1:夢を焼かれ生きる事
森の中で虎獣人の男、長岡虔は目を覚ます。
「どうしてこんな事に……」
長岡虔はごく普通の会社員。
女性物の黒ストッキングを穿き自慰をしたりする事以外はごく普通である。
そんな彼が突然
殺し合いと言う狂気の場に放り込まれ、不安にならない筈が無かった。
「支給品があるって言っていたな」
傍に置かれていたデイパックを漁る。
名簿や地図と言った基本支給品の他、出てきた物は金属製の警棒。
「当たり、の部類に入る、か?」
「誰かあああ!!」
「ん? 何だ……」
突然女性の悲鳴が聞こえた。
虔は悲鳴の方向へと向かう。
◇◇◇
「やだあ、死にたくないよぉ……見逃してよぉ」
「私も死にたくないのよ、だからこの殺し合い、優勝するって決めたの……」
雌の竜が人間の少女の首をロープで絞め上げていた。
少女は何とかして逃げようとしていたが徒労に終わる。
「あぐ……う……苦しい……やだ……まだやりたい事一杯……」
少女が泡を吹き、もうすぐ意識が無くなる、その時。
「ぐあ!?」
「え……」
雌竜は後頭部に衝撃を感じ卒倒する。
絞め上げられていた首が解放され、咳き込む少女。
「げほっ、げほっ……」
「大丈夫か? こっちだ!」
「あ……はい」
右手に黒い棒らしき物を持った虎の男性に、少女は命を救われた。
少女と虎の男が立ち去った数分後、雌竜――シャンタルは意識を取り戻す。
「痛い……後ろから襲われるなんて油断してた……ちぇっ、もう誰もいないか……」
支給されたロープを拾い、ふらふらとしながらシャンタルは次の獲物を捜し始めた。
【早朝/C-7森】
【シャンタル】
[状態]:後頭部にダメージ
[所持品]:基本支給品一式、ロープ
[思考]:殺し合いに乗り優勝を目指す。
◇◇◇
「大丈夫かい……首にこんなに痕が」
「大丈夫です、助けてくれてありがとうございます……」
雌竜から離れた場所で長岡虔と少女は一息ついていた。
「俺、長岡虔。君は?」
「戸沢あすかです」
「そうか、あすかちゃんでいいかな」
「はい、長岡さん」
「あすかちゃんは殺し合いには乗ってない、よな?」
「乗ってないです。殺し合いなんて出来ないですよ……」
「俺もだ。一緒に行動しよう、それなら」
「はい……」
【早朝/C-7森】
【長岡虔】
[状態]:健康
[所持品]:基本支給品一式、警棒
[思考]:殺し合いはしない。あすかちゃんと行動する。
【戸沢あすか】
[状態]:首にロープの痕
[所持品]:基本支給品一式、???
[思考]:死にたくない。長岡さんと行動。馬ディルドを試したい。
【長岡虔】 ながおか・けん
25歳の会社員の虎獣人男性。細身。
黒タイツに全裸で自慰をしたり発展場に赴くのが趣味。
【戸沢あすか】 とざわ・あすか
16歳の高校一年の少女。黒髪ツインテール。
エロ小説サイトを運営するエロ娘。本人は未経験。
【シャンタル】
23歳の雌竜。紫っぽい身体。
酒好きで利き酒が出来ると豪語しているが腕は良く無い。最近男日照り。
最終更新:2012年06月06日 10:16