8月11日の会議でこの議題について意見を取ったが、
大方の共通点を挙げれば以下2点に集約される
(もう一点、「ANDASとして活躍してくれる人」という条件があったが、
これはあまりにも自明で議論の対象にすらならないと思われるので除外)。
いずれの問題においても恐らく異論のある人はいないと思われるが、
問題なのは常に「ならばその理念に沿って、具体的にはどう制度を作るか?」である事は忘れてはいけない。
8月11日の会議では理念的な話に始終せざるを得なかったが、
9月の成績公布日にはこれらについて「具体的にはどうするのか?」を決定する。
1.サーバントリーダーシップ
今期ANDASの特徴として、トップダウン形式のリーダーシップは望まれていない。
求められているのは「サーバントリーダーシップ」という形のリーダーシップのようである。
「組織論入門」の太田教授の著作『「見せかけの勤勉」の正体』でもこれについて記述がある。
簡単に言えば、
「あくまでリーダーは脇役に徹するものであり、
個々のメンバーが自分たちの仕事を行う上での障害となりそうなものを取り除き、
彼らの行動を円滑に進めることを目指す」のがサーバントリーダーシップである。
理念としてはこれで恐らくあまり異論はないだろうが、
ならば今期の代表者は具体的にはいかなる仕事・役割が割り振られるべきか? という事である。
問題はこの、「具体的には?」という点である。
この点を念頭に置いて代表の仕事内容について考えなくてはならない。
2.協調性
サーバントリーダーシップと並んで強調されたのが「協調性」である。
前期ANDASは良くも悪くもいささか代表の決定が会議に先行する事がしばしば見受けられた。
今期では代表の独断専攻はあまり望ましくはない。会議の決定が一番である事が望まれている。
理念としてはこれで問題ないであろうが、
やはり問題は、具体的には代表と会議の力関係はどうしていくべきか? という点にある。
話し合うと言っても、それぞれが言いたいことを言っていたのではいつまでも
一つの結論に収斂しないことは目に見えている。
そこで代表がまとめていかなければならないのだが、
その時、代表はどのように、どの程度、会議をまとめてゆけば良いのだろうか?
会議側もどの程度、代表による議論のまとめを許容していけば良いのか?
「会議を重視して、みんなの話し合いを重視する」と言えば聞こえはいいが、
実際問題として組織としては最終的に一つの意思決定をする以上、
百花繚乱の意見を最終的にまとめる権限を認めなければ事態が一歩も進まない。
「協調性」は魔法のワードのように無条件で肯定されがちだが、
問題は常に「具体的にはどうするか?」にあり、具体レベルとなるとこのようにデメリットも当然出る。
「具体的にはどうするの?」を念頭に置いて、代表と議会の距離感を考えなくてはならない。
最終更新:2011年08月26日 23:42