オールジャンルバトルロワイアル @ ウィキ内検索 / 「ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの」で検索した結果

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  • ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの
    ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの ◆KV/CyGfoz6 古手梨花は草原にいた。 彼女の目の前にはいくつかのテーブルと椅子が並べられ、 その先には、後ろがキッチンになっている車(ケータリングカー)があった。 テーブルにはトランプ柄のテーブルクロスがかけられ、 椅子の背もたれにはそれぞれハート・ダイヤ・クラブ・スペードというトランプのスートの彫刻がされている。 ケータリングカーの、梨花からは見えない方の側面には、大きくダイヤのジャックが描かれていた。 「移動れすとらん、へくとるヘ、ヨウコソ」 「くぁwせdrftgyふじこlp」 突然横から聞こえた声に、ズシオが大げさな悲鳴をあげる。 梨花は、ああズシオいたんだ、と思いつつ溜息をついて、声の主に視線を向けた。 「移動れすとらん、へくとるヘ、ヨウコソ」 同じセリフを機...
  • 丹波文七
    ... 現データ 162 ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 呼び方 解説 初遭遇話 東方不敗 戦う 034 たまらぬ男であった 西域無敵 戦う 075 道の終わり ムー大帝 戦う 075 道の終わり テリー・ボガード 戦って殺害する 116 餓えた狼 古手梨花 遭遇する 162 ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの ズシオ 遭遇する 162 ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの 移動ルート 【I-6】→【I-6 橋の西側】→【I-7 ハローワーク前】→【I-7 ハローワーク前】→【I-5 草原】
  • そろそろ本当の気持ちと向き合えるか?
    ...良かったら ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの 古手梨花 私って、ほんとバカ ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの ズシオ 私って、ほんとバカ ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの 丹波文七 私って、ほんとバカ 大日毎日 プリンセス・ハオ〈ハオ〉 私って、ほんとバカ
  • ◆KV/CyGfoz6
    ...のクイーン 162 ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの 古手梨花、ズシオ、丹波文七 172 歪んだネガイ 楠沙枝、パトラッシュ、チビすけ 184 彼等は誰も守れない ◆6/WWxs9O1s氏@クロスネタスレ、ランキング作成人、黒井ななこ、赤根沢玲子 登場させたキャラ 2回 楠沙枝、ランキング作成人、黒井ななこ 1回 キラ・ヤマト、枢木スザク、沙英、秋月茗子、雪村愛音、ユーフェミア・リ・ブリタニア、竜宮レナ、カムパネルラ、リュウタロス(シン・アスカ)、刹那・F・セイエイ、恋、狭霧嘉麻屋、ああああ、カヨ、ヤムチャ、マイメロディ、かぐや姫、ファシル(本名 鈴木次郎)、ハートのクイーン、古手梨花、ズシオ、丹波文七、パトラッシュ、チビすけ、◆6/WWxs9O1s氏@クロスネタスレ、赤根沢玲子 作品に寄せられた感想 ...
  • 帝様がみてる
    ...で読む Back ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの Next 明日に向かって撃て! 投下順で読む Back ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの Next 散りゆく者への鎮魂果 ババ抜き 帝 ヘタレになって何が悪い!
  • 【151~200】・SSタイトル元ネタリスト
    ...bomb 162 ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの アニメキャラバトルロワイアル2nd最終話「HAPPY END」の一文より 163 帝様がみてる ライトノベル「マリア様がみてる」 164 散りゆく者への鎮魂果 ゲーム「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」 165 オムニバス 166 明日に向かって撃て! 同名の映画 167 ひれ伏せ、愚民ども 168 混ぜるな危険 洗剤などに付けられる警告文 169 それでも守りたい命があるんだ! キラ・ヤマトの台詞「それでも守りたい世界があるんだ!」 170 カヨとゴーレム ゲーム「ワンダと巨像」 171 ヘタレになって何が悪い! 草なぎ剛逮捕時の発言「裸だったら何が悪い!」 172 歪んだネガイ ツバサ・クロニクル第2シリーズ23話「歪んだネガイ」 173 錬金したらやばいのができた 174 ナイトメアシンドロー...
  • Flame and bomb
    ...は101 Next ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの 投下順で読む Back 雑貨屋、血に染めて Next ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの その名は101 スペランカー 無謀な洞窟探検者 ババ抜き 曲がると転ぶ男 GAME OVER
  • 【151~200】
    ...ート、社長 162 ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの ◆KV/CyGfoz6 古手梨花、ズシオ、丹波文七 163 帝様がみてる ◆.pKwLKR4oQ 帝 164 散りゆく者への鎮魂果 ◆.pKwLKR4oQ 音無可憐、アルフレッド、ビブリ、黄桜可憐、ミンウ、ジェレミア・ゴットバルト 165 オムニバス ◆.pKwLKR4oQ 室賀豹馬、ルガール・バーンシュタイン、秋山深一、L字ブロック、MAX、ゼロ、ネギ・スプリングフィールド、アキ、クレア・スタンフィールド 166 明日に向かって撃て! ◆h3Q.DfHKtQ 竜宮レナ、カムパネルラ、kskロワ住人 167 ひれ伏せ、愚民ども ◆KYxVXVVDTE カン=ユー、恋、高嶺響、ジャンプ(擬人化) 168 混ぜるな危険 ◆.pKwLKR4oQ ああああ 169 それでも守りたい命があるんだ! ◆OQfaQnysJ...
  • マジカルロリータ
    ...く頃に 古手 梨花 ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの 古手梨花のなく頃に ズシオ ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの
  • ひとり
    ...餓えた狼 丹波文七 ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの 餓えた狼 テリー・ボガード GAME OVER
  • 第二回放送までの本編SS
    ...ート、社長 162 ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの ◆KV/CyGfoz6 古手梨花、ズシオ、丹波文七 163 帝様がみてる ◆.pKwLKR4oQ 帝 166 明日に向かって撃て! ◆h3Q.DfHKtQ 竜宮レナ、カムパネルラ、kskロワ住人 167 ひれ伏せ、愚民ども ◆KYxVXVVDTE カン=ユー、恋、高嶺響、ジャンプ(擬人化) 168 混ぜるな危険 ◆.pKwLKR4oQ ああああ 169 それでも守りたい命があるんだ! ◆OQfaQnysJI ランキング作成人、黒井ななこ、◆6/WWxs9O1s氏、赤根沢玲子(レイコ) 170 カヨとゴーレム ◆.pKwLKR4oQ カヨ、サザエさん 171 ヘタレになって何が悪い! ◆KYxVXVVDTE ヤムチャ、帝 172 歪んだネガイ ◆KV/CyGfoz6 楠沙枝、パトラッシュ、チビすけ 176 殺人...
  • 【ま~ん で始まる作品の参加者】
    ...花、ズシオ 162 ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの ◆KV/CyGfoz6 古手梨花、ズシオ、丹波文七 203 そろそろ本当の気持ちと向き合えるか? ◆.pKwLKR4oQ 古手梨花、ズシオ、丹波文七、プリンセス・ハオ(ハオ) 210 私って、ほんとバカ ◆.pKwLKR4oQ 古手梨花、ズシオ、丹波文七、プリンセス・ハオ(ハオ)、ジェレミア・ゴットバルト、室賀豹馬 1/1【LIAR GAME(漫画)】 秋山深一 003 (無題) ◆jbCH4r8B7Y 秋山深一、L字ブロック、椎名桜子、チェスワフ・メイエル 124 嘘が為に鐘は鳴る ◆KYxVXVVDTE 秋山深一、L字ブロック、椎名桜子、チェスワフ・メイエル、六条御息所 165 オムニバス ◆.pKwLKR4oQ 室賀豹馬、ルガール・バーンシュタイン、秋山深一、L字ブロック、MAX、ゼロ、ネギ...
  • 【か~こ で始まる作品の参加者】
    ...・ボガード 162 ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの ◆KV/CyGfoz6 古手梨花、ズシオ、丹波文七 203 そろそろ本当の気持ちと向き合えるか? ◆.pKwLKR4oQ 古手梨花、ズシオ、丹波文七、プリンセス・ハオ(ハオ) 210 私って、ほんとバカ ◆.pKwLKR4oQ 古手梨花、ズシオ、丹波文七、プリンセス・ハオ(ハオ)、ジェレミア・ゴットバルト、室賀豹馬 3/3【餓狼伝説】 テリー・ボガード 055 美形会議? in バトルロワイアル ◆1aQTY.tC/A アンディ・ボガード、テリー・ボガード、橘右京 116 餓えた狼 ◆h3Q.DfHKtQ 丹波文七、テリー・ボガード、アンディ・ボガード 156 ひとり ◆h3Q.DfHKtQ 丹波文七、テリー・ボガード アンディ・ボガード 055 美形会議? in バトルロワイアル ◆...
  • 一杯のかけそば+α
    一杯のかけそば+α ◆.pKwLKR4oQ 音無可憐は草原にいた。 彼女の目の前にはいくつかのテーブルと椅子が並べられ、 その先には、後ろがキッチンになっている車(ケータリングカー)があった。 テーブルにはトランプ柄のテーブルクロスがかけられ、 椅子の背もたれにはそれぞれハート・ダイヤ・クラブ・スペードというトランプのスートの彫刻がされている。 ケータリングカーの、音無可憐からは見えない方の側面には、大きくダイヤのジャックが描かれていた。 と、ここまでなら移動レストラン へくとるのただのコピーでしかないが、若干違う部分もある。 それは店員がメイドロボットではなく双子の執事ロボットという点だ。 世の男子がメイドロボットにときめくように、世の女性は執事ロボットにときめくもの。 だがそれは正常な女子に限った話であって、脳みそが正常でない音無可憐にとって執事...
  • 【な~ほ で始まる作品の参加者】
    ...花、ズシオ 162 ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの ◆KV/CyGfoz6 古手梨花、ズシオ、丹波文七 203 そろそろ本当の気持ちと向き合えるか? ◆.pKwLKR4oQ 古手梨花、ズシオ、丹波文七、プリンセス・ハオ(ハオ) 210 私って、ほんとバカ ◆.pKwLKR4oQ 古手梨花、ズシオ、丹波文七、プリンセス・ハオ(ハオ)、ジェレミア・ゴットバルト、室賀豹馬 1/1【ひだまりスケッチ】 沙英 054 血染めの虐殺皇女 ◆KV/CyGfoz6 沙英、秋月茗子、雪村愛音、ユーフェミア・リ・ブリタニア 1/1【ビブリボン】 ビブリ 014 あとは解説書に書いてあったよ ◆iet9mpGEeA アルフレッド、ビブリ 133 情けは他人のためならず、なのだ☆ ◆rc417qeK9o 音無可憐、竜崎ゴウ、アルフレッド、ビブリ、ジャック・ハー...
  • 日本昔話:とりかえばや物語
    日本昔話:とりかえばや物語 ◆/O9sjV9JyQ 「いや、失礼。取り乱してしまいました」 かがみの履いていた犬の毛で出来たパンツを平らげたアムンゼンは、ようやく我に帰ると真摯な顔で頭を下げた。 「ったく、6/以外の男に裸を見られるなんて最低だわ……」 かがみはぶつくさと文句を言いながらも地面の上に落ちていた新しいパンツを拾って履く。 ちなみに、彼女の中では「裸」とは本当に何もつけていない状態のみを指しているらしい。 一部始終を生暖かい目で見ていた6/だったが、アムンゼンが落ち着いたのを見ておもむろに口を開く。 「ところでアムンゼンさん、今まで誰かに遭ったりしたか?」 「いえ、私はここに連れてこられた直後に犬を見つけ、先ほどのように忘我の状態になってしまいましたので…… 遭ったといえば、変な髪形をした日本人のレディと、そのレディに引き摺られていた二匹の犬くらいでしょう...
  • ねえ、キスして
    ねえ、キスして ◆YOtBuxuP4U 「え……?」  聞こえ  なかった?  キスしてって  言ったの  あたしに ×××  静かで清潔な、C-4病院2階のとある病室の中。  放送からずっと沈黙を保っていたアキは、不意にぶっきらぼうな口調で、そばにいた少年に要求をした。  口づけの要求。しかも、まだ年端もいかない、出会ったばかりの少年、ネギ・スプリングフィールドに。 「アキ、さん? どうしたんです?」  重い空気の中、どうにかしてアキに声をかけようと思っていたネギは、思いもよらないアキの言葉に動揺を隠せない。  アキは恋人のトモを失って、それで悲しみに暮れていたのではないのか。  どうしてそれが、ネギに「あたしにキスして」と頼むことになるのか。  分からなかった。分からな...
  • 上は大火事、下は洪水、これな~んだ?
    上は大火事、下は洪水、これな~んだ?◆.pKwLKR4oQ 猫屋敷の地下深くに広がる大迷宮。 そこにわらわの本体はじっと潜んでいた。 わらわの名は六条御息所、光源氏の妻であるぞ。 今までは本体が眠っている間に生霊と化して幾人もの参加者を弄んでいたが、それも一時中断のようじゃな。 どうやら生霊となっていられるのは日が出ていない間だけで、日が出ている間はこうして普通の状態になるという事か。 それにしてもいきなり生霊から本体に意識が戻されるのは案外不思議なものじゃな。 とりあえず先の放送はどうでもいい。 何人死のうがわらわにはあまり関係がない事じゃ。 それならばそろそろ動く頃合いか。 「よろしく頼むぞ、イフリートよ」 そうやってわらわは従者に声をかける。 彼の者の名はイフリート。 わらわの支給品であり遠く異国の地における焔の神らしい...
  • 私って、ほんとバカ
    私って、ほんとバカ ◆.pKwLKR4oQ 人は何のために戦うのだろうか。 自分の強さを証明するため。 誰かを守るため。 世界を救うため。 多種多様な理由を掲げて人はいつも戦い続けてきた。 それは人の業。 おそらくそれはこれからも変わる事のない悲しい定め。 「…………」 だが丹波文七にはそんな理屈はないのかもしれない。 彼が戦う理由はシンプルだ。 相手が誰であろうとその芯は揺るがない。 一時は気の迷いで就職しようとした。 格闘家を目指していたはずが真面目にサラリーマンなど全く以ておかしい話だ。 トランクスのトランクスという下着がその滑稽さに拍車を掛けているようだった。 だがもう一切の迷いはない。 「…………」 だから丹波文七は無言で立ち上がる。 相手が誰であろうと戦おうとするのなら戦いを避ける気は毛頭ない。 そこに理由や理屈...
  • 驚愕!世紀の蛇人間
    驚愕!世紀の蛇人間 ◆FEFLqd2ObE 「ツチノコ」という物をご存じだろうか? 昭和50年代から60年代にかけて、日本各地で爆発的に噂になり、 懸賞金までかけられた幻の蛇のことである。 普通のヘビと比べて、胴の中央部が膨れており、 尺取虫の様に腹を地面に這わせて進むという。 「ツチノコ」ブームが収まるに従って人々の噂にも上らなくなり、 今ではたまにテレビで思い出したように話題になる以外は、 人々の意識にすら浮かばなくなった「幻の」蛇。 では今目の前に広がる光景は夢か幻か。 幻のヘビはこのバトルロワイアルの会場で疾走していた。 それは、尺取虫のように体をくねらせ、 まるで地を這っているとは思えないスピードで地面を走っていた。 もしここにツチノコを知っている人間がいたならば、 全力で捕獲しようとするだろう。 ツチノコに掛けられた賞金はまだ...
  • Second――夜明けのスタンスチェンジ
    Second――夜明けのスタンスチェンジ ◆KYxVXVVDTE  朝が来た。  殺し合いをやってようと何してようが、太陽は普段と同じように世界を照らす。  都市に立ち並ぶビルを。森に並んでいる木々を。  無惨にも棄て置かれた死体を。そして、今もまだ苦しみ生き抜く参加者達を。  海岸に立つ緑の髪の少年もまた、その光を受けている。  名をリゼルグ・ダイゼルというその少年は、海岸に来てからずっと揺れる波間を見続けていた。  どこかで時を固定されてしまったのか、少年はそこから動こうとしなかったが――  ふと、何かに気付いたように顔を上げた。 「……、…………?」  何かを呟くと少年は、身を翻して走り出す。  ……まさかばれてはいないだろうが、一応覚悟しておく必要があるかもしれない。  何故なら彼は、私を殺した張本人なのだから。  心の声にまで注意を...
  • やっちゃった
    やっちゃった ◆NKEmhL46yk そのシルエットの主は二人の――少年? いや、少女だ。 しかもその内の一人は外見年齢十歳前後かつ実年齢七十歳前後だというのだから世の中恐ろしい。 それ以上に恐ろしいのは、彼女たちもまた『バトル・ロワイアル』に選ばれし者だということなのだが……。 「あ゛ー、腹減った…」 「何を言ってるんだ悠理。まだここに来て一時間も経ってないぞ」 「それでも減るもんは減るんだよぉ!」 「子どもみたいなことを言うものじゃない」 「自分だって見た目は子どもじゃんかよぉ……」  悠理と呼ばれた少女は不満そうに口を尖らせる。 剣菱悠理――日本を代表する最強の財閥、剣菱グループの愛娘だ。 運動神経・格闘能力に関しては同世代のそれはおろか、日本代表レベルに近い類い稀な才能を持っている。 その代わりと言ってはなんだが、学力はからっきしで同世代どころか...
  • 繋がる命
    繋がる命 ◆iK/S6sZnHA 「きゅうん……(お腹減ったよ……)」 これからは、ひもじいのも寒いのも感じないで、ネロとお空で幸せに暮らしていけると思ったのに……。 僕は悪い人間のせいで、無理矢理生き返らせられて、しかも殺し合いをしろって言われたんだ! なんでそんなことしなきゃいけないのか僕にはわからない。 死ぬのってすごく苦しくて、悲しくて、寂しいことなんだよ? 一度死ぬことの辛さを経験した僕には、殺し合いなんて出来ないよ!! はぁ……それにしてもお腹が減ったな……。 また僕は、お腹が減って死んじゃうのかなぁ……? 「……おい」 誰かの声がする。でも誰も見当たらないよ。 そうか……きっと天使が僕を呼んでるんだね……。 「おい犬」 うん……平気。今、行くよ。今すぐ行って、今度こそ天国で幸せに...
  • 殺人考察
    殺人考察 ◆OQfaQnysJI 二人の男が、死んでいた。 圭一とフェルディナントの二人は、湖を北に迂回し、橋を渡って西に歩を進めていた。 そして渓谷にさしかかったところで、彼らは息絶えている二人の男を発見したのだ。 「うぐっ……!」 放送で、多くの人間が死んだことは教えられていた。だが、ここまで実際に死体を目にすることはなかった。 この島に来てから初めて目の当たりにするリアルな死に、圭一は思わず顔をしかめる。 彼とて、これまで完全に「死」と無縁の人生を送ってきたわけではない。 むしろ特殊なケースとはいえ、常人よりも多くの「死」に関わってきたとさえ言える。 それでも、「死」に対する嫌悪感は薄まってはいない。超常的な体験をしてきたとはいえ、彼自身はまだ幼さの残る少年である。 人の死に慣れるには、圭一の精神はまだ未熟だった。 一方顔面蒼白の...
  • 汝也-じょや-
    汝也-じょや- ◆.pKwLKR4oQ ファシルはついさっき事切れた少女をゆっくりと床に寝かせると、腕を組ませて遺体の状態を整えてやった。 そして既に死んでいたもう一人の少女の分も合わせて静かに黙祷を捧げるのだった。 おそらくファシルは運が良かった。 もしも二人を殺したハオと鉢合わせしていれば確実に死体が3つ増えていた。 そのような事は知らないが、一歩間違えれば死体になっているのは自分だという事をファシルは痛いほど感じていた。 (これで死体を見たのは何人目だ? まだ数えられるほどだが、そんなの今のうちだけだろうな) 殺し合いはますます過酷なものになるだろう。 どんなに注意を払っても安心など出来ない。 現状は常に危険とは背中合わせだ。 (もしも、クイーンと、かぐやが、この二人のように殺されれば……) その時は自分を抑える事は出来ないとファシルは...
  • 『二人の認証』
    『二人の認証』 ◆.pKwLKR4oQ それはとても大事なもの。 どうしようもなく。 とてつもなく――  〇 ● 〇 ● 〇 ● 〇 ● 木々の間に鬱蒼と葉が茂る森の中。 夜という事もあって月の光でさえ心許ないくらいに闇が広がっていた。 そこにカイジ――元の名は宇海零――が困惑したような表情をして佇んでいた。 彼を困惑させているのは目の前にいる生物。 カイジ(零)と同じく首輪をしている事から自分と一緒でこの殺し合いに巻き込まれた参加者の一人だという事はすぐに分かった。 奇妙なのはその姿だった。 緑のずんぐりとした身体に頭のてっぺんには黄色の毛がちょこんと一房生えている謎の生物。 垂れ目で足は短く手は意外に少し長い。 はっきり言って珍獣と言っても差支えない生物であり、もちろんカイジ(零)はこのような生物を見るのは初めてだった。 それもそのはずだ。 ...
  • 日本昔話・天女の落し物
    日本昔話・天女の落し物 ◆8cnjW9wWV2 「おい、ちょっとお前、聞こえてるのか!?」 高度ゆうに数百メートルはありそうな上空を、一匹の巨大な竜が泳ぐように長い体をくねらせて飛翔していた。 その頭の上で、一人の青年が必死に竜の角を掴みながら何事かを叫んでいる。 (ちなみに竜は耳が無い代わりに角で音を聞くのである)。 「だから、みゆきが落ちたって行ってるだろ!! 早く戻って探さないと…… いや、探しても多分もう手遅れだと思うけど、こう、人として!!」 6/は竜をなんとか止めようとその角にしがみつく。 先ほど、竜の頭の上に立って「うぃききききききききききききききき!!」などと笑っていた高良みゆきが 突然苦しそうに胸を押さえるとバランスを崩し、そのまま遥か眼下の地面に向かって落下していったのだ。 この高さから落ちて死なずに済むわけはないし、もし助かっていてもあま...
  • おだやかな朝に
    おだやかな朝に  ◆KV/CyGfoz6 ちちうえと ははうえが かぐやのこと びっくりしたかおで みてたの。 「ファシルや。これはどういうことでありんす?」 「どういうことって言われても……ん?」 ちちうえが そばにおちていたかみをひろって ははうえと なにかおはなし しているの。 『せいちょうそくしんらいと』とか いってるの。 かぐやは『せいちょうそくしんらいと』で きゅうに おおきくなっちゃったんだって。 よくわかんない。 それで、『せいちょうそくしんらいと』は、ちちうえが ふくろに いれちゃった。 そのあと、ちちうえと ははうえは、ふたりだけで おはなしを はじめて、 かぐや つまんなくて、 だから「ちちうえ~、ははうえ~、かぐやと あそぼーよー」って おねがいしたの。 でも、だいじなおはなし してるから、だめなんだって。 けど、ちち...
  • ガンダム00 DESTINY
    ガンダム00 DESTINY ◆KV/CyGfoz6 マジでテキトーに全力疾走したら川があった。ちょっと休憩。 一緒にいたカイジ(元・宇海零)とは「主催者探すのは手分けしたほうが早い」って言って 別行動をとることにした。 まあ、別行動を提案した本当の理由は、なんかウザかったからだけど。 リュウタロスって呼ばれるのイヤだし。 つーかリュウタロスってなんだよ。改名するならするで、もうちょっとかっこいい名前にしろよ。 あれ? そういえば俺、まだバックの中身見てねーや。 なんかもう、どうでもいいんだけどな。俺リュウタロスだし。 えーっと、時計と食料と水と地図とコンパスと筆記用具と…… なんだこれ? あ、説明書ついてる。 『ドラゴンレーダー ドラゴンボールを探せます』 ドラゴンボールってなんだよ? なんかもう1個、わけわかんない何かが入っ...
  • 行くと死来る~徒死~
    行くと死来る~徒死~ ◆.pKwLKR4oQ 「ねえ、猫さん。私達これからどこへ行くのかな、かな?」 「ああ、そういえば何も言っていませんでしたね」 10時に禁止エリアとなるC-3エリアを無事に抜ける事が出来たレナとkskロワ住人とカムパネルラ。 二人と二足歩行の猫一匹で構成されるトリオ、チーム“ワイルドバンチ”。 実のところ3人ともどこまで行けば禁止エリア外になるのか分からなかったために多少走ったが、10時を過ぎても何も起きなかったので無事だと判明した時はほっと安堵した。 そしてようやく「部活メンバーを探す」という目標を定めた彼らだったが、そのための目的地については特に言及していなかった。 とは言うものの、二人を先導して南下していたカムパネルラにはだいたいの方向性があった。 「ではお二人に質問です。差し当たり私達の目的は人探し。では人を探すにはどういう場所...
  • 甲賀忍法帖
    甲賀忍法帖 ◆QkRJTXcpFI 「殺し合いか・・・・」 ふむ、と夜の森の中、羽織を着た総髪の武家姿の男が声を漏らした。 男の名前は阿魔野邪鬼(あまの じゃき)。 かつて“甲賀七人衆”という異形の忍者集団の頭領だった男である。 しかし甲賀七人衆も既に彼一人を残して壊滅しており、今の彼は唯の牢人である。 「殺し合いのぉ・・・・」 邪鬼は再び言った。 忍者である以上、今まで幾度となく人を斬ってきた。 殺し合いに参加しろと言われば、はいそうですかと乗るのも構わなくは無い。 しかし・・・ 「先ほどの広場・・・年端のいかぬ子供も大勢いた」 相手が忍びや武士ならば斬るのに躊躇いは無い。 しかし相手が子供となると話は別だ。 任務ならばともかく、これは完全な私闘だ。だとすれば子供は斬りたくない。 それにこちらが承諾...
  • 雑貨屋、血に染めて
    雑貨屋、血に染めて ◆OQfaQnysJI ここは雑貨屋。 片桐唯は、剣菱悠理と共にベッドで眠りについていた。だがどこからか聞こえてくる大きな音に反応し、彼女の脳は覚醒を始める。 『高良みゆき、柊かがみ、沙英、トーマス、ルーファウス、間宮五郎、ネロ、源義経……』 「なんだこれ……。おい、悠理起きろ。起きろってば」 寝ぼけたままの頭ではよくわからないが、とりあえず特殊な事態であることには間違いない。 そう判断した唯は、隣で寝ている悠理を起こしにかかる。だが、悠理はなかなか起きてくれない。 結局悠理がかろうじて「起きている」と言える状態になった時には、すでに放送は終わってしまっていた。 「どうしたんだよ婆ちゃん、せっかく気持ちよく寝てたのに……」 「だから婆ちゃんって言うな! まあそれはこの際置いておこう……。それより、さっき何か放送が流れてたようなんだ...
  • 7777
    7777 ◆YOtBuxuP4U  D-9、伝説の木がある森林エリアは、異様な緊張感に包まれていた。  殺し合いをさせられている以上、常に緊張感を忘れないことは確かに大事だ。  しかし今、伝説の木の下に集まった者たちがしようとしているのは、殺し合いではなかった。 「……最後に。カードを置ける場合にあえてパスを選択することもある。ただしパスは三回まで。ルールは以上だ」  ルールを説明し終えた男の声に、その場に居合わせた者はみな頷く。  黒シャツの嘘使い――秋山深一。  玉の輿狙いの少女――黄桜可憐。  線で出来たウサギ――ビブリ。  そして、羅将豪傑――ゼロ(旧名:ハン)。  出自も体格も、容姿も時代も違う。  住む世界の異なる四名が集まって何をしようとしているかといえば、とあるゲームだった。  張りつめる沈黙の中、ゲームの主宰たる秋山が立...
  • 真面目に書いたのに無理だった
    真面目に書いたのに無理だった◆uoITGdkEc6 「おっ…………」  はなす  じゅもん  どうぐ →しらべる  つよさ  さくせん ああああはディパックをしらべた。 なんとああああは邪神の剣、死神の盾、魔神の鎧、鬼神の兜を手に入れた。 「まさか…………」  はなす  じゅもん  どうぐ  しらべる  つよさ →さくせん 「これは世に言う、伝説の武器ってやつか!?」  まんたん →そうび  さくせんがえ  ならべかえ  どうぐせいり  ふくろせいり 「これで僕は最強か!?最強になれるのか!?」 →邪神の剣  死神の盾  魔神の鎧  鬼神の兜 「ふふふふふふふ、あっはははははははははははははは!!」  邪神の剣を装備しますか  はい  死神の盾を装備しますか  はい  魔神の鎧...
  • どうせ悪夢の中を生きている
    どうせ悪夢の中を生きている ◆k1rFIYyeRA 「やあやあご婦人、今日はよい月が出ていますねえ!」 その男は狂人である。 少なくとも、男と同郷の常識的な人間から見れば、その行為は常軌を逸していた。 「……」 「ご出身はどちらで? 北の方でしょう? わかりますとも、キメの細かい肌をしていらっしゃる!」 男は、 「……」 「それにしてもご立派な角ですねえ! 僕ぁ常々偶蹄目の方は一味違うと思ってたんですよ!」  直立するヘラジカに向かって、熱弁を振るっていた。 「……」 ヘラジカは濃紺の制服に制帽姿で、おぞましいことにその顔面には厚化粧を施している。 そしてまた無言のまま片手に持つのは、黒光りする鋼鉄の塊―――拳銃であった。 「奇蹄目の連中はどうにも信用できない! ビジネスパートナーとしちゃ最...
  • 第二回放送
    第二回放送 ◆YOtBuxuP4U あー、あー。 マイクテスト、マイクテスト。 てすてすてすてす。 ハチキリ、ジャックモドシ、カイダン……カクメイ。 よし、今回も問題はないようだな。 お久しぶりだな皆。社長だ。 天気も良く快適な空が広がる中、よく殺し合いに励んでくれたな。 予告通り、六時間に一回の放送を再び始めるぞ。 内容は前回と同様、六時間の間に死んだ人と侵入禁止エリアの発表だ。 一度作業とか戦闘の手を止めてしっかりと聞くように。 ではまずは禁止エリアの発表だぞ。 13時から G-1 14時から A-8 15時から H-2 16時から D-8 17時から G-10 18時から E-4 以上の六つのエリアが侵入禁止エリアとなった。 そしてもちろん、これまでに進入禁止エリアとなった六つのエリアも引き続き禁止エリアだぞ。 ...
  • 決意の朝に
    決意の朝に ◆.pKwLKR4oQ 参加者に悲報を知らせる放送が今終わった。 ある者はその知らせに悲しみを抱き、ある者はそこから主催者の内情を推理し、ある者は知らせそのものを聞いていなかった。 そしてここギャルゲ高校のとある教室の中では二人の参加者がその放送を黙って聞いていた。 えんじ色のブレザーとチェック柄のミニスカートが特徴的な制服を着た麻帆良学園女子中等部所属の雪広あやか。 いかにもセーラー服と言わんばかりの同じくえんじ色の制服に身を包んだ11歳の少年のスペードの2。 若干広いその教室にいたのは二人だけだった。 二人は放送が終わってもしばらく黙ったままだった。 それも当然の反応だ。 先の放送で二人とも知り合いが死んだ事を知ったのだから。 「……スペードの2君、そろそろ行きましょうか」 「え、あやかお姉ちゃん。もう大丈夫なの?」 「あ、分かっていたんで...
  • 信じるものほど報われず
    信じるものほど報われず◆/O9sjV9JyQ  伝承に曰く、世界の始まりには天と地の区別はなく、ただ混沌があるのみだった。  しかしやがてその中の清浄なものは天に、濁ったものは地になり、そしてその中から神々が生まれたという。  すなわち、全ての神は混沌の中から生まれ出ずるものなのである――― (覚えの無い顔だな。どこの作品出典だ?)  刀を中段に構え、ウエディングドレスに身を包んだ6/は、振り返った男の顔を見ていぶかしんだ。  しかしそれを追求する気などない。  誰であろうと、この殺し合いの参加者であれば殺す。それだけだ。  チビすけやカエルやポテトくらい御しやすい相手であれば騙して味方につけるほうが有益だろうが、この男は一見してそう簡単には利用できないとわかった。  ならばこの場で殺すのみ。  6/は再び間合いを詰めるべく、切先を上げたまま狭霧ににじり寄る。...
  • すれちがい
    すれちがい ◆2MhMI9dv8k (さてと、どうしたもんかねこの状況は) 一人の青年が刀を携えて床の上に胡坐を書いて腕を組み、苦々しい顔で自分の身の上に降りかかったことを考えていた。 とはいえ、彼にとってはこんなことに巻き込まれるのはこれが一回目や二回目ではない。 そのため、今ここにいる他の者たちよりは冷静に対処することが出来ていた。 まず、彼は一般人ではあるが決して無力で弱いわけではない。 「切り札」も所持しているし、何よりこういう事態への耐性があるということと、他の参加者についても予備知識を有していることは大きな強みと言えた。 しかし、同時に自分が背負っているものについても考えないといけない。 彼の場合、こうした殺し合いに参加すると必ずと言っていい確率で他の参加者たちに誤解されるのだ。 それが彼、誤解王こと◆6/WWxs9O1s氏の最大の弱みだった。 カオスロ...
  • 明日に向かって撃て!
    明日に向かって撃て! ◆h3Q.DfHKtQ 「と、言う訳で武器屋にやって来ました」 「猫さん…誰に話しかけてるのかな、かな?」 「C-3」に存在する「武器屋」の前に、 レナ、カンパネルラ、kskロワ住人の三人(?)は、いた。 先ほどの高嶺響との戦闘で、装備の殆どを失ってしまった彼らは、 取り敢えず響と万が一再会しても正面から戦えるだけの装備を入手すべく、 一路南へ、武器屋を目指して爆走して来たのだ。 武器屋のある「C-3」は、後数時間もすれば禁止エリアになってしまうため、 出来るだけ早く行った方がいいと、 響から逃げる為もあってかなりのスピードで走り続けてきたレナ達だったが、 その御蔭か思いの他早く武器屋に到達する事が出来た。 「とにかく…入ってみるんだよ、だよ」 「そうですね。時間も無いし…さっさと入りましょう」 「モフモフが言う...
  • 後悔なんて、あるわけないだろっ…!
    後悔なんて、あるわけないだろっ…! ◆.pKwLKR4oQ 一瞬にして本来の姿に戻った草原の真ん中で満月は動けずにいた。 もう既にUWW消滅により胡桃の蔦の拘束から解放されているが、目の前で起こった出来事をなんとか把握しようと手一杯だった。 最初に空が割れ砂漠が消えて、次の瞬間には辺り一面は草原になった。 おそらくかがみのUWWが何らかの形で維持できなくなったために空間が元に戻ったのだろう。 それを為したのは禍々しい刀を携えて夜叉の面を被った白装束の乱入者。 その乱入者に出会い頭に斬られた竜は落下の衝撃もあって地面に頭から突っ込んで軽く痙攣していた。 だがそんな光景もかがみの変貌に比べたら生易しいものだ。 かがみは先の吐血をきっかけに先程の威勢の良さは見る影もないほどに衰弱しているのが遠目でも見て取れた。 「あ、あんた……いったい、何――ッ!?」 ...
  • 手相手にムキになっちゃってどうすんの
    手相手にムキになっちゃってどうすんの ◆iet9mpGEeA 「わたしこそしんのゆうしゃだ!!!」 僕が殺し合いの地にたどり着いてから真っ先に見た光景はそれだった。 目の前で剣を振り回す男性、そして宙に浮かぶ「手」。 手も頑張って立ち向かってるんだけど、手に持っているのがピッケルじゃ剣には部が悪いと思う。 どうも放っておいたらマズそうなのは剣を振り回しているほうだ。 「ウダァーーーォ!!」 手が斬られた(?)みたいで叫び声をあげた。 やっぱり、あっちはなんかまずい。まあ、そんな直感を信じることにして僕は銃を抜いた。 「ストップ! 二人ともやめて!」 発砲するつもりは無かった、でも自然と引き金を引く動作が僕の中で行われた。 結果……血を撒き散らしたのが剣を振り回してた男の人のほう。 頭に命中してるんだ……生きてるはずは無い。 ...
  • そんなの、聞いてないぞ
    そんなの、聞いてないぞ ◆.pKwLKR4oQ この殺し合いが始まるに際して参加者一同に等しく与えられたデイパック。 その外見は何の変哲もない肩から提げる形のオーソドックスで小さめのリュックサック型。 だが外見が等しいからと言って中身まで等しいわけではない。 参加者に等しく与えられたのは、参加者名簿、地図、コンパス、水と食料、筆記用具、照明器具(ランタン)の6点。 これに加えて1~3個のアイテムが支給されている。 その内訳はまさに千差万別。 殺し合いを有利に進められる兵器から何の役に立たないハズレまで様々な種類のアイテムが参加者を一喜一憂させてきた。 ただ参加者の中には中身を確認する間もなく命を失う者もいたので、そうやって中身を確認するまで生き延びていた者達は運が良いのかもしれない。 まあ中身を確認しても死ぬ時はあっさり死ぬのがこの殺し合い。 「は...
  • 俺には声が無い、それでも俺は叫ぶ
    俺には声が無い、それでも俺は叫ぶ ◆/O9sjV9JyQ 俺は今、「殺し合い」ということが行われている現場にいる。 なぜこんなことになったのかはわからない。しかし理由を求めることなど無意味だ。 俺の身の上に起こったことは、突如知らない場所に連れてこられ、見知らぬ男から殺しあうことを命じられた後またしても別の場所に送られた。 言葉にすればそれだけのことに過ぎない。 それにしても、今まで殺されそうな目にこそ遭ってきたとはいえ、俺が人を殺すことなど想像もつかないことだ。 実際上は不可能なことだと言ってもいいだろう。 俺は今まで数え切れないほどの怪我や病気をしてきた。 それらの多くはまもなく完治したが、しかし見た目には完全に治っているように見えてもその怪我や病が俺の心に残した影響、 そして俺の体が傷を負ったという事実は消しようが無い。 こうして俺たちは刻一刻と行きながらも死...
  • 『逃れの意向』
    『逃れの意向』 ◆.pKwLKR4oQ 逃げ場がないのに逃れることを何というのか。 それは別離か。 それとも追いつめか。  〇 ● 〇 ● 〇 ● 〇 ● 暗い森の中を東に向かって駆ける影が一つ。 漆黒のボディーをしたその者はゼロと言う。 ゼロが最初ハッテン場だと思った施設はよく見るとそれらしく作られた小屋だった。 そこで名簿を確認してゼロは安堵と危機を抱いた。 安堵は親しい知り合いが誰もいなかった事。 殺し合いに巻き込まれなくてよかったと心底思う。 危機は名簿の中にMAXの名前があった事。 MAXは強い、そして何より殺し合いに乗る可能性が高い。 MAXはゼロの後番機、つまりは自分がいたからMAXが生まれてしまった。 決着はいずれ付けなければいけないと思っていたところだ。 ゼロは決意する――MAXは自分が破壊する...
  • 古手梨花のなく頃に
    古手梨花のなく頃に◆MrWWMupjJ6 えっちらおっちらと山を降りたズシオと梨花。 二人が辿りついたそこはハッテン場だった。 据えたようなえもいえぬ臭いに梨花が鼻を押さえて呟く。 「みー、なんだか淀んでいるような・・・変な空気なのです」 「おいおい梨花、怖気づいたのか?ならば余にすがり付くといい!」 笑いながらズシオがのたまった。 「ズシオにすがり付くぐらいなら、マヨネーズにでもすがり付いたほうがマシなのです」 笑顔で梨花も言った。 「おいおい反抗期か?マヨもっと食う?」 「マヨかけごはんなんて食べてるのはズシオぐらいなのです」 「はっはっは!そんな馬鹿な!」 何がおかしいのか腹を抱えて爆笑するズシオ。 それを見ながら梨花はため息をつく。 ああ、早くまともな人間に出会いたい。 それだけが今の梨...
  • 歪んだネガイ
    歪んだネガイ  ◆KV/CyGfoz6 「パトラッシュ!」 自転車で僕の前を走っていた沙枝お姉ちゃんが、急ブレーキをかけて止まった。 お姉ちゃんが乗っている自転車はチビすけのデイパックに入っていた物だ。 ついでに言うと、僕はいま、沙枝お姉ちゃんのデイパックに入っていたロックドッグスーツっていう 犬用の防具を着せられている。 服って窮屈だけど、せっかく着せてもらったんだから文句は言わない。 「あっちに砂丘が見えるでしょ? やっぱりさっきまでいたあの建物は首相官邸だったみたい。  ここはI-3。えっとね……このあたり」 沙枝お姉ちゃんはわざわざ自転車から降りて、犬の僕相手に地図を広げて詳しく説明してくれる。 僕と違ってそんなに速く走ることのできないチビすけは、自転車のカゴに乗っていたんだけど いつの間にか降りて来ていて、僕の隣で沙枝お姉ちゃんの話をう...
  • セレブと1ギル野郎
    セレブと1ギル野郎 ◆HJkTyyPlkE 「ここで会ったが百年目よ、クソ王子! ヤリすぎて……ううん、ここで死んじまえ!!」 「な、何なんだ君は!?」 柔らかなウェーブヘアーを激しく揺らしながら、憎しみのこもった瞳で男を見つめる大人びた美少女。 その手にはアイスピックがしっかりと握られている。 「しらばっくれないでよ! ああん、思い出しても腹が立つ!! あんたなんて死んじゃえばいいのよ!!」 少女は明らかに殺る気である。しかし、無闇な殺生を好まず、また死者の国から蘇ったこの男は、 容易く他人に殺される気も、他人を殺す気もなかった。相手が少女とくれば尚更である。 「仕方ない…………ミニマム!! 」 「きゃっ!」 男の魔法詠唱と共に、少女は16cm程の小人へと姿を変えた。 小人化した少女は途端に身をすくませ、目の前...
  • 夢の中であった、ような……
    夢の中であった、ような…… ◆.pKwLKR4oQ 大きな胡桃の樹の下で~ 神様と6/~ 仲良くラジオしましょう~ 大きな胡桃の樹の下で~♪ 「皆の衆ごきげんよう。拙は国常立神である」 「みんな元気にしているか? 泣く子も黙る誤解王ことカオスロワの◆6/WWxs9O1sだ―――って、なんじゃこりゃあああああ!?」 「ではさっそくこのコーナーから。『この人に注目!』」 「おい、無視するんじゃ――」 「このコーナーでは毎回気になる人物をピックアップして、その人物について語る事になっておる。  今日は『◆6/WWxs9O1s@カオスロワ』について語るぞ」 「え、俺?」 「まずはこちらに注目」 【◆6/WWxs9O1s@カオスロワ】 【服装】血染めのウエディングドレス 【状態】疲労(小)、右腕をARMS『ジャバウォック』で代替、右目失明 【装備】格さん...
  • 私、最低ね
    私、最低ね ◆.pKwLKR4oQ 「はぁ、これからどうしよう……」 太陽が天上で燦々と輝く正午を少し過ぎた時分。 そんな明るい天気とは裏腹に凄惨な殺し合いが繰り広げられる孤島。 さらにその中央付近に空いたクレーターから程近い森の中にある一本の大木。 その根元に桃色の髪に眼鏡を掛けた知的な一人の少女が背を預けて腰を下ろしていた。 一見殺し合いには似つかわしくない少女は今しがた流れた放送を聞き終えると、ふっと溜息をつきながらおもむろに頭を抱えていた。 常ならば淡い桃色の髪と豊満な身体からどこかふんわりした雰囲気をまとう少女であるが、今はいつもと幾分様子が違う。 それもそのはずで、この少女は身体こそ歩く萌え要素と称された『高良みゆき』であるが、現在その内に宿る精神は変態仮面と称された『柊かがみ』になっている。 さて一部の例外を除いて大半の参加者が聞き及んだ...
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