• atwiki
  • anahiappiki
  • ぶ厚い本を読むために(SQuBOKを例に)現在との差分

「ぶ厚い本を読むために(SQuBOKを例に)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ぶ厚い本を読むために(SQuBOKを例に) - (2015/12/06 (日) 23:51:25) の最新版との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*分厚い本を読むために(SQuBOKを例に) **前書き 仕事や宿題、試験対策など、様々な場面で分厚い本を読まないといけないということがあるかと思います。 読書好きなら平気なのかもしれませんが、そうでない人は1人で読み進めることにかなりの労力と時間をかけているのではないでしょうか。 私はそんなに読書好きではないので、分厚い本を読むのにはかなりの体力を使います。 それでも大学院のときに何冊かぶ厚い本を読むことがありました。たとえばこれ。 http://www.amazon.co.jp/dp/0387977104 http://ncatlab.org/nlab/show/Sheaves+in+Geometry+and+Logic toposという理論について触れた本で、648ページあります。 内容にはもちろん興味はあったのですが、英語が好きじゃなかった。故に、読むのがとても苦痛でした。 救いなのは、数式がちょくちょく出てきてくれることでした。 音楽と数学は世界共通言語なので良いですね。 技術本の翻訳者には頭があがりません。 **本題 この一年、仲間で集まってSQuBOKというソフトウェア品質の知識体系(BOK)を輪読していきました。その名もSQuBOK読破会です。 読んだ本はこちら。 http://shop.ohmsha.co.jp/shopdetail/000000004030/ この本、BOKというだけあって、424ページとかなりの強敵です。そして、BOKというだけあって、文字が多いです。 とりま()一年近く使って424ページを読み切りそうなところです。そしてこの記事ですが、SQuBOK読破会メンバでAdvent Calendarやろうぜ!って話になってやってます。 http://www.adventar.org/calendars/1020 以下、SQuBOKを読破した経験から、分厚い本を読み切る術をまとめたいと思います。 **どうしたら読めるか? どうしたら読めるかなぁ・・・ということを通勤電車の中で考えました。思い付いた限りを書きます。 []内はその項目の達成度合いを測るためのメトリクスです。 -仲間で読む 読書に限りませんよね。一人では大変なことであっても、同じ意志を持つ仲間が集まれば達成しやすくなります。 また一緒に読んでいると、自分のまだ知らない関連情報が聞けたりして1+1>2を感じられます。 SQuBOK読破会はまさにこれです。[仲間の数] -誰かと約束する 約束を疎かにする人はいずれ信用を失います。なので、約束したらそれを守るために必死に頑張ります。ふつう。ひとつ前に書いた「仲間で読む」というのも約束のうちですね。 ということで、読もうとしているのが技術書であれば、その本を使った勉強会を開催することを約束してしまうとか、そんなことをすればいいと思います。 私の場合、topos本については指導教官や研究室メンバにゼミで説明することを約束していました。また、たまにmixi日記(10年くらい前の話です)に内容解説を書いてました。最近はめっきりアウトプットする時間が減ってしまいました。[約束の件数] -時間・頻度を決める 分厚い本は一日では読み切れないので、読む習慣が大切です。習慣化の第一歩は規則正しさです。従って、読む時間を決めてしまいます。例えば、昼休みに必ず読むとか、どうでしょう? もう少し大きなスケールになりますが、SQuBOK読破会はあらかじめメンバ相談のうえ、半年先までの日程を決めてしまって簡単に欠席できない仕組みを目指しました。僕1回休んじゃったけど。[決めた時間の長さ、頻度の短さ] -時間・頻度を決めない 読む時間を下手に決めると、その時間いつもと違うことをやっていたり、割り込みが発生してしまった場合に途端に読書用の時間がなくなります。なぜなら読書はその時間でなくてもできるからです。 でもこれで読める人はきっと元々読書好きなんだろうなぁ。[決めた時間の長さ、頻度の短さ] -なんかのついでに読む いつも必ずやること(すでに習慣化されていること)のついでに読むようにすれば、必ず読めるんじゃない?という考えです。一番の好例は、通勤時間にやる試験勉強です。 ただやりたいことの衝突に注意です。読書以外にやりたいことがあると、そっちが優先される可能性大です。私はいま新幹線通勤をしていますが、よく読書と英語の勉強とが衝突します。[何かのついでに読む時間] -読む本を自分のお金で買う 自分のお金で買うと、高い本ほど読まなきゃ勿体ない!という気持ちになるでしょう。また、自分のお金で買っているのでどうしようが自分の勝手ですよね。会社や学校で借りた本だと書き込みもできないし、ずっと手元に置いておくことはできません。SQuBOK読破会メンバは私以外自腹でSQuBOKを買っているのではないでしょうか??[本の値段] -離婚するor独身のままでいる 極論ですが、読書できないのはそのための時間を確保できないからです。時間を確保できないのは、家族を相手にすることを優先しなければならないからです。ですが家族と一緒にいる時間はとても大切なものですから、他のことに安易に譲るわけにはいきません。だったら、家族をつくらなきゃ良いんじゃないかという考え。もっとも、私にそんなことをする気持ちはありませんが。[独りの時間] いずれも分厚い本を読破することとそこそこの相関があるように思います。 ということで、次のようなことが言えるのではないでしょうか。 分厚い本を読める度合い = KA*[仲間の数] + KB*[約束の件数] + KC*[決めた時間の長さ、頻度の短さ] + KD*[何かのついでに読む時間] + KE*[本の値段] + KF*[独りの時間] + 切片. 係数KA~KEと切片は人それぞれのはず。
*分厚い本を読むために(SQuBOKを例に) **前書き 仕事や宿題、試験対策など、様々な場面で分厚い本を読まないといけないということがあるかと思います。 読書好きなら平気なのかもしれませんが、そうでない人は1人で読み進めることにかなりの労力と時間をかけているのではないでしょうか。 私はそんなに読書好きではないので、分厚い本を読むのにはかなりの体力を使います。 それでも大学院生のときに何冊かぶ厚い本を読むことがありました。たとえばこれ。 [[Sheaves in Geometry and Logic>http://www.amazon.co.jp/dp/0387977104]] [[ご参考>http://ncatlab.org/nlab/show/Sheaves+in+Geometry+and+Logic]] toposという理論について触れた本で、648ページあります。 内容にはもちろん興味はあったのですが、英語が好きじゃなかった。故に、読むのがとても苦痛でした。 救いなのは、数式がちょくちょく出てきてくれることでした。 音楽と数学は世界共通言語なので良いですね。 技術本の翻訳者には頭があがりません。 **本題 この一年、仲間で集まってSQuBOKというソフトウェア品質の知識体系(BOK)を輪読していきました。その名もSQuBOK読破会です。 読んだ本はこちら。 [[ソフトウェア品質知識体系ガイド 第二版>http://shop.ohmsha.co.jp/shopdetail/000000004030/]] この本、BOKというだけあって、424ページとかなりの強敵です。そして、BOKというだけあって、文字が多いです。 とりま()一年近く使って424ページを読み切りそうなところです。そしてこの記事ですが、SQuBOK読破会メンバでAdvent Calendarやろうぜ!って話になってやってます。 [[SQuBOKv2読破会 Advent Calendar 2015>http://www.adventar.org/calendars/1020]] 以下、私の最初の記事では、SQuBOKを読破した経験から分厚い本を読み切る術をまとめたいと思います。 **どうしたら読めるか? どうしたら分厚い本を読みきれるかなぁ・・・ということを通勤電車の中で考えました。思い付いた限りを書きます。 []内はその項目の達成度合いを測るためのメトリクスです。 -仲間で読む 読書に限りませんよね。一人では大変なことであっても、同じ意志を持つ仲間が集まれば達成しやすくなります。 また一緒に読んでいると、自分のまだ知らない関連情報が聞けたりして1+1>2を感じられます。 SQuBOK読破会はまさにこれです。[仲間の数] -誰かと約束する 約束を疎かにする人はいずれ信用を失います。なので、約束したらそれを守るために必死に頑張ります。ふつう。リアルタイムシステムにおいて1msの遅延が命取りになることもあります。仕様書などの納期を守れない人にそんなシステム開発を任せられませんね。ひとつ前に書いた「仲間で読む」というのも約束のうちです。 ということで、読もうとしているのが技術書であれば、その本を使った勉強会を開催することを約束してしまうとか、そんなことをすればいいと思います。 私の場合、topos本については指導教官や研究室メンバにゼミで説明することを約束していました。また、たまにmixi日記(10年くらい前の話です)に内容解説を書いてました。最近はめっきりアウトプットする時間が減ってしまいました。[約束の件数] -時間・頻度を決める 分厚い本は一日では読み切れないので、読む習慣が大切です。習慣化の第一歩は規則正しさです。従って、読む時間を決めてしまいます。例えば、昼休みに必ず読むとか、どうでしょう? もう少し大きなスケールになりますが、SQuBOK読破会はあらかじめメンバ相談のうえ、半年先までの日程を決めてしまって簡単に欠席できない仕組みを目指しました。僕1回休んじゃったけど。[決めた時間の長さ、頻度の短さ] -時間・頻度を決めない 読む時間を下手に決めると、その時間いつもと違うことをやっていたり、割り込みが発生してしまった場合に途端に読書用の時間がなくなります。なぜなら読書はその時間でなくてもできるからです。 でもこれで読める人はきっと元々読書好きなんだろうなぁ。[決めた時間の長さ、頻度の短さ] -なんかのついでに読む いつも必ずやること(すでに習慣化されていること)のついでに読むようにすれば、必ず読めるんじゃない?という考えです。一番の好例は、通勤時間にやる試験勉強です。 ただやりたいことの衝突に注意です。読書以外にやりたいことがあると、そっちが優先される可能性大です。私はいま新幹線通勤をしていますが、よく読書と英語の勉強とが衝突します。[何かのついでに読む時間] -読む本を自分のお金で買う 自分のお金で買うと、高い本ほど読まなきゃ勿体ない!という気持ちになるでしょう。また、自分のお金で買っているのでどうしようが自分の勝手ですよね。会社や学校で借りた本だと書き込みもできないし、ずっと手元に置いておくことはできません。SQuBOK読破会メンバは私以外自腹でSQuBOKを買っているのではないでしょうか??[本の値段] -離婚するor独身のままでいる 極論ですが、読書できないのはそのための時間を確保できないからです。時間を確保できないのは、家族を相手にすることを優先しなければならないからです。ですが家族と一緒にいる時間はとても大切なものですから、他のことに安易に譲るわけにはいきません。だったら、家族をつくらなきゃ良いんじゃないかという考え。もっとも、私にそんなことをする気持ちはありませんが。なおSQuBOK読破会メンバの独身率はちゃんと調べてません。[独りの時間] いずれも分厚い本を読破することとそこそこの相関があるように思います。 ということで、次のようなことが言えるのではないでしょうか。 分厚い本を読みきれる度合い = KA*[仲間の数] + KB*[約束の件数] + KC*[決めた時間の長さ、頻度の短さ] + KD*[何かのついでに読む時間] + KE*[本の値段] + KF*[独りの時間] + 切片. 係数KA~KFと切片は実数です。いずれも人それぞれのはずだけど、きっとみんな正だと思う。 さて翌日は若手hopeの[[mhlycさん>http://www.adventar.org/users/7733]]に戻ります。お楽しみに!

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
記事メニュー
目安箱バナー