ソエル
| <タイプ> |
<狂戦士> |
タイプ |
バーサーカー |
| 種族 |
人獣 |
ジョブ |
アタッカー |
| HP |
450 |
ATK |
100 |
| DEF |
80 |
コスト |
40 |
| アビリティ |
| 召喚 |
なし |
| 覚醒 |
スロウヒール |
| 超覚醒 |
スロウヒール |
「これで最後っ!」
ソエルは双剣を高速で突き出し、覆いかぶさるスライムのコアを貫いた。
「――ふぅ、この戦場にもあいつのことを知ってそうなヤツはいなかったか…
ここも皇帝軍とやらの拠点のはずなんだがな…」
『この世の果ての神殿』からレムギアに降り立ってから既に数十日――
ソエルとステラは皇帝軍の進軍拠点のひとつに攻め入っていた。
レムギアに来てすぐに出会った片方の瞳に赤眼を持つ若者の話から、
皇帝軍を率いる『紅蓮皇帝』こそがソエルたちの探す『紅蓮の王』だと確信したからだ。
「まったく、悪の皇帝なんて似合わないにも程がある。
聞いた限りではロキのやつに何かされたってのが一番ありえそうな話だが…」
ふいに、ソエルたちの周囲に巨大な影が落ちた。
新手の敵かと警戒し、スライムのコアから素早く双剣を抜き取り空を見上げる――
「ハハ、これは、驚いたな」
そこにいたのは、かつて<竜の巣>での戦いで、ソエルを救ってくれた降魔――<嘆きの竜皇>だった。
「――フン、まさかこんな異世界に来てまで、あんたに会うとは思わなかったよ」
ソエルは薄い笑みを浮かべると、構えた双剣を地に刺した。
* * * *
飛び去る<嘆きの竜皇>の背を見ながら立ち尽くすふたり――
竜戦士の言葉は、ふたりに大きな衝撃を与えた。
「まさか、あいつが生きてたなんてな――
いや、お前やあのポルックス型の例もあるから、何があってもおかしくは無いのかもしれないが…」
ソエルは“あの時”の最後の瞬間を思いだし、その表情を歪めた。
――あいつには既に心が芽生えていた…
あんな形での出会いでなければ、あいつもステラと同じように共に歩めたかもしれない…
しかし、もし生きていたとするならば、その感情はきっと――。
知らず、ソエルは剣を握りしめて――その手を、ステラがそっと包み込んだ。
ステラの顔には悲しい決意が浮かんでいた。
「ステラ……」
「……ソエル。あの子は私たちを追ってくると思われる…
きっと、もう一度あの子と戦うことになるだろう…
あなたが、あの時の結果を悔いていることは知っている。
しかし、あの子が何かを起こす前に、私たちの手であの子を――そふぇう、ほのてはなんあ」
ソエルはもう片方の剣から手を離し、ステラの頬をつねっていた。
「うるさい、ばかものめ。せっかく人間らしい感情を得たと思ったら、
スピカの時のような判断しやがって…そんな悲しそうな顔するぐらいだ。
お前だって本当はあいつを救いたかったんだろう?」
「ひかひ、あのこは――」
「うるさいうるさいっ! もういい、決めた。あいつを救ってやるんだ。
私とお前、ふたりで…今度こそ、だ」
「そえう…」
「扉をくぐった時にお前がやっていたこと…
あれは他の機甲たちに、『みなが心を持っている』こと教えてやったんだろう?
なら、あいつにも気づかせてやればいい。お前が知っていることを。
“絶対遵守”の命令に背いてまで、壊したくないと思ったこの世界のことを」
ステラから手を離し、ソエルは双剣を構えた。
「お前が言ったんだ、ステラ… 紅蓮の王の軍団に合流する前、ステラとなるまでを語ってくれたあの晩に。
これからはどんな困難な戦場も――」
ステラはソエルとの約束を、決意の言葉を思い出し、ゆっくりと双刃の大剣をソエルの双剣に合わせた。
「……わたしと、お前で、押し通す――」
もう一度紡がれた決意の言葉に、ふたりは笑って、剣を打ち合わせた。
| 身長 |
1.70[meter] |
| 体重 |
54[kg] |
| 出生地 |
アケローン・ノルド公国 |
| 家族 |
かつてふたつの家族を失った |
| かけがえのない友 |
ステラ |
| 後悔 |
「黒い機甲」との顛末 |
| イラストレーター |
NAJI柳田 |
最終更新:2017年03月18日 16:27