静寂が、ホールを支配している。
つい先程まで、約40の『生贄』が此処に集められていたなど、誰が思おうか。
この空間が、『生贄達』のどよめきで溢れかえっていたなど、誰が信じようか。
しかし、確かにこの場所で『儀式』の説明は行なわれたのだ。
――「これから『生贄』達は、最後の一人になるまで
殺し合いを行わなければならない」
――「最後に残った者は、どんな願いでも一つだけ叶える事が出来る」
――「一定時間毎に放送を行ない、その時点での死亡者と、どのエリアに『結界』を張るかを告知する」
――「『生贄』達には『結界』を破る事は不可能である」
――「全てのエリアが結界で埋め尽くされた、もしくは『生贄』が全滅した場合、『儀式』は失敗と見なす」
――「『儀式』が失敗した場合、会場は自動的に消滅する」
『儀式』の説明を要約すれば、この様になる。
あまりにも単純だが、同時にあまりにも残虐な『儀式』。
それが今から、私達の目の前で始まろうとしているのだ。
『生贄』のほとんどは、『魔法』が使用できる。
ある者はケムリを放ち、
ある者はを弾幕を展開し、
ある者は守護霊の力を借り、
またある者は魂の入れ物で姿を変える。
形は違えど、それらは全て『魔法』なのである。
何故魔法使いを『生贄』に捧げるのか、一体誰が『儀式』を始めたのか。
――私は、その答えを知っている。
だが、それを『生贄達』の前で語るには時期尚早。
来るべき時に、改めて話そうではないか。
尤も、それが何時になるのかは、私にすら分からないのだが。
さて、そろそろ午前0時――『儀式』の始まりだ。
魔法使い達の選択の先で待ちうけているのは、輝かける
『希望』か。
それとも――――――。
【『儀式』――――開始】
【残り41人】
| 開幕 |
投下順 |
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| 開幕 |
時系列順 |
Next: |
| 行動開始 |
???? |
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最終更新:2011年03月22日 23:59