実験開始

ひんやりとした床の感触で目を覚ます。
何だろう、この言い表せないほどの嫌な感じは。
幾度か感じた事のある嫌な感じ。

『これで、全員起きたかな』

どこかから声が響く。
目の前で囁かれているような、耳元で囁かれているような。
それとも、背後から?

『諸君に集まって貰ったのは他でも無い』

そのセリフの先が、何となく予測出来る。

『君たちには今から――殺し合いをして貰う』

やはり、殺し合いか。
そう思った瞬間、辺りが急に明るくなった。
見た所、映画館から座席を取ったような場所だ。
辺りを見渡してみる…自分の知る人間もちらほらいるが、どれも複雑な表情を浮かべている。

『こちらに注目して頂こうか』

ステージ上に、突然何者かが現れる。
空中に浮かび、体は透けている。
まるで、ホログラムだ。

『今からルールを発表する』

――

【ルール】
最後の1人になるまで殺しあう。
時間制限はなし。

【支給品について】
小型PDA、メモ帳と筆記用具、食料、懐中電灯、ランダム支給品(1~3個)の入ったデイパックが配られる。
それに合わせて、腕にアノマリー探知機を装着させられる。
参加者の私物は没収される。

【小型PDAの機能】
以下の4つの機能がある。
ルールの再確認:説明されたルールや優勝者への特権の再確認ができる。
地図の表示:全体地図と施設の場所、禁止エリアの確認ができる。
時刻の表示:今の時間と、ゲームが始まってからの経過時間を知る事が出来る。
名簿の表示:参加者の名前を知る事が出来る。顔までは分からない

【放送について】
2時間ごとに放送が行われ、前の放送から今の放送までで死亡した参加者の名前と、禁止エリアが放送される。

【会場について】
会場内にある施設の使用は自由。
また、会場ではたまにアノマリー@S.T.A.L.K.E.R.が発生する。

【アノマリーについて】
発生するアノマリーは以下の通り。
Springboard・Electro・Fruit punch。
また、特定の場所でのみ、Timemachineが発生する。



地図
  1 2 3 4 5 6 7
A丘丘森森街海海
B丘森湖森街海海
C森街橋平街海海
D森街川平森森海
E公街川平森病海
F森平橋平平街ホ
G海海海海森崖海

海:ただの海。
丘:小高い丘。
森:普通の森。
平:普通の整備された道。
川:そこそこ深さのある川。
橋:ただの橋。
崖:ただの崖。
公:公園。
病:病院。
ホ:ホームセンター。

【施設】
A-1:大阪の城(龍が如く2)がある。
A-5:東部のはずれあたりに科幻博物館(クロノス・ジョウンターの伝説)がある。
B-3:湖畔に貸しボート屋がある。
D-2:街の中心あたりに新富製薬(絶体絶命都市2)がある。
F-1:森の中に風祝波祝神社(かまいたちの夜2)がある。
G-5:森の中に蓋(本当に危ないところを見つけてしまった…)がある。

――

『それと、殺しあう以上いつかは人数が減っていく。最後まで生き残れた方は元いた場所に帰してあげよう』
『ついでに、願い事があるなら出来る範囲で叶えるつもりだ』
『ルールは以上だ。質問があるなら受け付けよう』

誰も、一言も発しない。
普通なら、こんな得体の知れない場所に連れてこられたら、誰だって怒るであろう。
しかし、誰も何も言わない。
…いや、「言えない」のだ。
この場に漂う、目に見えない威圧感のような物が、文句を言わせないようにしている。

『…次に、首輪について説明させて貰う。諸君の首に付いているのがそれだ』

もはや確認するまでもない。
そうしている内に、いつの間にかステージ上にマネキンが出現していた。
マネキンの首にも、同様に首輪が嵌められている。

『本来なら、生身の人間で試すのだが、今回はマネキンで行う』

突然、マネキンの首輪から電子音が鳴る。
だんだん音の間隔が狭まって行き…。
ドカン、とマネキンの首ごと吹き飛んだ。

『マネキンの首を吹き飛ばした物と同じ物が、諸君の首にも嵌っている』

…予想以上だ。
別れ別れになる位の威力だったっけ、首輪って。

『さて、これで説明は終わりだ。早速、出発して貰う』

――悪夢の「実験」が、今…始まる。

【マイナー参加者ロワイアル 開始】

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最終更新:2011年07月18日 23:34
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