暗いホールの中。
僕は目を覚ました。
うん。なんか聞き覚えのあるフレーズだ。
つーか何?
ははは。こういうときって、首に手を触れるのが一般的だよね。
何も…あ、るはずが、ないのにな?
――――首輪?
首輪首輪首輪。
――――え?マジ?
マジでそう言う感じ?
あれ?あれ?あんれぇ?
………はぁぁ!?
ウソだろっ!?
その時だった。
僕の視線の先に光が現れた
眩しい。
んー?あれ?
「起きろ、お前ら」
起きてます――――じゃなくて、この最近聞いたばかりのフレーズは…。
「一応言っておく、ここには40人の人間がいる」
数こそ違うが、この言葉も聞いた覚えがある。
うん。この声は―――。
「それじゃあ、用をさっさと言うからなー、よーく聞けよ」
「今から、お前たちに」
この先に続く言葉は大体予想はついている。
きっとあれだろ。
「「殺し合いをしてもらいます」」
◆VxAX.uhVsMの声だった。
―――意味わかんねぇ。
まぁ例の如く例の通り周りがざわめきだす。
Vx氏風にいうなら、
驚く者、泣く者、笑う者。
三者三様だった。
ちなみに僕の感想としては、笑っているという現実で説明づいていると思う。
「では、簡単な説明を出すぞー」
あれ?今度は◆ymCx/I3enUの声がする。
あれあれ?仲間はずれっすか?
そう思うが無情にも説明は進んでいく。
まとめるとこうだ。
施設に放り込まれ、そこで殺し合いをする。
放送は0:00、3:00、6:00、9:00、12:00
15:00、18:00、21:00 。
スタートは12:00から。
禁止エリアは1個から3個増える。
基本支給品は
■名簿と地図とメモ用紙と筆記用具
■懐中電灯
■簡易医療セット
■飲料と食糧
不明支給品は1~2個支給される。
優勝者は決められた願いを叶えることが出来る。
そして、元の生活に帰る事が出来る。
だって。
まぁシンプルだな。だって僕じゃないんだもん。
「まぁ以上ですので。では皆さま、また会えることを祈ります」
あら。◆8nn53GQqtYの声じゃないか。
畜生め。――――しかし僕、◆xzYb/YHTdIの意識はここで終わった。
周りが光に包まれた。
【支給品がカオスロワ:スタート】
最終更新:2011年06月13日 09:42