13話 射撃と狙撃と声の魂
「ドラえもん…どこにいるの…?」
テレビ局のすぐ近くの平地。
H&KUSPコンパクトを構え、野比のび太は歩いていた。
誰一人会ってないのは幸運か不幸か。
それでも、誰かに会いたいという気持ちが強くなった。
「誰か…来てよ…」
「〈俺がいるぜ?〉」
「え…!?」
「〈死ね〉」
声が銃弾となる。
それはのび太の脇腹近くを通って消えていった。
「う、うわぁあああああああああ!」
「〈ちっ…外したか…〉」
「う、撃つぞ!け、警告じゃ済まないぞ!」
「〈撃つなら撃てよ…のび太君よォ〉」
「な…なんでぼくの名前を…!」
「〈あぁ?…ああ、隠すの忘れてた…まあいいか、殺すし〉」
メガホンを口の前に準備する。
これは、彼の会心の一撃の合図。
のび太は銃を撃つ。
そして、その銃弾は喉に向かって飛んでいた。
「〈死ね〉」
その声は銃弾をはじき、のび太の腹を貫いた。
のび太は仰向けに倒れ、呻き始めた。
「〈ごめんな…のび太君……なんて申し訳なさそうに言うと思った?〉」
「い、、いだ、、、、ぁ」
のび太の動きが、徐々に弱弱しくなってくる。
「じゃ、いあ…しず、かちゃ…す、…お……ドラ、えもん…」
「〈苦しまないように、〈死ね〉〉」
野比のび太の人生はここで終わった。
彼の最後の顔は苦しみに歪ませながらも、どこか安らかであった。
【野比のび太@ドラえもん 死亡】
◇ ◆
「〈よし……じゃあ、ここらへんをうろつくか〉」
野比のび太を殺した、◆xzYb/YHTdI。
彼は死体に目を向ける事もなくその場を去ろうとした。
その時の事であった。
急に◆xzYb/YHTdIの左肩に貫通痕が出来る。
その痛みに倒れてしまう。
そして、そこである男がテレビ局から出てきた。
「よお、殺人者さん」
「〈は…テメェも俺を撃ったくせに…何言ってんだよ…〉」
「そうかもしれないな…でもこれは正当防衛だからさ」
仕方のないことだよ。
と、男は言った。
「〈ぐ…〈死ね!〉〉」
銃弾が男を襲うが、それをいとも簡単に避けられてしまう。
◆xzYb/YHTdIはそのまま生きた、いや…死んだ声の銃弾を撃ち続けるが避けられる。
そして、彼の声がついに限界を迎えた。
「〈はぁ…は……こ、えが〉」
「はぁ…残念だな……じゃあ、さようなら」
パァン
乾いた音、それは赤き湖を作り出した。
◆xzYb/YHTdI…彼は、最後に何かをつぶやき、動かなくなった。
「はぁ…残念だな……」
男、リューグは死体に見向きもしない。
先ほどの彼の行動をまねているのだろう。
その手にかけてなお、侮辱し続ける。
過負荷でも勝てない、そんな男は始動した。
彼の次の標的は、誰だ。
【◆xzYb/YHTdI@非リレー書き手 死亡】
【午後/B-4テレビ局】
【リューグ】
[状態]健康
[装備]ウィンチェスターM70(2/4)
[所持品]基本支給品、ウィンチェスターM70の弾(12)
[思考・行動]
基本:殺し合いに乗る。
1:とりあえず…どうしようかな。
[備考]
※願いは不明です。
◇ ◆
リューグ、彼の間違いは一つだけあった。
◆xzYb/YHTdIが死んだ事を確認していないことだ。
つまり、彼は死んでいない?
いや、死んでいる…一体何が?そんな答えは一つだけに決まってる。
彼の人格の死だ。
それが過負荷の◆xzYb/YHTdIの死なのか、元の◆xzYb/YHTdIの死なのか…。
それは、まだ分からない。
彼が目を覚ました時、すぐに分かるから。
今はまだ、待つしかない。
【午後/B-4テレビ局】
【◆xzYb/YHTdI】
[状態]片方の人格の死、左肩に銃創、失血(中)
[装備]メガホン
[所持品]基本支給品、大螺子
[思考・行動]
基本:???。
1:???。
[備考]
※願いは不明です。
※元の世界の知識はある程度残っています。
※彼の元の人格か、過負荷としての人格が死にました。
【支給品説明】
【ウィンチェスターM70@現実】
リューグに支給
1936年にM54の後継としてウィンチェスター社が販売したボルトアクションライフルである。
ベトナム戦争ではアメリカ海兵隊の狙撃チームに採用された事でも有名である。
当時の狙撃銃はこのM70一本に絞られていた。
≪オリキャラ紹介≫
【名前】リューグ(-)
【性別】男
【年齢】23
【職業】傭兵
【性格】正義感と言える感情が欠損している
【好きな物・事】銃を扱う事
【嫌いな物・事】弱い敵の相手をする事
【特殊能力】なし
【趣味】武器集め
【備考】感情が一部欠損している。桐山和雄を悪化させた感じである。
最終更新:2011年07月08日 22:06