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スフィーユ

<タイプ> <凶獣> タイプ キメラ
種族 人獣 ジョブ アタッカー
HP 450 ATK 50
DEF 70 コスト 40
アビリティ
召喚 なし
覚醒 なし
超覚醒 パラライズパルス
クァールは2つのものを探していた。
ひとつめは「イド」。
クァールの空腹を満たすのは、殺したての獲物の血に含まれる細胞原形質――イドだけだ。
しかし、枯れかけたこの星で、最後に狩りをしたのは…
いや、死骸ではない、生きた個体を見たのはいつのことだったろうか。
獲物を爪で裂く感触、溢れる血の温かさ、長い触角を刺してイドを吸い出すときのあの高揚…
もう長いこと、そのすべてを味わっていない。
ふたつめは仲間。元来クァールには生殖機能が無く、生涯を一頭で終える生き物だ。
当然、生まれた「実験場」にいた他のクァールともすぐに別れてしまったし、
一人きりでいることに対し、退屈とか、寂しいとか、そんな気持ちは抱かない生き物の筈だった。
だが、獲物を求めて彷徨い続け、もしかして、もうこの星には自分以外の生き物などいないのでは…
そう考えているうちに、だんだんと“そんな気持ち”がわいてきたのだ――
誰でもいい、誰かに会いたい。
そうして、いつものようにとぼとぼと歩いていたときだった――
クァールの触角が、偶然、その「信号」を捉えたのは。

…星……母艦ヘ…コチラ… ……
…『アイツ』… ……スフィーユ応答セヨ……

ピコピコと聞きなれない響き。クァールは触角をゆらめかせ、信号の発信源を探った。
ここから遠く離れた地――しかし、そこには確かに「誰か」がいる。
クァールの心は躍った。
飢えて空っぽの腹が痛むとか、「誰か」が何者なのかとか、そのようなことは考えていられなかった。
ただ、そこに行かなければ…それしか考えられなかった。
クァールはすぐさま信号を解析し、その送り主へと返信した。
「コチラ スフィーユ ソチラノ座標ヲ連絡セヨ」
全長 3.08[meter]
重量 110[kg]
触覚の機能① あらゆる電磁波の送受信
触覚の機能② イドの吸引
知能 人並み以上
絶食期間 継続中
イラストレーター タナカケルビン
最終更新:2017年04月03日 00:43