第12章『イスォノ家プリズンブレイク』 タイ王国の突然の裁きにより、イスォノ家の面々はグリーンランドの極寒の地にあるプリズンに強制収容されていた。 ナーミヒャイ「畜生め、こんな馬鹿な話があるか!」 プリズンに収容され二週間が経つが、ナーミヒャイは未だ激しい怒りが収まらずに自販機で缶コーヒーを購入した。 ナーミヒャイ「ちっ…わけわからんぜ…」 ナーミヒャイがカッコつけながら壁に寄り掛かり、缶の開け口に指をかけ、開けようとしたときだった。 パーン! ナーミヒャイは缶を開けミスり、飛び散ったコーヒーは17000円もしたYシャツの左腕を容赦なくまだら模様に染め上げた。 ナーミヒャイ「ひ、ひええっ!」 ナーミヒャイは慌てて ---- ここまで322