失敗

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「高いなあ…どれくらい高いんだろう?」 目の前にそびえたつ高層ビルを見上げ、呟く不死鳥。 そしてその後ろに遅れて到着する透。 「はあ…歩くの早いですよ不死鳥さん」 「ごめんね、急いだ方がいい気がするんだ。」 会話を交わしながらビルの回りを歩いて行く。 その時。 足音が響く。 「…あ、不死鳥さんか…こんな所で会うなんて奇遇ですね」 非常階段を降りてくるのは…下痢だった。 ゆっくりと階段を降り、扉を乗り越え不死鳥たちの方に近づく。 (嫌な感じがする。もしかしてゲームに乗ってるかも知れないから、油断しないでね) 小声で透に囁く。 (はい…でも、本当に乗ってるんですか?乗ってないかもしれないじゃないですか) 囁き返す透。 「別にゲームに乗ってる訳じゃないですから、武器下ろしてくださいよ」 猫なで声で言う下痢。 それに応じ、不死鳥は銃を下ろす。 「じゃあ、今から2人でビルを調べるから…ここで別れることになるね」 そう言って、不死鳥と透はビルに向かって歩き出す。 …その時、下痢の目の色が変わり― ―手に持っている火掻き棒を、透の頭めがけ振り下ろした。 「!」 あまりに突然の事で、声が出ない透。 (くっ…!さっき不死鳥さんが言ったとおり、ゲームに乗ってたんだ…!) その音を聞き振り返る不死鳥。 「不死鳥さん、逃げて!僕のことはいいから!」 透の一言に、不死鳥は目を丸くする。 銃に手をかけ、引き金を引こうとするが…引けない。 (安全装置…!) 「…どうしても、逃げなきゃ駄目?」 透を見捨てることが出来ずにその場に立ち尽くす。 そんな2人に更に追撃する下痢。 「ぐぅっ…早く、逃げて…」 不死鳥に襲い掛かろうとする下痢の足を掴み、息も絶え絶えの状態でなお逃がそうとする。 「…本当に…本当にごめん…!」 心の底から嫌そうに呟き、走る不死鳥。 (真理…最期に…君と…) 「…もっと血が欲しいんだ…」 狂気に満ちた目で透を見下ろし、最後の一撃を加える。 (ごめんね…真理…) その一撃が、透の頭を打つと同時に、意識は途絶えた。 「やっと血を得た…いけないとは分かってるけどねー。」 血が大量に付いている火掻き棒を握り、その場を立ち去る。 (病院…行くか…) 「ごめん…ごめん!」 何度も謝りながら、道を全速力で走る不死鳥。 (安全装置を解除してれば…もっと反応が早ければ…) 目から大粒の涙をこぼしながら、薄暗い道を走る― 【一日目/早朝/F-7】 【不死鳥@板対抗BR】 [状態]:健康、後悔(大) [装備]:FN ハイパワー@現実、ボムブラストスーツ@メタルギアソリッドシリーズ [所持品]:支給品一式、C4(1/1)@メタルギアソリッドシリーズ [思考・行動]: 1:ごめん…本当に…! 【一日目/早朝/E-6:ビル前】 【下痢@板対抗BR】 [状態]:健康、「ふうのしん」発症(75%) [装備]:火掻き棒@SIRENシリーズ [所持品]:支給品一式、「ふうのしん」の枝@かまいたちの夜 [思考・行動]: 基本:欲望のまま行動する 1:もっと血が欲しいなあ… 2:病院に行こうかな 【矢島透@かまいたちの夜 死亡確認】 死因:撲殺 |Back:[[チュートリアル]]|時系列順で読む|Next:| |Back:[[チュートリアル]]|投下順で読む|Next:| |Back:[[寝る子は育つ]]|不死鳥|Next:| |Back:[[寝る子は育つ]]|矢島透|&color(red){GAME OVER}| |Back:[[幸運は2度も続かない]]|下痢|Next:
「高いなあ…どれくらい高いんだろう?」 目の前にそびえたつ高層ビルを見上げ、呟く不死鳥。 そしてその後ろに遅れて到着する透。 「はあ…歩くの早いですよ不死鳥さん」 「ごめんね、急いだ方がいい気がするんだ。」 会話を交わしながらビルの回りを歩いて行く。 その時。 足音が響く。 「…あ、不死鳥さんか…こんな所で会うなんて奇遇ですね」 非常階段を降りてくるのは…下痢だった。 ゆっくりと階段を降り、扉を乗り越え不死鳥たちの方に近づく。 (嫌な感じがする。もしかしてゲームに乗ってるかも知れないから、油断しないでね) 小声で透に囁く。 (はい…でも、本当に乗ってるんですか?乗ってないかもしれないじゃないですか) 囁き返す透。 「別にゲームに乗ってる訳じゃないですから、武器下ろしてくださいよ」 猫なで声で言う下痢。 それに応じ、不死鳥は銃を下ろす。 「じゃあ、今から2人でビルを調べるから…ここで別れることになるね」 そう言って、不死鳥と透はビルに向かって歩き出す。 …その時、下痢の目の色が変わり― ―手に持っている火掻き棒を、透の頭めがけ振り下ろした。 「!」 あまりに突然の事で、声が出ない透。 (くっ…!さっき不死鳥さんが言ったとおり、ゲームに乗ってたんだ…!) その音を聞き振り返る不死鳥。 「不死鳥さん、逃げて!僕のことはいいから!」 透の一言に、不死鳥は目を丸くする。 銃に手をかけ、引き金を引こうとするが…引けない。 (安全装置…!) 「…どうしても、逃げなきゃ駄目?」 透を見捨てることが出来ずにその場に立ち尽くす。 そんな2人に更に追撃する下痢。 「ぐぅっ…早く、逃げて…」 不死鳥に襲い掛かろうとする下痢の足を掴み、息も絶え絶えの状態でなお逃がそうとする。 「…本当に…本当にごめん…!」 心の底から嫌そうに呟き、走る不死鳥。 (真理…最期に…君と…) 「…もっと血が欲しいんだ…」 狂気に満ちた目で透を見下ろし、最後の一撃を加える。 (ごめんね…真理…) その一撃が、透の頭を打つと同時に、意識は途絶えた。 「やっと血を得た…いけないとは分かってるけどねー。」 血が大量に付いている火掻き棒を握り、その場を立ち去る。 (病院…行くか…) 「ごめん…ごめん!」 何度も謝りながら、道を全速力で走る不死鳥。 (安全装置を解除してれば…もっと反応が早ければ…) 目から大粒の涙をこぼしながら、薄暗い道を走る― 【一日目/早朝/F-7】 【不死鳥@板対抗BR】 [状態]:健康、後悔(大) [装備]:FN ハイパワー@現実、ボムブラストスーツ@メタルギアソリッドシリーズ [所持品]:支給品一式、C4(1/1)@メタルギアソリッドシリーズ [思考・行動]: 1:ごめん…本当に…! 【一日目/早朝/E-6:ビル前】 【下痢@板対抗BR】 [状態]:健康、「ふうのしん」発症(75%) [装備]:火掻き棒@SIRENシリーズ [所持品]:支給品一式、「ふうのしん」の枝@かまいたちの夜 [思考・行動]: 基本:欲望のまま行動する 1:もっと血が欲しいなあ… 2:病院に行こうかな &color(red){【矢島透@かまいたちの夜 死亡確認】} 死因:撲殺 |Back:[[チュートリアル]]|時系列順で読む|Next:| |Back:[[チュートリアル]]|投下順で読む|Next:| |Back:[[寝る子は育つ]]|不死鳥|Next:| |Back:[[寝る子は育つ]]|矢島透|&color(red){GAME OVER}| |Back:[[幸運は2度も続かない]]|下痢|Next:|

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