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豹子頭林冲

<タイプ> <蛮闘士> タイプ 百八星
種族 人獣 ジョブ アタッカー
HP 500 ATK 70
DEF 90 コスト 50
アビリティ
召喚 なし
覚醒 なし
超覚醒 【白】キルカルマA/【黒】爪牙・天雄星
チェンジ
「さぁ~て、どうすっかなぁ」
しばらく横になっていた大男は、身を起こし大きく伸びをした。
「異界に来たはいいが、どうやってあいつらを見つけるか… 
そう遠くねぇとこに居んのはわかるんだがなぁ」
大男は、周囲の木々に聞き耳を立てるように目をつむる。

「チッ、ダメか。あいつら、無駄に気配消すの上手ぇな…そもそも荒くれもんの風来坊だらけだからな。
早く見つけねぇとどこ飛んでっちまうか… はぁ…みんな一丈青の嬢ちゃんくれぇまともなら楽なんだがよ。
特に史進の糞ガキは何やらかすかわかったもんじゃねぇし…しゃあねぇ!」
そうひとりごちると、大男は近くの大木を軽々と駆け上がり、そのてっぺんで遠くを眺めた。
見ると、山の麓から煙が上がっているのが見える。
「お、いたいた。チッどこにでもいるもんだな、あさましい火事場泥ってなぁよ」
大男は「よっ」とひと声、一里はあろうかという距離を一気に飛び越えた。

麓の村では、破壊され、火を放たれた家々から、人相の悪い男たちが嬉々として荷を運び出していた。
そこに突然、ドォーーーンと派手な音と土煙を巻き上げ降り立つ大男。
「…ったくよ、怪物どもに襲われた村あさって、人間同士で何してんだか…で、オメェら山賊か?」
突然のことに、男たちは暫く面喰らっていたが、すぐに気をとりなおし、大男に凄んだ。
「なんだぁテメェは? 山賊だったらなんだってんだ おぉぅ?」
「あぁ~うるせぇうるせぇ。山賊ならいいんだ。ちぃとみんな集めろや」
「ハッ! どこのトンチキ野郎だか…」
男の一人がすらりと円月刀を手にするが、大男は特に気にする素振りもない。
「いいから言うこと聞いとけやチンピラァ オレァ…怖ぇぞ?」
「ははは、こいつ頭沸いてんのか? 言われんでもだ…周りを見てみな!」
ふと見渡すと、周囲にはずらりと並んだ無数の刃、刃、刃。
「多少腕に覚えがあるんだろうが、これだけの人数だ。かわいそうになぁ」
刀をちらつかせて笑う男に、大男は頭をかきつつ、わかったからとっとと掛かってきな――
とばかりに手をヒラヒラと揺らして手招いた。
「舐めやがって!!」
大男に一斉に飛びかかる山賊たち――轟く喚声、剣戟、斬響。

数刻後、山のように積み上げられた山賊たちを背に、
大男は片手で数えられるほどの人数になった山賊たちの前で仁王立ちしていた。
「お、おめぇ何もんだ…!?」
「ああ、俺か? 俺はな――爪牙…天雄星!!」
するどい声とともに、突如大柄な男の体躯がさらに膨れ上がり、その姿は金毛猛々しい人豹へと変化する。
人豹は、恐れおののく盗賊の一人を子猫のように、ひょいとつまみ上げた。
「と、まぁこういうもんだ。ほれ、オメェらは見逃してやるよ。その代り頼まれてもらおうか。
もしこんくれぇのちっこいガキが『山賊やらねぇか?』って訪ねてきたら、俺の姿を伝えな。
…そうそう、あとな、そいつが情けねぇこと言ったら、こう言うんだぜ?
『オメェそれでも男か!』ってな。わかったか?」
大男が手を放すと、山賊たちは一目散に逃げ去った。

「良し。これで史進のガキは大丈夫だな。
あとはあいつがおっぱじめたら、気配たどって捕まえるだけっと…ふあ~」
そう言ってどかっと腰を下ろすと、大男は大あくびと共に人の姿に戻り、そのままごろんと横になった。

~『水滸伝 暁異聞』 巻ノ二 ②
身長 2.3[meter]
体重 86[kg]
最高速度 67[km/h]
義兄弟 魯智深
好敵手 青面獣楊志
好きなこと 昼寝
イラストレーター RARE ENGINE
最終更新:2017年03月27日 01:10