とある殺人鬼の出落物語 > とある女神の救世物語

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11話 とある殺人鬼の出落物語/とある女神の救世物語


昼間…そんな明るい場所に似合わない格好の男がいる。
黒いコート、帽子、ガスマスク…。
そんな男…火山高夫は歩きまわっていた。

「………」

彼の支給品…というより所持日記の殺人日記を見ながら歩いていた。
現在は反応も見せず、何も書かれていない。
本来ならだいぶ先の事も書かれているのだが、能力が抑えられているのか反応もない。
そう考えていたところに、その携帯から音が生じた。
ザザ…ザ…、と。
それはまさにノイズそのものだった。
そして、日記の内容が変わる。


12:59
[D-2住宅街]
桐山和雄、◆8nn53GQqtYの二名を刺殺する。

13:01
[D-2住宅街]
相川友を刺殺する。


現在位置はD-2の住宅街付近である。
そして、現在の時間は12:52だ。
つまり、あと七分で殺人を行える。
そして、その後来るこの相川友という男。
これで合計三人を殺せるのだ。
火山は足を速めて、住宅街に向かう。


   ◇        ◆


元々いた世界…殺人は当然違法であり、裁かれるべき罰であった。
しかし、この場では咎められることはない。
何故かなんて聞くまでもない。
これが殺し合いだからだ。
さて、話は変わるが火山高夫にとって殺人とは何なのか…。
一周目の世界でも、二周目の世界でも、運命が変わった三周目の世界でも。
彼は人殺しであった。
一体何故、人を殺すのか…。
その理由は……


   ◇        ◆


「ああ……なんなんだ?こりゃあ…」

土方十四郎は、民家で何か作りながら言う。
手元にあるのは、素麺であった。
それを机に持っていき、民家にあったマヨネーズをかけ始めた。
一本目が終了し、二本目を半分入れた所で止めた。
それをズルズルと食べ始める。

「あー……どうすっかな……とりあえず沖田とあの侍と新八君だな…あとできれば山崎を探すか」

素麺…と言えないものが少しづつ減る。
食べ終わるのはいつになるか分からない。
その時には、どのようになっているか分からない。


   ◇        ◆


「……住宅街についたが」
「そうみたいだね」

◆8nn53GQqtYと桐山は住宅街についていた。
現在は12:57である。
大体開始から一時間と言ったところである。

「とりあえず、何か使える物でも探すか?」
「うん…とりあえずそうしようかな」

歩き始めると、桐山が後ろを向き、発砲した。
◆8nn53GQqtYは何事かと、後ろを振り向く。
そこに立っていたのは、黒いコートに帽子、ガスマスクの男。
銃弾は確実に腹部にあたっていた。
しかし、血は流れていない。

「…どういうこと?」
「防弾仕様なのか…それでなければ考えがつかない」
「……」

桐山は一旦距離を置こうとする。
しかし、火山もそれにつき迫ってくる。
桐山は少し考え、◆8nn53GQqtYに話しかける。

「……逃げろ」
「え?」
「あんたが場所を決めろ、いや…自由に行けばいいかな」
「………分かった」

◆8nn53GQqtYは走り出した。
何かを知ったかのように、その場から逃げだしていく。
見えなくなったところで、桐山は火山に対し発砲を再会する。
火山はそれを気にすることなく歩いて向かってきている。
そして、弾切れになったところで火山が走って迫ってくる。
桐山がリロードしている間に殺されてしまうだろう。
しかし、桐山は焦らない。
グレネード弾に切り替え、火山に撃ちだす。
火山は手の前に腕を交差させて、爆風から身を守る。
爆発音と爆風が収まって、周りを見渡す。
しかし、桐山の姿はなくなっていた。



   ◆          ◇


「……追ってくる事はないな」

桐山は街から離れて、とある場所に向かっていた。
それは、◆8nn53GQqtYへ話した場所であった。
桐山は信頼を寄せてはいる。
頭の回転は普通の人間より良い。
つまり、急な暗号でも分かるだろう…という考えであった。

「とりあえず、向かうか」

桐山は走って、その場所に向かう。

【真昼/D-2住宅街付近】
【桐山和雄】
[状態]身体的疲労(小)
[装備]M4カービン(30/30)(グレネード1発)
[所持品]基本支給品、 M4カービンのマガジン(1)グレネード弾(3)、ゲームセンターのコイン(19)
[思考・行動]
基本:◆8nn53GQqtYを護衛する。
1:◆8nn53GQqtYとの合流
2:七原と川田を探す。
[備考]
※願いは不明です。
※マンガ版死亡後からの参戦です。
【真昼/C-2、D-2】
【◆8nn53GQqtY】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本支給品、不明支給品(1~2)
[思考・行動]
基本:桐山和雄を利用して優勝する。
1:とりあえず、言われた場所へ向かう。
2:他の書き手さんは、どうしようかな。
[備考]
※願いは不明です。
※元の世界の知識はある程度残っています。



   ◆          ◇




13:01
[D-2住宅街]
3rd 火山高夫は銃殺される。

【DEAD END】


「……なんだと?」

火山高夫が次に聞いたノイズ、それは死の宣告のノイズだった。
さすがの彼も、少しの焦りが出てくる。
そして思い出す、この時間に殺すはずだった人物の名前を。

「……そいつを殺せば」

火山は急いで付近を探そうとする。
すると、探すまでもなく彼の目の前に一人の男が立った。

「……どうも」
「お前が、相川という男か」
「…なんで知ってるの?」
「……どうでもいいだろう」

火山は刀を構える。
相川は動きはしない。
走りだして、刀をまっすぐに構え、腹部に刺そうとする。
そう、最初の予知通りならそれで殺せた。
しかし、未来は変わったのだ。
一人の男の手によって。

「甘いんだ、よっ!」

刀の横部分を蹴り、怯んでいる間に相川が火山を抑え込む。
そして、ガスマスクを剥がす。

「く…!」
「……じゃあな、殺人鬼」

そして、この場に乾いた音が一つ響いた。



【火山高夫@未来日記 死亡】



   ◆          ◇



「……さて」

体についている血液を拭いて、立ち上がる。
傍に転がっている死体。
それを見て、彼は何も思わなかった。
こいつは人を殺そうとしたんだ。
だからこうして死ぬのは当然のことだ。
悲しむ必要なんてない。
これはしかるべき『罪』に対しての『罰』なのである。

「よし、自己完結終了…じゃあ行きますか」
「まあ、そういうでないよ…そこの者よ」

相川は後ろを振り向いた。
そこにいたのは、完全無欠の生徒会長…黒神めだかだった。
彼女はこの殺し合いの場でも、主催に対抗するために動いている。
彼女はどの場でも、凛としている。
この殺し合いの場でも、例外などは無い。

「……あなた誰ですか?」
「む?説明をしていなかったな…私は黒神めだか、箱庭学園第98代生徒会長だ」
「……箱庭学園?」

どこかで聞いたような名前だな…。
なんでだろう…思い出せそうで思い出せない…。
そんな変な名前の学校だったら忘れることはなさそうなんだが…。

「…?どうかしたのか?」
「あ…いや、気にしないで良いよ、ちなみに僕の名前は相川友だ」

まあ、言わないでも良いだろう…。
言ったところでさらに混乱するかもしれない。
だから、とりあえずここは黙っておこう。

「では、本題に入ろうと思うのだが…」
「本題?なんですか?」

めだかが目を閉じる。
相川に、何か冷ややかとした感じが襲った。
冷や汗が体から流れ出る。
そして、めだかの口が動いた。

「貴様…何故先ほどの男を殺した?」
「………」

ああ、やはりそうか…なんて思ってしまう。
きっと、この人は俺が殺したところを見ていたんだろう。
止めないで、この時に聞くという事は…俺が殺す瞬間だけを見たのだろう。
つまり彼女は

この男が二人の男女を襲っていた事も。
この男が僕を殺そうとした事も。
勿論僕が殺した理由も知らない。
一切何も知らないのだ。
僕から見れば赤の他人。
何を偉そうに言っているんだと言い返せるほどだ。

「……その人が僕を殺そうとしたから、じゃいけませんか?」
「…貴様、一体何を言ってるのか分かっているのか?」
「分かっているつもりですよ?僕の事を僕以上に知っている人なんている訳ないじゃないですか」

あくまでも、あくまでも冷静に対応する。
彼女の勢いに押されれないように。
押されたら巻き込まれる。
何か大きいものに…そんな感じがある。
だから、僕はあくまでも冷静に…冷静に対応した。

「なるほど…な」
「分かってくれましたか?」




「哀れな事だな」







「貴様はきっと本来明るく純朴な人物だったのだろう」
「しかしきっととある事件で間違った感情を抱いているに違いない」
「自分のやっている事が正義だと思い込んで」
「自分ほど正しいものはいないと錯覚してる」
「それからその間違った感情を治してもらえなかった」
「そんな善き人物に、会えなかったに違いない」
「安心しろ、私が貴様を更生させてやる」
「人を殺すなんて、そんな事を一切考えないように」
「矯正してやる、強制してやる、改善してやる、改造してやる」










「だから、私についてこい!」









そう、これぞ黒神めだかの真骨頂『上から目線性善説』である。
相川友は、殺し合いから生還をした事がある相川友は、その言葉の『重圧(おもみ)』に耐えられなかった。
それほどに、彼女…黒神めだかの言葉には『重圧(おもみ)』があったのだろう。

「…………」
「さあ、返事を聞こうではないか」

どうすればいいかなんて、分かるはずが無かった。
こんな『重圧(おもみ)』を乗っけられて。
それでいて食うに答えを聞くなんて。
まさに、こいつは『皇帝』と言うにふさわしいだろう。
結構精神面も強くなったと思ったのに。
そういう面では、ショックだな。

「……ああ、わかった……お前について行ってやる」
「感謝する、私に任せろ…お前はこの殺し合いで人を殺す事など無い」



「私が、皆を救うからだ!」



この言葉には、やはり『重圧(おもみ)』があった。
でも、それは嘘の『重圧(重み)』ではない。
だから、僕は…一応信頼しておいてやろう。
この『皇帝』…いや、『女神』を。

【真昼/D-1】
【相川友】
[状態]健康
[装備]コルトパイソン(2/6)
[所持品]基本支給品×2、コルトパイソンの弾(24)、火山の大型ナイフ、殺人日記のレプリカ
[思考・行動]
基本:殺し合いに乗った奴を殺す。
1:黒神めだかについて行く。
2:坂田銀時、青木林に会う…?
[備考]
※願いは不明です。
※DOLバトルロワイアル終了後からの参戦です。
※殺人日記の効果が消えたかは不明です。
【黒神めだか】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本支給品、不明支給品(1~2)
[思考・行動]
基本:この殺し合いへの反抗、乗ったものの更生。
1:相川友と行動する。
2:人吉善吉、球磨川禊、蝶ヶ崎蛾ヶ丸との合流。
[備考]
※願いは不明です。
※生徒会戦挙編終了後からの参戦です。



   ◆          ◇


ピンポーン

という音が家の中に響いた。
いまだ素麺、というかマヨネーズをすすっていた。
このまま放置すると素麺が伸びてしまうかもしれない。
まあ、それでも対応しないというのはあれだ。
とりあえず、あと三回インターホンが鳴るまで待とう。
……………………

「って鳴らないのかよ!」

思わずの一人ツッコミである。
とりあえず、立って玄関に向かう。
支給品の一つである棍棒を持ち、玄関を蹴る!

「ぐおわあああああああああ!!!」
「あれ、あれええええええええええええええええええええええええ!?
やっちまった、おいやっちまったよおおおおおおおおおおお!!!!!
タイムマシン探さないと…どこだ…どこだ…」

土方が靴をしまうタンスを開けて何かを探し始めた。
すると、すぐに傍にいた男が起き上がった。

「ちょ!なにするんだ……ってうおっ!あんた何してんだよ!」
「だからって、なんだよ…タイムマシン探しに決まってんだろ…」
「よし、まずあんたは落ち着く事から始めような!?」




数分後

「ったくよ…お前がインターホンなんて鳴らすから」
「俺が悪いの!?」

元に戻った土方と日向秀樹は話していた。
土方の土方スペシャル(素麺ver)を勧められたが、丁重に断った(命にかかわる)。
そこで、情報交換その他もろもろをしていた。
土方は半分日向の話を聞いていなかったが。

「で…土方さん?」
「なんだ?」
「話、聞いてます?」
「ああ、半分の半分の三分の一くらい」
「一割も聞いてないじゃないですか!」

そんなこんなで、こんな凸凹コンビが出来上がったのであった。

【真昼/D-2住宅街内のどこかの家】
【土方十四郎】
[状態]腹八分目
[装備]棍棒
[所持品]基本支給品、素麺セット(残り三人分)、マヨネーズ(現地調達・2.5本)
[思考・行動]
基本:主催への対抗。
1:日向と行動…するか?
2:総悟と坂田銀時と志村新八の捜索、できれば山崎も。
[備考]
※参戦時期は未定です。
※願いがなにかは不明です。
【日向秀樹】
[状態]健康
[装備]
[所持品]基本支給品、不明支給品(1~2)
[思考・行動]
基本:殺し合いはしない。
1:土方さんと行動。
2:音無、ゆり、直井と合流する。
[備考]
※願いがなにかは不明です。
※最終話で成仏した後からの参戦です

【支給品説明】
【殺人日記のレプリカ@未来日記】
火山高夫に支給
自分が起こす未来の殺人の状況を記録する能力を持つ。
事前に犯行方法とその結果が分かるようになったため、完全なる殺人計画書とも言える。

【火山の大型ナイフ@未来日記】
火山高夫に支給
剣と変りの無いほど大きいナイフ。
柄の部分を持って感電した所から、柄の部分も金属でできていると思われる。

【素麺セット@現実】
土方十四郎に支給
市販で売られている素麺5人前。

【棍棒@現実】
土方十四郎に支給
人が握り振り動かすのに適度な太さと長さを備えた丸い棒のこと。
武器としては最も基本的な物の一つである。
最終更新:2011年07月01日 20:06
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