明かされる真相

「さ、立ち話もなんだし、適当に座れるところに移動しよう。」

Dと同じ姿をした男に促され、ウォーターワールドからはかなり離れたハリーポッターエリアの三本の箒というパブのような店に生存者の3人は連れられていた

「どう?バタービールでも飲む?甘いノンアルコールビールだよ、」

彼が飲み物を提供しようとするが3人は断る。
重苦しい空気が三本の箒に流れている。

「自己紹介が遅れたね、僕は独眼竜、Dは僕の分身さ」

Dに似た男は自らを独眼竜と名乗った。

「で、早く教えてくれよ!この戦いの真相を」

桐嶋郁弥は怒っていた、自らの親友、遠野日和の命を奪う戦いを作り出した男、即ち独眼竜に対して、

「わかったよ、じゃあ早速教えるね、まずはっきり言うと遠野日和君の命も、他の人達の命もね、」

「それはどういうことなんですか?」

その場の者達が呆然とする中で、七瀬陸が質問をした。

「そうだね、まず君たちというのは本物じゃない、鏡によって作り出された虚構の存在さ」

「じゃあ僕達は命もない偽物ってこと?」

「いいや、違うさ、君たちにはしっかりと魂はあるよ、そう、今は自宅とかで眠っている君たちと、簡単に言えばこれは僕が参加者全員に見せてる夢みたいなものだよ」

「となると死んだ者達もその死の記憶などを全て夢をして見ているということなのか?」

「ええ、そうだよ、で次にここのステージだけどここは昔に作られたミラーワールドってとこの残骸なのさ、ミラーワールドってのは鏡の中のモンスター達が生息する世界でここと同様13人の仮面ライダーが戦っていたのさ、」

そのまま独眼竜は仮面ライダー龍騎の物語を語った、願いを叶えるために戦った13人の仮面ライダーの物語、その戦いの主催者である神崎士郎の物語を
はっきり言って仮面ライダー龍騎という作品の話や真相全てを彼らに語った。

「そしてそのタイムリープを繰り返していたミラーワールドは消滅しきれなかったんだ、時空の歪みに残骸は集まり、そして今度は並行世界の未来人の手に渡りその未来人はある歴史を作るために僕にそれらの技術を僕に渡したのさ。」

「そしてこの戦いが開かれたのか、」

「うん、そういうことさ、桐山君、」

「でもどうして未来人はあなたにミラーワールドの残骸を渡して、あなたに戦いを主催させたんですか?」

「七瀬君、それはね、未来での娯楽になる新たなバトル・ロワイアルの種蒔きさ」

一同は驚愕する、その真相に

「もしこの技術が使えたら命を奪うことなく、尚且つ色々な世界の人間でバトル・ロワイアルができるのさ、未来人はそれをパロディバトル・ロワイアルと呼んでいるのさ。」

「1つ質問していいだろうか」

桐山和雄が聞く

「それは俺達の世界の大東亜共和国のバトル・ロワイアルと関係はあるのか?」

バトル・ロワイアルとは本来桐山和雄の世界で日本の代わりに存在する大東亜共和国のプログラムである。
つまり原作バトル・ロワイアルの話だ。

「それについてなんだけどこの世界には様々なパラレルワールドがあってね、その中でも桐山君の世界の出来事が小説になってる世界もあってね、他の人達の物語がアニメとかになってる世界もあるよ、実際僕の世界では陸君と郁弥君の世界の物語がアニメとして放映されてるよ。」

パラレルワールドについて独眼竜が語り出す。

「そして未来人は桐山和雄君がこの後巻き込まれるバトル・ロワイアルの小説に興味を持ち、このようなパロロワが催される世界ができたんだ。」

全員が全てを理解した、自分たちが作品化された世界の住民達により魂を一時的に集められ、その魂が偽の体に入れられ、殺し合いをさせられた
のだと、

「これが、全ての真相だよ、何か質問はある?」

「ああ、あるぞ」

桐山和雄が立ち上がった。

「俺はその作品内ではどのような運命を辿るのだ?」

「それはネタバレになるから教えれない、でも1つ、仮面ライダー龍騎の物語の主人公の言葉を使って助言するならば運命はかえられる、さ」

「じゃあ次は俺が」

七瀬陸も立ち上がる。

「俺達のことは並行世界のファンの人達もアニメの画面を通して応援してくれてますか?」

「勿論さ、僕も君達アイドリッシュセブンの大ファンだよ、推しはいおりん、結婚を前提にお付き合いしたいレベルだよ」

独眼竜が笑顔で言う
そして周りの約2名は引き気味だ。
感情がない桐山和雄ですら少し引いているが

「わかりました、一織に伝えておきます。」

七瀬陸は笑顔で答える。

「じゃあ、次は僕が」

桐嶋郁弥も質問をする。

「日和、嫌われてそうだけど大丈夫?」

「うーん、ちょっと大丈夫じゃなさそうだけどちゃんと愛されてるよ、それよりそろそろ時間だね、
じゃあ僕は元の、退屈だけどいつまでも君達を見ていられる世界に戻るよ。
とりあえず主催者として君たちに告げるよ。
優勝おめでとう、七瀬陸君、桐嶋郁弥君」

GAME CLEAR

WINNER
七瀬陸@アイドリッシュセブン
桐山和雄@バトル・ロワイアル
桐嶋郁弥@Free!

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最終更新:2019年01月01日 21:18
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