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無情の掟

 メガネをかけた青年、小鳥遊宗太は南側の森にいた。ここでも服はファミレス店・マグノリアのものである。
 彼の第一方針としてはまず仲間を集めることにある。当然、殺し合いに乗る気は毛頭なかった。
 自分の知り合いは三人参加している。中でも種島ぽぷら、彼なりに言うと先輩は一番この殺し合いにおいて危ないだろう。
 店長は腕っぷしが立ちそうだし、第一殺しても死ななそうだ。どうせ生きているだろうと、あまり根拠なく思っている。
 となると轟八千代、彼女だ。彼女はおそらく殺し合いに乗る。店長を優勝させようとするに違いない。
 それだけは止めたいがどうしようもない。最悪、殺さなければならないのかもしれないのだ。
 だが店長がいれば話が別だ。彼女ならば八千代を言いくるめれるだろう。なんとか抑えこめれるに違いない。
 そのためにも、この殺し合いから脱出するためにも仲間を集めるのだ。
 支給品は一つの剣であった。鋼色の鞘の周りに青色の淵がある。洋風の剣らしく持ち手も青色だ。
 高貴な剣だ。王宮とかどこかにありそうな、オーラに満ち溢れるものである。
 説明書によると名前は約束された勝利の剣(エクスカリバー)。どこか聞いたこともある。
 勝利、となるとこの殺し合いにおいては脱出だろう。優勝ではない。それはただの殺戮だ。
 所有者の魔力を光に変換、とかなんとか書いている。魔力というものはよくわからないし彼も持っていないことは確かだ。
 それでも護身用の武器ぐらいにはなるだろうし縁起担ぎにはなる。鞘を腰に括り付けて歩く。少し重かった。
 いきなりあんな状況下だが冷静さは失ってはならない。失えば何も生まず、むなしく死ぬだけなのだから。
 青年は強い心持を持ち歩き始めた。月光に勝利の剣は照らされる。遠目にも見えるほど輝いた。
 それは小鳥遊の志を表した主催の宣戦布告なのだろうか。いやそんなことはない。
 この場ではただの的にしか過ぎない。偶然に生まれたただの標的の場所を示す光にしかすぎない。
 小鳥遊宗太は轟音と共にただの肉片となり下がったのだから。

 薬莢はあたりに飛び散る。近くには男の足、たどっていくと一人の白人が見えた。
 髭が生えていて脂ぎった男。顔は濁った笑顔だ。いかにも悪人という感じの。
 彼の近くには機関銃が置かれていた。といえど並大抵のものじゃない。兵器という言葉が似つかわしい産物だ。
 M134。ミニガン、もしくは無痛ガンと呼ばれる。BB弾だから無痛とかそういうことではなく、痛みを感じる前に死ぬからこの名前である。
 そんな代物が小物である彼の手に支給されたのだ。しかも移動できる台と予備ベルト弾薬付き。
 この状況で最も恐ろしいのは力を持った小物である。何にも構うことなく人を殺し始める。
「待ってろよ、メイトリックス」
 彼の思考は優勝、と共に自分を殺したメイトリックスに対する復讐である。単純なものだ。
 こんな武器を手にしたのだから100パーセント殺せる。この殺し合いは勝ちだ。
 男は道を進む。死体から支給品を一切取らないというかなりの余裕だ。
 その余裕は幸であるはずはない。

【一日目/深夜・晴れ/森林(南・中部)】

【ベネット@コマンドー】
【状態】健康
【装備】M134(移動台付き)@現実
【道具】予備弾薬ベルト×3@現実 通常支給品
【思考】基本:優勝する。
    1:メイトリックスに復讐する。

【小鳥遊宗太@WORKING!! 死亡確認】
残り57名

※約束された勝利の剣(エクスカリバー)は放置されています。

【約束された勝利の剣(エクスカリバー)@Fate/stay night】
セイバーの法具。持ち主の魔力を集めそれを光とし、そこから莫大な運動量を発現させる。レーザービーム。
ロワ内では魔力がない者でもそこそこいい剣として使用可能。

【M134(移動台付き)@現実】
通称ミニガン、または無痛ガン。口径は7.62mmで毎秒100発とかいう恐ろしい機関銃。
プレデターでも使ってたものですが実際は手持ちは無理らしい。だから台とか言いましたが実際あるかどうかはわかりません。許して。

【予備弾薬ベルト×3@現実】
ベルト弾薬の予備。これだけで結構重いので台の中に内蔵している。どんな高性能の台や。


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最終更新:2011年12月29日 14:50
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