「嵐の王」後日談



Dod: まとめて行くというか、3シーン程やろう。
Dod: ヒマラヤでの一幕
Dod: 「んで、無事解決?」
五右衛門: 「いや、どうだろうな」
Dod: と、ココアを飲みながらアリシアがメイドガイと五右衛門に聞くね
ミーナ: じゃあ、五右衛門にも手ずから入れたココアを手渡しましょう
ミーナ: 「まあ、始まりでしかなかろうよ」
Dod: 「……ふぅん、ていうか、貴方なんでそんな手馴れてるの? ここの店員じゃないのに」
Dod: と、アリシア
ミーナ: 「クックック、それは俺がメイドガイだからだ」
ミーナ: 「というか、俺がいる前で誰かが給仕をするなど許さぬ」
五右衛門: 「それで納得出来るかはさておき」
ミーナ: 「それは我のご奉仕に対する挑戦であるからな」
Dod: 「……頭痛いわぁ」
五右衛門: 「しかし、これも結局折れんしな」
五右衛門: 「どうしたものか、と言う感じだ」
Dod: 「ああ、FC社からその剣の処遇が決まったわ」
ミーナ: 「ほう」
Dod: 「触れるな、立ち回るな。それが私達に言われた事よ。いろいろ面倒があるらしい上、その、内容を聞くに……」
Dod: と、言いづらそうな顔で
Dod: 「えー、と、ミッドガルドのパパ上って、貴方のご主人?」
Dod: と、アリシアがミーナへ
ミーナ: 「いや、パパ上は我を生み出した方で、ご主人様ではない」
Dod: 「ふぅん、まぁ、そのパパ上が色々複雑な工程を経てこっちにまで伝えて来たのよね」
ミーナ: 「ほう。飽きっぽいパパ上にしては珍しいことだ」
五右衛門: 「それパパ上というのは何者なんだ」
Dod: 「ミッドガルドで枢機卿なんてのをやってるって聞いたわ」
ミーナ: 「アルフレッド枢機卿という名前が、もっとも通りが良いが、こちらで知る者は少なかろうな」
五右衛門: 「すまんな、異世界の話は疎い」
Dod: 「私もよくわかんないわよ。勝手に出てきた馬鹿そうな奴に話を聞かされてもパッとしないもの」
ミーナ: 「まあ、オモシロ全部で人の人生を台無しにするのが趣味という方でな。我のようなメイドガイでなければ、関わりあって無事には済むまい」
ミーナ: なにも まちがっては いない
Dod: 「五右衛門の話を聞くに、実にワードらしいんじゃない? そういう意味じゃ前に出てきたの」
五右衛門: 「また出てくる気がするが、もう会いたくないな」
Dod: という所で
Dod: 五右衛門の剣から声がはっきりとした感じで聞こえますね
ミーナ: ほうほう
Dod: 『え、ええと、聞こえ、ますか?』
Dod: と、おどおどした感じの
五右衛門: 「これが三女か・・・」
Dod: 『しょ、小生、一番気に入っていた名前が田太なんで、そう呼んでくださいね!』
Dod: と、聞こえる
ミーナ: でんた?
Dod: うむ
Dod: 『いやー、あの馬鹿親父をボコってくれてすっきりしましたよ、小生。マジざまぁ』
五右衛門: 「皆揃って親父が嫌いか」
Dod: 『別の人格だとわっかんないんですけどねー。小生超嫌いです』
Dod: 『大体人に嫌がらせしないと生きていけないようなキャラとか受け入れられないでしょ?』
ミーナ: 「まあな」
五右衛門: 「人を斬らないと生きていけない貴様ら姉妹も大概だがな」
Dod: 『そうは言いますが、正直な話』
Dod: 『豚を殺して罪悪感を抱く人間ってどれ程いますか?』
Dod: 『少なくとも小生にとってはその程度しかないんですが、意見は』
五右衛門: 「豚側からするとたまったものではない、私の意見は以上だ」
ミーナ: 「まあ、貴様らと人間が相容れぬということはよくわかった。それでこのタイミングで我らに声をかけた理由はなんだ」
Dod: 『ああ、貴方方にあの馬鹿を誅する力を、とね』
ミーナ: 「ほう」
Dod: 『聞きましたよね、デス代、と、付けた長女から』
Dod: 『正直、殺人欲求がほんと嫌なんですよねぇ』
Dod: 『こんなもの植えつけられてたらまともじゃいられません』
五右衛門: 「察するに、あの男に植え付けられたか」
Dod: 『そういうことですねぇ』
ミーナ: 「その気持ちはわかるが、それと我らに力を与えることと、どのような関係が?」
Dod: 『貴方達なら今の私達を解放してくれる』
Dod: 『そういう風に思っているからですよ』
ミーナ: 「ほう」
ミーナ: 「くっくっく、それはつまり我にご奉仕をされたいとそういうことか」
Dod: 『あ、それは勘弁です』
ミーナ: 「我のご奉仕は安くはないぞ」←聞いちゃいねぇ
Dod: 『そんな買い物したくありません!』
五右衛門: 「ククク、いいな。思う存分奉仕してやれメイドガイ」
ミーナ: 「まあ、良いだろう。我もメイドガイの一人として、頼りにされるのは決して嫌いではない」
Dod: では、2d6を振れい
ミーナ: 「クックック……」
ミーナ: 2d6
ミーナ: M_Guy -> 2D6 = [4,5] = 9
Dod: メイドガイへのボーナスは擬似のオデン
五右衛門: 2d6
ミーナ: Goemon -> 2D6 = [5,1] = 6
ミーナ: オデンか……
Dod: オートで使えるものだよ
ミーナ: 了解
Dod: 五右衛門は、武器の性能にイニシアチブで命中が+5できる擬似特技を
五右衛門: つ、使う機会がない
Dod: しょうがねぇだろ、出目的に
Dod: 俺だって色々考えたんだぜ?
五右衛門: うん、わかってる
五右衛門: 武器があるのに使わないニンジャが悪い
Dod: ちなみに一番の当たりは防護点が問答無用で+15になる特典だった
ミーナ: おー
ミーナ: それはすごい
Dod: いや、このメンツ防護が少ないじゃない?
五右衛門: 少ないですねぇ
Dod: なんで、こっちが加減しないでいいようにと考えたんだけどねぇ
ミーナ: まあ、これも運命ですよ運命
Dod: では、ヒマラヤから過ぎて、ミーナのシーン
ミーナ: おう
Dod: こう、何でしょう、結界に似たものを感じつつも、何故か進入出来る空間にいます
Dod: 獣人が戦闘してますね
ミーナ: まあ、特に意に介さずずんずん進みます
Dod: 狼を人間にしたらこんな感じかな、っていう
ミーナ: シリウス?
Dod: いえ、完全に別世界の物です
ミーナ: ふむ……
ミーナ: 「双方、そこまで!」とか言ってみます
Dod: 「あぁ?」
Dod: と、鎧らしきものを着込んでた相手を殴り飛ばした狼がほざきます
ミーナ: 「少々訪ねたいが、ここはどこだ?」
ミーナ: 尋ねたい
Dod: 「F市、じゃねぇの?」
ミーナ: F市?
ミーナ: ダブクロの?
Dod: 「あっれ、雪菜の遣いからの帰りでこれって何?」
ミーナ: 本当にダブクロかよ
Dod: 「トチ狂った格好したおっさんは一体何だ?」
ミーナ: 「くっくっく、問われれば答えぬわけにはいかぬな。我が名はミーナ! メイドガイ、ミーナ!」
ミーナ: 「ミーナたんと呼ぶがいい」
Dod: 「ワリィ、なんか羽織るもんくれ。獣化がとけたら裸なんだよ」
Dod: 鮮やかなスルー
ミーナ: スルーは辛いなぁ
Dod: 「つか、メイドガイって言葉が異常なんだけどな、あたしにしちゃ」
ミーナ: まあ、どこからともなく女物の洋服を取りだしますよ
Dod: 「なんでもってんの? あんた」
ミーナ: 「ふむ、そうか、ここはまだメイドガイ未開の地であったか」
ミーナ: 「それは俺がメイドガイに他ならぬからよ!」
Dod: 「……頭がいてぇ、今の状況以上にこんなのがいるから」
ミーナ: 「ほう。それは良くないな。どれ我が看病してやろう」
Dod: 「勘弁してくれ、これ以上の頭痛は勘弁だ、ってか」
ミーナ: 「感謝するには及ばぬ。これはメイドガイの使命であるからな!」
Dod: 「あー、んと、わりぃ、勝手に伝えて勝手に消えそうなあたしを許して欲しいが」
Dod: 「何か、世界の繋がりが危うくて、どうにかなりそうだとか言われて……その伝言を頼まれてたわ」
ミーナ: 「ほう」
Dod: 「軽薄そうな男から伝えられたよ」
ミーナ: 「……(パパ上か)」
Dod: 「面倒なんで、うちから一人出したんで、好きに使ってくれ」
Dod: 「三井かりんっつー、短髪のバカそうな女だ」
ミーナ: 「あい分かった」
ミーナ: 「全力を尽くしてご奉仕させていただこう」
Dod: 「けけっ、存分にやってくれ、あいつの嫌がる姿が笑えそうだ」
Dod: ってな感じ
ミーナ: 「くっくっくっくっく」
Dod: 五右衛門のラスト行くよ
五右衛門: ほい
Dod: 銀之助の道場にいます、貴方は
五右衛門: 目つきの悪い男×2
Dod: 忍術、剣術、その相似点ということですね
Dod: 「おい、五右衛門。なんだ、そりゃぁ」
Dod: と、剣を指差して銀之助が
五右衛門: 「何、といわれてもな」
五右衛門: 「必要なら譲るが」
Dod: 「いらん」
五右衛門: 「残念だ」
Dod: 「お前、自分の陥った環境から現実逃避してるイメージがあるぜ」
Dod: 「俺も美汐から逃げてる時にそう感じるものがある」
五右衛門: 「否定はしない、が」
五右衛門: 「何よりそもそも覚えていない」
五右衛門: 「無駄に長くこのためだけに走りすぎたな」
Dod: 「……五右衛門。復讐のために走るだけは虚しくないか?」
Dod: 「俺が言うのも無駄かもしれんがな」
五右衛門: 「どうだろう、よくわからない」
Dod: 「凝り固まった考えと言うのは己をよく分からないほうに導くものさ」
五右衛門: 「そういうものか」
Dod: 「そういうものだと、俺は思いたいな」
五右衛門: 「・・・この先、俺が巻き込まれている事件が終わったらその時は止まれるかもしれない」
五右衛門: 「その時また、考えてみようと思う」
Dod: 「そうして欲しい。お前は、他人の気がしない」
Dod: そんなハードボイルドくせぇ会話がありつつ
Dod: 畢竟がコンビニ弁当片手に道場に来るんだけどね
Dod: 「あての豚しょうが焼き弁当が唸るぜぇー!」
Dod: みたいな
五右衛門: どんなテンションだw
Dod: こういう感じで今日は終了さ!
ミーナ: おつー
五右衛門:
Dod: 割と今後のセッションへの指針ばっかりは示唆した気がするよ
五右衛門: とりあえず死亡フラグを建ててみた
Dod: 点呼は無しだ!
ミーナ: わーい
Dod: 橘家の居間です。ミーナは
ミーナ: 含み笑いしながら、掃除をしてましょう
Dod: 何か、やたら重たいダンボール箱が届いてますが、ミーナの筋力では綿の如きものですね
ミーナ: うむ
ミーナ: だれ宛ですか?<ダンボ
Dod: ゆうパックの荷物の品名には、『三井かりん』って書いてます
ミーナ: ……ああ
ミーナ: もしかして、かすかに重心が移動してませんか? 中で身じろぎしてる感じで
Dod: 「おごご、ここはどこ、どういうこと、茜さんに騙された? あたしどうなってるの?」
Dod: って声が細々と
Dod: ガタガタ動いてますね
ミーナ: では、ぽいっと空中に放り投げて
ミーナ: 手刀で段ボールだけ切り裂きます
Dod: 「ほんぎゃぁ!」
Dod: 中からバカそうな短髪の少女が現れたよ!
ミーナ: 「くっくっく、貴様が三井かりんか」
Dod: 「……え、っと、その格好ギャグ、ですか?」
ミーナ: 「ふ、貴様にはご奉仕道の真髄というものが理解できないようだな」
Dod: 「ああ、や、自分の状況がそもそもギャグみたいだから、強くいえないんだけど……」
Dod: 「奉仕とか、ガチムチのおっさんにされたくはないんじゃないかな!」
ミーナ: 「これぞメイドガイの魂! ご奉仕道の象徴!」
ミーナ: 「これなくして、メイドガイを名乗ることはできん。そういうものだ」
Dod: 「……うう、こんな状況に関わるなんて、茜さんマジぶっ殺す……ああ、と、ごめんなさい。取り乱した」
ミーナ: 「まあ、色々と手助けするために来たということは聞いている」
ミーナ: 「とりあえず、カヴァーとして、この家のお手伝いという身元を用意しておいた」
Dod: 「そういう事らしいんだけどねぇ。まさかダンボールに梱包されて発送されるとは……」
Dod: 「ミーナ、何これ?」
ミーナ: 「メイド服」
Dod: と、なぎさが寝ぼけ眼で降りてくる
ミーナ: おっと
ミーナ: 「おお、ご主人様(仮)よ。新しいお手伝いが来たので、少々打ち合わせをな」
Dod: 「うち、そんなの雇った覚えがないのだけれど……」
ミーナ: 「くっくっく、少々我も忙しくなるのでな。協会に多少無理を言った」
Dod: 「え、ああ、臨時で来たんでお嬢さん気にしないで! ハハッ(某ネズミみたいな甲高い声で笑う三井)」
Dod: 「ミーナも忙しく動いているわね。前の頼みも、よく聞いてくれたし」
ミーナ: 「給金は我の物を分割してこ奴にも払うことになっているので、費用、処理は今までと変わらん。安心するがよい」
ミーナ: 「くっくっく……メイドガイとして当然のことよ」
Dod: 「承知したわ。うち、部屋は余ってるから、ええと、貴女名前は?」
Dod: 「三井かりんでありまっす」
ミーナ: 「多少ポンコツではあるが、体力は有り余っている。存分に使い倒すがよい」
Dod: 「じゃあ、後で部屋に案内するわ。ちょっと、顔洗ってくる」
Dod: 「遣い倒されるのか……いや、慣れてるけどね……」
Dod: と、ぼそぼそと三井が言うところでシーンアウト
Dod: 橘家に変な居候が住み着く事になりました
ミーナ: わーい
ミーナ: (残念)美人が増えたよ!
Dod: 実力だけはあるからきっと大丈夫なはずさ!
Dod: では、千秋のページを開こう
Dod: ミーナも登場可能という事ですが
ミーナ: あいあい
Dod: 千秋は先の騒動からの翌日
Dod: ヤッちゃいました
ミーナ: 避妊はしろよ。最低限の義務である
Dod: そういうのじゃねぇから!
千秋: 「あ、いけないいけない。もう駄目だよ千早?」
Dod: 『……空腹に耐えられない人間の気持ちは、今だけは分かる気がするんだ』
Dod: 剣からの声です。人間体は今は侍ってない
Dod: 足元にはリーマンの死体が転がってます。もっとも、千早が結界を張ったらしく、周りの目には触れませんね
千秋: 「うーん。僕もね、食べないと死んじゃうからその気持ちは分かるけどセルフコントロールは大事なんだよ。ごめんねサラリーマンのおじさん?」
千秋: 「無駄にはしないようにしますので成仏して下さい。南無南無」
Dod: 『っと、咀嚼をするかな』
Dod: と、千早から声が聞こえると、死体が見る見るうちに消えていきます。
Dod: 『不味い血だけど、しょうがないかな。あのメイドもどきの血は美味しかったんだけど、見た目に反して』
ミーナ: とうとう一線を越えてしまったカー
千秋: 「食べ残しは良くないことだからねー。死んだ命に敬意を払って食事は残さないようにしないとってあれ?ミーナさん刺したっけ?」
Dod: 『こっそりとね』
ミーナ: 「とうとう一線を越えてしまったか、千秋よ」
ミーナ: ここで登場すっカー
Dod: 『やあ、メイドもどき、先日ぶりだね』
千秋: 「うーん、越えちゃったみたいです。ごめんなさいミーナさん、僕悪い人になっちゃいました」
ミーナ: 「の、ようだな」
Dod: 『千秋は悪い人間になったという、だけど、善悪の概念なんてどう決めるものなのかな?』
ミーナ: 「我が決めるのよ」
ミーナ: 「我はメイドガイであるゆえな」
Dod: 『わぁ、ごうまーん』
ミーナ: 「さて、それでどうするのだ、千秋よ」
千秋: 「僕の場合の善悪は、あれ?なんだろ?僕が悪い方に入るのは分かるんだけど」
ミーナ: 「お前はお前がこれまで断罪してきたものと同じ位置まで堕ちた」
Dod: 『うーん、姉さん辺りが言ってそうだけど』
ミーナ: 「お前はこの矛盾に、どう蹴りを付ける、千秋よ」
Dod: 『豚の血の価値ってどれほどのものかなぁ』
千秋: 「そうですね、残念ですが悪い人として生きていくとします」
ミーナ: 「そうか。ならば、次に会うときは敵同士かもしれないな」
千秋: 「何しろやったのは僕なんですからそれを僕が否定するのもおかしな話しですからね」
Dod: 『でも、ボクが護るからね、千秋。悪いと思うのはいいけど、ボクは絶対に君を肯定する』
ミーナ: 「うむ。では、さらばだ、千秋よ。お前の道行が過酷にならぬことを祈っているぞ」
千秋: 「ミーナさんが敵になるかもしれないのは怖いですけど自分をその為に消すのも何かが違うと思うので」
ミーナ: 一陣の風と共に、メイドガイの姿は消えます
千秋: 「ああ、誤解しないでよ千早?僕は自分が悪だからと言ってそれを否定する気はないんだ」
千秋: 「僕はただ目の前にある現実を受け入れる、それはそれは残酷な話しなだけさ」
Dod: 『……達観かな? でも、君のそれは悪じゃない。ただ、そういう風に生まれただけだと思うよ』
Dod: 『歪みを正面から受け止めてる君は、現実逃避してる奴等よりは立派だと思うね、ボクは』
千秋: 「達観するには僕はまだまだだよ、だって千早と別れるのは嫌だしね?ただなんだろうね、「そういうもの」として受け入れてるんだ」
千秋: 「多分これは僕がぶれないと言う事の裏返しだね」
Dod: 『そう、だね。おいで、このままボクの家へ。どこか傷ついてるみたいな気がするから、膝枕をしてあげよう。ちゃんとした体で』
千秋: 「それは嬉しいな」小さく笑って夜の闇へと消えていく
Dod: ほい、ではこういう感じで
Dod: 完全に魔王フラグ
千秋: おかしいなぁ、どこで間違えたんだろう(にこにこ)
デレク: ゴーストライダーらしく街を疾走してる、かな
Dod: おk
Dod: では街の疾走の最中、やたらゴツイチューニングがしてあるCBが隣に付きますね。
デレク: むむむ
Dod: ライダースーツを着た女性が乗り手なんですが、妙にぱっつんぱっつん
Dod: 「お、デレクさんですか?」
デレク: 声に聞き覚えはありますか?
Dod: と、バイザーを開けた女性が信号待ちの間に言います
Dod: 九重さんです
デレク: やっぱりかー
デレク: 「九重か。随分と凄いのを乗り回してるじゃないか」
Dod: 「趣味に全部お金つぎ込んじゃうタイプで……あはは、このヘルメットとかも、レプリカなんですよ。バリバリ伝説の」
デレク: 「夢中になれるものがあるのは、良い事さ」
Dod: 「そう言っていただけると、あ、っと、もうすぐ青信号になりますけど……私、今から仕事上がりでご飯行く予定なんです。一緒にどうです?」
Dod: 「そのバイクのお話、聞いてみたいな、とか」
デレク: 「せっかくのお誘いだ。有りがたくお受けしよう。すまんが余り良い食事処は知らないんで場所は九重に任せる」
デレク: しかしD4Cの話か……どう誤魔化すかな、と心の中で苦笑しよう
Dod: 「じゃ、付いてきてくださいね。デレクさんはがっちりしてるから量の多い方がいいかな。じゃ」
デレク: 割りとオーバーテクノロジーの固まりだろうからなあ、このマシン
Dod: と、先導するように青信号の点灯とともにCBが発進します
Dod: それに付いて行った先は、とある喫茶店です
デレク: 「……走りも中々堂に入っているじゃないか」
デレク: まさかのヒマラヤ?
Dod: 看板にはヒマラヤとありますね
デレク: 「家庭的な雰囲気のする良い店じゃないか」
デレク: しまった、文章が被ってるw
Dod: 「凄い大盛りなカレーとか出してくれるんですよー」
Dod: と、ニコニコ顔で九重が
Dod: そして、カウンター席に山と積まれた皿があるんですが、ハムハムッハフツ! と、軽薄そうな男がカレーと格闘してます
デレク: 「……俺には普通のカレーを頼む」
Dod: 「初見だとその方がいいですねぇ」
Dod: では、温和そうな女性マスターが若干盛りを多くしてるカレーをデレクに出してくれます。九重には山盛り
Dod: 「カロリーはこうして溜めないと、月末とか厳しいのよねぇ」
デレク: 「若いな」と呟こうw
Dod: なんて言いながら九重はもくもくと
Dod: 「あっと、そうだ、バイクの話。お尋ねしたいって言ってましたよね」
Dod: ほっぺたにカレールーつけたまま九重が言います
デレク: 「ああ。答えられる範囲でならなんでも答えよう」
Dod: 「市販品じゃないですよね、あれ。どうチューニングしてもあんな風になるわけがありません。そもそも、カタログから想像出来るもんじゃあないんですよ、アレ」
Dod: 「ど、どど、どうやって手に入れたんですか!」
デレク: 「うーむ……」さてどうしたもんか
Dod: 「さ、さては、最近知り合ったマリーさんみたいに自作!?」
デレク: 「……マリー?」
Dod: 「ああ、なんかごっついバイクと車持ってる人なんですけどねぇ」
デレク: 「まあ、ハンドメイドの一品物であるのは確かだ、と言っておこう」
デレク: 「あいつは世界に一台だけの、俺だけの相棒さ」
Dod: 「……よ、よければ一度あのお尻に乗らせてもらえないですかねぇ」
デレク: 「それくらいならお安い御用さ」
Dod: 「ひゃぁーほー!」
Dod: というところで
Dod: 意思判定です
デレク: なん……だと……
デレク: 2d6+4
ミーナ: Derek_C -> 2D6+4 = [4,4]+4 = 12
デレク: ふう、助かった
Dod: クソッ、こいつらほんとたけぇ!
デレク: ハハハ、天に愛されておるわ
Dod: 『浮気かしら、これ』
Dod: デス代からの声がぼそっと
デレク: 「甲斐性のある男の方が頼り甲斐があるだろ?」とデス代に
Dod: 『そういう事にしといてあげる』
Dod: まぁ、妙にテンションの上がった九重と別れて
Dod: デレクは稼業にいそしむことになるでしょう
Dod: おい、このパッツンパッツンなライダースーツの女、見事にデレクに興味津々だぜ
Dod: と、GMからは言う
デレク: こりゃあ殺り甲斐があるぜえ!
Dod: 相変わらず奈落の侵攻は激しいです
Dod: 闇に紛れて結界なんかもよく張られてますね
デレク: 「まったく、なんて街だ。休む暇もありゃしない」
デレク: 「だが――それが良い」
Dod: デレクの一閃が奈落の首をその言葉と共に落としますね
Dod: ただ、先に暴れてる人間がいます
Dod: 以前メイド姿という凶悪な男に引き連れられた、ちょっとバカそうな女子
Dod: 以前出会ったメイド姿の男子、だ
デレク: 「ミスターメイドガイは相変わらず勤労精神に溢れてるな」
デレク: 「今日はお供まで連れてやる気満々か」
Dod: 「ミーナさん何なんですかこれマジで怖いんですけど、いやぁぁぁぁーーー!!」
ミーナ: 「何、買い物帰りに奈落の巣を見つけたので、駆除をな」
ミーナ: 「フハハハハハ、さあ、この世界をその肌で感じ取るがいい、三井かりんよ!」
Dod: 右腕を異形化させつつ、奈落を薙ぎ払ってはいますが、かりんはルールが違う世界で戸惑ってます
デレク: 「なあに、一時間もぶった斬り続けてれば嫌でも慣れるさ、お嬢ちゃん」
Dod: 「Wow、Nicemiddle」
Dod: 「すんません、ダンボール梱包されてこっち来たばっかなんでマジ勝手わかんないんです……」
ミーナ: 「かりんよ、気を付けるがいい。奴の持つ剣は中々嫉妬深い」
Dod: 『やだわぁ、私は嫉妬はするけど、それを引きずらない女よ?』
Dod: と、デス代
Dod: 「なんか変な声聞こえた!」
デレク: 「時々過激なのが玉にキズだがな」
ミーナ: 「うむ、その声の主が、その剣の人格であるデス代だ。仲良くするように」
Dod: 『もう、慣れたのが嫌なんだけど、デス代って呼称に』
Dod: 「剣が喋るのかー、EXレネゲイドみたいなもんかな。」
デレク: 「可愛くて良いだろう、その名前」
ミーナ: 「むぅん!」
Dod: 『可愛くないわよ! でも……まぁ、あったかい感じはするわね』
Dod: はいデレたよ、デス代さんデレたよ
ミーナ: 最後に丸太のような腕を一振りして、複数の奈落クリーチャーを纏めて燃え上がらせる
デレク: 「ははっ」
Dod: 「ミーナさんの拳って何で出来てるんですか? はじめ先輩やおっしょーさんみたいな理不尽さを感じるです」
ミーナ: 「漢の魂よ」
Dod: 「すげぇ!」
ミーナ: たまに神属性になるしね、ダメージ
ミーナ: 「さて、かりんよ。そろそろ夕食の支度もしなければならんし、帰るぞ」
Dod: 「あー、ととと、すみません。行きます行きます」
ミーナ: 「……デレクよ」
デレク: 「ん?」
ミーナ: 「今、全く違う二つの世界の境界が、揺らいでいる。これより暫く、一筋縄ではいかぬ事態が立て続けに起きよう」
ミーナ: 「心せよ。準備を怠るな」
デレク: 「忠告感謝する。あんたの言じゃあ、軽く見る訳には行かないな」
デレク: 「どうやら一波乱有りそうだな」
ミーナ: 「くっくっく……では、さらばだ!」
デレク: 「ああ、またな」
ミーナ: 豪という風と共に、ミーナとかりんの姿は消えます
Dod: 「人間一人がダンボールに詰められて郵送された事実程の波乱って、あたしには思いつかないんだけど!」
Dod: と、かりんが声を残す
Dod: 『ああ、そういや、デレクの意識がはっきりしてる時には言わなかったかしらね』
Dod: 『私達姉妹って、色んな物を斬れるの』
Dod: 『世界の境界線だなんてものまでね』
デレク: 「成程、つまりこれから起きる事は三女辺りの仕業という事か」
デレク: 「まったく、困った末妹だな。姉としては見過ごせないんじゃないか?」
Dod: 『そうは言うけどね』
Dod: 『今まで叩き壊さなかった事実が、今の段階に至ったというものよ』
デレク: 「ハ。厳しいね」
Dod: 『でも、デレクの意志には従うつもり。妹を壊すというなら』
Dod: 『私のつまみ食いは容赦して欲しいんだけどね』
デレク: 「デス代は壊したくないんじゃないのか? なら最後の最後まで足掻いてみようじゃないか」
デレク: 「あのいけすかないパパ上を見返してやろうぜ、俺達で」
デレク: 「つまみ食いは……できれば控えて欲しいんだがな」と苦笑する
Dod: 『……デレク、貴方、生前酷く女に恨まれた覚えはない?』
デレク: 「おいおい、俺がそんな男に見えるか?」
Dod: 『見えるわ。底知らずの女たらしってイメージね』
デレク: 「酷いな。これでも生前は妻一筋だったんだが」
Dod: 『思うに、妻になれなかった人間の恨みの清算出来てなかったんじゃない?』
デレク: 「ハハハ、そんな事は……ないさ……?」
Dod: 『言葉に詰まってるのが何よりの証拠だと思うのだけど?』
デレク: 「こりゃ手厳しい」
Dod: 『ま、いいわよ。私はただの剣。次女みたいに人間にはなれない』
デレク: 「それで良いさ。今の俺の隣に居るのは、お前みたいな奴がふさわしい」
Dod: 『嫉妬なんて感情は捨て置くわ。ただ、私の衝動のせいであの子を失わない方がいいと思うわよ』
デレク: 「肝に銘じておく」
Dod: 『さて、じゃあ、環状線をぶっ飛ばしていい風に当たらせてもらおうかしら』
Dod: 『それくらいはいいわよね? デレク?』
デレク: 「勿論ですとも、お嬢様」

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最終更新:2011年11月19日 00:21