれぞれの武器を取り出し、戦いに備える!
レレラが重火器で敵陣に大穴を開け、そこへレーラビとレーリレイが突入、次々とファントム兵を蹴散らす!
「死ヒャアーッ!!」
ファントム兵に紛れて飛びかかってくるバルバル!
レーラビは一瞬で攻撃を見切り、ライフルで殴り倒す!
「…同じ攻撃は通用しないぜ」
「ば、馬鹿な…ヒヒ……」
バルバルを踏み付けるレーラビの背後の空間が歪む!
「ドスコイドスコイドスコイ」
ゼロノヤマが背後から出現しアイス張り手を放つ!
「…“セイル・ライラビット“」
レーラビは単独でアームヘッド時の調和脳力を発動!自身の時間を加速させる!!
超スピードでゼロノヤマの攻撃を察知したレーラビは、振り向かずライフルを背後に発砲!
「フゴゴ!!」
砲弾を受け宙を舞う力士!!
『…はあ、やはり駄目でしたか』
再びレギレイによるアナウンス!
『シリーズRRRRRRRR、シリーズRRRRRRRRR、筋肉増強装置・エキスパンドギアを使用しなさい』
「…筋肉増強装置・エキスパンドギアぜ!?」
最終更新:2018年06月05日 21:29