19:決壊は止められぬ
「お腹痛い……!」
三毛猫獣人の少女、石田愛里亜は腹痛に苛まれていた。
コンビニエンスストアを見付け中に入る。
店員はいない。客もいない。
だがそんな事どうでも良い愛里亜はトイレに向かって一直線。
そしてトイレの扉を開けようとした。
「え?」
鍵が掛かっている。
使用中を示す赤いマークが表示されている。
ドンドン、と中から扉が叩かれた。誰か使っている事はもう確定的に明らかだ。
「そ、そんな、そんな」
もう他の便所を探す余裕など無い。
絶望感が愛里亜を支配する。
「もう駄目ぇ……」
いよいよ決壊の時が迫ってくる。
快感にも似た終末の感覚を味わいながら、愛里亜が最後のあがきか周囲を見る。
洗面台の下にある小さなゴミ箱。
上の棚にはトイレットペーパーが。
「う、あ」
もはや理性は崩壊寸前、思考能力も低下していた愛里亜。
尻を押さえながらそのゴミ箱に近付き、蓋を取っ払いパンツを下ろしスカートをたくしあげそのゴミ箱に跨った。
「あ……!」
そして、解き放つ。
数十秒後。
トイレの扉が開き、中から青髪の美少女――南原礼奈が出てくる。
「あぁ、やっと出し切った……あれ」
彼女の目に飛び込んできたものは小さなゴミ箱で用を足す同年代の猫獣人の少女。
少女は死んだ目で、礼奈を見る。
うっすらと涙が浮かんでいる。
「……ねえ、どう思う? トイレ我慢出来ないからってゴミ箱にしちゃったんだけど、どう思う?」
「……さっき扉開けようとしたのは」
「私だよ……うっ……うっ……もう我慢出来なかったんだもん……」
「……何て言うか……その、ごめんなさい……」
「……貴方は悪く無いよ……うっう……」
情けないやら悲しいやらでもはや泣くしかない猫少女、石田愛里亜。
礼奈は腰の辺りから拳銃――ベレッタM92FSを取り出し銃口を愛里亜に向ける。
「ふぇ……殺すの?」
「……私は
殺し合いに乗っている」
「待って……せめて用を足すまで待って」
「……分かった」
流石に排泄物に塗れたまま死なせるのは酷いと、礼奈は一旦銃口を下ろす。
数秒後、用を足し終えた愛里亜はトイレットペーパーでその部分を良く拭き、
パンツとスカートを元に戻し身なりを整える。
「私は南原礼奈、あなたは」
「石田、愛里亜」
「そう……」
名前を尋ねると、礼奈は銃の銃口を、愛里亜の胸元に押し当てる。
豊満な部類に入る乳房に銃が押し付けられめり込んだ。
「……抵抗しないの?」
「どうせ生き残る自信無いもん、ただ、トイレだけはちゃんとしておきたかった」
「……覚悟して」
「……っ」
愛里亜は固く目を瞑る。
礼奈はゆっくりと引き金を引いた。
ダァン!!
銃弾は愛里亜の心臓を貫き彼女を容易く死に至らしめた。
ほとんど苦痛も無く逝けた事は恐らく幸いだった、だろう。
礼奈は愛里亜の所持品を漁り、ガモン手榴弾3個を入手する。
そして飲料コーナーから炭酸飲料を失敬し、飲みながら出口へ向かった。
【石田愛里亜 死亡】
【早朝/F-2コンビニエンスストア】
【南原礼奈】
[状態]:健康
[所持品]:基本支給品一式、ベレッタM92FS(14/15、予備弾倉2)、ガモン手榴弾(3)、レモン味炭酸飲料
[思考]:殺し合いに乗り優勝を目指す。
【石田愛里亜】 いしだ・ありあ
18歳の三毛猫獣人の少女。高校生。顔が幼く巨乳でスタイルが良い。
セックスと露出が好き。但しお腹が弱い。
【南原礼奈】 なんばら・れいな
18歳の青髪高校生少女。巨乳。
同人ゲームの声優をしている。自室で全裸で過ごす派。腹が弱い。
最終更新:2012年07月11日 16:50