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"悪魔"

血の海が広がっていた。それは、とある研究機関に人生を潰された哀れな奴隷。
それが、胸から心臓を抜き取られて死体となっていた。
襲撃者ーーーーー渋井忍は、血塗れの顔で邪悪な笑みを浮かべるのみ。


大罪の悪魔。
傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲。
それは人類のタブーとされ、『研究所』が求める最大の悲願。
渋井忍は、『暴食』の大罪人である。
カニバリズム。同じく人類の食文化における最大のタブーとされ、その嗜好を持つ者は異端どころでは済まされないほどの圧倒的な『異常者』と呼ばれる。

渋井忍は被害者から始まった。
度重なる報道規制により知る者は少ないであろうが、4年前に起きたとある誘拐監禁事件がある。小学校教師が数名の児童を誘拐し、二週間も絶食状態で放置した事件。
事件現場は凄惨。鎖に繋がれた児童はほとんどが餓死。一人は精神を病み、回復の見込みはもう無いらしい。忍は、その事件唯一の生き残りにして唯一の殺人者だ。
迫る死の恐怖。空腹の苦しみ。死んでいく友達。追いつめられた忍に、悪魔は囁いた。

『食が欲しいか?ならば我の器となるが良い』

牛の角を持ち口が耳まで裂け、背中から骨が突き出たまさに『悪魔』。


忍には帰らなければならない理由があった。
最愛の恋人、××××の*******はまだ終わっていないのだ。小学生の自分を魅力的だと言ってくれたあの人のためには、帰る必要があった。

「わたしを、助けて」
『そうか…我はベルゼブブ。食を求めた者。好きなだけ喰らって喰らって喰らい尽くすが良い。幸いこの世界には億以上もの食べ物があるのだからな』

そこからはよく覚えていない。
残っていたのは、胸を滅茶苦茶に喰い荒らされた『犯人』の死体だけ。

事件は結局不可思議な結末となった。
渋井忍は行方不明となり、その後その地区では『獣』に襲われた死体が増えた。


総計387人と67匹。それだけの生命を生きたまま喰らってきた。
ベルゼブブの力が宿った腕は人くらいならあっさり刺し貫いてしまうほどだ。
奴隷ーーーーーイレーヌは、運が悪かったとしか思えない。

【イレーヌ@オリキャラ】   死亡
【残り27/40人】

【黎明/c-1】
【渋井忍】
基本:参加者を喰らい尽くす。
1:最後にはあの狐も食べたい。


「やべえな……」

◆6LQfwU/9.Mは絶句した。あの凄惨な状況を見て驚かない方がおかしいだろう。

あれほどぶっ飛んだ奴がいる。それは6Lの心理に大きな動揺を与えた。
書き手達は大丈夫だろうか。そんな不安だけが頭をよぎる。

【◆6LQfwU/9.M】
基本:儀式には乗りたくない。
1:書き手さんたちは大丈夫だろうか…。

それが悪かの基準なんてどこにもないから 投下順 [[]]
GAME START イレーヌ GAME OVER
GAME START 渋井忍 [[]]
GAME START ◆6LQfwU/9.M [[]]

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最終更新:2011年08月07日 21:33
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