あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「雷撃のタバサ二話-1」で検索した結果
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雷撃のタバサ二話-1
>>next 「おねがい、お姉さま! シルフィ一生のお願い!! きゅいきゅい!」 トリステイン魔法学院、タバサの部屋ではシルフィードがなにやらタバサに頼み込んでいた。 人間の姿に『変化』したシルフィードは、拝み手でタバサに頭を下げる。頼まれているタバサの方は、困り顔である。 それもそのはず、 「騒ぎを起こした。前の時も」 前回、吸血鬼退治をとらとシルフィードに頼んだところ、実にとらはやりたい放題であった。 家を吹き飛ばし、森の木をなぎ倒し、おまけに幼い少女を惨殺したと誤解されてしまっている。 おかげで、村からは『金色の幻獣』の討伐依頼が届けられ、現在、他の花壇騎士たちが必死になってその凶悪な『金色の幻獣』を捜索中である。 (……ルイズに迷惑がかかるかも) タバサが躊躇うのも当然であった。 そんな主人の心配も知らず、シルフィードは甘え... -
るいずととら
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雷撃のタバサ二話-4
>>back おおおおおお…… 風が唸りをあげる。哀しげな叫び声が聞こえるたびに、ますます雪風は強くなっていくようであった。 (人間などがこの吹雪の中をアイーシャに会いにくるものかよ……所詮、人間は人間、妖は妖……相容れることなどできぬ……) 雪の精霊はぎり、と唇を噛んだ。娘を誑かし、挙句に傷つけた人間への怒りがこみ上げる。 だが、村を凍りつかせてやろうとした彼女を、雪娘のアイーシャが泣いて止めたのだった。懇願する娘に、雪の精霊は一つの条件を出した。 二週間、この村に雪と嵐を呼び続けること。 そして、その間に男がアイーシャの元に姿を現せば、村を襲うのはやめて北に帰ること。 男が雪の妖精であるアイーシャを恐れて姿を見せなければ、村ごと凍らせること。 今日が約束の最後の日であった。 アイーシャは一人ライカ欅の上で、男を呼び続け... -
雷撃のタバサ二話-2
>>back >>next アルデラ地方はガリアの首都リュティスから馬で二日、徒歩で五日ほどの距離にある。速さを誇る風竜のシルフィードであれば、二時間の距離であった。 ゲルマニアとの国境沿いを埋める鬱蒼とした深い森は、『黒い森』と呼ばれる。 そんな森の一角にエギンハイム村はあった。戦争のたびにガリアとゲルマニアを行ったり来たりする、人口二百人ほどの小さな村である。 「ゲルマニアの辺境ならともかく、こんな暖かい場所にまで『雪の精霊』が来るなんて信じられないのね、きゅい……」 視界に広がる『黒い森』を眺めやりながら、シルフィードが呟いた。子供といえども知性に優れた風韻竜の一族である。精霊がいかなるものかは十分に心得ている。 「だがよ……どうやらその『雪の精霊』とやらが村を襲ってるのは本当らしいぜ……見な、しるふぃ」 「わわ、真っ白になってる... -
雷撃のタバサ二話-3
>>back >>next タバサとシルフィードの部屋に入ってきた青年ヨシアは、自分とアイーシャについて話し出した。 「俺がアイーシャに出会ったのは、まだ雪が解け残る頃でした。薪を取りに森に入った俺は、ライカ欅の根元にうずくまる彼女を見つけたんです……」 真っ白な衣に銀色の髪。その姿は、話にきく『雪の妖精』そのものであった。そのあまりの美しさに、ヨシアは一目で彼女に恋をしてしまった。 それから、ヨシアは時間を見つけてはアイーシャに会いに行った。始めはぎこちなかったアイーシャも、次第にヨシアと言葉を交わすようになった。 「ただ、彼女に手を触れることだけは、アイーシャは許しませんでした。人間の俺がアイーシャに触れれば、たちまち凍り付いてしまうからです……。 でも、俺はアイーシャと言葉を交わすだけで幸せだったんだ。でも、そんな俺たちの関係を、兄貴... -
雷撃のタバサ-1
>>next 「とらさまとらさま」 青い鱗のシルフィードが、背中に乗った小柄な少女に呼びかける。 しかし、その少女は答えない。シルフィードの背びれを背もたれにして、悠然と『テロヤキバッカ』を食べている。 溶けるように青い髪が風にゆれ、食べ終わった『テロヤキバッカ』の包み紙がポイと放り投げられる。 そして、少女は今日30個目の『テロヤキバッカ』に手を伸ばした。 「とらさま! シルフィもおなかすいた、おなかすいた。きゅいきゅいきゅい!」 先ほどから喰ってばかりの少女に、シルフィードは抗議の声をあげた。 ようやく、少女が包み紙から顔をあげる。 「オメエは行く前にずいぶん喰ってたろうが」 「でも食べたい! きゅいきゅい」 しゃーねーな、と呟き、少女はシルフィードの口にぽんぽんと『テロヤキバッカ』を放り込んでやった。今日は... -
雷撃のタバサ-4
>>back >>next 「いやぁあぁあッ!! 熱い、あつい――――ッ!!」 エルザが悲鳴を上げながら身を悶える。『シルフィード』が吐き出した灼熱の炎が、一瞬で彼女の腕を塵に変えたのだ。 (なぜ、なぜ――! 『変化』の……先住魔法を使っているというのに、杖だって持ってないのにッ……!) 予想外の出来事にエルザは混乱していた。目の前に立つ長身の女性は、コキリ、と首をならす。 「よわっちいフリをするってのはずいぶん疲れるな……」 にい、と剥き出した歯に、眼に宿る凶暴な光。パシ、パシ、と電光を発する髪の毛。そして、全身から発せられる殺気。 自分が今まで大きな誤解をしていたことに、エルザの眼が大きく見開かれる。 「くっくっく……わからねぇ、ってツラしてやがるな、おい? ニンゲンと区別がつかねえ吸血鬼よ。 それでずいぶ... -
雷撃のタバサ-2
>>back >>next サビエラ村は、ガリアの首都リュティスから500リーグほど南東に向かった、山間の片田舎である。 人口は350人ほど、2ヶ月ほど前から、火のトライアングル・メイジを含む9人が犠牲となっていた。いずれも体中の血を吸い尽くされていた。 間違いなく、最悪の妖魔『吸血鬼』の仕業であった。 タバサに変化したとらとシルフィードは、村から少し離れた場所に降りた。 「どうするの、とらさま? 吸血鬼は人間と区別がつかないわ。村人にまぎれているのかも、きゅい!」 不安そうなシルフィードに、楽しそうな表情でとらが答える。 「そうだな……まずはたばさに言われたとおりに、吸血鬼をおびき出すかよ。 警戒されるから『めいじ』の格好で行くのはまずいか……しるふぃーど、ニンゲンの姿に変化しな」 「わかったのだわ、とらさま!……我をまとい... -
雷撃のタバサ-3
>>back >>next 村長の家にベッドを運び終えた村人とシルフィードのところに、タバサが合流した。 タバサの姿をしたとらから、アレキサンドルが屍人鬼であったと聞いた村人たちは、マゼンダ婆さんこそが吸血鬼であると口々に主張して譲らなかった。 「静かに! それはこれから調べるのね。ひとまず、お婆さんはこの北花壇騎士シルフィードが責任持って監視しておくの! あなたたちはそれぞれ家に戻って、しっかり戸締りをなさい。まだ吸血鬼がマゼンダお婆さんだと決まったわけではないのよ」 シルフィードの熱をこめた主張に、殺気立っていた村人たちはしぶしぶと家に帰っていく。シルフィードは村長を振り返った。 「村長さん、悪いけど一階の部屋を借りて、お婆さんを監視させてもらいます。危険だから娘さんも部屋から出さないように、きゅい!」 「は、はい。分かりました、... -
ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐
※タバサが平成版ガメラに登場するギャオスを召喚。 ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐1 ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐2 ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐3 ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐4 -
ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐3
前ページ次ページゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐ 夜、タバサはルイズの部屋に来ていた。 正確にはキュルケに無理矢理連れて来られたのだが。 部屋には他に住人であるルイズと、その使い魔もいる。 部屋の中央で、ルイズ達は剣について言い争いをしている。 そんな彼らから離れ、タバサはベッドに座り今日購入した本を広げていた。 ―― モスラヤ モスラ ドゥンガン カサクヤン インドゥムゥ ルスト ウィラードア ハンバ ハンバムヤン ランダ バンウンラダン トゥンジュカンラー カサクヤーンム ―― ふと、本から目を離すと、二人が杖に手をかけているのが見えた。 「言ってくれるわね、ヴァリエール」 「なによ、本当のことでしょ?」 タバサはすぐに杖を素早く振るった。 こんな場所であの爆発... -
ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐1
前ページ次ページゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐ 白月と赤月が浮かぶ、幻想的な夜空。 その夜空を、月光に照らされた複数の黒い影が飛んでいる。 その影はけたたましい叫び声を上げながら翼を大きく羽ばたかせ、目的地へ向かっていた。 その影の中の、80メイルをも超える巨大な個体の背中で、青く短い髪をなびかせ、少女が悠然と本を広げている。 影達の主人、シャルロット・エレーヌ・オルレアン、『雪風のタバサ』である。 タバサは本から顔をそらし、周囲を飛ぶ影に向かって一言呟く。 「うるさい」 影達はタバサの呟きを聞き、一斉に叫ぶのをやめる。 主人の機嫌を損ねてしまえば、食事を抜かれてしまうからだ。 辺りに静けさが戻り、タバサは再び本へ視線を落とす。 その本には、こう書かれている。 『超遺伝子獣』 ―― 超古代文明による遺伝... -
Kタバサ
「タバサ~!」 例によって読書中のタバサの部屋に駆け込んでくるキュルケ ちなみにテーブルの上におやつのドラ焼きが置かれているのはお約束というやつである チラリとキュルケに向けた視線を開いたページに戻すタバサにおかまいなくまくし立てるキュルケ 「…というわけですぐに後を追わなくちゃいけないの。絶対に何かあるわ、ルイズとダーリンが揃って“いなくなる”なんて!」 ビクンと反応するタバサ 「いなくなる、なくなる…泣く!?」 クワっ!と目を見開き手にした本(厚さ5センチを越すハードカバーだったりする)を引き裂いて紙吹雪を宙に舞わせる 「あの歌」のイントロをBGMにタバサは立ち上がった 「泣けるで!!」 終われ -
テスト空間/ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐
テスト空間/ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐/ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐1 テスト空間/ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐/ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐2 テスト空間/ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐/ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐3 -
テスト空間/ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐/ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐3
前ページテスト空間/ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐ 夜、タバサはルイズの部屋に来ていた。 正確にはキュルケに無理矢理連れて来られたのだが。 部屋には他に住人であるルイズと、その使い魔もいる。 部屋の中央で、ルイズ達は剣について言い争いをしている。 そんな彼らから離れ、タバサはベッドに座り今日購入した本を広げていた。 ―― モスラヤ モスラ ドゥンガン カサクヤン インドゥムゥ ルスト ウィラードア ハンバ ハンバムヤン ランダ バンウンラダン トゥンジュカンラー カサクヤーンム ―― ふと、本から目を離すと、二人が杖に手をかけているのが見えた。 「言ってくれるわね、ヴァリエール」 「なによ、本当のことでしょ?」 タバサはすぐに杖を素早く振るった。 こんな場所であの爆発魔法を使えば危険である。 ... -
テスト空間/ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐/ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐1
前ページ次ページテスト空間/ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐ 白月と赤月が浮かぶ、幻想的な夜空。 その夜空を、月光に照らされた複数の黒い影が飛んでいる。 その影はけたたましい叫び声を上げながら翼を大きく羽ばたかせ、目的地へ向かっていた。 その影の中の、80メイルをも超える巨大な個体の背中で、青く短い髪をなびかせ、少女が悠然と本を広げている。 影達の主人、シャルロット・エレーヌ・オルレアン、『雪風のタバサ』である。 タバサは本から顔をそらし、周囲を飛ぶ影に向かって一言呟く。 「うるさい」 影達はタバサの呟きを聞き、一斉に叫ぶのをやめる。 主人の機嫌を損ねてしまえば、食事を抜かれてしまうからだ。 辺りに静けさが戻り、タバサは再び本へ視線を落とす。 その本には、こう書かれている。 『超遺伝子獣』 ―― 超古代文明による遺伝子操作の結果... -
ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐2
前ページ次ページゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐ 虚無の曜日、トリステイン魔法学院に帰ってきたタバサは自分の部屋で本を読んでいる。 あの後、発狂寸前のイザベラがタバサに与えられた任務の内容はオーク鬼の大群の討伐であったが、タバサは何もせずに学院に戻っていた。 今頃、タバサの指示に従いギャオス達がオーク鬼達を一匹も残さず骨ごと食い尽くしているだろう。 ギャオスが召喚されてからも、世界の流れに特に変化はなかった。 タバサに与えられる任務の数が激減したり、 平民と二股の決闘を見物していたギャオス達が真似をして学院が半壊したり、 ハルケギニア中の吸血鬼達がどこかへ逃げ出したり、 コルベール先生が実験のためと卵を勝手に持ち出し超音波メスの雨を浴びたり、 ガリアのリュティス魔法学院が謎の巨大鳥の襲撃に会い壊滅したり、 ギャオス達の食べっぷりにマル... -
テスト空間/ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐/ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐2
前ページ次ページテスト空間/ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐ 虚無の曜日、トリステイン魔法学院に帰ってきたタバサは自分の部屋で本を読んでいる。 あの後、発狂寸前のイザベラがタバサに与えられた任務の内容はオーク鬼の大群の討伐であったが、タバサは何もせずに学院に戻っていた。 今頃、タバサの指示に従いギャオス達がオーク鬼達を一匹も残さず骨ごと食い尽くしているだろう。 ギャオスが召喚されてからも、世界の流れに特に変化はなかった。 タバサに与えられる任務の数が激減したり、 平民と二股の決闘を見物していたギャオス達が真似をして学院が半壊したり、 ハルケギニア中の吸血鬼達がどこかへ逃げ出したり、 コルベール先生が実験のためと卵を勝手に持ち出し超音波メスの雨を浴びたり、 ガリアのリュティス魔法学院が謎の巨大鳥の襲撃に会い壊滅したり、 ギャオス達の食べっぷりにマルトーが... -
使い魔くん千年王国・外典 タバサ書 第三章 霧の中のタバサ(後編)
前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ ガリア王国の山中、霧深いサビエラ村に潜んでいた吸血鬼の少女エルザ。 彼女が出会ったのは、異世界から来た吸血鬼、『霧の中のジョニー』! 村を守るタバサや鬼太郎を出し抜き、村人の血を吸うために、二人の吸血鬼は手を組んだ! 使い魔くん千年王国・外典 タバサ書 第三章 霧の中のタバサ(後編) 『……さてエルザ、その前に数滴でいい、きみの血液を私に注いでくれないか。 このままでは話がしにくいからね』 ジョニーに請われるまま、エルザは自分の掌に爪で傷をつけ、血を数滴彼の遺体に注いでやる。 するとジョニーの焼け爛れた顔は、蒼白い生前の姿を取り戻した。異様な垂れ目で口は耳まで裂け、牙が並んでいる。 そこへ人魂がすうっと入っていき、ジョニーは肉声で歓喜の声をあげる。 「ひゃあぁ... -
使い魔くん千年王国・外典 タバサ書 第二章 霧の中のタバサ(前編)
前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ 始祖ブリミル降臨暦6242年、初夏の第五月ウルの月。 ガリア王国の三千メイル上空を、今日もタバサとシルフィードが飛んで行く。 先月はひどい目に遭った。イザベラが召喚したキタローとかいう妖魔の子供が、幽霊を操って私を脅かしたのだ。 あのでこっぱち娘、いつの日かあの広い額に落書きして辱めてやる。 結局あの日はあれだけで済んだが、今度は何を企んでいるのやら。まともな仕事なら、まだいいが。 使い魔くん千年王国・外典 タバサ書 第二章 霧の中のタバサ(前編) 「きゅいきゅい! お姉さま、私そろそろおなか空いたーのねー!」 「私は空いていない。パーティー会場でたっぷり食べて来た」 タバサは、昨夜催された『フリッグの舞踏会』を抜け出してきた。急な呼び出しはいつものことだが、... -
タバサの大尉-1
タバサは緊迫していた。神経がビリビリと緊張を伝えてくる。久々に思い出したこの感覚はなんていう名前だっただろうか?……そう、恐怖と言う感覚だ。 「おい……平民二人だぞ」 「しかもあのタバサが平民を呼ぶなんて」 周りの連中が何かを言っているが気には成らない。というよりも何故彼らは気がつかないのだろうか?目の前の物体の異常さに。 「……」 沈黙するその影、私が召喚したソレは長身だった。白いコート襟付きのロングコートに円筒形の帽子を被り、腰の辺りには何か金属製の物体。武器だろうか? 直立の姿勢で手を後ろで組み合わせ、襟と帽子のつばの間からじっと周りを窺っている。戸惑いはあっても迷いは無い。臨戦態勢である事が直ぐに分かった。 「……」 「……」 睨み合う。相手の様子を窺う。それだけが今に出来るすべてだ。動いたら殺し合いが始まる。周りのボケた同級生達は虐殺の対象にしか成らないだろう。... -
ゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐4
前ページゼロの使い魔外伝‐災いのタバサ‐ 夜空に浮かぶ双月の光が魔法学院の本塔の外壁を照らし、そのそばを飛んでいる影を浮かび上がらせる。 影、土くれのフーケとその使い魔は宝物庫の壁の状態を確認していた。 「……魔法学院宝物庫の壁も、流石にあの攻撃には耐えられなかったみたいね」 本搭の壁には、綺麗に垂直の線が走っていた。 数日前、コルベールが生徒の使い魔から卵を奪おうとした際に使い魔が放った光が本搭に直撃し、そのまま真っ二つに切断されてしまったのだ。 それでも倒壊していない理由は綺麗に90度に切断されているからであろう。 「だけど、このままだとおねえさまのゴーレムでは無理なのね」 使い魔である風竜の言葉にフーケは頷く。 このまま切断されている場所をゴーレムに殴らせれば本塔ごと簡単に破壊できるであろう。 だが、フーケはゴーレムを作り出さな... -
タバサの大尉
注)本SSは『HELLSINGのキャラがルイズに召喚されました』スレに掲載された作品です。 タバサが大尉を召喚したお話 タバサの大尉-1 -
使い魔くん千年王国・外典 タバサ書 第一章 タバサと幽霊
前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ 始祖ブリミル降臨暦6242年、春の第四月フェオの月。 ガリア王国の三千メイル上空を、今日も一頭の青い竜が主を乗せて飛んでゆく。 竜の主は青い髪に小さな体、眼鏡をかけて本を読む、無表情な一人の少女だ。 私はタバサ、『雪風』のタバサ。本名はシャルロット・エレーヌ・オルレアン。 強大なるガリア王国の王族にして北花壇騎士、そしてトリステイン魔法学院の生徒。 得意な系統は風と水であり、実力はトライアングル級。使い魔はこのシルフィード。 少々肉体的成長は遅いし、性格的に人づきあいには向いていないが、メイジとしては一流だと自負している。 趣味は読書、得意なものはサイコロ博打、好きな食べ物は『はしばみ草』。 嫌いなものは…………『幽霊』。 使い魔くん千年王国・外典 タバサ書 ... -
タバサの手記
召喚の儀式の日ある一人の平民が呼び出された。 何の特徴もないその男はある事件以降学院から忽然と姿を消した。 タバサの手記 ××月◎◎日/虚無の日 ここ数日でおきた殺人事件についてまとめる。 Ⅰつ目 同級生のマリコルヌが変死体で発見された。 自室で椅子に拘束されていた彼の胃袋は限界以上に食物が詰め込まれていた。 Ⅱつ目 ある街で徴税官の地位を利用し私服を肥やしていた貴族が殺された。 酒に毒を盛られたらしい。 衛兵がその酒を用意した給仕を探したが見つけることが出来なかった。 Ⅲつ目 再び学院の人間が殺された。 殺されたのは学院の長オールド・オスマンだった。 夜、街に酒を飲みに出掛けたところを襲われたようだ。 最初に死体を見つけた人間によると破裂音とともにオスマン氏が倒れたそうだ。 そのとき物陰からの一瞬光がもれたらしい。 ... -
使い魔くん千年王国・外典 タバサ書 第四章 タバサとニート族(前編)
前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ 始祖ブリミル降臨暦6242年、初夏の第五月ウルの月。 ガリア王国のイザベラ姫殿下は、広大な花壇に降り注ぐうららかな陽射しにも関わらず、 幾重にも緞子の垂れ下がった、薄暗い自分の部屋に引きこもっていた。 別に鬱っているわけでも、吸血姫になったわけでもない、強い陽射しにあたるのが億劫なだけだ。 多分あれだ、使い魔の……『墓場鬼太郎』の悪影響だ。 使い魔くん千年王国・外典 タバサ書 第四章 タバサとニート族(前編) ソファーに寝そべるイザベラの物憂げな眼差しが、縮こまっている同い年ぐらいの、赤い髪のメイドに注がれる。 「ねえ、のろまのアネット。あんたはまたヘマをしたってねえ、全くうすのろだねえ」 「も、申し訳ございません、姫殿下」 「いいのさ、あんたの愚図はいつものことだも... -
タバサの場合~或いは彼女を取り巻くフクザツなカンケイについて~
「……」 朝方、まだ学院の指定する起床推奨時刻より三十分は早い時間。 まだ大人たちや使用人しか活動を始めていない時間に、蒼髪の女子生徒は目を覚ます。 タバサ――シャルロット・エレーヌ・オルレアンである。 彼女は夜毎、夢を見る。 彼女がまだ幸せだったころの夢を。 そして、幸せが奪われた時の夢を。 そうしていつも、涙を流すのだ。 彼女は起床すると、まず窓を開け、朝の静謐な空気を吸う。 そして、夢の中で流していたのであろう涙を拭うと、 跡が残っていては親友に心配されてしまうので、顔を洗いに洗面所へ向かう。 こんな時間に起床するのは、今日が特別な日だからというわけではない。 彼女はいつもこうなのである。 雪風のタバサの朝は早い。 特殊な事情により夜中や明け方に眠る事も少なくない彼女だが、それでも毎日この時間には起きている。 何故か。 実はこの習慣、... -
無から来た使い魔 外伝 猫耳タバサの冒険
おまけ この物語は、本編となにも関係はありません。 「ふにゃ…ふにゃ!?」 ドン! コロン ルイズがサモン・サーヴァントと成功させ、青年が落下しときその衝撃で彼の持っていた水晶の欠片がタバサの足元に転がる。 「なに?」 青い髪の少女、タバサはそれが青年が持っていたものとは、気づかずに拾い上げこっそりと拾う。 その後、色々とあったが、一日が終わり自分が召喚した風竜が風韻竜であった事に驚きつつも「シルフィード」と名づけ、 眠る前に本を読もうとした時、彼女のふところから水晶の欠片が落ちる。 タバサは落とした水晶の欠片を拾い上げると思わず見つめる。 「拾った時には気づかなかった。けど、不思議な感じがする・・・」 しばらく彼女は、水晶の欠片を見つめていると何処からとも無く声が聞こえる。 欠片に眠りし・・・勇者の魂・... -
戦闘妖精雪風タバサ
空だ、空を飛んでいる 眼下に広がる真っ白な雲の上を、蒼穹の大空を彼は、いや彼女は……そんな事は今はどうでもいい 私はタバサ…これは字、本名は秘密。 本国より招集を……いや、呼び戻されてガリアへと向かっている こうして呼び出された理由はわかっている、恐らくジョゼフ派ものはまた私に無理難題を押し付け 承った任務中に私が死ぬ事を望むのであろう。それでも私は空を飛んでいる、ガリアへと向かい空を飛んでいる。 勿論そう簡単に私はやられはしない。何時の日か必ず――― 『コンディション低下・睡眠時間減少の影響で体力下降と判断、目的地点到達任務を続行、速度を落しますか?』 目の前のへっどまうんとでぃすぷれいと言うところに文字が映し出される 私の心のゆらぎを見取ったのだろうか、使い魔が心配そうに聞いてきた 「問題ないわ、このまま飛んで」 『了解』 ―... -
お絵描き掲示板/お絵かき掲示板ログ/254
自分が今まで読んだ中でだけど、ゼロと魔砲使いのタバサがいまんとこ強い気がする -- かし (2010-04-07 01 04 07) 自分も同意見ですな。ゼロ魔では二重魔法出来ない設定ですが、魔砲だけが唯一使ってますし。 -- 名無しさん (2010-04-07 01 06 52) そうですよねー、でも個人的にどのタバサも好きだからだれにも負けてほしくないwwそうえばなのはとバージルは戦ったらどっちが強いんだろう? -- 名無しさん (2010-04-07 01 10 51) 近距離ではバージル、遠距離だとなのは優勢のような感じがする。 -- 名無しさん (2010-04-07 02 15 16) 能力はともかく殺し殺される覚悟の差でバージルが勝ちそうだな。 -- 名無しさん (2010-04-07 02 39 24) 断然バージル。なのはに比べ殺すというのに... -
タバ→大尉-1
タバサが大尉を召喚してなんか帰る方法を見つけるまで主従ということで合意した。なんか馴染んだ。以下略。 野を越える、森を越える、国境を越える。 人智を越えた速度で駆け抜ける大尉の背には、青い髪の小さな主人。 大尉が杖を腰掛けにして衝撃を吸収しつつしっかりとおぶってくれてはいるものの、首っ玉に力の限りしがみつく彼女の顔は些か青い。 如何にその力と忠節を信頼している、とは言っても、猛スピードで数メイルの起伏を路傍の石の様に踏破するその背の乗り心地はどこぞのジェットコースターよりよほどスリルに溢れていた。 ぎゅう、と押しつけられているあててんのよと言われても疑問符が浮かびそうな軽い体躯の感触。 それは彼の鋭敏な嗅覚に流れ込む仄かなインクの香りと苦みのある草の臭気をスパイスに、甘いミルクのような少女の匂いと相まってその手の人には溜まらないものが有る。 しかし、今そ... -
お絵描き掲示板/お絵かき掲示板ログ/49
災いのタバサ読みたいぜ!そして、この発想はなかったぜ! -- 名無しさん (2008-07-03 00 45 02) 殺して! -- 名無しさん (2008-07-03 23 46 45) 支援 -- 名無しさん (2008-07-29 09 07 35) まさか未だに待ってくれている人がいたとは・・・続き書けそうに無いのに申し訳ないです -- 災いのタバサ作者 (2008-08-20 15 48 30) 支援!支援!続きを! -- 名無しさん (2009-07-09 19 03 45) 作者様、キュルケ(火系統)がガメラ召喚 親友同士の死闘。ってな展開はいかがでしょうか?(あれっ ルイズは?) -- 名無しさん (2009-07-09 20 46 57) ↑ルイズはサイト召喚しちゃってるからな〜・・・でも対決で負けてサイトがギャオスにやられて復讐で怒り... -
ウルトラマンゼロの使い魔-108
前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第百八話「MONEY DREAM」 宇宙商人マーキンド星人 登場 才人たちがタバサを救出するためにガリアへ侵入する手筈を整えていた頃、当のタバサは ガリア王国のアーハンブラ城に身柄を移されていた。エルフの土地である“サハラ”との 国境近くにある、ガリアの古城だ。タバサの母も同じ場所に連れられてきていて、眠らされていた。 現在のタバサは、杖は取り上げられているものの、虜囚の身になったとは思えないほど 自由にされていた。だが、城より外へ逃げ出すことは出来ない。城に在中するガリアの兵士たちに、 そして何より、タバサを下したエルフ――ビダーシャルに監視されているからだ。 ビダーシャルは何らかの目的があり、ガリア王ジョゼフに協力しているという。そしてビダーシャルは、 ジ... -
雪風とボクとの∞-12
前ページ次ページ雪風とボクとの∞ 「タバサ! これを知ってるかい?」 三成は片手に持っている液体入りの霧吹きを指差してタバサに問いかけた。 「……最近発売されたこれの事……」 タバサも同じ霧吹きを指差しつつ三成に答える。 「……めがねにシュッシュ……泡の力で汚れすっきり……その名も『メガネのシャンプー』……だから……ミツナリ……ミツナリのめがね……私がシュッシュしてあげる……」 「くはーっ♪」 撃ち抜かれたかのごとく三成は自身の胸をつかみ、満面の笑みを浮かべた。 (ああ、めがねっ娘の魔女っ娘に自分のめがねをシュッシュしてもらえるなんて、ボクは何て幸せなんだ。この幸せ、しかと眼に焼き付けよう……) しかしその時、三成は戦慄すべき事態に気付いた。 「って、見えなーい!!」 そう、近視でありながら裸眼でタバサの姿を見ようとする三成にとって、今のタバサとの... -
使い魔くん千年王国・外典 タバサ書 第五章 タバサとニート族(後編)
前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ 草木も眠る深夜、ガリア王国の首都たる大都市リュティスも、盛り場以外は闇に包まれる。 その闇の中を鬼火で照らし、誇り高きニート・オリヴァンを連れて、墓場鬼太郎はサン・フォーリアン寺院へ向かう。 そこで今夜、怪奇なる夜宴が開かれるというのだ……。 使い魔くん千年王国・外典 タバサ書 第五章 タバサとニート族(後編) さて一方、タバサは結局オリヴァンを見失い、ド・ロナル伯爵家に戻って来ていた。伯爵夫妻は留守で、執事に状況を報告する。 キタローが「夜道は危ないからぼくに任せてください」というものだから、つい委任してしまったが、大丈夫だろうか。 それにこれでは、彼の主人イザベラにネチネチ文句を言われそうでもある。 ともあれ食卓についたタバサは、執事から晩餐を振舞われる。有力貴族だけ... -
テスト空間
砂場 選択肢 投票 アイテム1 (278) アイテム2 (38) という風に (39) カンマで区切って (50) ね (56) 画廊用ページテスト 水兵服 鬼哭街/Zero 使い魔のカービィ サテライト60 しえすた imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ルイズさんのアイコン imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 使い魔くん千年王国tree test 表の... -
ゼロと魔砲使い-15
前ページ次ページゼロと魔砲使い わずかばかりの間に、いろいろな彼女を見てきた。 笑う顔、怒る顔、凛々しい顔、ちょっと悲しげな顔。 それを見れば、彼女がどんな人かは見当が付く。 でも、今の彼女の顔は――そのすべてと隔絶しているように、ルイズには思えた。 同時に悟る。これこそが、彼女の、心からの怒りなんだって。 仕掛けたビダーシャルは、最初の位置からほとんど動いていなかった。対してなのはは左手を光らせながら縦横無尽に周囲を飛び回る。 だが攻撃しているのはほとんどビダーシャルの方だけだ。大地が拳となり、石つぶては意志あるかの如く彼女に襲いかかる。庭の草は蔓を伸ばして彼女を拘束しようとし、大気は渦を巻いて彼女を切り裂こうとしていた。 それをなのはは光の盾と四つの光球で交わし、受け、迎撃していく。 ルイズとタバサはこの怒濤の攻撃の中... -
日替わり使い魔-11
前ページ次ページ日替わり使い魔 ――レックスは気が気ではなかった。 時刻は夜――今彼は、仲間と一緒に港町ラ・ロシェールに向かって馬を走らせている。 走っている馬は二頭。一頭はレックスが乗っている馬で、彼の後ろでは妹のタバサが同乗している。そしてもう一頭はギーシュが乗っているが、こちらは思いっきりバテており、走る馬の背にぐったりと体を預けていた。 早朝からほぼ休みなく走り通しだったので、ギーシュがこれでも無理はない。むしろ、平然としているレックスとタバサの方が異常とすら言えた。 そして、レックスの仲間はこの二人だけではない。彼らの頭上をグリフォンが飛んでいるのだが、そちらにもう二人いるのだ。 その二人とは、ルイズとワルド。婚約者……ということらしく、グリフォンの背の上でぴったりとくっついている様は、遠目にはまさしくそれっぽく見える。 実... -
S-O2 星の使い魔-12
前ページ次ページS-O2 星の使い魔 裏通りを抜け、ブルドンネ大通りを歩く一行。 既に太陽は南に昇り、燦々と力強く昼飯時を知らせている。 「ごめんね~、タバサ。もしかして朝食、食べてなかった?」 「……貴方が急かしたから」 目の前で手を擦り合わせるキュルケに、感情を交えずに答えるタバサ。 人前で腹の虫の披露させられれば、女性なら誰だって不機嫌にもなるだろう。 「ホントにごめんね~、お詫びに今日は私が奢るから、ね?」 「……」 タバサの眼鏡が陽光を受けてキュピーン!と言わんばかりに輝いた。 (……早まった、かしら?) 親友の思わぬ反応に、ちょっぴり嫌な予感を隠せないキュルケであった。 はてさて、やって来たのは一軒の洒落た喫茶店。 何でも、タバサのお勧めらしい。 「えっと……... -
るろうに使い魔外伝-01
前ページ次ページるろうに使い魔 春風が吹く季節も佳境に入り、段々と新緑の夏の匂いが色めき始めるこの頃。 ここトリステイン魔法学院も、遂に一週間後には待ちに待った『夏休み』が来ようとしていた。 殆どの学生たちは、皆久しぶりの実家帰りや企画を持ち込んでの大冒険を模索し賑わせる中、一人の少女は変わらない無表情で廊下を歩いていた。 少女の名はタバサ。その昔、大国ガリアの正統なる王女の血筋を引く者だったのだが、『不慮の事故』で父を亡くし、その上謀殺されたように母親も心を奪われ、自身は過酷な環境に身をおかされて日々生き死にをかける人生を送っていた。 幼い頃は明るかったその顔も、今はすっかり人形のようなものへと変貌してしまい、常に突き放すかな様な雰囲気をその身に纏わせていた。 これは、そんな彼女に起こった、ある一つの物語である。 外伝第一幕 『タバ... -
ときめき☆ぜろのけ女学園-10
前ページ次ページときめき☆ぜろのけ女学園 部屋から出たルイズは、慌ててトイレに駆け込んだ。 「び……、びっくりしたっ。思わず突き飛ばしちゃったわ……。だって……、私自分が妖怪になるなんて考えた事無かったし……。ていうか、キリがそんな……」 頭を抱えたルイズの脳裏にキリの、 『一緒にくっつけると、私も気持ちよくなるの』 という言葉が蘇った。 「い……、いったいここにどんな秘密が……」 そう考えて、股覗きの要領でルイズは問題の場所を覗いてみようとする。 「……うーん、よく見えないわ。鏡で見ればいいかしら」 と流しに足を掛けたところで、背後の個室から小柄な少女が出てきた。 「あ、うわーっ! ちょ……、えっと、別に私は怪しい者では……っ」 「……やかましい……あれ……」 そこまで言ったところで、少女は眼鏡の奥の瞳を訝しげに光らせる。 「……あなた…... -
お絵描き掲示板/お絵かき掲示板ログ/146
書いちゃった。ゼロのおめんのタバサと落書きの安ギーシュ、清杉はアニメ化してほしかったなぁ…清村CV関智一、杉野路CV緒方恵美で。 -- mame (2009-01-23 01 12 23) この -- 名無しさん (2009-01-23 01 15 33) この話には爆笑した。そして全巻そろえるほどはまった。 すみません失敗しました。 -- 名無しさん (2009-01-23 01 16 40) 安ギーシュひでえwじゃああとのメンツはルイズ村と蓮キュルケか -- 名無しさん (2009-01-23 02 55 39) タバサ小路はアルビオンにむかう船から面白半分でルイズを突き落としそうで困るw -- 名無しさん (2009-01-23 04 22 05) なんか清村×ルイズも見たくなるなw -- 名無しさん (2009-01-23 11 33 14) 安... -
タバ→大尉-2
一切の音を伴わず、白い影は亡霊の様に朝ぼらけの森を駆け抜けていた。 広い背中では可憐な主人が相変わらずの青い顔で揺られている。 酔うのであまり使いたく無い移動手段なのだが直線距離を猛スピードで走れるため馬より遙かに速く、任務に臨む彼女は大抵使い魔の背にしがみつくのが最近の常だ。 と言っても今は任務を終えた帰りであり、有り物の服を着たタバサの背には軽く一抱え分の金貨がぶら下がっている。ちょっとした屋敷なら買えてしまうかもしれない程だろうか。 そしてタバサは気分の悪さを紛らわす為目を閉じ、朦朧とする頭で今日の出来事を思い返していた。 今回の任務は闇賭博場を潰せ、という物。 高慢なデコッパチから100エキューの軍資金を渡されたタバサは、母のドレスを大事に仕舞い青い乗馬服の男装姿で町に出た。 大尉もできるだけ怪しまれないよういつものコートや銃を置かされ、今は... -
毒の爪の使い魔-17b
前ページ次ページ毒の爪の使い魔 ジャンガは何の感情も表さないまま、タバサを見つめる。 「どうしたってんだ?…別に今更、驚くような事じゃねェだろうが」 そう言って、自嘲気味に笑う。 「他人を蔑み、傷つけ、嘲り笑う俺だゼ?一人や二人殺していたところで、驚くような事じゃねェだろうが」 言われずとも解っている。彼が”善人”ではない…”悪党”であるのは承知の上だ。 だいたい、自分の覚悟を”バカらしい”、”無駄”と言ったのだ。これはどうあっても許せない…。 ――なのに、何故かジャンガが誰かを殺していたと知った時、胸が痛んだ。 注意しなければ気付かないほど、指の先を針で軽く刺した程度の痛みだったが…。 ジャンガは黙ったままのタバサの碧眼を見つめながら言葉を続ける。 「まァ、そういう訳だ…。俺はそのガキの銃で胸を撃たれ、月のクレバス…地面の裂け目に落ちた。... -
イザベラ管理人-12
前ページ次ページイザベラ管理人 イザベラ管理人第12話:イザベラの第一歩 さて、耕介とイザベラが主従の契りを結んだ場面を見ていた者が二人…いや、三人いた。 「…ちぇ、単なるお兄ちゃんの上司だと思ってたのに…あのおでこ姫の方がタバサお姉ちゃんよりも厄介そう…」 陽光を直接浴びぬよう薄く扉を開いてエルザが覗き見ていたのだ。 本来扉を護るはずのガーゴイルには、廊下に点々と飾られている花瓶から伸びた花の枝が巻きつき、ねじ伏せている。 昨夜、メイドに別室を用意されたエルザだったが、そんなものには目もくれず耕介の寝室に突入し…未だ耕介が戻っていないことを知ったのだ。 御架月も行方を知らぬとのことで、プチ・トロワ中を探し回っていたのだが…あの(エルザ的に)嫌味で態度の悪い上司の部屋にいるのを見つけたのは既に耕介が寝入った後であった。 さすがに起こ... -
毒の爪の使い魔-19
前ページ次ページ毒の爪の使い魔 タバサの実家の旧オルレアン公邸。その屋敷の一室にキュルケはいた。 何をするでもなくソファに座って肩肘をつき、窓の外を眺めている。 ふぅ…、と小さくため息を吐く。 彼女は先程から夕食を終えて直ぐに、任務で出て行った友人の事を気にかけていた。 タバサが任務で出かけると言った時、キュルケもまた付いていくと言った。 彼女の事情を知ったが故の気遣いだったのだが、タバサはその申し出を頑なに拒否。 何でも”任務で会わなければならない者がいる”との事。 流石に自分以外の人間を会わせるのは何かと不味いと考えたのだろう。 その後も粘り強く説得したが、タバサは決して首を縦に振らなかった。 「その気持ちだけで十分……ありがとう」 タバサの言葉にキュルケはこれ以上無駄だと言う事を理解し、この屋敷で待つ事にしたのだった。 ... -
雪風とボクとの∞-02
前ページ次ページ雪風とボクとの∞ 南雲三成とタバサは嬉し恥ずかし使い魔とメイジ。 ただ1つ困った事は……三成は極度のめがねっ娘フェチだったのです。 「裸眼の女はただの(ピー)だ!!」 「……ミツナリー……」 これは変態南雲と健気なタバサちゃんのめがねチックラヴストーリーである。 「……でも……使い魔の全てを受け止めてこそ真のメイジ……頑張る……」 虚無の曜日、町に買い物に出かけた三成・タバサが眼鏡屋の前を通りかかった時、 「……あ……ミツナリ……ブクブク……」 「ブクブク?」 と三成はタバサが指差した先にある台上に置かれた箱型マジックアイテムを見る。 「ああ、眼鏡洗浄用マジックアイテムの事か」 「!」 そこでタバサは何事かを思いついた表情で三成の眼鏡を外すと、 「……ミツナリの眼鏡……私がブクブクしてあげる……」 「はぐうっ(はぁ... -
イザベラ管理人-10
前ページ次ページイザベラ管理人 イザベラ管理人第10話:涙の理由・前編 任務を終え、双月が照らす漆黒の星空をプチ・トロワへ向けて飛ぶ最中、シルフィードは心労で鱗が剥げそうな思いだった。 (そろそろいい加減にしてほしいのね…) 正直、このままではプチ・トロワにつくまでに鱗がなくなってしまいそうである。 その心労の原因は…背に乗せている3人であった。 「へぇ~お兄ちゃんって別の世界から呼び出されたんだ。だから変なんだね!」 そう言って朗らかな笑い声をあげるのはエルザだ。 自分の定位置だ、と言わんばかりに胡坐をかいた耕介の膝の上を占拠している。 「変って…別に普通だろ、俺」 エルザのあまりな言葉に反論する耕介だったが…実は先ほどから感じる恐ろしいほどの寒気に顔を引きつらせている。 そして、その寒気の発生源は…耕介から少し後ろで本を開いているタバサである。... -
ゼロディス-02
前ページゼロディス ~第二話 トリステイン魔法学院春の乱~ ルイズとコルベールの華麗な連携が炸裂していた今より、少しだけ時は戻る。 ここはトリステイン魔法学院の学院長室。 そこでは、いつものように、ミス・ロングビルという美人秘書にセクハラをする校長のオールド・オスマンがいた。 「何故尻を触るのか。そこに尻があるからじゃ」 ロングビルの尻を触るだけ触った後、どこぞの山男のように、渋い表情でそんな事をロングビルに言うと、遠い目をしながら窓の外を見て 「なあ、ミス・ロングビル。何故、人は争うのかのう…?悲しいとは思わんかね?」 などとのたまった。 言われたロングビルは、額に青筋を立てながら震え、今正に鉄槌の踵落としをこの老人に打ち込まんと足を上げる。 その時、オスマンの表情が変わり、窓の外を見ながら呟いた。 「あ... -
狂蛇の使い魔-12
前ページ次ページ狂蛇の使い魔 第十二話 気絶したフーケを捕らえ、タバサとキュルケは元来た道を大急ぎで戻ると、意識を失ったルイズを学院に運び込んだ。 キュルケが強引に引っ張ってきたモンモランシーのおかげで大体の傷は治り、特に別状はないという。 それでも、ルイズは目を覚まさなかった。 結局、事の報告は後回しとなり、タバサとキュルケの二人はつきっきりでルイズの看病にあたることとなったのだった。 そして、その日の夜 「ぅ……ん……」 ルイズが目を覚ますと、そこは見慣れた自分の部屋であった。 キュルケが上からこちらを覗き込んでくる。 その傍らにはタバサもいた。 「やっとお目覚めね。まったく、いつまで寝てるんだか」 おかげで舞踏会に行けなかったじゃない、とキュルケは腕を組みながら言った。 「……ごめんなさい」 ... - @wiki全体から「雷撃のタバサ二話-1」で調べる