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どこから流れがおかしくなったのだろう。
少なくとも、自分が必勝だったことに間違いはないと思う。



団体戦二日目。青学はすでに2勝2敗、このままだと残留だろうかとかそういう話をしていた。

今日最後の相手は法政大学である。正直苦手だ。入部したばかりのときは1-6負け。去年の秋も1-6負けを喫している。

二局目の法政のオーダーを見てみると・・・最悪な状況。

今日はうちはメンバーが七人しかしない。要するに、オーダーの変更が一切利かない。

完璧に終わった、正直そう思った。
野中の相手はH氏、まず勝てまい。
自分の相手はK氏だ。今年の学生名人戦をベスト8まで上がった。
那波も勝てる相手ではない、助っ人の馬場さんも勝てる相手じゃないと思う。

三倉さんは今日は勝てなさそう。もう負けたな。そう思った。


しかしそんなこと対局が始まってしまえば関係ない。ベストを尽くすだけである。

まして、相手はK氏、こんな強い相手と指すのは久しぶりだ。

今大会は相手が弱いのが多かった、やっと心躍る対局ができそうだ。


戦型は、先手K氏のレグスぺ(角交換振り飛車穴熊)だった。
振り飛車党ということは知っていたので想定の範囲内。

序盤は牟田口 vs N氏(千葉工)戦を参考にさせてもらった。

予想以上にうまくいった。いや、相手の仕掛けから変だったのだろうか。

何がともあれ、角を得し、急所に手厚く馬を作った。

もはや負けようがない。こんなうまくいくのも久しぶりだ。

手が震えだした。これに勝てれば・・・

しかしもう一切、手が見えなくなっていた。

急所に角と馬がいて、自陣の飛車は受けに利き、相手の飛車は働きそうもない。

負けるはずはないのだ、何度も自分に言い聞かす。



いつの間にか、安全策へと移行していた。

しっかり勝ちきれるはずが・・・

もはや気持ちで負けていた。今思えば勝ち筋はいくらでもある。

本譜は、唯一といっていいほどの負け筋だった。そして最後は頓死した。


結果を見てみると、3-4負け。あきらかに自分の負けのせいであるから余計に辛い。

これで昇級は消滅した。勝っていればまだ少し可能性があったのに・・・


どこかで聞いた言葉を思い出した。
「形勢の優劣なんてものは関係ない。対局が始まってしまえば、盤上最善手を指し続けることだけ考えればいい。」

(記 小川 2008/11/30)
最終更新:2010年05月22日 14:47