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◎単語解説◎

【ガフ】
惑星ヘブン地表で人間が生活できなくなった時代。
新エネルギー「ヘブンズレイ」を効率的に運用する為に建造された地下複合都市群の名称。

【リド】
地下複合都市「ガフ」内部に存在する区画の一つ。
政府の施設や他区画との連絡トンネルを保有する「上層」と、
外界との通路を完全に遮断された「下層」に分かれている。

【天井破り】
リド下層住民が、封鎖されている上層へと強行突入する行為。
上層へと繋がるエレベーターは政府軍により厳重に防衛されており、非常に困難で未だ達成できた者はいない。


◎キャラ解説◎

【バテラ・サアバス】
主人公。「リド」下層の住人の一人。
機械のように正確なアームヘッド戦闘センスを持つが、その経歴は謎に包まれている。

【アオヤギ・バッカスシエル】
リド内企業の面接中に同区画が閉鎖され、スーツ姿のまま無政府状態の5年を生き延びた「トリフネ」地区出身の若者。
バテラに"天井破り"を提案した張本人。


ーーーーーーーーーー


…5年前、頭上の蓋は閉ざされた。

「リド」と呼ばれる地下都市は、その日、理由も告げずに封鎖され、外部との接触を完全に遮断されたのだ。


パーフェクト・クライムアップ

第01話「頭上の蓋」


「なあ、結局その爺さんはどうなったんだ?」
「…死んだ、最後は飯も食わなくなって栄養失調だ」
「……そうか、悪い」
「気にするな…ここじゃ珍しい事でもない」


リド最下層。「共同居住空間を清潔に」と書かれた薄汚い看板の近く、廃工場で二人の男が話し合っていた…
一人は銀色の服と髪の男バテラ。
もう一人はくたびれたスーツの男アオヤギだ。


「…明日、決行しよう」
バテラは機体調整用のコンピュータの操作を続けながら、確かにそう言った。
「………やるか、天井破り」
暫くの静寂の後、アオヤギの返事が返ってきた。


ーーーその日の夜。
「最後にもう一度確認しよう…一週間前に"天井破り"に挑戦したチーム・バイティングケルベロスの戦闘データだ」
アオヤギはビデオテープを取り出し、ブラウン管の下のスリットにそれを入れる。


すると、モニターに、エレベーターへと向かう三機の緑色のアームヘッド『ペルタス』の姿が映る。
「やはりここまでは順調だな」「ここからさ」


三機の進む先に待ち受けていたのは、前面に青い装甲を装備したアームヘッド…『ファランクス』が五機!
ファランクス達は一糸乱れぬ動きでシールドを構え、ライフルを発砲しつつ前進!


ペルタス達も果敢に応戦するが、その攻撃は全てファランクスの前面装甲に弾かれ、一方的に撃破されてゆく!
…そして、最後の一機がアームホーンに貫かれた所で、映像は終了した。


ーーーーー


翌日…"天井破り"決行日。
アオヤギの重装化ペルタス『デッド・ネイト』に続き、身の丈ほどの大きさの重量剣を背負ったカスタム機がエレベーターへと向かっていた。



「…なあバテラ、本当にその機体でやるのか?」
『ラージブレード』と名付けられたバテラの機体はその名の通り重量剣以外の武装を持っておらず、射撃戦を行えないのだ。
「ああ、問題無い」


時々襲ってくる無人歩行戦車を蹴散らしながら進むと、エレベーター前に待ち受ける五機のファランクス!
「…来るぞ!」
二人の接近を感知し、一斉に動き出す敵…!


次回、第02話「天井破り」に続く。



【チームバイティングケルベロス】
一週間前に"天井破り"に挑戦した下層レジスタンスチーム。
三機のペルタスを所持していたが、エレベーター前で待ち構えていたファランクス隊に迎撃され全滅した。

ペルタス:Aw-02
地下複合都市「ガフ」時代初期に開発された量産型アームヘッド。
閉所での運用を想定した広角暗視カメラアイを採用しており、低コストながら高い実用性を発揮する。

ファランクス:Aw-03FA
地下複合都市「ガフ」内の企業「アームヘッド・ワークショップ」が開発した突撃型アームヘッド。
ベースとなる軽量機体の前面に交換可能なシールドを複数装備しており、正面からの撃ち合いや閉所での戦闘を得意としている。



最終更新:2019年10月06日 17:01
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