(情報が少な過ぎる…何が起こっているんだ)
病院の診察室内で、椅子に座り思案を巡らせる須藤真幸。
必死の思いでメディアタワーを駆け上がり、何とか助かった…そこまでは覚えている。
だが、それから先の記憶が無い。
助かった瞬間、意識が途切れて、気が付いたらあの場所に。
「…それより、気になるのは…」
何故、あの男がこんなことをしたのか。
「実験」だ何だと言っていたが、何か他に裏がある気がしてならない。
だが、今はそれを調べることもできない。
(
殺し合いとなれば…奴の言葉に同調する人間も現れる可能性があるな)
…今の自分の状態では、満足に戦うこともできないだろう。
杖をつきながらでは、できる行動も限られてしまう。
第一、今の自分は丸腰だ。
幸い、杖は撮取り上げられなかったが、これは武器になりそうもない。
「…そうだ、このデイパックに」
机の上に置いてあるデイパックを開け、中を見る。
中から出てきたのは、ずっしりと重い拳銃。
自分は銃に詳しい訳ではないので、名前等は良く分からない。
だが、窓から入る月明かりの元に輝く拳銃は鈍い光を発し、まるで自分を誘惑しているかのようでもあった。
拳銃を上着の内ポケットに、予備のマガジンを上着のポケットに仕舞う。
「…こんなものを使わないで済めばいいんだが」
その時、誰かがドアをノックしてくる。
…素直に応答すべきだろうか?
もしも、殺しあう気の人間だったら、開けた瞬間に撃たれるのではないか。
しかし、そんな奴がわざわざドアをノックするだろうか。
相手をわざと警戒させることに、意味は無いと思うが。
「…今開ける」
とりあえず、今は素直に開けることにする。
「…やっぱ人いたか」
ドアの向こうに立っていたのは、一見普通の青年だった。
しかし、こんな状況だと言うのに何故かタキシードに身を包んでいる。
「失礼するぜ。あんた、名前何て言うんだ」
「…人に聞く前に、まず自分から名乗ってほしいな」
「分かった。俺は◆ymCx/I3enUだ…ymでいい」
「ym…?本名じゃないだろう?本名は何だ」
「思い出せないんだよ…それより、俺も名前言ったんだから、あんたも言ってくれ」
「…須藤真幸だ」
◇
「で、あんた武器か何か持ってるか?」
「ああ…銃を、一丁」
「銃か…どんなのだ?…大丈夫だよ、取りゃしないから」
胸ポケットから銃を取り出し、手渡す。
それをいろんな角度から観察した後、◆ymCx/I3enUは言った。
「中々運がいいんだな、あんた。こんな良い銃支給されるなんて」
「そのデザートイーグルとか言う銃がどれほど強いのか知らないが、そろそろ返してくれ」
「ああ、悪い」
スッと銃を手渡され、再度胸ポケットへしまいこむ。
この銃が、より強力な物だと分かり、再度こんな物を使う訳にはいかない、と思った。
「で、あんたはこれからどうしたいんだ?どこか、行きたいとこあるか?」
「…ここだ。D-2…新富製薬。何故これがここにあるのか調べたい」
「分かった。しかし、杖ついてる奴に戦わせられないな」
「そうか…だったら、これはそっちに預けた方が良いな」
【一日目・深夜/E-6:診察室】
【須藤真幸@絶体絶命都市2】
[状態]:健康
[装備]:なし
[所持品]:支給品一式
[思考・行動]
基本:この「実験」の真相を解く。
1:とりあえず、この男と行動してみる。
※Aエンド後からの参戦です。
【◆ymCx/I3enU@非リレー書き手】
[状態]:健康
[装備]:タキシード、デザートイーグル(7/7)
[所持品]:支給品一式、デザートイーグルのマガジン×3
[思考・行動]
基本:ゲームには乗らない。
1:須藤を護衛しつつ新富製薬に向かう。
最終更新:2011年07月26日 21:57