これまでのあらすじ
レギレイの持つエクスマギア内部に保存されている、レプリカのヘブンに転送されたレーラビ達。
無数に召喚され、雪崩のように襲い掛かってくる電脳ファントム軍団との戦いの先にあるものとは…?


ストーリー:リターン・デイズ
第49話「レプリカの宇宙②」


戦闘開始から、約一時間…
四機のアームヘッドの足元には無数の¬R達の残骸が絨毯のように敷き詰められており、既に地表が見えなくなっている。
『最後の一機、このまま破壊してレギレイとエクスマギアもまとめて破壊だぜ!』


「待ってレーラビくん、あの一機、何か様子が…」
最後の¬Rは棒立ちのまま、一瞬色が反転したり身体を高速痙攣させている!不気味…!
『…あの個体、数値が読めない』
「どういうことだぜレギ」


『そうか、これまでの連戦は先兵を使った選別プロセス、つまりあの最後の一機は…』
¬Rが連続単距離テレポートで一気に接近!光を纏ったブレードで切りかかる!
『!!』
RRRRがブレードでそれを受ける!衝撃波で周囲の建築物が崩壊する!!


「こいつ…強いぜ!」
¬RはRRRRを弾き飛ばし、その近くにいるRRにブレード光波!機動力に乏しいRRはそれを受け両断される!!
『すわ!?』『大丈夫よレレラ、すぐ再生できるわ』


『ダァーガッ!!』
RRRはタイムスリップ縮地で¬Rの斜め上に瞬間移動し、物理法則を無視した急降下飛び蹴りを放つ!
攻撃をもろに浴びた¬Rは地面を三回バウンドし、ビルに激突する!!


大ダメージを受けるも¬Rは建築物の残骸を衝撃波で吹き飛ばし、体制を立て直す!
『…今だ!』
そこへバイク形態のレジスタが飛び出し、人型に変形しつつ攻性粒子ブレード攻撃!
¬Rは単距離瞬間移動で逃れようとする!!


『調和発動"ショッキング・ピンク"!』
ピンクの光を纏ったレジスタは¬Rの瞬間移動先にスライド移動、強引に粒子剣を直撃させる!!
…アームキルを受けた¬Rは自壊、アームコアとライズギアに退行した。


ーーー


「…レギュレーター04、もう君の味方は居ない」
『そうですね…最早ファクトリーは私一人となりました』
「なら降伏するんだ…レギュレーターでもこの数的不利は覆せない」
『…いえ、ここからですよ』


「…何?」
最後のライズギアが浮遊し、瓦礫の山の上に立っていたレギレイの手に渡る!
「五つのギアは、最終的に一つになり…"最初の人"を作る為の器へと変わる。」
レギレイはライズギアとエクスマギアを両手に持ち、腕をクロスさせる!!


「つまり…ギアを組み合わせれば、その分"最初の人"に近づく。」
二つのギアを同時に起動!
『顕現せよ…"ジ・アーセナル"』
地響きと共に周囲の残骸やアームコアが浮遊…レギレイを包むように集結し、バキバキと変形を始めた!!


やがて瓦礫は圧縮され、巨大な鎚を持った大型アームヘッド…"ジ・アーセナル"が顕現する。
それと同時にマップデータが更新され、いつの時代とも知れぬ広大な無人工業施設内部へと転送される!
「レーラビくん」「…アルカ」


『さあ、選別を続けましょう…最後の一人になるまで。』

次回 第50話「レプリカの宇宙③」に続く。


ーーー


  • ライズギア
疑似尖兵レプリカント達をアームヘッド化させる為の簡易顕現誘発装置。
その本質は"複製"を司る歯車の一つであり、ライズギア自体の選別を行うことでその性質を発揮するようになる。

  • ¬R(アレス):Factory-type08
データ上でしか存在できないサイバー・アームヘッド。
個々の性能は低いが、量産することで稀に特異な能力を持った個体へと変わる可能性を秘めている。



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