アットウィキロゴ

ゴウルディン

<タイプ> <凶獣> タイプ アースドラゴン
種族 人獣 ジョブ ディフェンダー
HP 650 ATK 90
DEF 110 コスト 80
アビリティ
召喚 なし
覚醒 アタックディレイW
超覚醒 ハイヘビーボディ
「なぁ、本当にあいつが頼りになるのかよ?
前に会ったときは、とにかくでけぇって印象しかなかったからなぁ…」
「何万年も生きてるんですもの、
きっとあの方ならあのマヌケ娘について何か知恵を貸してくださるはずですわ。
その為にあの厳しい雪山を、“あんな思い”をしてまで越えて来たんですもの、
絶対に成果を持って帰りますわよ!
…それにしても、あの方なら、絶対このへんにいるはずだと思ったのですけど…
あら? この岩山、なんだか揺れてません? 地震かしら?」

その地震は徐々に大きくなり、ついには一行は立っていられないほどになった。

「…チッ! こっちこい尻娘っ! お前ら、近場の岩にしがみつけ!」
「ちょっとワンちゃんさん! だから人の事を下品な言葉で――きゃあっ!」

しかし、揺れはおさまらず次第にその激しさを増していく。

「んもお! なんなんですかこれぇ!!」
「むぅ… 確かに、異様ではあるな」

ギルスが影の馬から降り、地面に突き刺した大剣にしがみついて体を支え、
巨人は食糧が吹き飛ばないよう、一角獣を両手で押さえる。

「おい尻娘! オメェの魔法でなんとかなんねぇのかよ!?」
「そんな都合のいい魔法なんかありませんわ! フ、フルフルさん、偉大なる悪魔なんでしたわよね!?
悪魔の誇りにかけて、あらん限りの力でなんとかなさい!」

必死に地面に踏ん張っているところに突然振られた悪魔は、迷惑そうにキッと冬の魔女を見やると、
頭をブルンと振り、その角から大風を纏った雷を発した。
その雷が魔女のすぐ近くに落ち、魔女は思わず飛び上がって近くのものにしがみつく。

「ちょ…! またお尻を狙って…! お尻が燃えたらどうするんですか!?」
「…つうか、邪魔だから降りろ、危ねぇし…」

冬の魔女は、自分が今人狼に抱き着いていることに気付き、わなわなと震えだす。

「んななな… きゃーーーーーーーーー!」

バシンッ! と大きな音が揺れる山に木霊し、人狼が吹っ飛んだ。

「んな!! 何すんだこのデカ尻娘!!!!」
「こ、こっちの台詞ですわ!! こんな時にどさくさにまぎれてハハハ、ハレンチ行為を!」
「むぅ… おそらく、フルフル殿の持てるちから、
「嵐」と「雷」そして「男女の愛」を呼び起こすちから全てを使ったのであろうな…
それより、収まったようだぞ」

気付くと、地震はおさまり、あたりはシンと静まり返っていた。その時、突然、大きな声が響いた。

≪ふぅむ、その悲鳴聞き覚えがある、あの眼帯の魔女娘か?
背中が騒々しいと思えば、お前たちであったか…≫

その声は山の地面全体から響いていた。
その岩山こそが大地の力を受け長き時を生きる竜――アースドラゴンだったのだ。

「きゃっ! お、驚かせないでくださいまし! …コ、コホンっ! お久しぶりですわ、大地の竜よ。
此度はあなたにお聞きしたい事があって訪ねにまいりましたの。 実は、あのマヌケ娘が――」

――しかし背中にのられていては顔も見えんな。 どれ、こっちに来るがいい…

「…えっ? 地面が傾いて… きゃぁあああああっ! 落ちるぅぅっ!」

言葉が響くと同時に、なんと山肌――
大地の竜の背が、まるで甲羅をはがしたかのように傾いていき、一行は声の方へと転がり落ちていった。


 * * * *


「くぅ~… 巨人さんが下敷きになってくれたおかげで助かりましたが… お尻が痛いですわ…」
「おい、尻娘! さっさとオレの上からそのデカい尻どかしやがれ! 重てぇんだよ」
「んな! いい加減その下品な言葉を止めないと呪いますわよ!!」

≪クックックッ、懐かしい顔ぶれよの…
んん? あの元気な方の魔女娘の姿が見えんが… 一緒ではないのか?≫

「そ、そうですわ! そのマヌケ娘のことで、あなたを訪ねたのです。
あのマヌケ娘は仲間の誰にも、何も告げずに私たちの前から消えてしまいましたの。
ですので、こうやって皆であの娘を探しているのですが…
大地の竜よ、何かあの子に関わる情報をお持ちではありませんか?」

≪ほう… あの仲間思いの元気な娘がのう… お前たちに関わりそうなことと言えば――
そういえばいつだったか… マグスとかいう青年が、龍脈の集まる場所を探してワシを訪ねてきたのぅ…≫

「へ!? マ、マママ、マグス!? マグスって…やはりあのマグス先生ですわよね…」
「どうした尻娘?」
「……ちょ、ちょっとここにきて意外な名前が出てきたもので、動揺しただけですわ。
その方は、私の魔術学院時代の恩師ですの――それで、マグス先生は他にはなにを?」

≪…うむ、なんでも、自分の生徒たちに関わる危急の要件とかで、
『次元を越える方法』を探していたようだ。
残念ながら、それに関してはワシから教えられることは何もなかったがの…。
教えられたのは、この近くの龍脈のあつまる洞窟の場所くらいであった≫

冬の魔女は、竜の話をきいて眉を寄せた。

「……あのマグス先生の生徒といえば、私とあのマヌケ娘、他にもたくさんいるにはいますが――
『次元を越える方法』というのが気になりますわね…
これは、ひょっとして大当たりかもしれませんわね… 大地の竜さん、その洞窟はどこですの?」

≪あっちじゃ≫

大地の竜がそう言って鼻息を吹かすと、周囲の木の枝がぐぐんと曲がり、一つの方角を指し示す。

「わかりましたわ! 感謝しますわ、大地の竜さん。皆さん、行く先は定まりましたわ!
さぁ、フルフルさん、あなたの『真実を見抜く角』の出番ですわよ!
あっちの方角にある龍脈の洞窟の詳しい場所を、その無駄に嘘をつく角で……
って、ホホホ、冗談に決まっていますわ。さ、ささ行きますわよ皆さん……
痛っ! だからお尻を…! つつくのは…! やめてって! …きゃああああぁぁぁぁ!」

≪…行ってしもうた…あいかわらず騒々しい連中じゃの… しかし“次元を越える”、か…
ここ最近の龍脈の乱れといい… もし此度のことに“あの『偉大なる魔女』”が関係しているならば…
世界はそうとうに荒れそうじゃのう…≫

~『冬の魔女のサーガ』 第11章~
全長 20[meter]
重量 340[t]
最高速度 15[km/h]
生息地 竜の巣・山岳地帯
寿命 ほぼ無限
性格 騙されやすくも義理堅い
イラストレーター のば
最終更新:2017年04月06日 00:08