tテレビアニメ制作にも使われている、総合型アニメ制作ソフトシリーズ。
ソフトではなくシリーズ名を「RETAS!」。といい、その中心となるソフト「coreRETAS」とは区別している。
アニメ部では長らく
Photoshopと
DIRECTORで仕上・撮影を済ませていたが、'08年春頃からRETAS! Lite debutを導入し始め、同年度文化祭作品「Hearts Helper」で実制作は完全にRETAS!へ移行した。
現在DIRECTORは
動画チェック等にのみ使用されている。
開発思想と利用法
このソフトは、作品の質よりも低予算・短期間でアニメを制作する事を重視して開発されているため、このソフトを使えば必ずテレビで放映されているアニメのような作品を作れる訳ではないことに注意して欲しい。(もちろん同質以上のものを制作する事は可能なのだが)
同等以上のものを作るのであれば、
Photoshopや
AfterEffectsを併用・活用した方が良い場合もある。
が、現実的に言って全てのソフトをマスターするのは難しいので、まずはこのソフトの基本を覚えて欲しい。
アニメ部PCに入っているソフトとその機能
- Pencilman(線画作画ソフト)
- Traceman(紙に描いた線画をスキャン・トレースするソフト)
- Paintman(TracemanやPencilmanで作った線画に色を塗るソフト)
- coreRETAS(撮影ソフト。画像の並べ方、重ね方を決め、ぼかしなどの特殊効果かけて動画ファイルに書き出す)
- フレームレートが24FPS固定
- 直接ぼかしや透過光等の特殊効果が使用できる
- 合成モードの名称が日本語
coreRETASでの拡大縮小
coreRETAS!の拡大縮小ツールは、独特な動きをするので注意(・・・としか言えない・・・)。
Paintmanのツールボックスについて
ツールをダブルクリックすると、ツールの設定が表示される場合もある。
例えば線の太さ、
グラデーションの強さなど。
coreRETASのタイムシートの長さについて
余談-タイムシートの長さについて
プロのアニメ制作では、1カットに使うコマ数がコンテ段階で決められるため(参考:
絵コンテ)、新規作成時以外にはあまりシートの長さを変更したりしない。
むしろ最後のコマまであと何コマか分かる方が、シートの打ち間違いが減って都合がいい。
そのためこのような仕様になっているのである。
余談
正確にはシリーズではなくシステム。「ソフトウェアスイート」とも呼ばれる。
テレビアニメの制作では、
作画、
仕上、
撮影と役職別に作業しているため、このようなソフト分割がなされている。
アニメ部で導入したのは入門向けのLiteシリーズセット。
動画のサイズなどに制限があり、Liteシリーズで作成したファイルは普通のシリーズでは開くことが出来ない。
あとテレビアニメ業界では90%のシェアを誇るらしい。
昔はアメリカ製の「Animo」というソフトもあったが、今はプロダクションIGぐらいしか使っていないらしい。
どうやら、Animoは
階調トレースしかできないらしく、塗りにかなり時間がかかる模様。
参考:www.production-ig.co.jp/contents/magazine/02_/index.html
スタジオジブリでは「となりの山田くん」でデジタル制作に切り替えて以来、「Toonz」というイタリア製のソフトを使用している。
海外の動画作成ソフトとしては珍しく縦型の
タイムラインを採用している。
早くから高度な
ベクター機能を備えており、「となりの山田くん」では鉛筆風の線や水彩風の塗りを再現していた。
関連項目
最終更新:2009年12月29日 02:06