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冬と警官と+a

ーーーー数年前

某国の科学実験により発生した悪夢の災害“永久の冬”。
実験台には13歳の少女を用いた。少女は地元では『魔王の娘』と呼称され忌み嫌われてきた。
少女は人ではなかったのだ。
大罪の神の力を色濃く受け継いだ存在。それが、ただの寒村に生まれたのである。
研究機関に両親は少女を売った。たったの数十万の値で。

『お母さん、お父さん?どうして笑っているの?』

『何を言ってるんだ結花。お前と引き替えにウン十万だ!喜ばずになんかいられないさ!』

『結花?いい、あなたはね、私たちの元から離れて、二度と戻ってこないのが、私たちにとって最大の親孝行なの』

『そうだぞ。もう顔を見せないのが、父さんたちみんなの幸せだ』

『さあ、そろそろ時間だよ。行くよ、結花ちゃん』

あまりにも違和感のある不気味な光景。
結花には、父と母の言葉の意味をただ、理解することしかできなかった。
我ながら、親の言うことはよく聞いた。お使いを嫌がったりもしなかったし、わがままを言ったこともない。
なのに、結花の肉体には痛みだけ与えられた。
殴る、蹴るだけではない。背中に煙草を擦られたりもした。


遠い異国の地にても、ただ莫大な魔力を幼い肉体に流し込む苦痛だけが続いた。

『おい、やりすぎじゃないのか!?心拍数低下してるぞ!』

『おいおいやべー…』

そして。大罪の神の力は放たれ、施設は木っ端微塵に吹き飛んだ。
あまりの魔力に季節は変わらなくなり、ぼうっと佇みながら、大罪の器『辻結花』は、消え入りそうな声で言った。

『さ………み…し……い…よ…』


「参ったな…」
25歳の若手刑事、興呂史郎は空を仰いでいた。両手には、ーーー大罪の器の少女を抱いて。
史郎はただの警官だ。強いて言えば、獣全般を威圧できる謎の特技くらいか。
史郎が結花を助けたのは、正義感からだ。
彼は結花が『大罪の器』であるとは知らない。
興呂史郎は、この殺し合いにおいて最大の正義感を持つ『正義の味方』なのだから。
「お……兄ちゃ…ん…だれ…?」
「ッ、気が付いたか!?俺は興呂史郎。警察だ!」
「辻、結花」
風邪といったレベルではない。
明らかな異変だ。
「畜生…どう、すりゃあ…ッ!?」
「ーーーー助けてあげましょうか?ロリコン警察官さん」

言葉の先には、黒髪を腰まで延ばした爆乳の少女、小原佐織がいた。


【一日目/深夜/c-1】
【辻結花】
[状態]気絶
[装備]毛布
[所持品]不明
[思考・行動]
基本:???
※大罪の器の暴走状態です

【興呂史郎】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]不明
[思考・行動]
基本:このゲームを潰す!
1:結花ちゃんを助ける

【小原佐織】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]不明
[思考・行動]
基本:?

【辻結花】
15歳。幼児体型。
『大罪の器』として生まれたため、暴走すると最強クラスの力になる

【興呂史郎】
若手刑事。
本ロワ最大の善人で、獣を威圧して動けなくできる

青空に舞散る 投下順 [[]]
GAME START 辻結花 [[]]
GAME START 興呂史郎 [[]]
GAME START 小原佐織 [[]]

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最終更新:2011年05月27日 17:49
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