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風っていいよね、スカート捲ってもお咎めなしだし

「このゲーム……やはり私の知り合いはいない。」
夕畑目まど香は、名簿をざっと見渡し、自分に関係する人物が参加していないかを確認した。
「お姉ちゃんが来てるんじゃないかと思ったわ……よかった。本当に」
姉の身を案じる彼女は、あるシンプルな決断を下す。


「なあ……アンタ。ちょっといいか?」

木々の後ろにいる男が、声をかけた瞬間、まど香は何一つ躊躇うことなくS&W M29を、あろうことか片手で放つ。
男は、とっさに躱したが、すぐに第二の弾が彼を襲う。
これの回避にも、彼は成功したが、その瞬間体勢は崩れそこにまど香の蹴りが炸裂し彼の鼻に炸裂し、沈んだ。

「ごめんなさい。でも貴方は参加者ですよね? だったら攻撃の手を休める気はないです」
「ちょ……待ッ……ちょっと待て! 俺はこのゲームには乗ってない! 話を聞いてくれ」
「乗ってないならこちらとしても好都合です。抵抗しなければ一撃で心臓を打ち抜きます。楽に逝けますよ」

男の説得も空しく、まど香は彼の左胸にM29を突き立てた。

「ちょっと待て。最後に名前くらい教えてくれよお嬢さん」
「名簿を確認していないのですか?鷹嘴弌さん」

「え?」


「……いえ、ですからこの名簿です。」
そう言ってまど香は自身のデイパックから名簿を取り出し、このゲームの参加者である鷹嘴弌に見せる。
「こんなんあったのか……」
「デイパックに最初から入っていますよ。」

「そうかそうか……じゃあキミは夕畑目(ゆうはため)……」
「夕畑目(なばため)です。夕畑目まど香」
「ああそうか……どうも。じゃあキミも頑張って生き延びてね~」
鷹嘴は、先ほど蹴られた鼻から滴り始めた血を右手で抑えながら、その場を去ろうとしたが、まど香はそれを許さなかった。再び後から鷹嘴を狙う。


「今ので我々の間に友好関係が結ばれたと思っているのですか? 私はそうは思っていません。先ほどのは執行猶予です。」

「…………」

鷹嘴は黙り込む。

「どうか抵抗しないでください。どうせ死ぬのなら一撃での死をお望みでしょう?」

「いやあ……悪いけど俺。死なねえし」


鷹嘴のその言葉と共に、彼の両腕は変異を始めた。


鷹嘴の腕は、数秒で『翼』のように変異した。
まど香は、突然の理解不能な事態に、多少驚きはしたが、再びS&W M29を構える。
この銃はかつて最強と畏怖された凄まじい威力を誇る銃。この距離ならば確実に鷹嘴に致命傷を与えることが出来る。

だが、彼女が引金を引こうとした瞬間、突然突風が巻き起こる。
起こしたのは、やはり鷹嘴。彼は羽ばたくように、羽ばたくように、「翼」を上下させる。
その突風は、まど香が思う以上に強く、彼女の目に巻き上がったゴミが彼女の目に入り、激しい痛みを引き出し、体勢を一瞬だけ崩させる。

「おっ。パンツ見えたな。黒のレースか……エロいな」
「なっ!?」

当然、突風により捲れ上がったスカートから、彼女の下着も顔を見せた。そして鷹嘴は、それを鹿と目に焼き付けた。

「じゃあな~まど香ちゃ~ん。死ぬなよ~」

鷹嘴は、即座に森の木々の腹を蹴って高く飛び上がり、そのまま滑空するように飛び去った。

「さて……どうするかね」

まど香から逃れ、命の危機を脱した鷹嘴は、まずこの能力を使ってこの島から脱出しようと画策する。
幼少のころよりこの能力を有する鷹嘴は、この能力の程度も重々承知している。
思い出すも忌まわしき、自分の一族の能力。
この能力は飛行ではなく『滑空』だ。島を脱出するなんてできるわけがない。


「この島で一番高いトコから滑空すれば……300mくらいは飛べるかもしんねえな……」
彼はデイパックから地図を取り出し、その目星を付ける。
真っ先に思い浮かんだのは、B-9とE-2に聳え立つ鉄塔。

こちらから見える限りではあの鉄塔は結構な高さがある。
彼はすぐに木に登り、木のテッペンから飛び上がる。

「結構な距離があるな……『跳んだ』方が速いっ!」

彼が『跳び』上がった瞬間、突然鉄塔から一筋の光が指した。

唐突に、鷹嘴の左肩を銃弾が射抜き、彼は崩れ落ちた。

「うああああッ」


「……何だったんだ? ありゃあ」
鉄塔の中腹付近で、スナイパーライフルを構える一人の男がいた。
彼の名は槙臣幸雄(まきおみ ゆきお)

A:崖崖崖崖崖崖崖崖崖崖
B:崖街街森廃平坂坂鉄浜
C:崖平森平湖湖砂坂浜
D:崖廃森森ス砂砂平坂浜
E:崖鉄平街廃平坂坂街浜
F:崖崖崖崖崖崖崖崖崖崖

現在地C-3はだヨっ!

【名前】夕畑目まど香(なばため まどか)
【状態】健康、あらゆるものに対する怒り
【装備】S&W M29(4/6)
【道具】基本支給品一式、44マグナム弾(12)
【思考】基本:今度は誰が相手でも迷わない。参加者は全員殺す。
1:鷹嘴弌……許すまじ
2:覚悟が足らない……何やってるんだ私は
【備考】
※自分のパンツを見た鷹嘴に対して激しい怒りを覚えました
※自分の甘さにも怒りを覚えました

【名前】鷹嘴弌(たかはし はじめ)
【状態】左肩に7.62mm NATO弾を被弾。全身打撲
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:ゲームからの脱出
1:痛ェ!何なんだ畜生!
2:早く逃げねえとヤバイ!
【備考】
※傷を癒さない限り滑空ができなくなりました。
※まど香とは数100mほどしか距離を取れていません。


A:崖崖崖崖崖崖崖崖崖崖
B:崖街街森廃平坂坂鉄浜
C:崖平森森平湖湖砂坂
D:崖廃森森ス砂砂平坂浜
E:崖鉄平街廃平坂坂街浜
F:崖崖崖崖崖崖崖崖崖崖

現在地B-9はだヨっ!

【名前】槙臣幸雄(まきおみ ゆきお)
【状態】健康
【装備】L96A1(9/10)
【道具】基本支給品、7.62mm NATO弾(10)
【思考】基本:一応優勝を狙うつもり
1:しばらくは鉄塔を動かない。
2:射程内に入った者を狙撃する。
【備考】
※狙撃の技量は普通なので、鷹嘴に一撃で命中したのは偶然です


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最終更新:2009年04月18日 21:54
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