被写体を写す範囲の事。
人間の体を基準にした
フレームサイズが多い。
わざわざ覚えなくてもいいというか簡単な英語なので、聞けばなんとなく理解できるだろうし使ってれば覚えると思う。
映像の教科書にも載っている。
映像の人はテストにも出るので、覚えとくと後で楽。
クローズアップ(C.U.)
いわゆる「
アップ」。
画面いっぱいに写した構図。
人間ならアゴより上を写す。
特に表情をよく見せたい時に使われやすい。
ちなみに、これよりアップだと「ベリークローズアップ」と呼び、略すと「V.C.P.」になると映像の教科書に書いてあるが、どうも誤植っぽいし、ネットで調べても出てこないので、「どアップ」を推奨する。
バストショット(B.S.)
胸(バスト)から上を写す。
上の画像がバストショット。
二人称視点に近く、被写体に感情移入しやすい構図。
会話シーンなどでも一番良く使われる。
「使われすぎているから」と、逆に使ない演出家もいる。
ウェウトショット(W.S.)
腰(ウェスト)から上。
バストに次いで多い。
というか、バストとウェストの中間が多いんじゃないかなぁ。
ニーショット(K.S.)
膝(ニー)から上。
アニメのアクションシーンでは結構多い?
フルフィギュア(F.F.)
フルショット(F.S.)ともいう。
足から頭まで全身。
これもアクションに適しているが、「フルフィギュア」という言葉と共に、そんなに使わない。
ファストフォワード(いわゆる「早送り」)とややこしいな。
ロングショット(L.S.)
「ロング」と略す事もある。
頭上にも足の下にも空白ができるぐらいの遠景。
状況説明によく使用されるほか、ギャグをかました後の「間抜けな空気」を表現するのにも使われる。
第三者からの視点を思わせる構図である。
ヘッドショット(H.S.)
射撃用語で頭を撃つ事。
フレームサイズではないので注意。
頭上の空白は敵だ(by究極超人あ~るの鳥坂センパイ)
ロングショット以外で特に演出意図の無い場合は、頭を画面の一番上に持ってくる事が重要。
これを考慮しないと、無意識の内に顔を画面の真ん中に描いてしまう事がある。
頭上の空白は、「何もないのに何か意味がある」ように見えてしまう事がある。
だから、本当に何もないときは頭上を空けない構図の方が無難なのである。
逆に言えば、「次のカットでこのキャラクターの後ろから敵が襲ってくる」などという場合は、頭上の空白に敵をこっそり描いたりすると演出的に面白い。
最終更新:2008年08月25日 15:33