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ステラ

<タイプ> <純真者> タイプ 機甲人
種族 人獣 ジョブ ディフェンダー
HP 500 ATK 90
DEF 70 コスト 50
アビリティ
召喚 なし
覚醒 なし
超覚醒 【白】フレンドチェインW/【黒】フレンドリジェチェイン
チェンジ
『この世の果ての神殿』――紅蓮の王と共に、機甲の神『無機の王』へ挑んだ決戦の地。
ソエルとステラは、その最奥、異界への「扉」の前に辿りついた。

「さて、扉の向こうがなるべくまともな世界である事を願おうか。
まぁ、あいつが混沌と決着をつける為に行った場所だ。
戦いのない平和な世界、って訳にはいかないだろうがな」
「…………」
「おい、ステラどうした?」

いつもの不器用な返事を期待していたソエルだったが、ステラの返事は無い。

ステラは、機甲の「心」について考えていた。

この地で相対した『無機の王』は、心の無い機甲を神とすることにより、
一切の歪みない絶対神を作り出そうとする計画から産み出されたものだった。
しかし、結果、あの悪夢のような敵を討ち倒すきっかけとなったのは、
人の体をベースに造られた『無機の王』自身に残された「心」の残滓だった。

「心」の力――無から有を生み出す創世の意志――命を持ったものが存在する意味――
ステラは、自分と同じように、全ての機甲たちにその意味を知って欲しいと願っていた。

かつて、自分以外の何体かの機甲達にも、「心」は生まれていた。
しかし、明確な「感情」を表現できるまでに至っていた者は、
おそらく彼女と、“もうひとりの彼女”だけだった。

感情を手に入れ、最後には人へと生まれ変わった自分。

同じく感情を手に入れながらも、機甲種<スピカ>であり続けようとした“もう一人の彼女”。

どちらも心を手に入れた機甲であったのに、歩んだ道は真逆――もし、あらゆる機甲に「心」を生み出し、
一個の命とする事ができたとしても、あの時のような悲しい結末になっては意味がない…

では、どうすれば良いのか――思えば、機甲種<スピカ>であった自分は、心を得て、
感情をデータではなく情動として理解した時、とめどなく湧き上がる感情の奔流に恐怖した。
その恐怖から逃れようと、確かな温かさを感じた記憶を頼りに、友――ソエルを探した。
そして、私に名をくれたあの女の子――その二人が私を導いてくれた。

もし、あの二人の導きがなければ、私は恐怖に押しつぶされて自壊するか、
恐怖を断つため、さらなる破壊と恐怖を生み出していたかもしれない――彼女のように…

そうだ――もし機甲たちに「心」が目覚めた時に、
“ソエルとの記憶”のように、導いてくれるものがあったなら――

「――おい――おいっ! ステラっ!」

しびれをきらしたソエルが肩を揺さぶると、ステラはようやくソエルの方へ顔を向けた。そして――

「…ソエル、試したい事がある」


 * * * *


「…本当に危険はないんだろうな?」

「問題ない。これはあくまで私から心のデータの解読プログラムを他の機甲に送信するだけ――
ただ、私の出力で送信できる範囲はそう広くはない。しかし、次元を超えるこの門をくぐる時に送信すれば、
あらゆる空間を跳び越えてより多くの機甲へ届ける事ができるかもしれない。」
「で、その無防備な送信中を私が護ればいいんだな?」
「――頼りにしている。」
「ふんっ、準備できたならさっさと始めるぞ」

照れ隠しなのか、ソエルはかすかに赤い顔を背け、双剣に手をかけた。
同時にステラも、自身の中の機甲の力を解放する。

「――機甲換装、モード【スピカ】!」

そして二人は扉の中へ、飛び込み――

「ブートシーケンス完了…ブースター起動…出力を限界値で固定…リンク・スタート!」
ステラは機甲の未来を信じて、「心」を芽生えさせるきっかけとなる信号、
そして、その道標となるかもしれない、自身を導いてくれた記憶――
友が与えてくれた、“あたたかな心の記憶”を、力の限り、世界へと放った。
身長(機甲時) 1.7[meter]
体重(機甲時) 350[kg]
最高速度(機甲時) 180[km/h](飛行時)
新たな目的 機甲の心の解放
システムの基礎 スピカの記憶データ
人になり知ったもの 食べ物のおいしさ
イラストレーター 碧 風羽
最終更新:2017年03月27日 01:27