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柳田翁

<タイプ> <天賢> タイプ 言霊使い
種族 人獣 ジョブ ディフェンダー
HP 450 ATK 60
DEF 60 コスト 40
アビリティ
召喚 マナヘイストカルマ
覚醒 なし
超覚醒 カルマバーストW
男は読んでいた書物から目を上げると、ひとつ息を吐き目頭を押さえた。

「…常世の国…紅き双眸の皇…紅蓮の古事記…か」

猿田彦に縁ある神社に隠されていた、その秘書によると、
和国に在る八百万の神々が次々と“常世の国”なる異世界へと渡り、姿を消したと記されている。
その尋常ならざる記事に、『国衛り』である男は思考を巡らせた。

「…これほどの手記が、良くもあの夷狄共に見つからずに残っていたものだ。
これも稗田阿礼の巧み故か。“神が消える”… 神無月とはまた異なる記――
その中心には常に共通した人物がいる、か…」

紅蓮の双眸を持つ皇と、それとは別の紅き眼を持つ者。
男の知る和国の歴において、明らかな異分子たる人物がその書には度々登場している。

人よりも長く生き、国の行く末と有様を常に観測し、
和人とは何者であり、何者となるべきかを考え続けてきた男にとって、
自らの知る和史を根底から覆しかねないその記事は、真実興味深く、捨て置けぬものであった。

「紅き瞳の記――ふむ、姿を消した特務の高坂中尉も確か…
それに、ここのところ妖の者たちが騒がしくしていることにも、なんらかの因果があるのやもしれぬな。
…どれ、大陸の白澤どのにでも訪ねてみるかね」

年のころ若き青年に見える男は、年寄りの如く大儀そうに腰を持ち上げて、誰に聴かせることなく呟いた。

「わからぬことは、行って、見て、聞き、調べるのが僕のやり方だ」

男は手早く荷物をまとめると、早々に出立することにした。
しかし男はひとつ懸念を思い出すと、筆を執った。

『イーハトーブに住まう君よ。僕はいつ戻れるか定かでない。
僕の予想が正しければ、近い将来この和国にも時代の転換期が訪れる。
重ねて要石の完成もあと僅かとなった今、国を離れるのは忍びないが、
この旅は、その時代の潮流と要石に関わる重要な懸案に繋がるものと考えている。
もしもの時は、鎮護国禍は君に任せやうと思ふ。
気が進まぬだらうが、まへにも話した通り、僕は君の言霊を特に気に入っているのだ。
土御門の者たちとも、宜しくやっておいてくれ給へ。』

遠き地の友人へと一筆残し、そうして男は異界へと旅立った。
身長 1.69[meter]
体重 52[kg]
出生地 飾磨県
職業 民俗学者
裏の職業 『鎮護国禍』・国衛り
法術 言霊秘書『遠野物語』
イラストレーター あかぎ
最終更新:2017年04月05日 01:21