人生は生きるに値しない

腹部に今まで感じたことの無いぐらいの強烈な痛みを感じた。黒い槍のような物体が腹を貫通している。
「ハボック!!」
ショットガンを持ったまま、力なく倒れた。腹からの出血はひどい。
「…っとに女運悪ィ…。」
つい数日前まで付き合っていた、女性がホムンクロスのラストだった。信じたくはない。
気が徐々に遠のき痛みも消えていった。




ハボック少尉は、不恰好なコンクリートの上で目を覚ました。
目が覚めると、辺りは瓦礫の山だったのでさっきのは夢ではなかったのだと確信した。夢であって欲しかったのは事実だ。
首にある首輪が苦しくて邪魔だった。そんなことよりも支給品をとりあえずは確かめることにする。

木刀だ。根元辺りに「洞爺湖」と掘られている。非殺傷武器だが、十分に使える。
もう一つは、拳銃のサイレンサー。これだけでは使えそうにない。
あとは…サングラスだ。これは武器に入るのかと思って調べたが他のものはなかった。
どうやら“例外”を引いてしまったらしい。今ことと言い、ラストの件といいまったくついてない。

瓦礫マミレで、更に孤独ときたら頭がおかしくなりそうだ。早く出たかった。
血まみれのヘルメットと、防弾チョッキが落ちていた。誰かの支給品かもしれないがこれは使える。
(よし!!ついているぞ)
ヘルメットに付着した血痕は、とてつもない異臭を放っていたがつけないと頭を撃たれた場合は即死だろう。
チョッキはかなりの重さだったが、銃弾から守ってくれる。急いで瓦礫の山から逃げるその時だった。

「動かないでもらえますか・・・」

今立ち向かえそうな武器はない。木刀でも今向けられている銃に立ち向かえるものではない。
あいにく、チョッキの鉄板は前にしか着いておらず後ろからの攻撃には無防備だ。

「あなたは殺し合い乗っていますか?」
「殺し合いなんてのらねェよぉ。」


死を覚悟した。引き金を引かれたら死ぬ。抵抗しても死ぬだろう。
心拍数は極限に上がり、頭の中には大佐と中央司令部の同僚の顔が思い浮かんだ。



―――ここで俺は死ぬ―――



「そうですか…。」

背後にいた参加者は拳銃を遠ざけた。正直、一瞬何を考えているかは分からなかった。
木刀を構えて振り返った。けども誰もいない。「いったい誰だったのか」と言う疑問を抱きつつも木刀を下ろした。




【一日目/早朝/G-2 元アメリカ軍基地】
【ジャン・ハボック@鋼の錬金術師】
[状態]健康
[時期]12巻辺り
[装備]木刀、防弾チョッキ、ヘルメット
[道具]基本支給品一式、サングラス(T-850)拳銃のサイレンサー
[思考・行動]
 0:殺し合いには乗らない。
 1:早く軍基地から出たい。




「殺し合いなんて乗らねェよぉ。」

男からその答えが聞けてよかった。はっきり言うと人は殺したくはない。構えた拳銃を遠ざけると、その場を離れた。

旅の途中だったのに、いつの間にかここにいる。早く戻りたかった。
廃墟を出ると森に出た。地図には森の北に行くと川に出る。そこから北側に行ける。
それにしても、空白の部分が気になるがこの部分には何があるのか分からない。気をつけたほうがいい。


ズガン


どこかから銃弾が飛んできた。銃弾はスピンしながら近くの木にめりこんだ。
危険を察知して、銃を構えたが敵は見当たらない。やばい状況だ。


ズガン


今後は頬をかすった。どこから撃ってきているかは分からない。
北東600メートルほどに背の高い櫓があった。朝日が反射して不気味に光っている。



バン



銃の引き金を引いた。やぐらの一部にあたって木がはじけたが、相手には被弾せず脅しにもなっていない。
相手はスコープ付のパースエイダー。こっちはスコープのついていないパースエイダー。
相手のが有利だ。走って逃げることにした。


【一日目/早朝/F-1 ただの森】
【キノ@キノの旅】
[状態]頬にかすり傷
[装備]銃(種類や名前も不明。スコープはついていない)
[道具]支給品×2 基本支給品一式
[思考・行動]
 0:人は殺したくない
 1:狙撃してきた参加者からとりあえずは逃げる。

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最終更新:2011年08月02日 23:33
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