アットウィキロゴ

悶絶少年ロワ外伝

痛い

胸が熱くて痛い

当然だろう、刀で斬られたのだから

俺はここで死ぬのか?

こんな意味不明なもんに巻き込まれて?





ふざけんな



まだつくねを助けてないんだよ

鞘野を一人残して逝けるかよ

ああそうだ

ようやく、真相を知ることができたんだ

ようやくあいつを助ける方法が見つかったんだ

これから始まるんじゃねぇかよ




死にたくねぇ

死にたくねぇよ




チクショウ……



【児上貴衣@魔法少女オブ・ジ・エンド 死亡確認】


SMバー平野。
表向きはどこにでもある普通のバーだが、裏では監禁した少年を奴隷として客に提供するトチ狂った店。
そんなクッソ汚い店のカウンター席にひとり腰掛けている参加者が居た。

参加者の名はクルス・シルト。
青のブレザーと赤いチェックのスカート。ツインテールに可愛らしい顔立ちと、どこから見ても美少女にしか見えない女装少年だ。

「いったい何がどうなってるんだ…?」

彼は突如巻き込まれた殺し合いに困惑していた。

この場に連れて来られる直前、クルスと仲間達は宿敵アークライトと決着を着けるべく、敵の拠点であるシメオン本社に乗り込んだ。
死んだと思った照山の復活や、姉アルカの死など紆余曲折を経て、アークライトの居る地下の第7セクターへと辿り着いた。

(そのはずなのに、どうしてこんな所に居る?これはアークライトが仕組んだことなのか?)

この殺し合いはアダム・アークライトが自分達を始末する為行ったのではないかと推理する。
しかし直ぐにいや、と自分の言った事を否定する。

(いくら何でも回りくど過ぎる。それに僕たちの仲間を外して、知らない人を大勢巻き込むのも不自然だ)

直前まで共に居たイヴとディスク。少女部隊と戦闘中の照山。
本社の外で戦っているセトとソルヴァ。彼らをあえて呼ばなかったのは何故だ?
また、こちら側に付いた未央はともかく、何故敵対中のセツナまで連れてくる必要がある?

(でもアークライトの仕業じゃないなら、あの男は一体……)

あの得体の知れないロン毛はおそらくニードレスだろう。
会場へのワープや何時の間にか着けられた首輪など、そうでなければ説明が付かない。
尤も、ロン毛以外にも協力しているニードレスがいる可能性もあるが。

「とにかくまずは神父様たちを探そう。それにギド博士ならこの首輪を外せるかもしれないし」

ギドこと六道銀は優秀な科学者だ。彼ならばこの厄介な首輪も解除できる可能性が高い。
とはいえ戦闘力は皆無なので早めに合流する必要があるだろう。
考えを纏め終え、出発する為に立ち上がろうとし


「お?先客か?」

来訪者の出現に動きを止めた。

…………


「いや~良かったよ、クルス君みたいな殺し合いに反対する人に会えて」
「あはは…。僕も最初に会ったのが葛城さんで安心しました」

バーを訪れた男性は葛城蓮と名乗った。名簿には何故か『虐待おじさん』という物騒な名が記されているが。
しかし話してみると気さくでな人で、優しそうな普通のおじさんのようだ。

「でもよく僕が男だって一発で分かりましたね?しょっちゅう誤解されるんですが…」
「まぁ職業柄見慣れてる方だからね。流石にクルス君ほど女装が似合う子は居なかったけど」
「は、はぁ。(何の職業なんだろう……)」

軽い自己紹介が終わりお互いの知り合いの話となる。
まずはクルスがブレイド、未央、ギドは安全。逆にセツナは危険だと説明する。
今度はおじさんの知り合いは呼ばれているかを聞こうとした時

「クルス君。会っていきなりなんだけどちょっといいかな?」


おじさんが妙に真剣な顔で問いかけてきた。


「な、何ですか葛城さん。そんな急に改まって」
「実は君にお願いしたいことがあってね……聞いてくれるかい?」
「お願い、ですか?まぁその、僕にできることなら」

お願いとはなんだろうか。
ひょっとして誰か大切な人がゲームに連れて来られてしまったから、探すのを手伝って欲しいとかだろうか。
考えるクルスを余所に、おじさんは何故かネクタイを外すと


「そうかそうか、それは良かった……YO!」


クルスの首を絞めようと襲い掛かった。

「うわっ!」

驚き咄嗟に後ろへ避けるクルス。

「か、葛城さん!?いきなり何を!?」
「何ってお願いだよお願い。ちょっと君の苦しむ姿を見せて欲しいんだ」

先程と変わらない優しそうな笑顔で言うおじさん。
それを見てクルスは背筋に寒いものを感じた。

「そんなもの聞ける訳ないでしょ!?まさかあなた殺し合いにn「は?(威圧)」

クルスの言葉を遮り笑みを消すおじさん。
さっきとは別人のような怒りの顔を作っている。

「お前さっきお願い聞くっていったよなぁ!なぁ!聞くって言ったのに聞かないって、おかしいだろそれよぉ!」

初対面でそんなお願いする方がおかしいんだよなぁ。

おじさんの豹変に戸惑いつつも、SMバー平野を跳び出し市街地へと逃げるクルス。
その後ろからは何時の間にか両手に日本刀を持ったおじさんが追いかけて来る。

「誰が逃げていいつったオラァ!」

あっという間にクルスに追いつくおじさん。
その化け物染みたスピードに驚くクルスへおじさんが刀を振りかざす。


逃げる暇など与えずクルスへと迫る刃。
クルスの死を確信しおじさんは邪悪に笑う。

この状況、どう足掻いてもクルスの死は確定だろう。



もっともそれは




「シールドオブイージス!!」




彼が“ただの無力な一般人”だったらの話だが。



「うっ、おおおおおお!?」

クルスを狙った刃は見えないなにかに防がれ、おじさんは大きく弾き飛ばされた。
そのまま地面に激突すると思いきや、素早く身を捻り着地する。

その様子をクルスは冷や汗を掻きながら睨み付ける。
掌をかざした方向からの攻撃を完全に防ぐ『女神の盾(シールドオブイージス)』
もしもこの能力に覚醒していなければどうなっていたことやら。
思わず想像したifを頭から追い出し問いかける。

「葛城さん。あなた、このゲームに乗ったんですか?」
「自分の趣味を優先させてるだけださ。おじさんはねぇ、キッ君みたいな可愛い子が悶絶する顔が大好きなんだよ!(マジキチ)」
(変態だー!この人、神父様とは別方向の変態だー!)
「言う事聞いてくれないなら、君もこいつのようになっちゃうよオラオラ。ホラ、見ろよ見ろよ」

そう言ってデイバックを開き、中から16、7歳程の少年の生首を取り出す。
自分から見せていくのか(困惑)

「なっ…、それは!?」
「言う事聞かずに暴れだすからついお仕置きしちゃったよ。だからクルス君は……大人しくしてろYO!」

言うやいなや再び襲い掛かるおじさん。
しかし今度はクルスの方が一瞬早かった。
デイバッグから取り出したあるものをおじさんに投げつける。

「くるくるぺ~」
「YO!]

邪魔だと言わんばかりに投げられた赤い玩具を斬る。


ドッゴォォン!


しかし斬りつけた瞬間大きな爆発が起きる。

「っよし!今の内に…!」

爆風を女神の盾で防ぎ一目散に逃げ出すクルス。
自分の能力は防御面では優秀だが攻撃には向いていない。故に撤退を決めた。
できれば今の爆発で倒れてくれよと願いながら、全速力でその場を後にした。


【クルス・シルト@NEEDLESS】
[状態]:疲労(大)
[装備]:無し
[道具]:共通支給品一式、不明支給品0~2
[思考]
基本:殺し合いから脱出する
1:この場から離れる
2:神父様、未央ちゃん、ギド博士を探す
3:セツナと葛城を警戒
[備考]
※第103話開始直後からの参戦です。その為ギドの正体を知りません


「逃げられちゃったか、悲しいなぁ」

既に見えなくなったクルスへ向けて呟くおじさん。
刀2本を犠牲にしたお陰で、それほど深い傷は負っていない。
幸いにしてまだ後4本残っている。新たに2本取り出すと腰のベルトに刺す。

「にしても殺し合いに乗ったのかなんて失礼な奴だな。俺はそんな気全く無いのに」

思いっきり殺しに掛かってたうえ、既に一人殺ってるんだよなぁ
この人頭おかしい…(小声)

「そういえばひでの奴も居たな。まぁあんな汚いのどうでもいいか」

少し前に拉致監禁し拷問と陵辱の限りを尽くした相手。
今にして思えば何故あんなクッソ汚いのをターゲットにしたのか自分でも謎だ。
しかし1秒後にはまぁどうでもいいかと思い、その場を立ち去った。


【虐待おじさん@真夏の夜の淫夢】
[状態]疲労(中)、全身に軽い火傷
[装備]六爪@戦国BASARA(残り4本)
[道具]共通支給品一式(水と食料が2人分)、不明支給品1~5、児上の生首
[思考]
基本:可愛い男の子の悶絶する顔が見たい
1:自分好みの子を探す
2:クルスは次にあったらお仕置きする
3:ひではどうでもいい
[備考]
※参戦時期はひでを虐待し終わって以降
※名簿のKBTITが拓也である事に気付いていません


支給品紹介
【バリカンの旧友@チャージマン研!】
クルス・シルトに支給。
泉家のおじいさんロボット『バリカン』の旧友を名乗るロボット。
その正体はジュラル星人が送り込んだロボット型の時限爆弾。
泉家で爆発する前に研の手で海に放り出された。

【六爪@戦国BASARA】
虐待おじさんに支給。
奥州の伊達軍大将、伊達政宗が愛用する6本の刀。
政宗は両手に三振りずつ指の間に刀を挟んで持つ、『六爪流』という独自の構えを取っている。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2016年02月11日 05:36
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。