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【ぜんかいのあらすじ】
キャリアーのアームヘッド「スコルピオ・バイラス」を辛くも退けたバテラ達。
が、その戦いの最中キャリアーはウイルスを散布、ガリバーの病状が悪化し、ギョックはリド症候群を発症した。
バテラが黙っていたリドの秘密とは、一体…!?


パーフェクト・クライムアップ
第09話「リドの秘密」


中間三層の病室。
「…大丈夫か、サモン…」
「へい、俺は大丈夫です…二人も命に別状はないかと」
ギョックとガリバーは栄養剤を投与され、今は静かに眠っている。


二人の無事を確認したバテラとアオヤギは病室を後にし、廊下で会話を始める…
「…………結論から言う。奴等…キャリアーは、リド症候群感染者の成れの果てだ」
「…どういう、事だ?」


「リド症候群には、5つのフェイズがある。
まず、奴等の散布する霧を吸い込む事でウイルスが潜伏する…これがフェイズ1。
恐らく最下層の人間の殆どはこの段階だ」


「フェイズ2…食欲の減衰が始まり、栄養失調等症状を発症。
フェイズ3…消化器系の退化が始まり、一切の食事が摂取出来なくなる。
ギョックとガリバーはこの段階だ。」


「フェイズ4…ウイルスにより遺伝子が旧世代の生命への退行を始め、"身体の機械化"が始まる。
この時点で食事ではなくヘヴンズレイを吸収し、エネルギーを得る事が出来るようになる」


「そして、フェイズ5…身体の中身が完全に機械化し、"何者かに意識を乗っ取られる"。 …それが、キャリアーだ。」
「………なあバテラ、どうしてそんな大事な事を今まで黙っていたんだ…?」


「それは……俺がフェイズ5だからだ」


「お、おいおい…何かの冗談だろ…?」
「…本当の事だ。俺や奴等がレイブースター…ヘヴンズレイ注入装置を使えるのも、その証拠だ」


「そうか………」
しばらくの静寂の後、アオヤギはバテラの胸倉を掴む!
「いつからだ、いつ乗っ取った?」
「…閉鎖の1年後、一回目のリド症候群集団発症の時だ」


「………前のバテラはどうなった?」
「眠っている。俺に記憶と使命を託してな」
アオヤギは手を離し、病院を後にする…
「…バテラ、いやバテラだった者。俺とアームヘッド・バトルしろ」


「アオヤギ…」
ロックスミスのコクピットハッチが閉じられ、赤い複眼がバテラを睨み付ける!
『手加減は無しだ、…後腐れの無いよう本気でやるぞ』


「…わかった、戦おう」
血の滲む応急止血テープを胴に巻いたラージブレードがゆっくりと立ち上がり、重量剣を持ち上げる。


次回、第10話「友とのバトル」に続く。


【リド症候群】
"キャリアー"によって齎された病。進行状況によってフェイズが割り振られる。
フェイズ1:潜伏期間。この状態での判別は不可能。
フェイズ2:食欲の減衰、栄養失調等の症状。
フェイズ3:消化器系が退化。食事を摂取できなくなる。
フェイズ4:身体の機械化が始まり、ヘヴンズレイを吸収できるようになる。
フェイズ5:"キャリアー"に意思を乗っ取られる。



最終更新:2019年10月06日 17:46