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村正

<タイプ> <英雄> タイプ ケンゴウ
種族 人獣 ジョブ アタッカー
HP 500 ATK 70
DEF 90 コスト 50
アビリティ
召喚 なし
覚醒 なし
超覚醒 旋風剣
激しい揺れに、少女は目を覚ました。
ぼやけた視界が捉えたものは、流れゆく暗い夜の森の景色。そして、彼女を抱え、呼吸荒く走る男の背中。
ひとまず状況を把握せねば…と、懐の眼鏡を取り出そうとしたその時、彼女を抱え走る男が語りかけてきた。
「ぬぅ! 娘、目を覚ましたか?」
「あなたはいったい誰? 私をどこへ連れ去るつもりなの?」
「細かい話は後だ! とにかく今は…ぬぬぅ! もう追いつきおったか…娘、そこで隠れておれ!」
男は足を止め、乱暴に少女を放り出すと、刀を抜いた。
「…痛ッ! もう! 一体何なのですか……えっ……ッ!!」
ようやく眼鏡をかけた少女が見たものは、
死んでもおかしくない程の傷を全身に受け、刀を構える隻眼の侍。
そして、彼と彼女を取り囲む、凍えるほどの殺気を放つ剣士たちだった。
すぐさま隻眼の侍が敵ではないことを悟った少女は、素早く立ち上がり“妖刀”を抜いた。
「…私も戦います! 村正――抜刀!!」
彼女の呼びかけに応え、強靭な傀儡武者が現れる――はずが、“妖刀”は何の反応も示さない。
よく見ると、その刀身には、深いヒビが走っていた。
――そうだ、あの時の“姉”との戦いで、私たちは刀もろとも相討ちになって…。
「万事窮す…か。天下無双の柳生の剣が、こんなところで終わろうとはな…」
ジリジリとにじり寄る追手らを前に、傷だらけの隻眼の侍は苦笑を浮かべながら、自嘲の言葉を吐き捨てる。
――私は…、姉さん…やっぱり私は…あなたを救えなかったの…?
少女もまた、自らの無力さに打ちひしがれ、死を覚悟しようとしていたその時、突如轟音が響き渡った。
地をひしゃぐ一撃に、木端の如く吹き飛ばされる追手の剣士たち。
土煙の中、月明かりが照らし出したのは、巨大な槌を携えた剛健な老人だった。
「……お嬢ちゃん、なかなか珍しい剣を持っておるのう… ウハハ! 面白い!
そこでくたばりかけの剣士ともども、このヘパイストスが“直して”しんぜよう!」

~『赤月剣風帖』 巻の二 三章~
身長 9.3[尺](傀儡)
体重 28[貫](傀儡)
出身地 アケローン東方・須沙之国
現在地 レムギアの魔界
職業 傀儡使い
目的 姉を救う
イラストレーター オサム
最終更新:2017年03月31日 00:50