これまでのあらすじ
無数の¬R達を操るレギレイの真の目的は、選別されたレプリカントとライズギアを吸収し、より《最初の人》に近い存在へと進化する事だった……。
『さあ、選別を続けましょう…最後の一人になるまで』


ストーリー:リターン・デイズ
第50話「レプリカの宇宙③」


…無感情に、一定のペースを保ちながら可動し続ける、広大な無人製造工場内部。
『…不味い。レギレイの言っている事が本当なら、あの機体…』
その中央に立つ《ジ・アーセナル》はハンマーで床を叩き、周囲の金属を融解させ始めた…!


赤熱する金属塊は変形を始め、かつて戦った強敵《パラデウス》と同じ姿に!
『そう…ファクトリーそのものなのですよ、この機体は』
続いて、¬R、エクスキューション、カドケウス、メガロドーンA(キャタピラを装備した陸戦モデル)等の機体も複数体形成される!


ジ・アーセナルの肩部から冷却ガスが射出され、赤熱する機体群が銀に変色!
『…ここはわたくし達が引き受けましたわ!』『ダガッ!』
襲い掛かるレプリカアームヘッド軍団!迎え撃つデュアレイドとトライアル!!
『機動力の高いクアドアルとレジスタは本体を!…任せたわ!』


高い機動力を生かし一気にジ・アーセナルに接敵した二機!ホーン刀と攻性粒子ブレードで左右から斬りかかる!!
『レギレイ!覚悟だぜ!』
ジ・アーセナルは両手を広げ、ホーン刀とハンマーでそれをガードし弾き飛ばす!!


『レーラビくん!』『…おうぜ!』
RRRRのボディが再構築され、白いアームヘッド《クアドレイ》として再顕現する!
『テトラグレネード!』
圧縮したエネルギー壁を投擲し、敵機の目前で炸裂させる!


…遠方での粒子爆発を背に、量産型パラデウスがワームホール発生銃を連射!!
トライアルはそれをタイムスリップ残像カニ歩きで回避し、エネルギー銃で撃墜する!!
『ダガ…』
背後から陸戦型メガロドーンが口を開閉、目を点滅させながらキャタピラ走行で襲ってくる!!


蹴飛ばされ宙を舞う陸戦型メガロドーンを背景に、デュアレイドは量産型ナノ・アームヘッド集合体を分解する!!
『所詮は模倣品、敵ではありませんわ』
『慢心はダメよ…こちらも消耗が激しいわ』


…ジ・アーセナルを覆っていた爆煙が晴れ、隣に新手のレプリカアームヘッド!
「!その機体は……」
『concept-EX02エンゲル、この状況で最適な機体ですよ』
量産型エンゲルは大型ブレードを展開、カメラアイを点灯し戦闘モードを起動する!!


『あいつは、ボクが!』
レジスタとエンゲルが激突!攻性粒子ブレード同士がぶつかり合い凄まじい光!!
「駄目だよリグ!あいつは…」
『…オリジナル、何となく解るよ。だからこそボクが代わりに戦う』


距離を取ろうと後退するジ・アーセナルを、クアドレイが追う!
「アルカ、パーフェクトクアドレイで一気に決めるぜ!」
「…うん、行こう!」
レゾナンスギアの4つのデータをロードする!


『スライエッジ!コバルトブーツ!アンデッドバスター!アザーホイール!』
電子音と共に両手足が再構成!左足の車輪が回転し、火花を散らしながら直進する!!
「機体制御と残り時間カウントは僕がやる!遠慮なく戦って!!」
「…おうぜ!」


『レギレイ…ファクトリー…絶対に、絶対に破壊するぜ!!!』
妨害に入る量産型アームヘッド群を全て一撃で破壊し、パーフェクトクアドレイはさらに進む!!!




  • ジ・アーセナル:Factory-type09
兵器でありながら、工場としての機能を兼ね備えたファクトリーの最終アームヘッド。
未完成である為データ上でしかその機能を発揮できないが、『戦闘を行いつつ新たなアームヘッドを複製・生産し、戦力を増強する』という規格外の能力を持つ。


  • コピーアームヘッド
ジ・アーセナルにより生み出された複製兵器群。
エクスマギア内に封入されたデータをライズギアによって複製することによって発生する。
また、複製にあたり戦力に直接影響しない"機体の着色"のプロセスは省略されている。



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最終更新:2018年07月03日 22:15
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