これまでのあらすじ
メッサー最高評議会は政府の所有する基地を大型テトラダイロケットにより破壊…全世界に《第二次アームヘッド廃止計画》の始動を宣言した。
一方その頃、同組織に襲撃を受けるアルカとレーラビを《ゾディアークAA》が窮地から救い…


ストーリー:リターン・デイズ外伝
エピソードゼロ「ロスト・ラビット③」


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真っ暗な空間、レイル・レーラビは"回路"に呼びかける…
「お前…"補正"を使ったな」
(ぜぜ…何か良くなかったのぜ?)


「…あまり、善の者達を巻き込んでは駄目だ」
(ぜぜぜ…知っているだろう?無茶な補正は、さらに状況を悪化させるぜ)
「しかし…こんなことを続けていれば、いつか本当に…」

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『あ…あのアームヘッドは、まさか…』
『なぜレインディアーズのNo.01がここに…?』
破壊された機体から脱出し、ゾディアークAAを見上げる黒ローブ達…
「…偶然かな、ところでドーナツ」


『ふざけた奴め…』
新たなアームヘッドを召喚し乗り込もうとする刺客!だがゾディアークの正確無比な蹴りを受けゴロゴロ転がされる!!
「ドーナツ!!」『ぐわあ』


『ゲボオ…相手が悪い、撤退するぞ!』
蹴りを受け損傷した仲間を連れ、煙幕で撤退する黒ローブ達…
「マキータ隊長…」
「…気にするな、それよりレーラビ君は」


「大丈夫、…疲れて眠っているだけです」
機体への変身を解除したレーラビは意識を失い倒れていた…


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…それから、約3時間後!
情報収集チームはテトラダイ・ロケットの発射地点を特定、そこへ3機の飛行型アームヘッドが向かっていた!
『…今回の相手は大量破壊兵器を所持している、発射される前に決着を付けるんだ』


「かませ…いえ陸戦部隊は地下道から現場へ向かっているわ、遅れず付いてきて」
「はい!」(かませ…?)
アルカは一人用の機体《ツヴァイヘンダーツヴァイ》を最高速で飛行させ、先を行く《アンティテラ》と《リアルメシアBB》に追従する。


先へ進むと、待ち伏せしていた対空装備《ボビン》の攻撃!
「来るわよ!」
アームヘッドサイズの車輪付き対空機銃を左右に動かし、熾烈な弾幕を展開!
三機の飛行アームヘッドは散開しそれを回避!!


リアルメシアは自壊粒子砲で敵機を沈黙させ、アンティテラが上空からの強襲アームクロー攻撃により撃破!
「新しい機体が転送される前に進みましょう!」
フィジカルライフルで敵機の四肢を破壊したツヴァイは再び浮遊し、先へと進む!


目的座標に到着!!
そこにはロケット発射用の施設などは無く、代わりにメシアタイプの上半身、重量多脚アームヘッドの下半身を持つ異形の機体!
「何アレ…虫?」「どう見てもドドルスポイでしょ」(ドドルスポイ…?)


「ククク…これは我々の最高傑作《セイントメシアドドルスポイラーマンティス》…究極の破壊兵器だぁ」
ドドルスポイラーはゆっくりと変形を始め、背部に搭載されたロケットを展開…テトラダイチャージを開始する…!!


「テトラダイ・ロケット!あれが大量破壊兵器の本体…!」
「倒しましょう!」


次回、「ロスト・ラビット④」に続く。


  • アンティテラ:LDA-004P
レインディアーズ所属アームヘッド、空中での三次元高速戦闘に秀でる。
アームホーン製のクローやバニッシュエナジーなどの特殊武装を持つ。(出典:アームヘッドwiki)


  • リアルメシアBB:LDA-002
レインディアーズ所属アームヘッド、リアルメシアと同じく村井雪那専用機。
高速空中戦を得意とし、高機動下においても精密射撃が可能。(出典:アームヘッドwiki)


  • ツヴァイヘンダーツヴァイ:Ad-EX02.5
レインディアーズ所属アームヘッド。アルカ・クライア専用機。腕部マルチシューター、連射/高火力型フィジカルライフルを装備。テトラドライブにより分身を伴った高機動が可能。



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最終更新:2018年09月16日 01:09